2022年3月11日金曜日

21'-22' Offseason Boston Red Sox -Mar.-

3月です。ようやく新CBAが妥結。開幕は4/7ということであまり時間がありませんが、STをこなしながら空席になっているRFや勝ちパターンリリーフを物色することになりそうです(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 3/3
Signed and international free agent SS Jhaydel Flores.

海外FAと契約。$10Kとそんなに大物ではないよう。


〇 3/6
Signed RHP Silvino Bracho and RHP Darin Gillies to minor league deals.

右腕リリーフ2枚と契約。40人枠内の選手抜きでマイナーは開幕ということになりそうなので、その穴埋め役を少し足さないといけないということでしょう。


〇 3/7
Kansas City signed RHP Brad Peacock.

Brad PeacockがKCへ。


〇 3/8
1B/LF Dom D'Alessandro retired.

マイナーの控え1Bが引退。


〇 3/10
Signd LHP Tomas Pannone to a minor league deal.

Pannoneと契約。Rhode Island州出身のローカルボーイ。TORでMLBデビューしている。AAAのロスター候補で左腕はHartと彼だけなので、序盤に何かあれば呼ばれる可能性も。


Tampa Bay signd RHP Seth Blair.

Seth BlairがTBへ。TBなら上手く使いそうな気も。


〇 3/12
Invited RHP Durbin Feltman, RHP Geoff Hartlieb, RHP Brian Keller, RHP Kaleb Ort, RHP John Schreiber LHP Chris Murphy, C Kole Cottam, 1B Triston Casas, SS/2B David Hamilton, SS Christian Koss, OF/1B Franchy Cordero, and UT Ryan Fitzgerald, to spring training.

NRIが発表に。それも含め、近々STの状況はまとめます。


Texas signed LHP Martin Perez.

Martin Perezが古巣TEXへ。


〇 3/13
New York Yankees signed OF Tim Locastro.

NYYからクレームしたもののノンテンダーでFAとなっていたTim LocastroがNYYと再契約。無駄なムーブでしたね。Rule 5ドラフトが無かったから良いけど、プロテクト漏れした選手を指名されていたらちょっと疑問。


〇 3/14
Signed and international free agent RHP Ovis Portes.

珍しいアンティグア&バーブーダ出身の右腕と契約。


Colorado signed SS/2B Jose Iglesias.
New York Mets signed RHP Adam Ottavino.
Washington signed C Chris Herrmann.

Jose IglesiasがCOLへ。$5Mの単年契約。BOSは現状2Bと控えIF枠にArroyoとArauz、マイナー契約のY. Sanchezがいるもののやや弱い状況。

できれば2BでArroyoと争える選手が欲しくて、右打ち同士という点はややネックも、生え抜きでSSの守備の実績も豊富、かつ昨年のPOではムードメーカーとなったIglesiasとの再契約は考えて欲しかったが。

その枠に、BOSはFAのJonathan Villarをターゲットにしているようで、両打ちという点はIglesiasに勝ると思うものの、TORからの$6.5M+インセンティブ$1Mを拒否したらしく、それ以上の額でとなるとやや微妙。

最悪Arroyoをレギュラーで、控えにArauzかSanchezでも良いとは思うものの、$5Mなら再契約して欲しかった気も。またAdam OttavinoはNYMへ。New York州生まれで故郷NYYに入れたと思ったらBOSに放出されたので、再び地元チームに戻れて良かった。Chris HerrmannはWASへ。


〇 3/15
Signed LHP Matt Strahm to a one-year deal.

Strahmと$3M単年契約。飛び抜けたスタッフはないが、リリーフにしては球種が多く、こちらも対左のみというよりはモップアップを含めたバルクリリーフとして使いたいのかも。

20年はゴロを多く打たせまずまずの内容も昨季は大暴落。$3Mとは言え、MLB契約で抑えるほどの選手かは微妙だが、そのあたりはBloomさんの得意とするセイバーメトリクスに基づく契約なのか。

色々な役割で使える可能性があるのはBloomさん好みな印象。昨年のMatt Andrieseと同じ立ち位置かも。左腕リリーフ内だけの争いではなくなるとは思うが、D. HernandezやA. Davisは苦しい立場に。


〇 3/16
Signed LHP Jake Diekman to a two-year deal.
Pladed LHP James Paxton on the 60-day IL.

