19' Minor League Stats - Salem Red Sox (High-A)

High-A Salemのスタッツです。シーズン成績はW67-L70と負け越しでしたが、POに進み、セミファイナルで敗退。前半戦はDuranとFitzgeraldのコンビがよく打ちましたが、Duranの昇格もあり、目ぼしい選手の少ないクラスでした。


[Pitchers]

☆ Thad Ward, RHSP (18'-5th)

19' Stats (Low-A) : W5-L2/1.99 ERA/13 G/13 GS/1 CG/1 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/72.1 IP/51 H/24 R/16 ER/2 HR/9 HB/25 BB/87 K/1.05 WHIP/1.14 GO/AO
19' Stats (High-A) : W3-L3/2.33 ERA/12 G/12 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/54.0 IP/38 H/15 R/14 ER/4 HR/6 HB/30 BB/77 K/1.44 WHIP/1.08 GO/AO

評価：A。今季投手の中で最も株を上げた選手だろう。昨年の契約後から、球威が上昇傾向で95~96 mph程度まで出せるように。今季は前半戦、Low-Aを軽く捻り、後半戦はHigh-Aへ。投球回制限なのか少しイニングが少なくなったのと、やや制球は悪化したが相変わらず三振は取れていて、被打率も低い。体格もまずまず良いので、先発にしっかり育つよう期待したい。

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☆ Alex Scherff, RHSP (17'-5th)

19' Stats (Low-A) : W5-L12/4.83 ERA/26 G/26 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/123.0 IP/144 H/75 R/66 ER/14 HR/9 HB/53 BB/109 K/1.60 WHIP/1.14 GO/AO
19' Stats (High-A) : W1-L0/1.42 ERA/1 G/1 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/6.1 IP/5 H/1 R/1 ER/0 HR/0 HB/2 BB/3 K/1.60 WHIP/1.11 GO/AO

評価：E。速球派とのドラフト時の評判はどこへやら。ただ投げてるだけの平凡な投手になり下がっている。まだ3年目だが、何かを見直さないといつリリースされてもおかしくない。

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☆ Andrew Politi, RHRP/SP (18'-15th)

19' Stats (High-A) : W5-L2/3.55 ERA/33 G/5 GS/0 CG/0 SHO/4 HLD/12 GF/1 SV/78.2 IP/56 H/37 R/31 ER/4 HR/2 HB/37 BB/96 K/1.13 WHIP/1.18 GO/AO

評価：A。咋年の下位指名だが、比較的球威があるということでやや注目されていた。今季はLow-Aを飛ばしてHigh-Aへ。シーズンを通して良い投球を見せ、最終盤はD. Thompsonに代わり、ローテに入って、そこでも出色の投球を見せた。体格はさほど大きくなく、年齢も高めなので、いずれリリーフに戻すだろうが、来季は本格的に先発で試されそう。

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☆ Daniel Gonzalez, RHSP (12'-Int. FA) : 下のクラスでは制球力を武器に優秀なスターターだったが、やや苦しくなって来ている。制球は相変わらず良いが三振が取れず、被打率もかなり高くなっている。

☆ Enmanuel De Jesus, LHSP (13'-Int. FA) : こちらも飛び抜けたスタッフがなく、ソリッドには投げているものの、上のクラスに上がって行けるような強い押しがない。これ以上の大きな成長は難しいだろう。

☆ Jhonathan Diaz, LHSP (13'-Int. FA) : 内容的にはE. De Jesusと似たり寄ったり。運動能力や上限の点でDe Jesusよりもやや高い評価を受けて来たが、球威を中心にスタッフが伸びていく感じがない。

☆ Dylan Thompson, RHSP/RP (19'-MiLFA) : シーズン中に穴埋めのためにMiLFAとして契約したが、もう少しマシな選択肢は無かったものか。最終盤はPolitiに先発を譲り、リリーフへ。

☆ Joan Martinez, RHRP (16'-Int. FA) : 100 mphボーラーとして名高いが、昨年はHigh-A挑戦で苦しんだ。今季は制球にも向上が見られ、そろそろAAに行けそうだった矢先にケガ。復帰後は制球も大幅に悪化し、冴えない内容でシーズンを終えた。

☆ Rio Gomez, LHRP (17'-14th) : 防御率は優秀だが、被打率、K/BB共に今一つで内容はそこまで良くない印象。

☆ Andrew Schwaarb, RHRP (18'-Selected in Rule 5 Draft (MiL phase)) : 昨年のマイナーのRule 5ドラフトピック。制球が良いという触れ込みだったが、AAではイマイチ。High-Aではまずまずだったが。

☆ Zach Schellenger, RHRP (17'-6th) : 昨年はケガで半分以上休んだが、終盤戦に復帰したLow-Aで好投したのと、元々100 mph近いボールを投げられるというスタッフで、今季の飛躍を期待した選手だが、アグレッシブなAAへのアサインが裏目で序盤は制球崩壊。High-A降格後もしばらく苦しんでいたが、7、8月になってまともに投げられるように。来季は仕切り直し。

☆ Dominic LoBrutto, LHRP (17'-18th) : 序盤High-Aで好投し、少し注目されたが、AAでは通じず。再度High-Aに戻って来てシーズンを終えた。

☆ Logan Browning, LHRP (18'-24th) : 開幕からLow-Aで良い投球を続け、終盤戦にHigh-Aへ。K/BBが悪化している。

☆ Jake Thompson, RHRP (17'-4th) : 昨年High-Aで一年間先発として投げたが、落第点の内容で今季はリリーフ転向。開幕から4試合にまずまず投げていたが、その後ケガで全休。

