2020年4月5日日曜日

Prospect Profile: Chih-Jung Liu, RHP

今回は、98 mphの速球の鳴り物入りで、久しぶりに台湾からの有望株としてやってきた、Chih-Jung Liuくん。SSとしても有望な二刀流選手で、大谷翔平の存在もあり、そんな話も出ていますが、ひとまずは投手として育てるでしょう。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Chih-Jung Liu (チーユン・リウ)
Full Name: Chih-Jung Liu
Position: RHSP/(SS)
Born: April 7, 1999
Birthplace: Tainan City, Taiwan
Height: 6-0
Weight: 185
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (October 2019)
Signing Bonus: $750,000
College: Culture (TW)
High School: Chong Xue Guo Xiao HS (TW)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

投手としては小柄。6'0"という登録だが、それよりも低く見える。SSを務めるだけあって、運動能力は抜群で、それもあって、BOSは先発としての資質に自信を持っているそう。元々投手のはずだが、投げ方は少し野手投げっぽい感じがある。オーバーユーズによりデッドアームになり、1年ほど野手のみでプレーしていたが、19年秋にマウンドに戻り、常時93~96 mph、最速97~98 mphを記録して話題となった。球筋はフラット気味なので、コマンド等を磨く必要がありそう。スライダーは手元で鋭く変化するボールで、動画を見る限り、間違いなくプラスになりそう。チェンジアップも投げる。


[Background]

17年に18Uのワールドカップに出場。その後アジア圏のHSにありがちなオーバーユーズでデッドアームとなり、18年はマウンドに上がらず、SSでのみプレーした。マウンドに戻った19年は最速98 mphの速球でナショナルチームをアジアのチャンピオンシップ大会の金メダルに導き、自身もMVPを受賞。そのチームではBOSのTzu-Wei Linとチームメイトであり、BOSの話を多く聞けたことが、BOS入りのポイントの一つとなった。


[Profile]

21' : COVID-19もあり、19年秋の契約から1年以上たってFCLでようやくプロデビュー。FCLで1試合に投げた後すぐにLow-A Salemへ昇格。再び90 mph後半を記録する姿を取り戻し、Low-Aでも問題なく投げた。

22' : 飛躍を期待されたシーズンだったが、High-Aで躓き。出足は悪くなかったが、7月頃は非常に内容が悪かった。9月は本来の姿を取り戻した。

23' : AA Portlandでほぼローテを守り切った。トータルで見ると四球が多いくらいで、まずまずの成績なのだが、中盤戦は捉えられる試合も多かった。最後2試合は、雨でローテ順が変更になったことも影響したかもしれないがリリーフで登板。

24' : ケガでシーズンのほとんどを棒に振ったが、三振はしっかりとれている。


[Comment]

アジア圏の投手にありがちな肘のダメージ蓄積が少し心配で、特に小柄なこともあり、耐久性が懸念ではありますが、まだ非常に若いし、場合によっては早めにTJをしておいても良いかもしれない。

2 件のコメント:

フェンウェイパーク さんのコメント...

過去のニュースばかりしか接触できない中、このような情報が非常にありがたいです。楽しいです。
今シーズンは1年全くできないままで終わると思うだけに。


ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

MLBTRとかもやっぱり話題少なくて、記事をひねり出すのに苦労している感がありますね。

オフシーズンであっても何らかのアクティビティーがあって、一年中話題が尽きないコンテンツであることに改めて感謝すると共に、一日でも早く元の状態に戻って欲しいですね。