15' Vanderbilt Commodores Depth Chart

以前にVandyのロスターについて書きましたが（こちら）、開幕を控え、各ポジションの戦力デプスチャートに関してヘッドコーチのTim Corbinさんのインタビュー（こちら）が出ているので、まとめておきます。今週末Santa Clara大との三連戦で開幕。まずはきっちり三連勝で開幕したいですね。Go Vandy !!


[Starter]

1. Carson Fulmer, RHP, Jr.
2. Walker Buehler, RHP, Jr.
3. Tyler Ferguson, RHP, Jr.

4. Philip Pfeifer, LHP, rJr.
5. John Kilichowski, LHP, So.
6. Kyle Wright, RHP/IF, Fr.


ウィークエンドローテはFulmer、Buehler、Fergusonの15年ドラ1候補のビッグ3でガッチリ。まぁビッグ3がきっちり投げてくれれば今年も上位進出は堅いでしょう。03年から毎年1人はドラ1で指名された選手がローテに名を連ねて来たそうですが、今年のローテはVandy史上最高との呼び声も高い。

ただ、肘の違和感でWalker Buehler がDay-to-Dayということで、Week 1は、Kilichowskiを先発させるよう。すなわち、今週末のシリーズはFulmer、Kilichowski、Fergusonというローテになります。コーチの談話から見ると、Pfeiferが先発四番手のようですが、彼はミッドウィークに固定するんでしょうかね？ソフモアながら15年のドラフト資格を持つKilichowskiは与えられたチャンスでアピールしたいところ。

インタビューでの話からは、ビッグ3、Pfeifer、Kilishowskiに、あとはWrightが先発候補。フレッシュマンながらコーチ陣が随分買っているようで、シーズン中に先発の機会を与えたいよう。またWrightは2way選手で、C-IFでもプレーする可能性があるそうです。


[Reliever]

1. Hayden Stone, RHP, So. (CL)
2. Ben Bowden, LHP, So. (SU)
3. Jordan Sheffield, RHP, rFr.
4. Kyle Wright, RHP/IF, Fr. (SW)
5. John Kilichowski, LHP, So. (SW)
6. Philip Pfeifer, LHP, rJr. (SW)

7. Ryan Johnson, LHP, rFr.
8. Joey Abraham, RHP, Fr.
9. Matt Ruppenthal, RHP, Fr.
10. Collin Snider, RHP, Fr.
11. Brendan Spagnuolo, RHP, Fr.


リリーフは昨季カレッジベースボール全体でも最高と言われるスライダーで三振を量産したStoneがクローザー。落ち着きを払ったマウンド捌きも評価が高く、何人かキーパーツが抜けたブルペンをまとめます。

セットアップを務めるのはBowden。昨季もそこそこ機会を得たけど、今季はブルペンの大黒柱となることが期待されています。Stone、Bowdenのソフモアコンビと共にブルペンに専念しそうなのはSheffiled。スタッフはチームでもトップクラスですが、TJ明けなのと先発が豊富なので、まずはブルペンからということのようです。

Sheffieldの上限は高いし、彼がStone、Bowdenと並び、勝ちゲームを任せられるようになってくれれば、ブルペンも昨季の支配力を再現できるかも。あとはフレッシュマン陣がいますが、それよりもPfeifer、Kilichowski、Wrightといった先発候補がスウィングマン的に使われるのが優先されそう。特にWrightはまずはブルペンからスタートするでしょう。


[Catcher]

1. Karl Ellison, C, So.

2. Jason Delay, C, So.
3. Tristan Chari, C, Fr.


捕手はEllison、Delayのソフモアコンビが分け合いそう。各誌の予想ではスターターはEllisonとなっていましたが、コーチ陣も同期の彼らの切磋琢磨に期待しているようです。共に守備面の評価をされているようですが、専門誌によると、Ellisonの方がより守備が良いよう。一方、昨年の成績ではDelayの方が打撃は良かった。Chariはまずは1年間トレーニングを積んでいくことでしょう。


[Firstbase]

1. Zander Wiel, 1B, rJr.

2. Kyle Smith, OF/1B, Jr.
3. Tyler Green, 1B/3B/OF, rFr.
4. Aubrey McCarty, 1B, rFr.
5. Bryan Reynolds, OF/1B, So.
6. Kyle Wright, RHP/IF, Fr.


