2025年11月23日日曜日

25' Today's Topics - 11/22

[Today's Topics)]

複数年契約を結んでいない保有期間内選手への契約テンダーの期限でしたが、既にDFAしているJosh WinckowskiとNathaniel Loweは当然ですがノンテンダー。それ以外にはHouckやWongもコストを考えると可能性ありと見られていましたが、Wongとは調停回避で既に契約済。

Houckもカットという判断にはなりませんでした。恐らく来年、再来年は、今季据え置きに近いでしょうから、延長等が無いなら来季のSandoval同様のケースで、約$8Mを27年の一年間のパフォーマンスに向けた投資と考えることになりそう。

40人枠はフルの状態のままで、Rule 5ドラフトで誰かを獲る可能性があるなら1、2枠は捻出しておきたいが、獲らないにしてもここから先発二番手、リリーフが左は最低一枚、C-IFのパワーヒッター一枚に、もう一人IFで4名はこれから迎え入れる必要あり。

このタイミングでのカットは必須ではなかったので残ったが、まずはJ. MoranとGrissomは必要になり次第カットされるだろう。あとはCriswellはリスクはあるがわざわざ増額で1年契約したのはオプション切れの中でマイナーアサインを受けてもらうためだと思うので、オフなのか開幕前なのかはわからないが一旦DFAという可能性はあるか。

SogardとD. Hamiltonは、T. Grayの加入も考えると択一が妥当かもしれない。Eatonは正直切ってもどうにでもなると思うし、UT的なところで言うと、K. Campbellにそうなって欲しいというのはあるが、Eatonは守備も良いようなので、現時点ではすぐに切るという判断にはならないだろう。

あとは不良債権ぎみの吉田、Hicksか。STLは新オーナーがリビルドに向けてベテランを整理していく方針で、それも有望株よりも金銭負担を重視するよう。Sonny GrayやNolan Arenadoはチーム的にはフィットするし、吉田はChaim Bloomが元々契約した選手で、Hicksも元STL。金銭全負担に近くなるとは思うが、戦力向上を考えるなら相手としては検討しがいがあるかも。


[Recent Transactions]

〇 11/20
Signed C Connor Wong to a one-year contract.

Wongと調停回避の$1.38Mで契約。今季から据え置きなので、仕方ないとは言え厳しい評価ですね。


〇 11/20
Non-tendered RHP Josh Winckowski and 1B Nathaniel Lowe and tendered contracts to all 26 remaining unsigned players on the 40-man roster.

既にDFAされているJosh WinckowskiとNathaniel Loweをノンテンダーに。あとの26人にはテンダー。


This Month's Transactions ~November~

2025年11月19日水曜日

25' Today's Topics - 11/18

[Today's Topics)]

GMミーティングが終わり、今日はQO受諾の期限とRule 5に向けたロスター登録期限ということで各チーム動きが多くなっています。

QO関係で言うと、Trent Grishamが残るNYYは予定外だったかな?OFでKyle TuckerやCody Bellinger(リサイン)などの大物を狙いそうな気もする中で動きやすさに多少の影響が出そう。

一方で、MILではBrandon Woodruffが残留。彼自身もちょっと興味はありましたが、これでFreddy Peraltaがトレードに出される可能性が高まったのではないかと。

Rule 5ドラフトではMullinsをプロテクトしなかったのは少し残念ですが、Sandlin、Drohan、Uberstineとプロテクト無しならほぼ確実に獲られそうな選手はプロテクトし切れたのは満足。

一方でロスター整理ということで、WinckowskiやN. LoweのDFAやLuis Guerreroのトレードはともかく、Brennan Bernardino、Chris Murphyとミドルリリーフの左腕候補二名を一気に放出。

クローザーのChapmanを除けば、左のリリーフ専門はJ. Moran一人に。Moran自体むしろ40人枠を割くべきかは微妙なレベルの選手で、先発二番手とC-IFのパワーバットに加えて、左腕のリリーフ補強も必須になったか。

Steven Matzとの再契約の可能性は比較的高めと思いますし、ミドルとしては妥当か。セットアップでもう一人左腕がいても良いが、ここはHarrison、Tolle、Early、Drohanと充実の先発左腕候補から誰かを使うことも選択肢には入っているのかも。