Diekmanと2年8M+オプションで契約。既に35歳だが、平均95 mphを超える速球とスライダーで三振が取れるのが魅力。

左腕だが、左右のスプリットはあまり無いため、対左をメインとしているJ. Taylorとは完全に立ち位置は被らず、セットアップとして起用するつもりだと思われる。

ただキャリアを通じて制球難の傾向が強く、安心して7、8回を任せられるのかという点では不安があるが。Paxtonが60日ILに入りロスター枠確保。


Signed RHP Dan Altavilla to a minor league deal.

Altavillaと2年間のマイナー契約。TJで今季はほとんど投げられない見込み。球威があるがノーコンというタイプでハイリスクハイリターンな選手を多く、というのがBloomさんの好みなのかもしれないけど、元々ノーコンのTJ明けだとかなり期待薄。


Philadelphia signed OF/1B Kyle Schwarber.
Pittsburgh signed RHP Austin Brice.

Kyle Schwarberが4年$79MでPHIへ。鈴木誠也を獲り逃しただけに残念。またAustin Briceがマイナー契約でPITへ。


〇 3/17
Signed C Deivy Grullon to a minor league deal.

昨年PHIからクレームして少しMLBでプレーしたGrullonとマイナー契約。元々そこそこの有望株として知られていた選手ですが、昨オフにDFAしたところをCINがクレーム。昨年は3チームをたらい回しになりイマイチ。

Released C Charlie Madden.

Charlie Maddenをリリース。昨年は最悪の場合に備えて、Taxiスカッドで常にMLBチームに帯同したため、マイナーでは出番なし。


〇 3/18
Re-signed 1B Travis Shaw to a minor league deal.

Shawと再契約。Casasがいて5~6月には上げようと思えば上げられる状態になっている可能性も十分にあるため、個人的には元々1B控えは彼と再契約で十分と思っていた。R. Ramosもデプスとして契約したし、これで1Bの布陣は片付いたと見て良いかと。


Texas signed RHP Garrett Richards.

Garrett RichardsがTEXへ。昨年終盤はバルクリリーフとしてのポテンシャルを見せたのでその役割で再契約しても良いかと思ったけど、Wachaとの契約があり、Wachaの方が先発としては上だろうから再契約の目は無い状況だった。


〇 3/19
Re-signed RHP Hansel Robles to a minor league deal.

Roblesと$2.25Mで再契約。右打ち野手の補強に躍起になる中、ペイロールの空きもさほど余裕がある訳でもなく、選択肢が限られている中では、それなりに上位に来る選手ではあるが、ブルペンの後ろの方に不安がある中で、リードゲームを安心して見ていられるような布陣にはならなそうな状況に。

Barnes、Diekman、Roblesと揃って三振は取れるものの、四球から崩れる可能性のある選手なのはなかなかにストレス。とは言え、昨年は加入直後はイマイチだったものの、終盤からPOに掛けては悪くない投球を見せたし、シーズン中にPaxtonやSaleが帰ってくることがブルペン補強にもなる状況なので、妥協点ではあるか。

(追記)マイナー契約でMLBに上がれば$2.25Mとのこと。MLB契約のオファーはあったと思うので、ロスター枠の兼ね合いでマイナー契約という形にしたもらったのではないかと。


Released C Carlos Diaz.

25打席0安打15三振という成績でBOSでのキャリアは終了。


〇 3/21
Signed LHP Derek Holland to a minor league deal.

Hollandとマイナー契約。有望株時代は著名な選手でしたが、MLBでは殻を破りきれないままキャリア終盤に。


〇 3/22
Signed RHP Nick Pivetta, LHP Josh Taylor, 3B Rafael Devers, IF Christian Arroyo, and OF Alex Verdugo to one-year contracts, avoiding arbitration.

Deversの$11.2Mを筆頭に調停の選手といずれも調停回避。Pivetta、Deversは長期契約を考えたいし、Verdugoも完全ブレイクしていない、今の成績なら割安になるかもしれない額で延長できるかもしれないので調停期間+オプション2年とかを考えても良いかと。


Claimed RHP Kyle Tyler off waivers from Los Angeles Angels.
Designated 3B Hudson Potts for assignment.

LAAをDFAされていたK. Tylerをクレーム。少し球威が伸びてリリーフとしてはそこそこの有望株になっているが、それでも90 mph前半がメインと、リリーフにしてはそれほど球速は飛び抜けていない。PottsをDFA。


〇 3/23
Signed 2B/SS Trevor Story to a six-year deal.
Designated OF Jeisson Rosario for assignment.

