2021年6月5日土曜日

21' Season Boston Red Sox -Jun.-

6月です。先発、リリーフ、中軸は悪くないのですが、如何せん下位打線~1番が打線を切ってしまい、中軸が湿りがちの試合はなかなか勝ち星を積み上げられず。TBに追い抜かれたとは言え、依然悪いない位置につけているので、ガンバって食らいつきたい(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 6/3
Selected the contract of RHP Brandon Workman from AAA Worcester.
Designated RHP Colten Brewer for assignment.

Opt. Outを申し入れたWorkmanを40人枠に入れて流出を阻止。BrewerをDFAしています。これ自体は妥当な動き。あとはC. Sale、Brasierあたりの復帰のタイミングでどう枠を作るかですね。


Released OF Cesar Puello.

Workmanと同じくOpt. Outを宣言していたCesar Puelloは引き留めずFAに。昨年上呼ばれた時は限られた機会でアピールしたのですが、タイミング悪くケガ。


〇 6/4
Acquired RF Freddy Valdez from New York Mets, RHP Luis De La Rosa and RHP Grant Gambrell from Kansas City as the PTBNLs in a trade of Andrew Benintendi.

Andrew Benintendiのトレードは三角トレードではありましたが、KCからF. CorderoとKhalil Lee、PTBNLを2人を獲得。そのLeeをNYMに送って、WinckowskiとPTBNLを得る形となっていました。PTBNLを決めるデッドラインが今日だったらしく、NYMからOFのF. Valdez、KCから右腕を2枚受け取って完了となっています。

結果、BenintendiはKCで復活気味、Corderoはさっぱり戦力になっていないということで、実質BenintendiをLee、Gambrell、L. De La Rosaと交換したようなもので、こちらは微妙なところですが、Benintendiのコストも含めて、あの時の決断自体は妥当だったかとは思う。

今回得た両右腕の内、Gambrellの方が少し評価は高い様子。19年のドラ3でOregon州立大出身。BOSで言うと、C. MurphyやZeferjhanと同期に当たる。昨年マイナーシーズンが無かったので、年齢の割に少し実績が少ないが、今季はSTで肉体改造して到着。

速球もわずかに伸び、最速96 mph程度でセカンドピッチはブレイキングボールはしっかりしている。High-Aでもまずまずのスタートを切っており、先発下位~ミドルリリーフの可能性を持つ、まずまずの有望株。

一方のDe La Rosaはよりプロジェクションの選手で、まだDSLで投げたのみの18歳。NYMから来るValdezとは18'-19'の海外FA契約で同期。BOSで言うとE. LopezやBonaciと同期に当たる。元々SSだったらしく、運動能力が高く、90 mph前半の速球に、DSLでの成績もよく、ロッタリーチケットであるが、4枚目のピースとしては理想的な選手だろう。

NYMから来るValdezはNYM傘下で#10~15くらいの評価を受けていた選手。LeeはNYMで#7の選手となっていて、そのLeeを当時TORからNYMに来た時のランキングで#30くらいだったWinckowskiとValdezに交換したことになるので、質より量を取った形にはなる。

Valdezは当時の海外FA市場でBA #29/MLB #25と評価されていた大物で、やはりまだRkレベルの実績しかないが、優れた体格とパワーを既に発揮しており、上限は高い。

NYM傘下から来る選手の噂ではNYM傘下でTop 10の、Mark Vientosがここ数日マイナーのロスターから外れたということで、ファンサイトは色めき立っていたが、結果的に来たのはそれより少し抑えめの見返りとはなった。

LeeもMLBデビューで苦しんでいるようだが、NYMが彼を欲しがったということで、当時の評価のつり合いから言うと、Vientosかどうかはともかく、もう少し欲張っても良かったような気もするが、Leeも身体ツールはあるが、コンタクトが不安定でやや過大評価感を受けるし、Winckowskiが獲得後、評価を上げてきているので、Valdezが期待通りに行ってくれればこちらも収支はまずまずか。


〇 6/7
Outrighted RHP Colten Brewer to AAA Worcester.

Brewerがウェーバーを通過してAAAへ。最低年俸の選手がクレームされないのも悲しいもんですね。


Released RHP Adam Lau.

Adam Lauをリリース。15年のドラフトなので、長く傘下にいたリリーフ。有望株と見なされたことはないけど、安定して投げていた。


〇 6/10
Optioned RHP Phillips Valdez to AAA Worcester.
Recalled RHP Brandon Brennan from AAA Worcester.

P. ValdezとBrennanを入れ替え。Brennanはこの2年はSEAで投げていたけど、傘下ではMLBデビュー。Valdezも直近ちょっと乱れていたけど、酷いという感じでもなかったですが、40人枠のやり繰りを見据えてBrennanを一度見ておきたいということかも。


Released IF Michael Osinski.

Michael Osinskiをリリース。傘下のアクティブな選手が180人以内というルールもあって、ケガ人が復帰すると誰かをリリースせざるを得ないのかな?


〇 6/13
Designated RHP Brandon Brennan for assignment.
Selected RHP Ryan Weber from AAA Worcester.

SEAから冬にクレームした後、枠の厳しい40人枠に入れ続けてきたBrennanを1試合に投げさせただけでDFA。まぁそういうロッタリーチケットなリリーフ枠と思うしかないんだろうけど。そして呼ぶのがWeber...。Weberはもういいよ。


〇 6/14
Acquired RHP Yacksel Rios from Seattle for cash considerations.
Recalled UT Michael Chavis from AAA Worcester.
Designated RHP Ryan Weber for assignment.

SEAがDFAしていたRiosを金銭トレードで獲得。99 mphを投げ、AAAではまずまずだが、MLBの限られた機会ではインプレッシブでなく、切られていた。また廃品回収で、基本的には当たらないと思っておいた方が良い宝くじ的なピックですが、球威があるのでどうか。案の定炎上したWeberを1試合でカット。ロスター合わせでChavisを呼んでいます。


Released 1B Jerry Downs.

Jerry Downsをリリース。Top ProspectのJet. Downsの兄で、弟がトレードでBOSにやってきて共演できるかと思いましたが、機会ないままリリース。


〇 6/16
Added RHP Yacksel Rios to active roster.
Optioned UT Michael Chavis to AAA Worcester.

Riosをアクティベイト。Chavisは試合に出ないままAAAへ。せっかくAAAで調子上がって来ていたのに、数合わせで呼ぶのはもったいないと思うんだけど。


Milwaukee claimed RHP Ryan Weber off waivers.

DFAしていたRyan WeberをMILがクレーム。モノ好きですね。


〇 6/22
Placed C Kevin Plawecki on the 10-day IL.
Recalled C/IF Connor Wong from AAA Worcester.

この前の試合で負傷したPlaweckiがIL入り。何気昨年加入してから一度も(?)IL入りした記憶がないし、ノーパワーではありますが、控え捕手としては最低限打つので計算できる悪くない控えです。

マイナー捕手層が薄く、40人枠内のWong、R. Hernandezはマイナーでも十分に打てていない一方、Herrmann他のMLB経験のある選手は40人枠外ということでどうするかと思っていましたが、WongがMLB初コールアップ。まぁどのみち打てないでしょうし、Plaweckiが長くかからないならこれで良いかと。


〇 6/24
Placed 2B/SS Christian Arroyo on the 10-day IL.
Recalled 1B/2B Michael Chavis from AAA Worcester.

Arroyoが右足の打撲でIL入り。Chavisを呼んでいます。内野手の入れ替えだし、Chavisも調子が上がって来ていたので、素直なムーブではありますが、Duranのコールアップを期待していた人も多いでしょう。

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