2025年11月12日水曜日

25' Today's Topics - 11/11

[Today's Topics)]

GMミーティングが始まっており、Breslowのコメントは前とあまり変わらず2番手(フロントエンド)の先発と中軸打者を補強するということで、まぁそれが不要なチームはほぼ無いんじゃないかという突っ込みは置いておいて、少しずつ噂とは言わないまでも色々予想なども出てますね。

ちなみにStoryは守備スタッツが落ちたものの、ケガ明け初年度の終盤に少しまとまって悪いプレーが出ただけと見て、26年もSSのファーストチョイスとするようです。Mayerには健康に一年プレーし続けるという課題を提示してパワーアップを求めています。

まぁやっぱりPete Alonsoは獲りに行くんじゃないかと言う予想の一方、PHI出戻りが予想されるKyle Schwarberに興味を持っているという噂も。Alonsoならともかく、Schwarberだと吉田の席は完全に無い気がしますがどうでしょうか。

過去に在籍歴もあるし、1B/3BでさらにAlonsoとは言わずとも右の岡本和真かEugenio Suarezを獲るならDH Schwarberは理想ではありますが。

投手はMLBTRではDylan Ceaseを予想していましたが、やはり引き続きMINのJoe Ryanを注視しているみたいです。MIN的には出す方向の可能性が高いので、夏はべらぼうな見返りを要求されたところからどの程度値下げがあるか?

また残り1年の選手を出しがちなMILのFreddy Peraltaはもう少しリーズナブルだろうし、OFが強いニーズのKCがBOSかLAAのOFを欲しがっているという話もあり、J. DuranやW. Abreuを見返りにCole RaganやKris Bubicを狙うかもなんて予想も。

Prospect Profile: Dorian Soto, IF

今回は、25年の海外FA契約の目玉、Dorian Sotoくん。まだUSデビューもしていない選手ですが、高いツールの評価に加えて順調な一年目で既にランキングでも高い評価を受けているので取り上げます。

Photo from Courtesy of Player

[Player Data]

Name: Dorian Soto (ドリアン・ソト)
Full Name: Dorian Soto
Position: SS/3B/2B
Born: February 14, 2008
Birthplace: San Cristobal, Dominican Republic
Height: 6-3
Weight: 185
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2025)
Signing Bonus: $1,400,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

優れたメイクアップに加えて、両打席から滑らかなスウィングと既に比較的長身でパワー面でも上位になる可能性が高い。スピードと体格から将来的には3Bあたりへのコンバートが濃厚。


[Background]

契約時のランキングはMLB #8。


[Profile]

25' ; DSLでプロデビュー。期待に恥じない活躍もやや失速気味で元々の高い期待を更に超えるとまでは行かなかったが、申し分のない一年目。


[Comment]

このブログを始めた年に生まれた選手と思うと感慨深いですね。大きく育って欲しい。

Prospect Profile: Anderson Fermin, OF

今回は、不作気味の24年の海外FAクラスではまずまずガンバっている、Anderson Ferminくん。運動能力の高い、ポリッシュな選手。

Photo from Courtesy of Player

[Player Data]

Name: Anderson Fermin (アンダーソン・ファーミン)
Full Name: Anderson Roberto Fermin
Position: CF/LF/RF/(SS)
Born: September 2, 2006
Birthplace: Puerto Plata, Dominican Republic
Height: 5-11
Weight: 175
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2024)
Signing Bonus: $400,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

アマチュア自体はSSでプレーしたが、プロ入り後プラスのスピードを生かしてOFへ。CFでプレーできる可能性はある。コンタクトの良さに加えて、非常にボールをよく見るのが特徴。一方でまだひ弱さを感じる打撃で強い打球を打てていない点は成長が求められる。


[Profile]

24' : DSLでプロデビュー。CFをほぼフルで務め、DSLのオールスターゲームにも選ばれるなど、優れたコンタクトを見せた。一方でパワーを欠く。

25' : FCLでは出遅れもあり、低調なスタートかつポジションも両翼メインからスタートしたが、シーズンが進むとCFでオフェンスも向上。終盤はJustin Gonzalesの昇格の穴埋めでLow-A Salemへ。


