2020年10月5日月曜日

20'-21' Offseason By Position Outlook - Corner Infielder

続いてC-IF編です。黒字は基本的に枠確定しているメンバー。青字は25人枠にはほぼ確定しているけど、ポジション・起用法が決まっていない選手。赤字はトレードやノンテンダー等で、流出の可能性あり。緑字はマイナースタートの可能性もある選手。灰色はFAなど再契約しなければ流出予定の選手。*は40人ロスター外の選手。


[20' Corner Infielder's Contract Review]

1B/3B Bobby Dalbec (21': min., MiL option: 3)
3B Rafael Devers (21': arb.1)

1B/2B/LF Michael Chavis (21': min., MiL option: 2)

IF Christian Arroyo (21': min., MiL option: 0)

IF Jonathan Arauz (21': min., MiL option: 3)
UT Yairo Munoz (21': min., MiL option: 1)
*C/IF Connor Wong (under MiL contract, Rule 5)
*3B Hudson Potts (under MiL contract, Rule 5)
*IF Chad De La Guerra (under MiL contract, Rule 5)

1B Josh Ockimey (MiLFA)
1B/OF Nick Longhi (MiLFA)
IF Jantzen Witte (MiLFA)

20年の主な1B/3Bの来季の契約状況まとめです。3BはDeversの独壇場。今季はCOVID-19の影響か調整不足のウェイトオーバーで出足最悪だったが、最終的にはそれなりの数字に合わせるなど、才能の違いは明らか。さっさと契約延長をまとめてもらいたいのですが。

1BはChavisに期待したものの、案の定というかガッツリ2年目のジンクスに。調子の良かった相方のMitch Morelandがトレードバイトでシーズン中に放出されると、上がって来たDalbecの勢いに押される形で2B/LFがメインとなった。

来季はそのDalbecを1Bの軸に使うことになろうが、パワーは本物でアベレージもまずまず残したものの、三振率が高く、来年は今季のChavisになる可能性も容易に想像ができる。Chavisと二人とも右打ちで補完性は良くないし、左打ちのバットを加えたいところだが、チームの未来を考えると、この2人に1B/2B/3B/LFでできるだけ機会を与えて独り立ちしてもらいたいところで、結果と育成の天秤のバランスのとり方に悩むことになりそう。

3Bの控えはDeversの休養日のみになるだろうが、メインはDalbecをシフトする形か。それも調子次第だろうが。2BメインのArroyoやOFメインのMunozなど、誰が控え枠で残るかだが、ユーティリティーな選手が多く、ロースター状況に合わせて布陣を弄ることになるだろう。

Arroyoはオプション切れだが、Arauz、Munozはマイナーに落とすことも可能。有望株の突き上げとしては、Potts、Wongは少し早いか。De La Guerraは3Bとしてはやや打力不足。出ていくのはOckimey、Longhiあたり。対左はさっぱりだが、右はボチボチ打てるOckimeyは理論上はDalbecやChavisと相性が良いはずだが、守備も良くなく、少しロスターに組み込みにくいので試されなかったか。


[Depth Chart (MLB)]

Starter (1B) : 1B/3B Bobby Dalbec*
Starter (3B) : 3B Rafael Devers*
Backup : UT Marwin Gonzalez*, 1B/2B/LF Michael Chavis*or IF Christian Arroyo*or UT Yairo Munoz*
Depth : IF Jonathan Arauz*, C/IF Connor Wong, 1B Josh Ockimey, 3B Hudson Potts, IF Chad De La Guerra, UT Danny Santana

(2/11追記)M. Gonzalezと契約。
(3/4追記)D. Santanaと契約。


[Depth Chart (AAA)]

Starter (1B) : 1B Josh Ockimey
Starter (3B) : IF Jonathan Arauz*
Backup : IF Josh Tobias

1Bは誰も取らないなら、P. Castellanosが候補になる。経験的にはAAスタートが妥当だろうが、そちらにもCasasやGranbergもいるし。2B/SSにJ. DownsやChathamがいるので、マイナーで再修行が濃厚なArauzはひとまず3Bか。De La Guerraと併せてDHもIF陣が占めるかも。

(11/1追記)Ockimeyと再契約。
(12/10追記)ReedをRule 5ドラフトで指名。


[Depth Chart (AA)]

