もうすぐカレッジベースボールがスタート。昨年は応援し始めてから早くも二度目のカレッジワールドシリーズ制覇を成し遂げたVandyですが、プレシーズンのランキングでは各誌で#1か#2、リクルートのランキングもNo.1と、額面通りなら今季も期待できそうです。
[Pitchers]
Tyler Brown, RHRP, Jr.
Michael Doolin, RHRP, Fr.
Jake Eder, LHSP, Jr.
Hugh Fisher, LHP, Jr.
Mason Hickman, RHSP, Jr.
Sam Hliboki, RHRP, Fr.
Chance Huff, RHP, So.
Erik Kaiser, RHRP, Jr.
Ryan Keenan, LHP, Fr.
Jack Leiter, RHSP/RP, Fr.
Nick Maldonado, RHRP, Fr.
Chris McElvain, RHRP, Fr.
Luke Murphy, RHRP, So.
Kumar Rocker, RHSP, So.
Tomas Schultz, RHRP/SP, Fr.
Ethan Smith, RHSP/RP, So.
昨年から抜けたのは、フレッシュマンから3年間ローテを務めたDrake Fellowsを筆頭に、A.J. Franklin、Jackson Gillis、Joe Gobillot、Zach King、Patrick Rabyの6人がプロへ。そしてAustin Becker、Michael Sandborn、Makenzie Stills、Justin Willisの4人はトランスファーなのかロスターから消えており。またリクルートに名前のあったWesley Scottは進学して来なかったよう。
Gillis、Gobillotは継続的な機会がもらえるほど安定していなかったが、ドラフトで指名されるようにスタッフはあったし、何より左腕。またBeckerも18年のドラフトでは直前に株を下げたものの、春先は同クラスのHS-RHPでTop 5には入っていた。
とは言え、この辺のマイナスは無視できるレベルと言えるほど、投手の戦力は充実している。エースのKumar Rockerはフレッシュマンだった19年の中盤以降、チームのローテの柱に成長し、リージョナル以降はノーヒッターを始めとしたセンセーショナルな投球を見せ、今でもドラフトに出れば全体#1指名されるのではないかと思うレベル。
さらに昨年はウィークデーの先発からスタートしたものの、すぐにウィークエンドローテに移動し無敗と、抜群の安定感を誇るMason Hickmanとの二枚看板はどのチームと比較しても圧倒的に優位。唯一の懸念はNo.3の先発だが、それも実績は少ないものの、Jake Ederの成長で埋まる公算。
元々は現在のジュニアーのクラスで最上位の評価をされていた選手で、やや制球難の傾向はあるが、90 mph後半に達する速球を持ち、昨年はリリーフとして中盤戦以降ソリッド。夏のCape Cod Leagueでは先発として結果を残すなど、上手く行けば前の2人にも勝るとも劣らない投球を見せる可能性がある。
リリーフでの実績のあるTyler Brownはどうやら今季もリリーフのようだが、それ以外にも、昨年のリクルートでトップクラスの評価をされ、実際に開幕からウィークデーローテを務めたChance Huffや、19年に進学した中で、MLB公式でのランキング最上位だったJack Leiter、それに投打二刀流の予定のようだが、同じくMLB公式でドラフトのTop 100だったSpencer Jonesなど、タレントは豊富。
リリーフにしても、昨年のリリーフの勝ちパターン3人、Brown、Hugh Fisher、Ethan Smithの3人が全員残り、この3人は三振も奪える本格派。Erik KaiserやLuke Murphyなどケガに悩まされている選手の復活や、先発から溢れた選手のリリーフ転向なども考えると、十分な戦力を有していると思われる。
[Fielders]
Ty Duvall, C, Sr.
C.J. Rodriguez, C. Fr.
Maxwell Romero, Jr., C, Fr.
Jayson Gonzalez, 3B, Jr.
Will Duff, 2B/CF/LF, Fr.
Sterling Hayes, SS/3B, So.
Spencer Jones, 1B/RF/LF, Fr.
Dominic Keegan, 1B/C, So.
Justyn Henry-Malloy, 1B, So.
Parker Noland, 3B, Fr.
Harrison Ray, 2B, Sr.
Carter Young, SS, Fr.
Cooper Davis, LF, Jr.
Tate Kolwyck, CF/LF/RF, So.
Matt Hogan, CF/RF, So.
Austin Martin, CF/3B, Jr.
Tyler McKenzie, LF/CF, Fr.
Troy LaNeve, LF, Fr.
Isaiah Tomas, RF/CF, So.
全体#4のJ.J. Bledayを筆頭に、Philip Clarke、Pat DeMarco、Julien Infante、Ethan Paul、Stephen Scottがプロへ。Kiambu Fentress、Walker Grisantiが卒業。昨季、フレッシュマンで出番の少なかった、John Malcom、Cam McMillanはロスターから消えている。Blaine McIntoshは進学しなかったよう。
投手と違って、野手の方は、抜けた穴を現時点で完璧に埋めるのは難しく、シーズンが進むに連れて成長していくのを期待することになりそう。なんせ、昨年のカレッジベースボールで最強の打者だったBledayの穴は大きい。更にソフモアだったClarkeとDeMarcoが下位指名にも関わらず、オーバースロットで引き抜かれたのも響いている。
捕手はDuvallは守備面でClarkeより優れているし、打撃も比較的良いのだが、2人の捕手を使いまわせて、尚且つDHをも2人で務めた相方のClarkeの離脱は、Duvallの負担を増やし、打撃面に影響を与えてもおかしくないだろう。第2捕手はDominic Keeganかと思うが、彼は1Bのレギュラーでも予想されている。S. Jonesが1B/DHに定着し、Keeganがある程度打撃で成長した上で、Duvallと捕手を分け合うのが理想だが。
内野はKeeganが1B、2Bが経験の深いRay、3BにAustin Martinで、SSが新人のCarter Young。昨年4割を超える打率を残し、カレッジ界最高のピュアヒッターで、20年ドラフトで現在#1の有力候補のMartinは、今季SSに移る可能性も言われていたが、昨年ドラフトのTop 200で守備の良いYoungがプレシーズンでも良いプレーを見せたようで、Martinは3Bスタートが有力。
ただYoungや、やや打撃難のRayの状態、それに2年間くすぶり気味のJayson Gonzalezの成長次第で、Martinは2B/3B/SSのどこをメインに守るかは変わってくるだろう。また前述のように評価の高い、S.Jonesは今のところDHの候補のようだが、多士済々の投手陣よりもまずは打撃面でチームの戦力になって欲しいところ。
OFはLFにスピードのあるリードオフ候補、C. Davis、CFにIsaiah Tomas、RFにMatt Hoganの予定。中でも昨季もフレッシュマンながら一時期は強豪ぞろいのOFに割って入ったI. Tomasは野手の中で、最も大きな成長が期待される選手だ。身体能力があり、パワーもありそう。これにDeMarcoが残っていればOFも充実していたと思うが、RFは実績の少ないHoganと言うことで懸念。
2020年1月26日日曜日
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