[Comment]

まだ大きな期待ができそうな結果は示していないが、順調には来ているので、これから成長期だろうし期待はしている。

Former Sox Prospect Review: Vladimir Asencio, OF

今回は、先日リリースされてしまった、Vladimir Asencio。一応同クラスでBOSの契約した中では最大の選手だったので、こんな選手もいたな、と取り上げておきます。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Vladimir Asencio (ウラディミール・アセンシオ)
Full Name: Vladimir Asencio
Position: CF/LF/RF
Born: December 13, 2006
Birthplace: Santo Domingo, Dominican Republic
Height: 5-10
Weight: 165
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2024)
Signing Bonus: $1,000,000
How Left: Released (November 2025)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

体格は大きくないが、ヒットツールを中心にバランスの取れた選手。広角にラインドライブを打てる点をチームは気に入ったよう。スピードは飛び抜けていないが守備のセンスには優れておりCFを守れると見られる。


[Background]

契約時のランキングはMLB #33。


[Profile]

24' : DSLでプロデビューもコンタクト、パワーいずれも全くダメ。

25' : 再びDSLでプレーも鳴かず飛ばず。終盤は制限リストに入った。

25' Nov. : リリース。


[Comment]

24年クラスはJustin Gonzalesがガンバっているものの、Top 2のAsencioとCarlos CarrasquelはFCLにも上がれずリリースと不作。

2025年11月8日土曜日

25' Today's Topics - 11/7

[Today's Topics)]

40人枠を少し整理して正式にウィンターリーグ開幕。MLBTRの恒例の行先予想付きのFAのTop 50が出ています(こちら)。

BOSが予想されているのは#3のDylan Cease (7y/$189M)が記者4人中2人。#4の村上宗隆 (8y/$180M)に1人。#11のPeter Alonso (4y/$110M)に2人。#20のEugenio Suarez (3y/$63M)に1人という感じ。

#5のAlex Bregman、#27のLucas Giolitoは見送り予想。SP.comではNo.2投手はトレードで獲れという人が多いので、CeaseはBOSが有力と見られているのが少し意外でしたが、左腕が多くなって来たローテの中でCrochetに次ぐ先発の柱にCeaseは悪くない。

7年は長いですが、昨今の市場ならべらぼうではないし、その分単年$25Mを切る価格なら比較的耐久性に優れていることを考えるとむしろ良いのかも。少し四球が多いせいかどうか不明ですが、良い年と悪い年が交互に来ているのはアレですが、三振は安定して取れているし、右翼の広いFenwayなら契約に見合う働きは期待できそう。

あとはAlonsoもこの額なら全然アリか。村上はさすがに高いし長い。パワーは申し分ないでしょうがなんせMLB未経験でNPBでも三振が多いのは不安。Alonsoが来る前提なら左の長距離砲も欲しくなくはないが、#19の岡本和真が4y/$64Mなら、そちらかSuarezの方がフィットはしている感。

25'-26' Offseason Boston Red Sox -Nov.-

11月です。正式にウィンターリーグが開幕。先発二番手、C-IF、ブルペンの三か所が優先の補強ポイントと思いますがFAとトレードを上手く組み合わせていく必要がありそうですね(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 11/2
RHP Dustin May, LHP Steven Matz, LHP Justin Wilson, and OF Rob Refsnyder declared free agents.

Rob Resdnyderを含む4人がFAに。

2025年11月4日火曜日

25' Today's Topics - 11/3

[Today's Topics)]

第7戦9回1死まで追い詰めたTORですが、最後はLADの地力が上回ったか。三連覇は絶対阻止として、その包囲網に加われるか、重要なオフが始まります。

Alex BregmanがOpt. OutでLucas Giolitoは相互オプション破棄。どちらも下り坂リスクが高く、再契約よりは新たな選択肢に行って欲しい気はあるが、今季のチームでは貢献度が高かった選手たちだし、特に3Bは市場の代役も結局は高く付くだろうから悩ましい。

Storyは今日時点ではOpt. Outを表明せず。残留の可能性が高くなったような雰囲気ですがどうか。