13' BOS Shadow Draft

今年もShadow Draftやります。BOSのピック時点で残っている選手から、自分がGMになったつもりでピックする選手を選ぶというものです。昨年のスタイルをだいたい踏襲してやります（Round 15までで、当日のピックはコメント欄に書き込んでおき、あとでゆっくりもう一回考え直して清書する）。マニアックな話ですが、興味がある方がおられたら、それぞれのピックをコメントに書き込んでいただければ。


[13' BOS Shadow Draft]

1 (#7). Austin Meadows, OF (PIT-Round 1 (#9), signed for $3.0296M) for Trey Ball, LHP/OF

Draft Day My Pick: Austin Meadows, OF

Comments: これ以外のセレクトはなかったと思うんですけどね～。Big 3にKohl Stewart (MIN-#4)、Clint Frazier (CLE-#5)と消えたけど、せっかくMIAがColin Moranに行ってくれたのに。Ballももちろん良い選手だけど、やはり全体の意見をまとめると、上限はNo.2~3スターターというカンジで、それすらももちろん多くの面で成長してのもの。同じくハイリスクな選手ならば、やはり最も上限の高い選手を指名すべきなんじゃないかな。


2 (#44). Devin Williams, RHP. (MIL-Round 2, signed for $1.35M) for Teddy Stankiewicz, RHP

Draft Day My Pick: Bobby Wahl, RHP (OAK-Round 5)

Comments: ドラ1にC. FrazierかMeadowsを獲るものだと思っていたし、実際このShadow DraftではMeadowsを選んでいるので、ドラ2は投手という選択肢は基本線となる。当日はカレッジ選手ということでWahlを選んでみたけど、その後のドラフトを見る限りWahlはある程度スリップすると見られていたし、そうであるならここでもう1人Wahlと最後まで迷っていたD. Williamsを指名し、Wahlを次ラウンドで指名する方が良いだろう。結果を知ってしまってからの変更だが、この辺りは各球団に入ってくる情報だろうし。D. WilliamsはMIL-#54で指名された時ですらスティールだという声が多く、非常にHigh Ceilingで魅力的な選手。


3 (#81). Bobby Wahl, RHP (OAK-Round 5, signed for $500K) for Jon Denney, C

Draft Day My Pick: Jon Denney, C

Comments: 当日は上のドラ2で選ぼうとしたWahlをこちらでピック。実際にはOAKのドラ5まで残ったので、ルール上はBOSのドラ5まで指名できるけど、スロットとボーナス要求を考えればこの辺りが妥当だろう。Wahlは個人的に好きな投手で、体格・球威・セカンドピッチと良いものを持っている。今季はコマンドが悪く、要求と合わないと見られたのかスリップしたが、コマンドさえ戻れば先発2~3番手やクローザークラスで期待できる。High Ceilingだがリスクの高いD. Williamsと上位で2枚投手を獲るなら補完性も良い。DenneyはWahlをドラ2で選んでいたこともあり、2日目の当日ピックにも選んだが、捕手より重視したいポジションもあるし、今季に関しては上位指名は元々見送るのでも良いかなと思っていたので。


4. Cody Bellinger, 1B/OF (LAD-Round 4, signed for $700K) for Myles Smith, RHP

Draft Day My Pick: Rowdy Tellez, 1B (TOR-Round 30)

Comments: ドラフト当日はBellingerもTellezも残っていて、取りあえずランキングの高いTellezを選んだが、その後の展開を見るに、やはりボーナス要求が高かったよう。上でWahlを選んだことから、ここでも大幅なオーバースロットは難しいし、元々の予定通りBellingerを選びます。BA #91で大きくは順位とズレていないし、スロットからわずかに超過で契約できるんじゃないかと。Tellezほどの現時点でのパワーはないでしょうが、将来的にはパワーが付いてくるだろうし、C-OFとしてプレーできるならそちらもニーズに合う。


5. Matt Boyd, LHP (TOR-Round 6, signed for $75K) for Corey Littrell, LHP

Comments: ここからは当日のピックはなし。Littrellもそれなりの左腕だと思うが、個人的には左腕で言えばBoydが好み。Seniorなので、よりボーナスを浮かせられる可能性があるし、Seniorの中ではトップクラスの実力者。ドラ4くらいで指名されると思っていた。先発下位という上限は同じで、現実的には左腕リリーフになることを考えれば、Littrellと異なりリリーフ経験も豊富という点も魅力的。


