2011年7月28日木曜日

SF and NYM; Carlos Beltran Trade

一応正式発表はまだですが、注目のCarlos BeltranがSFへ。引き換えにSFは最も出したくなかっただろう、投のTop Prosopect Zack Wheelerを手放しました。今季がほぼムリな以上NYMは出すしかなかったし、最高の見返りを得ました。SFは攻撃力がリーグワーストだったとはいえ、2ヶ月のレンタルにこれだけ出したのだから、WSを連覇するしかない。


[Player (to SF)]

Carlos Beltran, OF

言わずと知れた、歴代でもトップクラスの5ツールプレイヤー。7年$119Mの最終年で、今季は$18.5M。今季の残りは大体$6.5Mみたいです。年齢と共にケガが多くなり、今季はRFに移っていました。一応今季はしっかり出れており、買い手がついていた。.289/.391/.513/15 HRと全盛期に比べればさほどでもないですが、しっかりとRFを守っていることも含めて未だに水準以上のレギュラーと言えます。


[Player (to NYM)]

Zack Wheeler, RHP

SFの09年のドラ1。09年のドラフトではトップクラスの高校生投手5人衆の1人として有名だった。最速90 mph中盤の速球とカーブが良く、昨季のLow-Aではさすがにコマンドに苦しんだが、今季はHigh-Aで10.0K/9と素晴らしい成績を残し、全体でもトップクラスの投手Prospectと見られるようになった。


[Team Analysis (SF)]

What Have They Get ?

Beltranの加入による戦力の上積みは当然大きい。SFのOFはNate Schierholz、Andres Torres、Aaron Rowand、Cody Rossなど力不足も良いところだった。加えて$4MをNYMから受け取り、$2.5Mで彼を2ヶ月間使うことができる。


What Have They Lose ?

失ったものは大きい。Wheelerは今季開花してきたし、ポテンシャル的にもローテ3番手からフロントラインクラスの可能性も持つ、貴重なProspectだ。Tim Lincecum、Matt Cain、Jonathan Sanchez、Madison Bumgarnerらがまだ若く、今季ブレイクしたRyan Vogelsongなんかもいるから、彼らと延長していけば、投手有利のホームと併せて、まだ数年は強力なローテを維持できるだろうということでトレードに踏み切ったのだろうが。また失ったという意味では、Beltranのトレード条件に、トレード先のチームは調停を申請しないという条項があり、ドラフトピックが得られないのも痛い。ドラフトピックを得られるなら、もう1、2人付けても良いくらいだったのだが。


[Team Analysis (NYM)]

What Have They Get ?

Wheelerはどんなチームでも欲しがる、垂涎のProspectだ。Henry MejiaもTJだし、出すしかなかったBeltranに対して、申し分のないものを得たと言える。


What Have They Lose ?

今季を投げた以上、今季限りで、再契約の予定のない選手は出すしかない。NYM自体はBeltranに対して、調停申し込めたのかもしれないが、ドラ1後半よりもWheelerの方がずっと価値がある。$4Mつけても安いものだ。

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