Storyに少なくとも22年は2Bでプレーしてもらう予定で6年$140Mの契約合意。ノートレード条項無し、4年目の後にOpt. out条項有り。MayerやYorkeとのバトンタッチの年になる可能性が高いのでタイミングは悪くない。Opt. outすると、BOSに7年目の$25Mオプション/$5Mバイアウトが発生するよう。Opt. outした時点で引き留めたかったら、残り契約額が少し上がるというようなイメージか。

22年はX. BogaertsがSSでStoryが2Bは確定ということだそうで。2B経験はないものの、肩を若干痛めているということで、今季2Bでプレーするのは彼にとってもマイナスではないかも。額的にも付帯条件的にも昨今の契約の中では抑えめな印象で、SSが豊作でCarlos Correaですら行先が減って妥協せざるを得なくなった市場で最後まで売れ残ったことで有利な交渉が出来た結果かと思う。

(追記)J. RosarioをDFAして正式発表。Potts、RosarioとMitch Morelandの見返りは外れの上に1年40人枠の無駄に。SDとのトレードはやはり良い思い出がない。


Agreed to terms on one-year contracts with RHP Eduard Bazardo, RHP Brayan Bello, RHP Kutter Crawford, RHP Bryan Mata, RHP Connor Seabold, RHP Phillips Valdez, RHP Garrett Whitlock, and RHP Josh Winckowski, C Ronaldo Hernandez, C Connor Wong, 1B/3B Bobby Dalbec, 3B Hudson Potts, SS/2B Jeter Downs, IF Jonathan Arauz, OF Jarren Duran, OF Jeisson Rosario, LHP Austin Davis, LHP Jay Groome, and LHP Darwinzon Hernandez.
Renewed the contract of RHP Tanner Houck for the 2022 season.

調停前の選手と1年契約。また調停前選手のサラリープールのルールができたこともあってか、Houckとはサラリーを見直して契約。


Optioned RHP Bryan Mata, RHP Connor Seabold, RHP Josh Winckowski, LHP Jay Groome, and SS/2B Jeter Downs to AAA Worcester.
Reassigned RHP Durbin Feltman, RHP Brian Keller, LHP Chris Murphy, 1B Triston Casas, SS/2B David Hamilton, and SS Christian Koss to minor league camp.

第一回のカットを実施。多くは顔見せの段階の有望株ですが、J. Downsはもう少しガンバって欲しいところでしたが。あとはKossも良い感じでしたが早めにカットされましたね。40人枠の都合もあるかな?


〇 3/24
Claimed RHP Ralph Garza off waivers from Minnesota.
Designated RHP Kyle Tyler for assignment.

MINをDFAされていたGarzaをクレーム。カウンタームーブでDFAされたTylerと同じようにリリーフとしてはそれなりの有望株と見られる。どこかで40人枠は外れるだろうが。


Outrighted 3B Hudson Potts to AAA Worcester.

Pottsがウェーバーをクリアーしてマイナーへ。


Optioned RHP Brayan Bello to AAA Worcester.

二回目のカットの形でBelloだけがマイナーへ。登板タイミングの兼ね合いかと。顔見せの段階ではあるものの、98 mphの速球をSTで見せ、今季は更に階段を駆け上がりそう。


〇 3/26
San Diego claimed RHP Kyle Tyler off waivers.
New York Yankees claimed OF Jeisson Rosario off waivers.

SDがKyle Tylerをクレーム。Jeisson RosarioをNYYがクレーム。ウェーバーを通過したPottsとで言えば、どちらも期待は無くなったが、マイナーのポジション的にはむしろRosarioを残したかったが。


〇 3/27
Optioned C Ronald Hernandez, C Connor Wong, and OF Jarren Duran to AAA Worcester.
Reassigned RHP Silvino Bracho, RHP Taylor Cole, RHP Michael Feliz, RHP Darin Gillies, RHP Geoff Hartlieb, RHP Zack Kelly, C Roldani Baldwin, C Kole Cottam, 1B Roberto Ramos and UT Ryan Fitzgerald to minor league camp.

第三回のカットを実施。Duran、Fitzgeraldと野手の13人目の候補がマイナーへ。


〇 3/28
Signed and international free agent RHP Ruben De La Cruz.

ドミニカの右腕と契約。


〇 3/31
Released RHP Zach Schellenger, RHP Yasel Santana, 1B Cuba Bess, IF Jake MacKenzie, OF Cole Brannen, OF Dean Miller, and OF Angel Maita.

マイナーの開幕ロスターもある程度決まって来ているようで、7人の選手をリリース。最大はCole Brannen。指名時からパワー面に不安はあったけど、ほとんど成長は無かった。

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