2026年8月4日火曜日

26' Today's Topics - 8/2

[Today's Game (Game 131 @LAD)]

LADに三連勝は首脳陣に「今季は行ける!」と思わせたようで、デッドラインでBALからRutschmanを獲得。随分な大枚を叩きましたが、Carlos Narvaezが全く打てなかった捕手に守備のクォリティーを落とさないでアップグレードを図るという意味ではどうしても、というターゲットだったのでしょうか。

オフェンスのアップグレードだけを見るならMIAからトレードされたLiam Hicksの方が結果安価だった感だし、そもそもWongを多めに使えばある程度カバーできた部分だとは思いますが。

一方でレンタルのRyan Jeffers (MIN)のような選手ではなく保有期間の残る選手を選んだとは言え、27年オフにはFA。30代に差し掛かって来るとは言え、この見返りで獲得した限りには、延長できるならしたいが、全体1位指名からスター街道を歩んで来た選手だけに安くならないだろうし、あまり長く高い延長の条件が出てくると厳しい。4年か4年+Vesting optionくらいが理想かとは思うが。

(追記)更にMarcelo Mayerを放出し、左腕のE. Millerを獲得。トレードの感想はTransaction欄に書くとして、Storyが今季絶望という話もあり、SSはMonasterio、そしてマイナーのT. Cheng、ケガが治ればKiner-Falefaというメンツ。

おそらくこう動く限りには8月末にAriasを上げることを計算に入れ始めたのだろう。幸いにもMonasterioがここのところ調子を上げており、併用もできるし、最悪はMonasterio中心としても、Meadなどが戻って来たら補完できると見ているかと。なんせ捕手にRutschmanを獲ったので、Mead、Anthonyが帰って来ればSS以外は足を引っ張る箇所はない。

下記した通り、Millerの加入も制球が更に悪化しないという条件つきならそれなりにインパクトがある。ただブルペンから誰を外すつもりなのかはちょっとわからないが。

後ろ4枚は確定として、左腕が重なるが、Moranはマルチもこなして来たし、切るつもりはないだろう。マイナーオプションもない。Weissertは悪くもないが、オプションがあるので、現状は一旦マイナーに彼を落とすのが濃厚か?

成績的にはR. Watsonをリプレースするのが最も底上げになるが、ボチボチ向上しているし、来季になればマイナーと行き来させられるのでデプスアームとしても使いやすくなる。ここまで引っ張ったのにリターンは無いと思う。

もう一案はB. Belloを再度マイナーへ戻すか。バルクリリーフとしての活躍は出色だが、WatsonやMoranがマルチで投げられるなら、枚数的には足りる気もする。勿体無い使い方になるし、本人が腐る気もするが。もしくはBelloを先発に戻し、TolleとBennettに順次休養を与えるか?これが最も良い選択肢には思うが、Belloが先発でまた不調ならせっかくの勢いに水を差すことになりかねないが。

Result : LAD 4 - 8 BOS (W60-L51)


[Recent Transactions]

〇 8/3
Acquired C Jake Rogers, C Adley Rutschman, and cash considerations from Baltimore in exchange for RHP Anthony Eyanson, RHP Kyson Witherspoon, C Carlos Narvaez, OF Enddy Azocar, and a PTBNL or cash considerations.

懸案の捕手を現在の正捕手Carlos Narvaezも見返りに含めて、BALからスター捕手のRutschmanにアップグレード。Rutschmanはケガ中ですが、一昨日打撃を開始したようで、一週間前後で復帰になるかと。

繋ぎとして同じく捕手のJ. Rogersも獲得。見返りのメインピースは傘下の飛び抜けたNo.1投手有望株のAnthony Eyanson。更に昨年ドラ1のKyson Witherspoonに赤丸急上昇のEnddy Azocar、PTBNLが一人。

まぁ出し過ぎなのは確実。ただ同地区だし、NYYも迫っていたようで釣り上がった感。BALは完全リビルドという状態でもなく、Samuel Basalloと延長しているとは言え、総合力で勝るRutschmanを積極的には出したがっていなかったよう。それほど長く保有できる訳ではないが、来季まで使える点もあるだろう。

BOS的にはNarvaezをマイナー再修行でもなくここで出してしまうということで、オフェンスなどの今後の成長があまり期待できないと判断したのだろう。昨年の前半時点ではかつてのYadier Molinaのように堅守をファンダメンタルに徐々にオフェンスの伸びが期待できそうな状態だったのだが。

ただ、Narvaezから守備面を落としたくないというのが、他の候補ではなく、どうしてもRutschmanということだったのだろう。ただRutschman自体、早熟の天才気味で、全体1位指名、マイナー最優秀選手から順調な船出も、OPSは.800程度を頭打ちにここ2年はやや低下。個人的にはオーバーレイテッドな選手とは思っているし、その面で延長するにも悩ましい選手という印象だが。


Acquired LHP Erik Miller and OF Carlos Gutierrez from San Francisco in exchange for IF Marcelo Mayer.

