AA Portlandのスタッツです。W62-L77と負け越し。Mata、Houck、D. Hernandez、Feltman、Dalbec、Chatham、Duranなど、ここ数年に比べると見どころが多かった。成績的にはFeltmanを除けば、悪くないものの、MLBに上がって欲しい選手たちということを考えれば、もう一歩上を期待したかったが。
[Pitchers]
☆ Bryan Mata, RHSP (16'-Int. FA)
19' Stats (High-A) : W3-L1/1.75 ERA/10 G/10 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/51.1 IP/38 H/18 R/10 ER/1 HR/7 HB/18 BB/52 K/1.09 WHIP/2.61 GO/AO
19' Stats (AA) : W4-L6/5.03 ERA/11 G/11 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/53.2 IP/54 H/32 R/30 ER/6 HR/4 HB/24 BB/59 K/1.45 WHIP/1.91 GO/AO
評価:B。開幕から昨年は制球難で苦戦したHigh-Aでほぼ完璧な投球。さっさとAAに上がれそうだったが、ケガをしてしまい、結局シーズン半ばまでAAには上がれず。AAでは被打率と制球がやや悪化したが、20歳としては十分か。球速は98~99 mphを記録することも。AFLではもう一歩で、コマンドはまだ改善の余地あり。
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☆ Kutter Crawford, RHSP (17'-16th)
19' Stats (High-A) : W4-L5/3.39 ERA/14 G/14 GS/1 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/69.0 IP/68 H/29 R/26 ER/5 HR/5 HB/30 BB/77 K/1.42 WHIP/1.17 GO/AO
19' Stats (AA) : W1-L3/4.19 ERA/5 G/5 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/19.1 IP/19 H/10 R/9 ER/2 HR/0 HB/15 BB/23 K/1.76 WHIP/0.63 GO/AO
評価:C。昨年序盤Low-Aで素晴らしい投球を見せたが、後半戦はHigh-Aで少し苦しんだ。上のクラスでは微妙かとも思ったが、今季はHigh-Aにしっかり対応。しかし今季もクラスが上がって以降は適応に苦しみ、さらにケガで中盤以降はあまり投げられず。悪くはないが、先発としては厳しいか。
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☆ Denyi Reyes, RHSP (14'-Int. FA)
19' Stats (AA) : W8-L12/5.94 ERA/26 G/26 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/151.1 IP/142 H/74 R/70 ER/14 HR/6 HB/37 BB/116 K/1.18 WHIP/0.52 GO/AO
評価:B。4月は打ち込まれる試合が続き、AAには早かったかと思ったが、5月は向上。しかしその後も隔月で良かったり、悪かったり。制球が良いのでWHIPが低いのは良いが、三振が取れず、打たせて取るタイプなので、良い当たりが続くと崩れてしまうのだろう。制球は良いが、もう一歩コマンドと変化球を磨き、平凡な球速を補いたい。
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☆ Durbin Feltman, RHRP (18'-3rd)
19' Stats (AA) : W2-L3/5.26 ERA/43 G/0 GS/0 CG/0 SHO/2 HLD/24 GF/5 SV/51.1 IP/42 H/31 R/30 ER/8 HR/2 HB/31 BB/54 K/1.42 WHIP/0.92 GO/AO
評価:D。昨年があまりにも順調な滑り出しだっただけに大きく失墜した1年に。4月の出足は悪くなかったが、STから昨年に比べて思ったほど球速が出ず、またスライダーに頼らないように投げていることもあって、打者を打ち取るのに苦戦し、徐々に制球も乱れるように。それでもプロの水に慣れることを重視してか、休ませずに1年を投げさせ切った。来季は仕切り直し。
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☆ Eduard Bazardo, RHRP (14'-Int. FA)
19' Stats (High-A) : W1-L1/1.76 ERA/17 G/0 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/7 GF/4 SV/41.0 IP/29 H/10 R/8 ER/1 HR/2 HB/9 BB/53 K/0.93 WHIP/1.26 GO/AO
19' Stats (AA) : W4-L1/2.78 ERA/21 G/0 GS/0 CG/0 SHO/6 HLD/4 GF/0 SV/32.1 IP/27 H/12 R/10 ER/2 HR/0 HB/13 BB/35 K/1.24 WHIP/0.79 GO/AO
評価:A。昨年SS-A/Low-Aで8 BBに対して84 Kと素晴らしい投球を見せたが、DSL/GCLで4年も掛けたこともあり、今季は開幕からHigh-Aでリリーフ転向。難なく適応すると、中盤戦以降はAAへ。序盤少し打たれたが、最終的にはまずまずのラインにまとめてきた。オフにRule 5ドラフト対策で40人枠入りするだろうし、来季途中にブルペンのヘルプになれる可能性が高い。
