2021年5月5日水曜日

Former Sox Prospect Review: Garrett Whitlock, RHP

今回は、宿敵からのRule 5ドラフト指名で、BOSで大活躍を見せている、Garrett Whitlock。今後6年間は投手陣の軸として活躍してくれそうですね。NYYファンは苦い顔で見ていることでしょう。

Photo from Flipboard

[Player Data]

Name: Garrett Whitlock (ギャレット・ウィットロック)
Full Name: Garrett Getts Whitlock
Position: RHRP/RHSP
Born: June 11, 1996
Birthplace: Snellville, Georgia
Height: 6-5
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 18th round, 2017 by New York Yankees
How Acquired: Selected in the Rule 5 Draft from New York Yankees (December 2020) College: Alabama-Birmingham
High School: Providence Christian HS (GA)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

長身で引き締まった投手体形。速球は先発時は90 mph前半から、最速95~96 mphだったが、19年のTJと、リリーフ転向もあり、現在は安定して96 mph程度の球速を記録する。セカンドピッチは元々スライダーとされていたが、BOS入団後にMatt Andrieseにチェンジアップを指導されて自信を持ち、21年のMLBではチェンジアップをアウトピッチとして投げている。速球と同じ腕の振りから、鋭く利き手側に曲がりながら落ちるプラスのピッチ。


[Background]

ソフモアでややカレッジでの実績が少なかったこともあるが、指名順位や$250K程度のボーナスが示す通り、入団時はさほど目立たない選手だったが、2年目の18年に大きく成長。19年もソリッドに投げたが、TJでシーズンエンド。20年のマイナーシーズンがCOVID-19でキャンセルになったこともあり、NYYが20年のRule 5ドラフトでプロテクトせず、BOSが指名した。


[Profile]

21' : TJからの回復とブルペンでの起用により球威が常時90 mph後半に。さらにMatt Andrieseと話して掴んだというチェンジアップのキレも素晴らしく、ブルペンの最重要ピースに。連投を避ける慎重な起用の代わりにマルチイニングを投げるバルクリリーフでのセットアッパーとなった。POではクローザーも務め、古巣NYYにシーズンの引導を渡した。

22' : 開幕前に延長。開幕はブルペンだったが、Tanner Houckに代わり、すぐにローテへ。先発としても通用する投球を見せたが、中盤戦以降はケガもあり、再度ブルペンへ。

23' : 先発で育てようとしたが、今一歩の内容で更にケガでILへ。復帰後はブルペンに戻ったが、日によって波があり、安定感を欠いた。


[Comment]

正式にはNYYへリターンされる可能性も残っていますが、今やそれはありえないでしょう。気が早いですが、元々はスライダーを得意としていたようだし、来季以降先発へ配置転換する可能性もありそう。傘下投手有望株でも現在トップクラスの期待度になってきた。

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