Starter (1B) : 1B Triston Casas
Starter (3B) : 3B Hudson Potts*
Backup : 1B/OF Pedro Castellanos or 1B Joey Meneses, IF Michael Osinski or IF Tanner Nishioka, 1B Tyreque Reed or 1B Jerry Downs

CasasとGranbergをAA/High-Aで分けるとなると年齢が高いGranbergが上のクラスになりそうだが、今季AAA/MLBの選手と練習したCasasは選球眼も良いし、AAスタートにできそう。3BはPottsになるだろう。

(11/1追記)Menesesと再契約。
(2/24追記)Garrett Bengeが引退。


[Depth Chart (High-A)]

Starter (1B) : 1B Devlin Granberg
Starter (3B) : 3B Brandon Howlett
Backup : IF/C Alex Erro, IF Grant Williams

1BはGranberg。Howlettは少し早いかもだが、下も重なっているので、仕方ない。今季どれだけトレーニングできただろうか。

(4/22追記)Everlouis Lozadaをリリース。


[Depth Chart (Low-A)]

Starter (1B) : 3B/1B Danny Diaz
Starter (3B) : 3B Nick Northcut
Backup : 1B Joe Davis or 1B Dom D'Alessandro, IF Ricardo Cubillan or IF Jecorrah Arnold

希望的観測でD. DiazやNorthcutがLow-Aでプレーできると期待したい。1BはJ. Davisもいて、割と各クラス詰まっている感じ。


[Depth Chart (XST)]

1B Cuba Bess (SS-A), OF/1B Darel Belen (SS-A), 3B Blaze Jordan (SS-A/GCL), 1B/OF Albert Feliz (GCL), IF Luis Mota (GCL), IF Alex Zapete (GCL), 1B Wilmer Perez (DSL), 1B Carlos Sanchez (DSL), 3B Lyonell James (DSL), IF Eddinson Paulino (DSL), IF Frank Astacio (DSL), IF Gregori Custodio (DSL), IF Juan Rojas (DSL)

7 件のコメント:

フェンウェイパーク さんのコメント...


以下のような夢の報道が出ることを見ています。

先発投手Eovaldi、若手投手Taylor、Tapia、Groome、主砲JD、若手Chavisの6人パッケージで、NYMから大黒柱deGromをトレード獲得。不良債権化している救援Diazもセットで引き取らされたが、投手陣再整備が急務のBOSにとっては重要な補強となった。

ええ、夢です。

フェンウェイパーク さんのコメント...


↑ 「以下のような報道が出ることを夢見ています」の間違いです。すみません.....

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

NYMがWin-Nowなのか今一つイメージがわかりませんが、よっぽど金銭負担するなら方向性としてはあり得るのかな?

ただ数字を見るとNYMは打力あるし、投手力削って打撃を取るメリットがあまり無いような。

1B/3B/DHもD. Smith、P. Alonso、J.D. Davisといて、JDMとChavis二人を取っても余剰気味だし...。あとはC-IFで良いとしても、Chavisでなくて、Dalbecは要求されるでしょうね。

先発もGroomeだけだと弱いですね。HouckとGroomeともう一人くらいつけないと難しいかな?

Eovaldi、Groome、Houck、Mata or Thad Ward、Jeter Downs、JDM で年俸ほぼ負担して、deGromeとDiazでようやく交渉がスタートするかもくらいでしょうかね。

フェンウェイパーク さんのコメント...


NYMはチーム打率1位、本塁打5位で、防御率4.98の12位だったんですね。こんなに打撃好調に戻っていたとは.....ちゃんと調べてませんでした。
これじゃ、こんなトレードはあり得ないですねw

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

前回POでNYMが旋風を巻き起こしたときは、deGrom、Sydergaard、Harvey、Matz(DLにはWheelerも)とかがいて、クローザーのFamiliaも鉄壁だったし、投手力が素晴らしい反面、打線はDavid Wrightがピークを過ぎていて、あんまり打撃は良くない印象でしたしね。

NYMも今後どうなるのかよくわかりませんが、オーナーも変わって、一回リセットするつもりなら、Prospectメインの見返りならdeGrom獲得という可能性も出てくるかもですね。

フェンウェイパーク さんのコメント...


今シーズン前半のNYMは打線低調とのニュース報道を見た記憶があったので.....
しかし、シーズンが終わってみれば、私が不良債権と書いたDiazも防御率1点台と見事に復活してましたw

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

四球が多いとは言え、奪三振率が18に近いので、昨年の不振(と言っても三振は取れていましたが)は一時的だったということでしょうかね。