6. Sam Wolff, RHP (TEX-Round 6, signed for $65K) for Jordon Austin, OF

Comments: やはりSeniorの投手だが、98~99 mphに達する速球があり、リリーフとして使うにしてもHigh Ceilingな選手。Seniorのそれもシーズン中盤になってやっと先発に適応してきたカンジで、ハイリスクではあるが、まだこれからの伸びしろもある。


7. Mitch Garver, C (MIN-Round 9, signed for $40K) for Mike Adams, LHP

Comments: もう少し上で獲られるかと思っていた選手で、好守にソリッド。比較的スピードもある選手で、時折OFで出場機会を与えても面白い。このShadow DraftではDenneyに手を出さなかったので、組織の状況も考えて、1人はそれなりの捕手が欲しい。下のラウンドでそこそこのHS-Cを何人か指名してみるとしても、現実的な契約の可能性を考えればカレッジの捕手となるだろう。GarverはSeniorの捕手でNo.1なのはもちろん、薄いクラスではあるが、今季のカレッジ捕手全体の中でもまずまず上位に来るはず。


8. Nick Petree, RHP (STL-Round 9, signed for $40K) for Forrestt Allday, OF

Comments: 個人的にはPetreeはもっと上にランクされてもおかしくない気もするが、支配的なスタッフもなく、年齢的にもRedshirt Juniorということで、BA #259という評価となっている。Seniorの選手と異なり、一応カレッジに戻れるという選択肢がある以上、大きく削れるかはわからないが、この順位相応ということで、$100K前後で契約できるなら十分に価値のある選手だと思う。非常にコマンドに優れた選手で、カレッジの成績もここ2年間素晴らしい。


9. Mike Yastrezmski, OF (BAL-Round 14, signed) for Kyle Martin, RHP

Comments: メジャーリーガーになれると期待している訳ではないけど、ロスターフィラーのOFを獲るなら、せっかくだから彼を指名しておきたい。Seniorということで、当然ボーナスを削ることも含めてのピックだけど、そうする方が祖父の機嫌を損ねるならドラ11以下で指名した方が良いのかもしれないけど．．．。


10. Alex Haines, LHP (COL-Round 33) for Taylor Grover, RHP

Comments: もう1人くらい投手が欲しいし、バランスを考えても左腕が良い。SeniorということもあってRandall Fant (HOU-Round 29)も悩んだけど、Hainesもどのみち指名を蹴っても、来季買い叩かれるのは間違いない。D-IIで投げているが、球威は最速96 mphとある選手で、リリーフになるとしても、それなりにわずかな期待はできる。


11. Carlos Asuaje, SS/2B (signed for $100K)

Comments: 色々と悩んだけど、BOSがピックしたAsuajeをそのままピックしてみる。3日目の最初のピックで、ダメ元で残った大物に行くのもありだと思うけど、そういった選手とはどのみち契約できないし、欲しい選手がいるなら先に獲っておくべき。今回のShadow DraftではM-IFを全く指名しなかったので、ここら辺りで獲っておきたい。BOSが興味ありと言われたLuis Gullorme (NYM-Round 10)はHSでトップを争うSS守備を誇る選手で、彼がドラ11以降に残っていれば、ここで指名して$100Kで契約したかったが。Asuajeは2Bになるという噂も強いが、一応D-IIのディビジョンでゴールドグラブを受賞したSS。ドラ11ながら、既に契約合意しているようで、悪くないのでは？ただボーナスは$200~300Kという噂もあり、自分なら$150K以上は出すつもりはないが。


12. Chris Okey, C (SD-Round 31) for Jake Drehoff, LHP

Comments: ここいらで、1人スリップした大物に行っておきます。もちろん契約できないのはわかっていますが、Denneyを指名しなかったので、大物HS-CのOkeyをここで指名。パワーは平均的で、Denneyのようなアップサイドはないですが、優れた守備とシュアな打撃が売り。


13. Joey Martarano, 3B (PHI-Round 13) for Jordan Sheffield, RHP

Comments: 何度か書いてきたように、フットボールのコミットしか持たない選手。普通に契約することはできないでしょうが、カレッジでフットボールをプレーしながら、夏の間はBOSでプレーという条件なら、将来的にフットボールで大成しなかった時の保険として話に乗ってくる可能性はある。$100Kとは言え、基本的な進路を変えないで、ただもらえるなら嬉しいでしょうし。BOSとしては大きな期待はできないでしょうけど、万が一素晴らしい成績を残せば、彼も本腰を入れてくれる可能性もある。それだけの才能はある選手だし、ローリスクハイリターンじゃないかな。


