2021年12月18日土曜日

22' Draft Watch - Draft Board 1 (College-RHP)

元々飛び抜けた選手のいないクラスでしたが、Blade Tidwell、Peyton Pallette、Landon Simsと次々にケガに倒れ(Tidwellは復帰)、上位の薄いクラスに。Kumar Rockerは独立リーグでプレー開始。また個人的にGabriel Hughesは気に入っていますが。


[22' Draft Board (College-RHP)]

Kumar Rocker, RHP, No School

Photo from AP News

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 250
Last Drafted: 1st round (21') by NYM
Ranking: MLB #38
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: Vandyでの3年間全体1位候補として走り続けたが、21年は中盤に球速を落とし、ケガの懸念を受けた。NYMから全体#10で指名を受け、早々に合意の報も出たもののメディカルで揉め、結局は破談。ドラフト前に自分のメディカルレポートの提出を拒んていたとも言われ、またScott Borasクライアントで、このまま素直に来年のドラフトに出るのか、例えば日本経由のような手を使って来るのか、現時点では不明。良い時は99 mphにも達する速球とプラスプラスのスライダーで同年代のほとんどの投手を上回るスタッフと実績を持つが。


Gabriel Hughes, RHP/1B, Gonzaga (Jr.)

Photo from Gonzaga University Athletics Offcial

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #26
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: カレッジでもトップクラスの2way選手で、パワーのある1Bとしてもプレーするが、将来は投手だろう。常時94~97 mphのパワーアームは今クラスでもNo.1の可能性。セカンドピッチのスライダーに加えて、チェンジアップもレベルが高い。コマンドもしっかりしている。他の上位カレッジアームの次々の離脱でクラス全体でも最初に指名される可能性のあるアームに。


Cade Horton, RHP/3B, Oklahoma (So.)

Photo from BaseballProspectJournal.com

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 210
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #24
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: HS時代から2way選手として名高く、カレッジでもTJを受けたこともあり、昨年の開幕は3Bで迎えた。現在は回復し、常時94~96 mph、最速98 mphの速球を投げる。90 mphに達する高速スライダーは打者を面白いように手玉に取るアウトピッチ。チェンジアップはイマイチ。


Blade Tidwell, RHP, Tennessee (So.)

Photo from Baseball America

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #27
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: HS時代から97 mphを投げ、Ryan Weather (SD)とチームメイトとして多くのタイトルを獲得。優れた体格から現在は常時93~96 mph、最速99 mphと威力のあるボールを投げる。鋭いスライダーに、チェンジアップも21年はレパートリーの中で最も高い空振り率を示したように優れたボール。カーブも投げる。制球、コマンドが磨かれればローテ上位を狙えるだろう。肩の違和感で3ヶ月近く出遅れているが戦列に戻るようで、薄いクラスでもあり、上位指名の可能性。


Justin Campbell, RHP, Oklahoma State (Jr.)

Photo from Oklahoma State University Athletics Offcial

B/T: L-R
Height: 6-7
Weight: 220
Last Drafted: 18th round (19') by HOU
Ranking: MLB #36
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: フレッシュマンの時はDHでも多く出場し、カレッジ全体でも上位の2way選手だったが、今季は投手に集中。長身からの角度を生かした速球は90 mph前半から最速96 mph。スピンが多く、右打者に食い込む球筋でウィークコンタクトを量産する。横への動きの大きいチェンジアップがセカンドピッチ。カーブもしっかりしている。


Peyton Pallette, RHP, Arkansas (Jr.)

Photo from Wholehogsports

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 175
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #43
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: フレッシュマンまではさほど目立つ選手ではなかったが、21年に大きく成長し評価上昇。速球は常時93~95 mph、最速99 mph。少し小柄な先発投手で、その球威と躍動感から、Walker Buehler (LAD)とも比較される。80 mph前後のハンマーカーブは彼のベストピッチ。チェンジアップはイマイチ。スタッフの割にはもう一歩三振が取れておらず、また21年は肘の痛みで途中離脱。健康面と実績が懸念。1月にTJを受けることとなり、懸念を払拭しきることなくドラフトへ。


Landon Sims, RHP, Mississippi State (Jr.)

Photo from Hailstate.com

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 235
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #44
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 3年前も有望株だったが、制球の粗さとコミットを敬遠されてドラフトされずも、フレッシュマンからリリーフでトップレベルの活躍。21年のポストシーズンでは先発も務めて、同期のWill Bednar (SF)らと共にVandyを破ってのCWS制覇。速球はリリーフでは常時94~98 mph。スライダーがセカンドピッチ。少しトルネード気味に身体を捻る投げ方。開幕から素晴らしい投球を見せていたが、3試合目で肘を痛めて離脱。子の選手もTJへ。


Thomas Harrington, RHP, Campbell (So.)

