2022年1月7日金曜日

22' Vanderbilt Commodores Roster

もうすぐカレッジベースボールがスタート。21年はKumar Rocker、Jack Leiterと史上最強レベルの1、2パンチを軸に、COVID-19の影響でキャンセルになった20年を挟んでのCWS連覇まで一歩を迫りましたが、あと1勝が届かず。その2人がチームを抜け、新しい世代の台頭を待つシーズンになりそうです。


[Pitchers]

Jack Anderson, RHRP, Gr.
Nelson Berkwich, LHRP, So.
Gage Bradley, RHRP, So.
Greysen Carter, RHRP, Fr.
Bryce Cunningham, RHSP/RP, Fr.
Michael Doolin, RHP, Jr.
Donye Evans, RHRP, So.
Devin Futrell, LHSP/RP, Fr.
Miles Garrett, RHP, So.
Ryan Ginther, LHRP, Fr.
Brett Hansen, LHRP, So.
Sam Hliboki, RHP, Jr.
Carter Holton, LHSP, Fr.
Christian Little, RHRP/SP, So.
Kyle Magrans, RHP, Fr
Nick Maldonado, RHRP/SP, Jr
Chris McElvain, RHSP, Jr.
Grayson Moore, RHRP/SP, So.
Hunter Owen, LHRP/SP, So.
Colton Regen, RHP, Fr.
Patrick Reilly, RHRP/SP, So.
Tomas Schultz, RHRP, Jr.


昨年から、Leiter、Hugh Fisher、Luke Murphyがプロへ。Rockerはドラ1でNYMに指名されたものの、フィジカルとボーナスで揉めて契約に至りませんでしたが、チームには戻らず22年ドラフトに挑むようです。

その他、フレッシュマンの時は重要なセットアッパーだったものの、昨年はケガに泣いたEthan Smithと、入学から出番の無かったRyan Stefiukがチームを去ったよう。

進学の方では、Perfect Game USAのコミットリストに名前があった選手の中で、James Peyton Smith、Miles Langhorne、Joseph Hembree、Chris Lopezの4人は最終的に進学して来ず。

現陣容としては、21年ドラフトでTop 5候補だった、2人の超エースが抜けたダメージが大きい。近年は特に投手のリクルートでは全米屈指だったものの、ここ2年に限って言うと、最終的な進学者はやや小粒で、更にRocker、Leiterの陰になっていたこともあり、ソフモア、ジュニアー陣のほとんどが、独り立ちできていない。ここ数年のような投手力を全面に押し出した戦いは難しそう。

ローテとして有力なのは、まずは昨季も多くローテを担った、Christian Little (So.-RHP)。その次はフレッシュマンの時から多く機会を得ている、Tomas Shultz (Fr.-RHP)、Sam Hliboki (Jr.-RHP)の両ジュニアー。更に過去2年はほぼリリーフ専門だったものの、先発のスタッフがあると言われていて、22年ドラフトでの評価も比較的高い、Nick Maldonado (Jr.-RHP)あたり。

また、同じくリリーフでの実績は豊富なChris McElvain (Jr.-RHP)。先発としてはイマイチだったが、Piggy-Backとしては好投を見せたPatrick Reilly (So.-RHP)。同じくフレッシュマンながらリリーフでまずまずの機会を得た、Mile Garrett (So.-RHP)までは団子状態で、秋からの進歩次第の部分もあるだろう。

投手のフレッシュマンの中では、比較的大物だったMichael Morales (SEA)がプロ入りしてしまったが、Carter Holton (Fr.-LHP)、Devin Futrell (Fr.-LHP)の両左腕が、21年ドラフトでMLB公式のTop 250圏内の有望株。期待したいところ。変わり種はJack Anderson (RHP)という選手で、Prinston大を卒業してトランスファーという形でチームに加わっている。投手陣が不安定だけに即戦力として獲ったのかな?


[Fielders]

Jack Bulger, C, So.
Alan Espinal, C, So.
Dominic Keegan, C/1B, Sr.
Sam Hunt, C. Fr.
Gavin Casas, 1B, So.
Davis Diaz, 3B/2B/SS, Fr.
Rob Gordon, 2B/SS/3B, Fr.
Tate Kolwyck, 2B/1B/3B, Sr.
Parker Noland, 1B/3B, Jr.
Jonathan Vastine, 2B/1B/3B, Fr.
Carter Young, SS, Jr.
Enrique Bradfield, CF, So.
Calvin Hewitt, LF/CF, So.
Spencer Jones, RF, Jr.
Troy LaNeve, LF/RF, Jr.
Kenneth Mallory, RF, Fr.
T.J. McKenzie, RF/LF, Jr.
Matthew Polk, LF/RF/2B, Fr.
J.D. Rogers, OF, Fr.
Christian Smith, OF, Fr.
Javier Vaz, LF/RF, Sr.
Anthony Migliaccio, UT, Fr.


捕手レギュラーだったC.J. Rodriguezと、昨季復活したJayson Gonzalezがプロへ。Isaiah Tomasは21年ドラフト候補の中で、まずまずの有望株だったが、世の中の評価と自分の評価がかけ離れていたようで、ボーナス要望を敬遠されてドラフトされず。チームに戻るかと思ったが、ロスターに名前は無いよう。同じような扱いだった、Dominic Keegan (Sr.-1B/C)が戻って来てくれたのは大きいが。

また、Cooper Davisが卒業。出場機会の問題だろうか、Maxwell Romero, Jr.、Jack O'Dowd、C.J. Pittaro、Will Duff、Matt Hoganはチームを去った。進学時の評価が高かったO'Dowdと、捕手の半レギュラーだったRomeroはちょっと痛いが、前者は他の選手でブロック気味だったので仕方ないか。

捕手は21年に多くの機会を得た2人が抜け、誰が正捕手となるのか不明。第三捕手だったAllan Espinal (So.-C)や、新人のSam Hunt (Fr.-C)では荷が重いと思われるし、HS時代に捕手だったJack Bulger (So.-UT)や、同じくここ2年は1BがほとんどだったKeeganを捕手である程度使っていくのかも?特にBulgerが捕手でプレーし、打撃にも影響が出なければ、チームにも本人にも大きいが。

1Bは同じくKeeganとBulgerが候補。また、21年はケガをやや引きずってのプレーになったが、尻上がりで調子を上げたSpencer Jones (Jr.-1B)もDH/1B/LFあたりで機会を得るだろう。2BはTate Kolwyck (Sr.-IF)、3BはParker Noland (Jr.-IF)、SSはCarter Young (Jr.-SS)が有力だが、そこに新人の中では最大の大物であるDavis Diaz (Fr.-IF)が割って入ることを期待したい。

22年ドラ1候補のYoungはチームの軸になる存在だが、守備とパワーは素晴らしいものの、三振の多さとフリースウィンガー気味な点は懸念で、I. Tomasの二の舞にならないことを祈りたい。

OFはCFはEnrique Bradfield, Jr. (Fr.-CF)が牙城を築く。22年はパワー面で少し成長があると良い。LFメインのBulger、Jones、それに21年の中盤以降パワー面で成長を見せたTroy LaNeve (Jr.-OF)あたりが両翼の候補だが、1B/DHでの起用も考えると、この位置には一人は新人や成長株が必要になりそう。

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