2022年10月14日金曜日

Former Sox Prospect Review: Stephen Scott, UT

今回は、現在AFLに派遣され攻守で印象的なプレーを見せる、Stephen Scott。シニアーサインから捕手転向というハードルを超え、MLBも可能性が少し見えてきたところまで成長して来ています。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Stephen Scott (スティーブン・スコット)
Full Name: Stephen Garrett Scott
Position: C/1B/LF/RF
Born: May 23, 1997
Birthplace: Raleigh, North Carolina
Height: 5-11
Weight: 200
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 10th round, 2019
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $50,000
College: Vanderbilt
High School: Cardinal Gibbons HS (NC)
How Left: Released (March 2024)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

非常に忍耐強い打者のため、三振はそれなりにするが、キャリアを通じてBB/SOが良く、ヒッターとしての能力はそれなりにある。またパワーは平均以上。スピードは平凡で、捕手としてのキャリアも短いため、MLBでフルタイムの捕手は難しいと見られるが、過去にはアメフトもプレーしていたように、鈍重な選手ではない。また肩は強く、捕手としての強みもある。


[Background]

Vandyでの最初の2年は控えOFやDHでの起用が多かったが、ジュニアーの年に捕手転向で攻守に活躍。しかしドラフトには掛からず。シニアーの年はほとんど捕手ではプレーせず、LFが主だったが、オフェンスでは前年に続きチームを引っ張る活躍。


[Profile]

19' : SS-A Lowellでプロデビュー。シーズン中は1B/OFでプレーし、FILで捕手に再挑戦。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : Low-A Salem/High-A Greenvilleで、"Meatball Gang"と名前でコンビでトレーラー生活をする親友のJoe Davisと交代1Bを務め、1Bで出ない日は両翼、DH、捕手を務めた。Low-Aでは少しアベレージが低かったが、High-Aでは絶好調。1に近いBB/SOにコンタクト、パワーを兼ね備えたハイレベルな打撃を見せた。

22' : High-A/AA Portlandでプレー。打率だけ見ているとイマイチに見えるが、三振率やBB/SOを見ると不運な面もあった。捕手専業になり、打席が少し減ったので、HRも伸び悩んだが、パワー面も問題ない。

23' : 最終的には数字を落としたが、オフェンスに関してはAAA Worcetserでもパワー、選球眼と持ち味は見せている。

24' Mar. : 左打ちの捕手兼1Bで被る選手が多くリリース。


[Comment]

出塁とパワーがあるので、.250に届かない程度の打率でも貢献が期待できる。Reese McGuireが不振に陥るようなら、左打ちということもあるので、Nathan Hickeyの成長まではチャンスがもらえる可能性はある。

2 件のコメント:

レッド さんのコメント...

Scottはシニアサインだったんですね。周りがジュニアで指名される中で大学に残ったり、数百kの契約金も大勢いる中で安価な契約金だったり、それでもモチベーション高くプレーするのは凄いですよね。感心します。ドラフト時の下馬評を覆して、苦労人のシニアがMLBで活躍するように応援しています。

別記事でレスを頂いたHanigerは、たしかにセーフコからフェンウェイなら上積みが期待できて良さそうだぞ、と思えてきました。影響されやすいので笑。MassLive.comで気がつきましたが、Michael ConfortoもFAにいますね。振れ幅が大きいものの、彼もかなりアリだと思いますが、どうでしょう。

ララ さんのコメント...

レッドさん

カレッジベースボールでVandyを応援していて、4年間見て来て、そこからBOSに入っているので、思い入れがあります。

ドラフトでは、ほとんど実績のないHS選手が若さと将来性だけで下位でも簡単に$1~2Mもらえたりするのに、カレッジのシニアーの選手は数10Kとかで買いたたかれるのでちょっとかわいそうですよね。

今TEXにいるMitch Garverがシニアーサインの捕手で活躍しているのでそんな感じになって欲しいです。

ConfortoもQOとかの絡みがあって1年プレーしていないのがちょっと不安ですが、その分安くはなると思うので、例えばBrandon Nimmoのような左打ちFAを追って結局取れなかった場合は短めの契約でConfortoはありかもしれません。

VerdugoをCFでプレーさせない前提なら、できればFAのOFはCFのバックアップを務められると理想的ではありますが。

Verdugo、Haniger、Conforto、Kike、Refsnyderのような布陣だとCFバックアップがRefsnyderしかいなくなるのが少し弱いかなと思いますが、一方でDuranに再びチャンスを与えるなら、その方が良いかもしれませんが。