16年のドラフトの最終契約結果です。太字が契約者。(
)内は契約額で、+/-は-がスロットより浮いた分、+がオーバースロット分の額です。今季のドラフトに関して言えば、Jason Groomeの指名がハイライト。以下の指名も契約も、ほぼGroomeとの契約を中心に考えられたものとなりました。
[16' Draft Signing Result]
1 (#12). Jason Groome, LHP ($3.65M (+$457.2K))
2 (#51). C.J. Chatham, SS ($1.1M (-$132.8K))
3 (#88). Shaun Anderson, RHP ($700K (+2.7K))
4. Bobby Dalbec, 3B/RHP ($650K (+$148.7K))
5. Mike Shawaryn, RHP ($$637.5K (+$262K))
6. Steve Nogosek, RHP ($250K (-$31.1K))
7. Ryan Scott, OF ($10K (-$200.7K))
8. Alan Marrero, C ($160K (-$20.3K))
9. Matt McLean, OF ($10K (-$158.4K))
10. Santiago Espinal, SS ($50K (-107.2K))
11. Nick Quintana, SS/2B
12. Matthew Gorst, RHP ($115K (+$15K))
13. Brady Bramlett, RHP
14. Robby Sexton, LHP ($100K)
15. Michael Wilson, SS
16. Alberto Schmidt, C ($100K)
17. Nick Sciortino, C ($80K)
18. Trevor Stephan, RHP
19. Kyle Hart, LHP/OF ($50K)
20. Nick Lovullo, SS ($50K)
21. Beau Capanna, SS
22. Granger Studdard, OF ($75K)
23. Juan Carlos Abreu, CF ($100K)
24. Hunter Smith, RHP ($25K)
25. Francisco Soto, RHP ($40K)
26. Jared Oliver, RHP ($10K)
27. Vince Arobio, RHP
28. Jordan Scheftz, RHP
29. Cam Shepherd, SS
30. Tyler Fitzgerald, SS
31. Christian Jones, OF
32. Jeff Belge, LHP
33. Chad Hardy, CF ($75K)
34. Aaron McGarity, RHP
35. John Rave, CF
36. Jordan Wren, OF
37. Carter Aldrete, SS
38. Austin Bergner, RHP
39. Jake Wilson, CF
40. Carter Henry, RHP
UD. Steven Reveles, IF ($1K)
UD. Ivan Houellemont, IF ($20K)
UD. OF Alexander Martinez, OF
Total Bonus Spending - $7,232,500 (+$235,100)
Total Bonus Pool - $6,697,400
Pool +5% overage - $7,347,270
[16' Draft Summary]
ドラフト当日の噂で、Groomeや、Blake Rutherford (OF, NYY-Rd. 1)がスリップするかも、と言われた時もまだ半信半疑だったが、結果的にはその噂通り、二人ともがBOSの指名位置に残ることに、ボーナス要求は厳しいものの、それを恐れず、ドラフト全体でもNo.1とも言われる才能を指名でき、結果的に契約できたことには大満足。特に最近のトレードでAnderson Espinozaを失ったことも、彼の重要性を高めている。
ただ指名後、ややメイクアップの問題がクローズアップされたり、最終的な契約に関しても、本人が、「自分を回避したチームやそういったメイクアップの問題を指摘する人間が間違いだと証明したい。」という、やや後ろ向きなモチベーションもあったようで、多少は不安も。それでも、Pedroiaが憧れと語り、好きなチームはBOSということで、周りのしっかりした指導で、良い方向のその闘争心を向けることができれば。
一方、以降の指名は、オーバースロットを要求されがちなHS選手の指名をほとんど回避。ドラ8のAllan Marreroは一応HSの選手だが、大物ではないし、プエルトリコの選手ということで、ボーナスもある程度抑えた。3日目のトップで指名したことで、ある程度契約可能性があるかも、とも見られていた、ドラ11のNick Quintanaも最後までFenwayを訪れるなど、契約可能性もありそうだったが、結局はボーナスを浮かしきれずに獲り逃した。
将来的なMLBへの希望という意味では、ドラ2~ドラ6の5人のカレッジ選手のみが実質の有望株ということになる。ドラ2ではカレッジでもトップを争うSSのC.J. Chathamを指名。傘下はSSのProspectが減っており、ポジション的には悪くないものの、正直上限に欠け、これなら投手でもとは思える。ドラ3のShaun Andersonも、一応は先発のツールを持つと言われるが、最大限育って先発五番手、普通に行けばリリーフだろう。
Groomeを指名した上で、難しいドラ2、3のセレクションではあったが、結果的にはさほどボーナスも浮かず。現在の傘下は、多くの投手Prospectが先発失格の形でリリーフに移っており、リスクはあっても、先発中位以上になりうるスタッフを持った選手をどちらかで指名して欲しかった感は拭えない。まぁGroome自体がリスクのあるHS投手なので致し方ない面もあるが。
一方、ドラ4、5の二人はややリスクもあるし、評価を落とした選手だが、この位置での指名としては個人的には割と好ましく思える。Bobby Dalbecは粗く、MLBで打てるかどうかに関しては悲観的に見ている人も多いが、投手としてもなかなかに有望だし、なんと言っても最近は非常に貴重になりつつあるパワーヒッターだ。
またMike Shawarynは春先はドラ1候補とも呼ばれた選手。アームスロットの関係で、少し評価を落としたが、そのあたりを上手く矯正できれば、先発としての能力はAndersonより上だろう。かなりのオーバースロットになってしまったのは多少マイナスだが、ドラ5で契約できた選手としてはなかなかに上限があり、今回のようなドラフトにおいては重要な選手になりうる。ドラ6のSteve Nogosekは一応ミドルリリーフの可能性は持つが、フリンジのProspectだろう。
全体としては、ドラ2~6で最低限MLBで何かの役に立つ可能性が高い選手をという感じで、それもすべてはGroomeのリスクを踏まえてのもの。勿論これで失敗した時は目も当てられないが、BOSのように、なかなか上位指名がない(ことも最近はないけど。さすがにTop 5ピックはなかなか無いし)チームにとって、Groomeのような真のエースの素材を得るチャンスは限られる。そのリスクを冒す決断は個人的には支持している。ドラ11以降の目ぼしい選手と全く契約できなかったこともあり、最終的には85/100。Groomeが期待通りなら、+10点という感じとしたい。
2016年7月17日日曜日
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