何人か候補を挙げていますが、基本的にはWielがほぼフル出場するでしょう。昨年はSmithやReynoldsが1Bに入る場面もありました。Wielはチームに数少ないパワーヒッターですが、他チームの主軸打者と比べて弱い感は否めないし、成績アップに期待したい。


[Secondbase]

1. Tyler Campbell, IF, Jr.

2. Ro Coleman, 2B/OF, So.
3. Nolan Rogers, OF/2B, So.
4. Liam Sabino, IF, Fr.


2Bは昨年のカレッジワールドシリーズのヒーローになったCampbellがレギュラー。またColemanが競争の激しいOFから2Bへコンバートされたそうで、控えの第一候補。またCampbellはSSや3Bの控えでもデプスの上位に来るので、Colemanの出番は多くなりそう。また、昨季何度か2Bに入っていたRogersもここでプレーする可能性がある。


[Thirdbase]

1. Will Toffey, IF, Fr.

2. Tyler Campbell, IF, Jr.
3. Tyler Green, 1B/3B/OF, rFr.
4. Penn Murfee, 3B/OF, rFr.
5. Joey Mundy, IF, Fr.
6. Kyle Wright, RHP/IF, Fr.


3BではやはりXavier Turner (Jr.-3B)が今年全休するようですね。Toffeyがコーチ陣にインパクトを与えてレギュラー奪取した。まだ実績は無く、開幕から打てないようならCampbellをスライドして2BにColemanを入れることになるかも。ただもちろんToffeyに期待しているし、1年間レギュラーを務めて、次代の主軸に成長してもらいたい。


[Shortstop]

1. Dansby Swanson, IF, Jr.

2. Tyler Campbell, IF, Jr.
3. Liam Sabino, IF, Fr.


絶対のレギュラーSwansonはチームの軸だし、ケガでもない限りはフル出場するでしょう。一応デプスの2番目はこちらも3Bと同様にCampbellがスライドするよう。


[Outfield]

1. Bryan Reynolds, OF/1B, So.
2. Rhett Wiseman, OF, Jr.
3. Nolan Rogers, OF/2B, So.

4. Kyle Smith, OF/1B, Jr.
5. Jeren Kendall, OF, Fr.
6. Drake Parker, OF, rFr.
7. Ro Coleman, 2B/OF, So.
8. Tyler Green, 1B/3B/OF, rFr.
9. Penn Murfee, 3B/OF, rFr.


レギュラーはLF Reynolds、CF Rogers、RF Wisemanで確定している。Reynoldsは昨季のチームのトップヒッターでUSA代表でもある。また、ドラフトイヤーのWisemanの奮起にも期待したい。ただオフェンスもさることながら、この3人のもう一つの強みはディフェンス。

いずれもCFをこなす運動能力を持ち、昨年のカレッジワールドシリーズでのWisemanのスーパーキャッチなど、ディフェンスで違いを生み出せる。控えの第一候補は両翼タイプのSmithだが、その際にReynoldsやWisemanをCFに回すことも可能。

一方、Smith以外はデプスの上位はスピードのあるCFタイプが揃う。昨季RogersとCFを分け合ったColemanは2Bがメインになるようだが、新人の中で最大の大物だったKendallにParkerとCFタイプが揃う。Kendallはまだレギュラー奪取には至っていないものの、既にスピードスタータイプが揃うチームでNo.1のスピードを見せているそう。

DHは固定しないよう。ColemanとSmithがデプスの上位に来るそうだが、Kendallあたりもベンチ要員に甘んじられては困る。個人的にはパワーのあるGreenに少し期待しているが、パワーよりも機動力を生かした攻撃が今年も中心になりそう。