個人的によりショックなことにSFにMarcelo Mayerを放出。左腕リリーフのE. MillerとHigh-Aの有望株のC. Gutierrezを獲得。SSの候補を欠いているタイミングで、しかも最低にSell Lowな状況でMayerを放出は頭に来る。

確かにケガがちで年間通してプレーできず、やきもきさせていたのは事実だし、今季は打てていなかったが、マイナー上層も1年程度でアジャストしてしっかり打ちこなしていたし、当たれば打球データは優秀。更に2BでもSSでもMLBキャリアの浅さにしては落ち着きのある守備を見せており、数年で平均以上のSSになる可能性があった。

見返りの左腕Millerは、かつてのAndrew Millerのごとく、制球に不安があるが、長身で球威もMLBリリーフ左腕で指折り。WSを狙うならSDからAdrian Morejonを獲るのが底上げとしては大きいかと思っていたくらいなので、少しAndrew Baileyの元で制球を整えてやれば期待は大きい。

あと4年雇えるし、今季もそこまで多くのイニングをこなしていないので、ここ最近の連勝街道の裏でやや疲弊してきているだろう、T. Guerrero、Slaten、Whitlock、Champmanの4人への負荷軽減にしても、3枚の右腕を補完する左腕としても有用なのは間違いない。

見返りの有望株Gutierrezも身長が低いせいでやや評価は低めだが、優れたコンタクトで悪くない有望株。それでもMayerを出して獲るべきか?というと個人的にはNoだが。ただAlex Cora前監督寄りでベンチでCarlos Narvaezと共にやや問題となっていたという話もあり、それくらいしか放出の理由はないが。


Acquired OF Eli White from Atlanta in exchange for RHP Tyler Uberstine.

もう一つはややマイナーなトレードでTyler Uberstineを放出し、ATLからスピードのあるE. Whiteを獲得。POで投手を一枚減らして終盤の代走及び守備固めという戦略は見えるが。

ただもう一歩必然性を感じないトレードで右打ちならJ. Jonesと2枚も必要だったのか?JonesはDHで打撃、WhiteはLFで守備ということなのだろうがJ. Duranも放出しなかった中では、LF/DHで吉田と4枚、Anthony復帰で5枚と重なりすぎ。

走力は良いとしてもW. AbreuとRafaelaがいる中で守備固めを送る先はあまりない。LFでDuranが先発後、右の代打があればということかもだが、Anthonyと吉田がいるならDuran先発はどのくらい出てくるか?

Uberstineも直近AAAで非常に良く、デプスアームとしては貴重。Bastardoなどもいるとは言え、積極的に出す理由も無かったが。見返りはともかく一番しっくりこないトレードではある。


This Month's Transactions ~August~

26' Season Boston Red Sox -Aug.-

8月です。記録樹立の7月を経てチームはPO進出、WSを目指せる状態との判断で大量出血のデッドラインを迎えました。直近LAD戦の戦いぶりでちょっと浮かれすぎている気もしますが、この勢いが続けばPO進出はいけるでしょうが(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 8/1
Traded LHP Jojo Ingrassia to Detroit as the PTBNL in the trade for OF Jahmai Jone.

J. Jonesのトレードの見返りのPTBNLが確定し、High-Aの左腕Jojo IngrassiaがDETへ。下位指名で、ケガがちなこともあり、まだHigh-Aとやや昇格が遅れていますが、空振りを奪える左腕。これだけ左腕を輩出していれば他チームからは引き合いが強くなっているかもですね。

JonesはDFAされていた選手だし、トレード前は悲惨だったので、ちょっと勿体無いような気もしますが、Jonesはこちらに来て良い仕事をしているし、左腕デプス的にもそこまで痛い訳では無いのでまぁ妥当か。

2026年8月3日月曜日

Prospect Profile: Jace Mataczynski, SS

今回は、今季ドラフトのHS選手で最上位指名となった、Jace Mataczynskiくん。原石タイプで動画を見ると、身体能力はありそうだが、あまり器用そうではないということでJarren Duranをちょっと思わせるかも。

Photo from startribune.com

[Player Data]

Name: Jace Mataczynski (ジェイス・マタチンスキ)
Full Name: Jace Jeffrey Mataczynski
Position: SS
Born: March 3, 2008
Birthplace: Hudson, Wisconsin
Height: 6-4
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2026
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $2,000,000
High School: Hudson HS (WI)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

6'3"~6'4"の優れたフィジカルから素晴らしいスウィングスピードを持ち、プラスのパワーポテンシャルがあるが、スウィングには矯正すべき点が多く、そのパワーを生かせるだけのコンタクトスキルを身に付ける必要がある。寒くてややコンペティションのレベルが劣る地域からの出身という点でも磨き残しが多い。長身だが、スピードは申し分なく、SSでプレーできるツールは持つ。上限は高い。


[Background]

ドラフト時のランキングはMLB #131/BA #102。Auburn大へのコミットがあった。


[Profile]




[Comment]