☆ Yoan Aybar, LHRP (13'-Int. FA) : 投手転向2年目。左腕からの90 mph後半の速球は魅力だが、如何せんノーコンでストライク率が50%にも達しないようでは厳しい。ただフロントはアームを評価しており、AFLにも派遣することに。

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[Hitters]

☆ Triston Casas, 1B/3B (18'-1st)

19' Stats (Low-A) : 118 G/422 AB/107 H/25 2B/5 3B/19 HR/199 TB/64 R/78 RBI/58 BB/116 SO/3 SB/2 CS/.254 AVG/.349 OBP/.472 SLG/.820 OPS/6 E
19' Stats (High-A) : 2 G/7 AB/3 H/1 2B/0 3B/1 HR/7 TB/2 R/3 RBI/0 BB/2 SO/0 SB/0 CS/.429 AVG/.429 OBP/1.000 SLG/1.429 OPS/0 E

評価：B。少しスタートダッシュに時間が掛かったが、1Bに固定され出したあたりから、好調に。一時期は毎日のようにHRを打ち、最後に顔見せしたHigh-Aでの1発を含め20 HR。中盤以降やや停滞気味ではあったが、出塁も含めて、ドラ1の期待に恥じないシーズンとなった。

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☆ Pedro Castellanos, 1B/RF/LF (15'-Int. FA)

19' Stats (High-A) : 117 G/446 AB/123 H/23 2B/2 3B/9 HR/61 TB/71 R/177 RBI/22 BB/71 SO/10 SB/7 CS/.276 AVG/.321 OBP/.397 SLG/.718 OPS/10 E

評価：B。生来のフィジカルはあるようだが、1Bとしてはパワー、選球眼がかなり弱い反面、コンタクトの上手さは光るものがあり、今季もHigh-Aでそれを示した。また終盤戦にパワーが開花の兆しで7、8月に8 HR。OFも一応守れるのでAAでこのくらいやれればMLBも見えて来る。

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☆ Nick Sciortino, C (16'-17th) : Bostonカレッジ出身の控え捕手。昨年に引き続き、ILとHigh-Aを行ったり来たり。

☆ Elih Marrero, C (18'-8th) : ドラ8ではあるが、少しは有望株として期待しているのかな、と思っていたが、やはりロスターフィラーの域を出ておらず、打撃はダメ。

☆ Kole Cottam, C/1B (18'-4th) : 打撃、選球眼、パワーといずれもまずまずではあるが、どれも少しずつ物足りない。SP.comでは今の捕手の状況では、傘下No.1かも、とそこそこ評価されているが、打撃型のカレッジ出の捕手としてはもう一歩。

☆ Devlin Granberg, 1B/LF/CF/RF (18'-6th) : シニアーサインだが、Prospectとして少し期待している選手。前半戦はCasasと1B/DHで併用されながら、Low-Aで良い打撃。序盤パワー面がイマイチだったが、徐々にHRも増えた。Casasより一足先にHigh-Aに来て、P. Castellanosがいることもあり、LFでの起用も増えたが、打撃は適応に苦しんだ。

☆ Jerry Downs, 1B (15'-15th) : マイナーの控え1Bだが、今季はAA/High-Aで打率1割台。弟のJeter Downsは結構な有望株なんですがね。

☆ Tanner Nishioka, 2B/3B/LF (17'-9th) : 昨年はLow-Aで良い打撃を見せたが、今季はイマイチ。ロスターフィラーだとこんなもんか。

☆ Garrett Benge, 3B/1B/2B (17'-13th) : 昨年はLow-Aでよく打ったが、今季はまずまずも数字はやや落ちた。ロスターフィラーとしては、コンタクトは比較的良好だが、ケガが多いのも難。

☆ Ryan Fitzgerald, SS/2B/3B/1B (18'-UDFA) : カレッジから独立リーグを経て入団。昨年、有力なSSのいないLow-Aで正SSを任されて好成績を残し、今季は開幕からDuranとHigh-Aを猛烈に打ち込み、注目度を上げたが、Duranが昇格した後半戦は大きく下落。パワーはイマイチだし、攻守どちらかにもう一歩押しが欲しい。

☆ Grant Williams, SS/2B (18'-10th) : パワーレスだが、BB/SOが優秀でLow-Aでは良い打撃を披露した。最終盤にHigh-Aでプレー。

☆ Victor Acosta, LF/RF/CF/2B (13'-Int. FA) : 過去に示したパワーはここ数年見られず、守備位置もほぼ外野に固定されているが、コンタクトは毎年良いものを見せている。

☆ Joseph Monge, LF/CF/RF (13'-17th) : 結構な古参だが、身体能力はあるものの、ケガも多くキャリアの終盤。今季は8月にようやく復帰し、GCLでリハブ後、AA/High-Aでプレー。

☆ Keith Curcio, CF/RF/LF (18'-MiLFA) : AAでは打てていなかったが、High-Aでは良いコンタクトを見せた。HRパワーはほとんどなく、控えらしい選手。

☆ Edgar Corcino, RF/LF (19'-MiLFA) : シーズン途中で独立リーグから加わり、良い打撃を見せたが、それ以上にCurcioとCorcinoとちょっと名前の紛らわしい二人がいるのが気になった。

☆ Tyler Esplin, RF/CF (17'-7th) : 昨年はショートシーズンで打率2割ちょいと失敗かと思っていたが、今季も出足は良くなかったもののケガからの復帰後はまずまずの打撃を見せた。身体的なツールはなかなかのものがありそうで、来年上手く一皮剥ければブレイクの可能性も。