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☆ Matt Kent, LHSP/RP (15'-13th) : 今季もローテの谷間を埋める役割でシーズンを通してフル稼働。内容は平凡で、AAAで投げた6試合ではさらに打たれている。
☆ Konnor Wade, RHSP/RP (19'-MiLFA) : シーズン中に独立リーグから契約。三振はあまり取れないが、ベテランらしい制球力とゴロを打たせる投球でまずまずの内容。
☆ Dedgar Jimenez, LHRP/SP (12'-Int. FA) : 序盤は先発を務めたが、McGrathと入れ替わりでブルペンへ。先発では奪三振率の低さが目立っていたが、ブルペンではそこそこ三振が取れている。オフにMiLFAでもう少し早くブルペン適正を見ておけば良かったかも。
☆ Adam Lau, RHRP (15'-37th) : 17年から毎年ブルペンでフル稼働している右腕。今季は昨季と同じくAAが主戦場となったが、内容は良くなっている。そこまで速球派ではない割にはやや四球が多いのは気になるが、AAAでもこの投球を続けていけば、MLBも夢ではない。
☆ Matthew Gorst, RHRP (15'-12th) : 昨年はHigh-Aから一気にAAAまで駆け上がり、特にAAでは9試合全てで無失点という投球を株を上げ、リリーフのProspectとしては少し名前が売れたが、今季はほぼAAで投げ、平凡な内容。元々球速などは平凡で上では苦しいか。
☆ Jordan Weems, RHRP (11'-3rd) : 投手転向してはや4年。投手も板につき、今季はAAで投球回以上の三振を奪うなど、十分な内容。オフにMiLFAで残念ながら、BOSでのMLB昇格はなさそうだが、今の投球を続けていけば、来年はどこかでBOSの11年のドラ5までが全員MLBを経験することになるかも。
☆ Robinson Leyer, RHRP (19'-MiLFA) : 100 mph近いボールを投げる腕があるが、制球難もあり、パッとしないマイナーキャリアを送っている選手だが、シーズン中にマイナー契約で入団し、Brian Bannisterコーチの下、改造に取り組んだ。制球は粗いが、被打率、奪三振率は高水準。オフにMiLFAなので、どこかで活躍してもらために再生したことになるなら腹立たしい。
☆ Jake Cosart, RHRP (12'-4th) : 昨年AAで崩壊し、High-A降格を味わったこともあり、今季は慎重にHigh-Aスタート。High-Aでは落ち着きを取り戻し、AAに再昇格後も少し制球難の気配はあるものの、まずまず投げていたがケガで中盤以降離脱。しっかり1年間AAで投げていれば、少しは構想に戻ってこれたと思うが。
☆ Anyelo Gomez, RHRP (18'-Selected from NYY in Rule 5 Draft (MiL phase)) : 昨年はNYYのAAで優れたK/BBを残し好投していたが、今季はケガもあり、まともに稼働できず。
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[Hitters]
☆ Brett Netzer, 2B/LF (17'-3rd)
19' Stats (AA) : 130 G/454 AB/112 H/24 2B/1 3B/8 HR/162 TB/56 R/50 RBI/45 BB/128 SO/3 SB/4 CS/.247 AVG/.320 OBP/.357 SLG/.676 OPS/7 E
評価:E。好打を評価されてきたものの、AAでは壁にぶつかった形。パワーもあまりなく、選球眼もカレッジ出の選手としては平凡。スピードもイマイチと、打てないと価値のないタイプだが。
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☆ Jarren Duran, CF (18'-7th)
19' Stats (High-A) : 50 G/199 AB/77 H/13 2B/3 3B/4 HR/108 TB/49 R/19 RBI/23 BB/44 SO/18 SB/5 CS/.387 AVG/.456 OBP/.543 SLG/.998 OPS/3 E
19' Stats (AA) : 82 G/320 AB/80 H/11 2B/5 3B/1 HR/104 TB/41 R/19 RBI/23 BB/84 SO/28 SB/8 CS/.250 AVG/.309 OBP/.325 SLG/.634 OPS/0 E
評価:A。プロ2年目でHigh-Aを軽く打ちこなし、AAへ到達。AFLでもまずまずのプレーを見せた。昨年OFに転向したばかりだが、今季はCF専属でしっかりプレーするなど、S評価でもおかしくない気もするが、特にAAではやや苦しんだ。7月は適応したかに見えたが、8月はイマイチ。選球眼、パワーももう一歩欲しい気もするし、来季はもう一歩上のレベルに到達してもらいたい。
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☆ Marcus Wilson, CF/RF/LF (19'-Acquired from ARI)
19' Stats (AA (ARI)) : 29 G/111 AB/29 H/8 2B/1 3B/6 HR/57 TB/14 R/24 RBI/6 BB/46 SO/0 SB/0 CS/.261 AVG/.323 OBP/.514 SLG/.832 OPS/0 E
19' Stats (High-A (BOS)) : 45 G/146 AB/50 H/12 2B/1 3B/8 HR/88 TB/26 R/29 RBI/18 BB/47 SO/4 SB/3 CS/.342 AVG/.413 OBP/.603 SLG/1.016 OPS/1 E