Photo from Campbell University Athletics Offcial

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #45
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 昨年はカンファレンスの最優秀新人を受賞。速球は93~96 mphを計時する日もあれば、90~93 mphの日もあるが、球速が出ていなくても空振りを奪えるムーブがある。チェンジアップがアウトピッチだが、スライダーもプラスの可能性。HS時代はアメフトのQBをプレーしていた選手で、高い運動能力がある。ソフモアでもあり、カレッジの中では伸びしろの大きな選手。


Adam Mazur, RHP, Iowa (Jr.)

Photo from nxtstage.net

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 170
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #59
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: South Dakota州立大で2年間エースを務めた後、今季トランスファー。4シームは常時93~95 mph、最速97 mph。2シームも投げ、90~94 mphを計時する。手元で変化するスライダーがセカンドピッチ。チェンジアップは未熟。


Jonathan Cannon, RHP, Georgia (Jr.)

Photo from Sports Illustrated

B/T: R-R
Height: 6-6
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #60
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: フレッシュマンの時は、Emerson Hancock (SEA)やCole Wilcox (SD)を抱えるチームでリリーフだった。今季は少し出遅れたが、先発で投げているが、やや平凡な内容。長身から投げる重たい速球は92~96 mph。やや細いので筋肉が付けば、もう少し伸びる余地がある。チェンジアップがセカンドピッチで、ブレイキングボールはスライダー、カーブ、カッターを投げているが、どれをメインにするかまだ迷っているよう。昨年もソフモアでドラフト対象だったがシーズン開幕前の評価からややランキングを落とし、指名されずにチームに戻っている。


Drew Thorpe, RHP, Cal Poly (Jr.)

Photo from Cal Poly University Athletics Offcial

B/T: L-R
Height: 6-4
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #61
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 速球は91~93 mphと最近の基準からすると平凡だが、伸びる球筋で、また筋肉の付く余地があることから将来的には平均以上の可能性。また今カレッジクラスでもベストとも言われるチェンジアップが素晴らしく、これで三振を奪う。スライダーもタイトになって来ているよう。チェンジアップの良さでKyle Hendricks (CHC)と比較される。


Trystan Vrieling, RHP, Gonzaga (Jr.)

Photo from Gonzaga University Athletics Offcial

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #71
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: Gonzaga大でGabriel Hughesと共にローテを務めており、スカウトの注目を浴びている。91~95 mphの速球はコマンドも良く、またカッターに近いスライダー、カーブ、チェンジアップの4球種いずれもがハイレベル。Hughesのような上限はないかもしれないが、MLBで先発を務められるポテンシャルがある。


Henry Williams, RHP, Duke (Jr.)

Comments: BOS関連選手編を参照。


Connor Staine, RHP, Central Florida (Jr.)

Photo from Central Florida University Athletics Offcial

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #88
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 北東部New Jersey州出身で、ソフモアまではMaryland大でプレーしていたが、イマイチな成績で、今季はトランスファーして成功。球威がやや伸び、常時93 mph以上、最速96~97 mphの速球を投げる。スライダー、カーブ、チェンジアップと投げるが、いずれもまだ十分には磨かれていない。


Jacob Misiorowski, RHP, Crowder JC (JC-So.)

Photo from CrecentCitySports.com

B/T: R-R
Height: 6-7
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: Louisiana State
Ranking: MLB #78
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: HS時代から有望な選手だったが、ケガとCOVID-19により上位指名を受ける機会を失い、JuCoへ進学。健康を取り戻し、100 mphの速球を見せている。スピンが多く、縦方向の変化が大きい。スライダーがセカンドピッチだが、変化球は全体的に未熟。


Jake Madden, RHP, Northwest Florida State JC (JC-So.)

Photo from PennLive.com

B/T: R-R
Height: 6-6
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: ?
Ranking: MLB #93
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 北東部Pennsylvanis州出身。HS時代にはUSCへのコミットがあったが、TJを受けたこともあり、JuCoへ進学。速球は最速98 mphを記録し、体格的にも高い上限を誇るが、過去にはコマンドで苦戦しており、原石という段階。


Brandon Birdsell, RHP, Texas Tech (Sr.)

Photo from Texas Tech University Athletics Offcial

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 240
Last Drafted: 11th round (21') by MIN
Ranking: MLB #101
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: HSのフレッシュマンの時から90 mph前半を投げるということで有名な選手で、過去に2回ドラフトされているが、プロ入りしていない。速球は常時94~96 mph、最速99 mphにも達するし、利き手側へ変化するムーブもあるが、ストライクを取りに行って打たれるケースが多い。軽い球筋なのか。スライダー、チェンジアップは平均的。


Marcus Johnson, RHP, Duke (Jr.)

Photo from Duke University Athletics Offcial

B/T: R-R
Height: 6-6
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #139
Projection: 3rd round to 10th round

Comments: 昨年まではリリーフだったが、今季先発転向。リリーフでは92~97 mphだった速球は90 mph前半へ。スライダーがセカンドピッチで、チェンジアップはまだまだ。リリーフプロフィールの選手ではあるが、長身とクリーンなメカニクスで、上手く磨けば上限は高め。

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