守備もそこまでナチュラルな動きでもないし、パワーが成長してC-IF/C-OFとしてまずは上手く成長して欲しい。

Prospect Profile: Louis Andujar, 3B

今回は、昨年・今季とRkレベルで猛打を奮い、最初のAクラス昇格者となった、Dylan Brownくん。フルシーズンではしばらく苦戦してましたが、少し適応して来ており、パワーの原石として期待です。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Louis Andujar (ルイス・アンドゥハー)
Full Name: Louis Enrique Andujar
Position: 3B/2B
Born: September 25, 2007
Birthplace: San Cristobal, Dominican Republic
Height: 6-0
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2025)
Signing Bonus: $20,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

平均的な身長だがアスレティック。優れたバットスキルで安定したコンタクトを見せる。オフスピードピッチの対応はまだ未熟。パワーも付いてきそう。ボーナスが低めだからか、キャリアの最初は3Bを中心に守っている。動き、グラブ捌きは悪くなく、有望株としてのステータスが上がればSSで試されるかも。


[Profile]

25' : DSLでプロデビュー。無名かつ開幕しばらくは試合に出なかったが、終盤はチームのトップヒッターに。80打席強で5 HRと強い打球が好印象。


[Comment]

名前が元NYYのMiguel Andujarを思い出す。荒削りで守備は悪いが、打撃面ではコンタクト、パワーでなんか怖い選手という。全然関係ないですが。

Prospect Profile: Leighton Finley, LHP

今回も、昨年ドラフト後は紹介してなかったものの、有望株として期待できるスペックになってきた、Leighton Finleyくん。STから序盤に比べて疲れかやや失速していますが、体格・スタッフと良いものを持っています。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Leighton Finley (レイトン・フィンリー)
Full Name: Leighton Crowe Finley
Position: RHSP
Born: March 11, 2004
Birthplace: Richmond Hill, Georgia
Height: 6-5
Weight: 225
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 6th round, 2025
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $364,800
College: Georgia
High School: Richmond Hill HS (GA)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

特に上半身にしっかり筋肉がついたがっしりとした投手体格。速球は常時92~96 mph、最速97~98 mph。コンパクトなテイクバックでやや力の入った投げ方。シンカーも使い分ける。スライダー、スィーパー、チェンジアップは平均的。


[Background]

ドラフト時のランキングはBA #357。


[Profile]




[Comment]

Kutter Crawford、Hunter Dobbins、Tyler Uberstineと下位指名からMLB選手を輩出した最新例になる可能性があるかと。

2026年8月2日日曜日

26' Today's Topics - 8/1

[Today's Game (Game 130 @LAD)]

21勝4敗と7月のチーム史上最高成績で駆け抜け8月へ。これがWSの1、2戦目だったら最高にアガるのに、という内容で悪の帝国に2連勝。

まぁそれが導火線に火をつけたと言うわけではないでしょうが、明日夜のデッドラインを前にLADはTarik Skubalを獲得。ここまでしたチームの3連覇をBOSが10月に止めてくれたら言うことはないですが、まぁとりあえず残りのレギュラーシーズン50試合余りを乗り切ってポストシーズンに辿り着くのが先決。

BOSの噂だと、SSはMIAのOtto Lopezは要求が高すぎて決裂とか。三振が少なくコンタクトは買えるが、BABIPが高すぎで基本的には現状は出来過ぎ。今シーズンブレイクしたポッと出の選手を高値で掴まされて、また逆戻りは避けたいところです。

そのほかはLuis Arraez (SF)にはやっぱり興味か?有望株以外に、J. Duranの放出はチーム的には有りのよう。Anthonyがティー打撃は開始したようなので、一瞬吉田とJ. JonesをLFで使い、Anthonyの復帰を待つ形。ただTORのGeorge Springerあたりを取れば、DH/LFがまた重なっては来ますが。

Result : LAD 2 - 3 BOS (W59-L51)

Prospect Profile: Owen Hull, CF

今回は、今季のドラフトからドラ1のJake Schaffnerとカレッジからの同期で自身も上位指名を受けた、Owen Hullくん。Schaffnerよりも少しランキングが上の評価をしているところも多い、フロアーと上限を兼ね備えた大型OFです。

Photo from North Carolina University Athletics Official

[Player Data]

Name: Owen Hull (オーウェン・ハル)
Full Name: Owen Hull
Position: CF/(RF/1B/LF)
Born: July 21, 2004
Birthplace: Alexandria, Virginia
Height: 6-4
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: Competitive Balance round B, 2026
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,200,000
College: North Carolina
High School: Bishop Ireton HS (VA)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

優れたフィジカルと運動能力を持つが、ややスウィングメカニクスがギクシャクしており、バットスピードは平凡。ボールを上げるのもさほど上手くない。多少の矯正で平均以上のゲームパワーを示す可能性はあるが。肩はイマイチ。カレッジではRFを多く守ったが、CFかLFが適正になりそう。


[Background]

ドラフト時のランキングはMLB #67/BA #60。最初の2年間はGeorge Mason大でプレー。同年ドラ1のJake Schaffnerとはルームメイトの間柄。空手の黒帯だそう。


[Profile]




[Comment]

少しボールを上げていけるようになれば、それだけで走攻守でチームに貢献できる選手になりそう。