19' Stats (AA (BOS)) : 62 G/206 AB/46 H/14 2B/0 3B/8 HR/84 TB/35 R/22 RBI/28 BB/82 SO/6 SB/0 CS/.223 AVG/.319 OBP/.408 SLG/.727 OPS/2 E
評価:B。Blake Swihartの見返りでシーズン中に加入。到着した直後はAAで悲惨だったが、High-Aへの降格で生まれ変わり、AA再昇格後もしっかりとした打撃。比較的ボールを見る選手で、三振は多く、打率も大きくは期待できないが、パワーと走力、OFのどこでもこなせる能力があり、かつてのChris Youngのような選手になれるかも。
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☆ Jhon Nunez, C/LF (12'-Int. FA) : マイナー歴の長い選手で控え扱いだった時期も長いが、キャリアを通じて打率は悪くない。また捕手以外でもプレーできる運動能力もある。今季は開幕から打撃好調で、少し注目が当たったが、中盤以降はケガに泣かされた。オフにMiLFAだが、傘下の状態を考えるとプロテクトしても、とも。
☆ Austin Rei, C (15'-3rd) : ケガで多くの時間を棒に振り、7月にようやく復帰。低い期待度の更に下を行った。
☆ Charlie Madden (17'-24th) : High-AとAAの控え捕手としてプレー。打撃は全くダメ。
☆ Isaias Lucena (12'-Int. FA) : 傘下歴7年の控え捕手。High-Aがメインだったが、最後はAAでシーズンを終えた。
☆ Joey Curletta, 1B (19'-Claimed off waivers from SEA) : シーズン途中でSEAがDFAしたのをクレーム。パワーはあるものの、打率が悪く、無駄に40人枠を占めていただけのような印象。
☆ Tommy Joseph, 1B (19'-MiLFA) : 韓国リーグでプレーしていたが、シーズン中にUSに戻って来た。サンプル数は少ないものの、今でもボチボチ打てる気配はあるが。
☆ Josh Tobias, 2B/3B/1B (16'-Acquired from PHI) : PHIから移って来て3年。今季はAAAでもまずまず打っていたが、最終的には枠の関係もあり、AAに戻って来たものの、良い打撃。もう少しパワーがあれば使ってみても良いのだが。
☆ Nick Lovullo, 2B/3B/SS (16'-20th) : マイナー下層ではボチボチ打っていたが、さすがに上のクラスでは力不足。Chathamがいたので、2B/3Bが多かった。
☆ Jagger Rusconi, 2B/LF/RF/CF (15'-5th) : 2BとOFを守る器用さに、高い身体能力があり、見た人によるとプレーは悪くないようだが、ケガの多さもあって、数字が付いてこない。
☆ Jeremy Rivera, SS/3B/2B/RF (14'-17th) : 相変わらず打撃は見るものが無い。今季はSSほぼ専任というよりはUT気味で起用された。
☆ Luke Tendler, LF/RF (17'-Selected from TEX in Rule 5 Draft (MiL phase)) : 昨年から引き続きAAのLFレギュラーとしてプレーしているが、内容は昨年から大きく落ちた。
☆ Cody Asche, LF/RF/1B (19'-MiLFA) : 独立リーグからシーズン中に加入したものの、すぐにケガで離脱。
☆ Dylan Hardy, RF/LF/CF (18'-13th) : SS-AからAAAまでの5クラスでプレー。さすがにここまでは少し珍しい。OFの3ポジションを守るが、打撃はイマイチ。
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4 件のコメント:
昨日のNederland戦でDalbecがグランドスラムを含む2安打と結果を出したようですね。
来年もBOSでプレーするにしろ、他球団へのトレード駒にされるにしろ、将来が楽しみです。
フェンウェイパークさん
大柄で不器用そうに見えて以外と守備もよく、ボールもしっかり見れる、ということで、ポジションは違いますが、Aaron Judgeのようになってくれるといいなぁと。
3Bは埋まり気味ですが、1Bは空いてますし、Bettsが残らないなら、いずれはRFというのも面白いかもしれません。
ちょっと期待してた選手がAAには多かったかな(笑)
Bryan Mataは投手でかなり期待してる、リリーフじゃなく先発で育ってくれないかな(笑)
Kutter Crawford、Denyi Reyes、Durbin Feltman、Jake Cosartこのへんは前から期待してたがちょと期待外れになってしまったな(笑)
ちょっと年齢はいってるけどEduard Bazardoはリリーフで気になってるかな(笑)
Jordan Weemsは捕手でしたよね、長くいるがもうダメかな(笑)
Jarren Duran、Marcus Wilsonはちょっとつまずいたのが残念一気にAAAまでいってほしかったかな個人的に(笑)来年良ければメジャーまでいけるけどどうなるか(笑)
Brett Netzerはドラ3だったけどパワーはないのはわかってたけどもう少し打率残してくれないと厳しいね(笑)
Jhon Nunezもいまいちになってしまったな(笑)Austin Reiも伸びませんね(笑)
日本BOSさん
Fetlmanは来年しっかり復活して欲しいですね。Workmanが来オフにFAで、Barnesもあと2年。クローザーに大枚を叩くのも難しそうなので、Feltmanがそれに育ってくれるかどうかは重要です。
M. Wilsonは健康でスランプに陥らなければ、そこそこMLBでもやれそうなツールはありそうですけどね。DuranはAAで打てることを証明して欲しいですね。
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