遅くなりましたが、ドラフトのSummaryです。BAではNo.2、他の多くではNo.1の評価みたい。
[10' Draft Signing Results]
1. Kolbrin Vitek, 3B, Low-A/SS-A : コンタクトに優れたIF。カレッジでは2Bでした。CFを守るスピードがあるとも。しっかり打てるようになるとは思うけど、3Bとしてはパワーが疑問。3BならZack Cox (STL)かNick Castellanos (DET)が良かったかなぁ。
1s. Bryce Brentz, RF/CF/LF, SS-A : カレッジとしては荒削り。春までは野手でNo.2の選手だった。まずまずパワーがあるけど、SS-Aですら苦しんだコンタクトが伸びないと。契約金はスロットで、契約自体は悪くないけど。
1s. Anthony Ranaudo, RHP, YTD : 春までは、今ドラフトNo.1投手と言われていた。こちらもちょっと磨かれていない。評判通りなら、素晴らしいスティールですが、速球は球威・ムーブとホントの意味でMLBのプラスの球種ではなく、疑問もある。
2. Brandon Workman, RHP, YTD : 彼もコマンドは磨く必要あり。ほとんどのところから、ドラフトTop20の評価を受けていたし、しっかりした先発になれる可能性は高めだから、ここでのピックはいい。速球、カッター、カーブといいけど、チェンジアップは改善の必要あり。
3. Sean Coyle, 2B, GCL : 今ドラフトでもトップを争うコンタクト能力と言われており、サイズの割にはパワー・スピードも高い。肩は2Bとしては強いらしい。ボーナス要求とサイズの問題がなければ、ドラ1~1sだったとも。
4. Garin Cecchini, 3B, YTD : ケガがなければドラ1確実と言われていた。HSではSSでした。ポテンシャルなら野手でもトップかも。MiddlebrooksやRenfroeよりも打撃はいいかも。左打ちというのも価値がある。
5. Henry Ramos, RF, SS-A/GCL : 野球を本格的に始めて1年と、未完成だったため、ドラフト前の評価はさほど高くなかったけど、GCLでは思った以上に打った。高いパワーポテンシャルを秘め、現時点ではお気に入りのピック。
6. Kendrick Perkins, OF, GCL : 運動能力を高く評価されるOFですが、GCLデビューを見る限り、ちょっとコンタクトに難を抱えてそう。CFになれるスピードはないと言われていて、ピック自体の評価は高いけど、しっかり磨かないとダメになる可能性も高いと思ってます。
7. Chris Hernandez, LHP, SS-A : 個人的には結構好きだけど、球威がなく、リリーフと見られています。でも左だしリリーフでも、ドラ7なら十分。カッター・カーブは評価が高く、奪三振率はまずまず。コマンド・制球はすごくいいってほどでもないから、クラスが上がるとどうか。
8. Mathew Price, RHP, YTD : 球威に優れた右腕。96 mph程度まで出せる。チェンジアップもまずまずだけど、アウトピッチになるブレイキングボールがなく、リリーフと言われています。これも順位の割には良いピックだと思うけど、そこまで過度な期待はできないと思う。
10. Jacob Dahlstrand, RHP, GCL : 長身で球威があると、まずまず評価されていたけど、プロデビュー後は90 mphにも達しておらず、目立たない。セカンドピッチがないに等しく、現時点では道のりは遠そう。
11. Lucas LeBlanc, OF : LSUに行くと言ってたけど、それなりの契約金を提示して契約。5ツールタイプですが、やや小粒。AAAのBellみたいなカンジかなと想像していますけどどうか。大きく化けそうではないかな。
12. Garret Rau, RHP, SS-A : どうみても平凡なカレッジのリリーフというカンジ。MLBまでたどり着かなそう。
13. Keith Couch, RHP, SS-A : やっぱりリリーフでもどうか、ってカンジですが、先発で使われているし、他のカレッジピッチャー達と比べれば、ちょっとは期待しています。
17. Jason Garcia, RHP, GCL : 大物ではないし、すごく良さそうってわけではないけど、高卒で若い。こういう無名を上手く育てたいですね。
25. Tyler Lockwood, RHP, SS-A : やはり平凡なカレッジリリーフ。
34. Mike Gleason, RHP, GCL : Rau、Lockwookに同。
39. Nick Robinson, IF, SS-A : 下層の穴埋めのIF。
40. Luke Yoder, OF, GCL : 下層の穴埋めのOF。パワーはしっかりしてる。
41. Jayson Hernadnez, C, SS-A : 下層の穴埋めのC。RanaudoのHSのパートナー。
44. Zach Kapstein, C, GCL : ツールは評価されるニューイングランド出身のHS捕手。期待はしていますが、HSのレベルの高くない地域だから。
45. James Kang, IF, AAA/SS-A/GCL : アジア系?カレッジではクローザーとしての方が評価が高かったみたい。
49. Trygg Larsson-Danforth, 1B, GCL : 下層の1B。
[Summary]
ピック時からわかっていたけど、やっぱりAdam DukeやEric Jaffeのような下位のダメ元ピックは契約できず、上位でピックした評価の高い選手と、あとは下層のロスターを埋める契約をして終わりでした。これはここ数年ドラフトに注力して、人数的に飽和に達しつつあり、これ以上増やしても、機会を十分に与えられないということもあるみたいです。
今季からスカウト責任者がAmiel Sawdayeに変わったこと、またここ数年のMLBへの輩出もあって、上層が薄くなっていたことから、昇格の早いカレッジのピックが優先というのは予想されていました。最初の4ピックはいずれもドラフトのTop 25以内の評価を受けていた大物で、やや評価が下がっていたにせよ、高い評価をされてしかるべきだと思います。また次の2つでCoyle、Cecchiniと打撃力の評価の高い高卒選手をピックできたのもいいと思います。
欲を言えば、Stetson Allie (PIT)やA. J. Cole (WAS)のような高卒の投手が欲しかったし、チャンスもあったけど、失敗する危険性も高いし、3巡目程度までは行かないと決めてたのかも。BOSは高卒選手を育てるのが上手くないし、カレッジでいい投手を結構ピックできたからいいかな。
ポジション的に言えば、LHPがもう少し欲しかったのと、結構高卒の捕手をピックした割にはKapsteinとしか契約できなかったというのが少し残念。またSSも獲らなかったのもちょっと珍しい。1Bもそろそろ大物が欲しかったと、完全にニーズにはマッチしなかった感。
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