14. Nick Longhi, 1B/OF (BOS-Round 30, signed for $440K) for Jake Romanski, C

Comments: 実際にBOSがドラ30で指名した選手で、もちろんそこで指名しても良いのだけど、このShadow Draft自体がドラ15までしかないので。現在はFlorida州に住んでいるが、元々Massachusetts州の出身ということで印象がグッと良くなった。本人がBOSファンなことから、もしかすると$400~500Kで契約できるかもという噂もある。このShadow Draftでも上でボーナスが余ったら契約したい選手枠として悪くない。パワーもあるが、コンタクトを高く評価される選手で、もし契約できて、Shadow Draftのドラ4で指名した左打ちのBellingerと1B/OFで交代で起用するのも面白い。


15. Joseph Monge, OF (BOS-Round 17, signed) for Bryan Hudson, OF

Comments: これもBOSの後ろのピックの選手だけど、気に入っているということで、Shadow Draftのドラ15までの中に含めておいた。右打ちのCF/RFタイプで、守備への評価が高い。コミットが無いということで、$100K程度で契約できる可能性がある。$200Kくらいまでであれば何とか捻出したいところ。今季はGCLでMeadowsとプレーして、来季はSS-Aというカンジかな？


[Summary]

ドラフト前にストラテジー編を書いたが、その理想通りにほぼピックできた。実際にこれが可能でありながら、（ドラ10までは）1人もかすりもしなかったのは残念。自分の好みとCherington GMの好みは全く噛み合わないようだ。このShadow Draftでは、ドラ10まででRHP-4 (HS-1)、LHP-2 (HS-0)、C-1 (HS-0)、1B-1 (HS-1)、OF-2 (HS-1)という指名。投手がある程度多いのはもちろん、個人的にニーズと思っていた1Bや左打ちのOF (MeadowsもYastrezmskiもパワーヒッターではないが）を指名。中でもドラ1はやはり上限をとことん追求してMeadowsを選んだ。

契約的な面から言うと、ドラ1のMeadows、ドラ2のD. Willams、ドラ4のBellingerはほぼスロットで契約となる。問題はドラ3のWahlで、ここはオーバースロットが必要だろう。BOSのドラ3のスロットは$671Kほどで、これにタックスの支払いのみで許される5%超過分を加えると、ほぼ$1Mとなる。BA #36ということで最大で$1.3Mくらいまでの要求があると見られるが、何とか$1M程度で抑えたい。

ドラ5以降はSeniorを中心に指名。いずれもBA Top 500の選手で、$1K等では契約できないだろうが、Boydで$150K、Wolffで$150K、Garverで$100K、Yaztrezmskiで$100Kを見込む。PetreeとHainesはJuniorということで、一応スロット額と考える。これだと約$450Kを浮かせられることになり、Longhiが$500Kまで契約可能という噂を信じれば、Asuaje、Longhi、Mongeまではカバーできるだろう。Martaranoに関してはこのストラテジーで契約できるのかは全く分からないが、一応ここも契約できるとする。

このShadow Draftでの契約（予定）者としては、RHP-4 (HS-1)、LHP (HS-0)、C-1 (HS-0)、1B-2 (HS-2)、SS-1 (HS-0)、3B-1 (HS-1)、OF-3 (HS-2)となる。RHPはエース級の上限を持つD. Williamsに、ローテ中盤もしくはクローザー候補（Wahl)。それにリスクは高いが、セットアップクラスのリリーフ候補（Wolff)、ローテ下位候補（Petree）の4人。LHPはBoydはローテ下位か左腕リリーフ。Hainesは上手くいけば左のリリーフ。

捕手は若い大物は断念したが、ソリッドなカレッジ捕手（Garver）。ニーズだった1Bには左右の若い大砲候補（Bellinger、Longhi）。UTの可能性を持つM-IF（Asuaje）。3Bは傘下に候補が若いため、上位で獲らず、成功する可能性は低いが、宝くじ的なローリスクハイリターンの選手（Martarano）。OFはYastrezmskiはロスターフィラーかもしれないが、今回の目玉のMeadowsに、Mongeも右打ちでCF/RFタイプとMeadowsとの補完性も良い選手。なかなか悪くないドラフトじゃないかな？

（追記）Yastrzemskiのボーナスが不明で、Hainesは未契約ですが、前者が$10K、後者が$50Kで計算すると、Longhiのオーバースロットを合わせて$6.1996M。スロットまででも$630.6K、5%超過までなら$972.1Kのオーバースロットが可能。スロットの$100Kを合わせて、Okeyに$1Mを提示できるし、$700~800Kくらいで契約できれば、Martaranoまで契約できるかも。