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Wachaに続き、先発強化でJames Paxtonと単年$10M+2年のオプションで合意。オプションが行使されれば、最大で3年$35Mになるよう。
カレッジ時代から球威はあるものの、身体がそれに耐えられないのか、やや故障の懸念が強い投手で、MLBでも瞬間風速的には良いパフォーマンスもあるものの、通年健康ということがなく、160 IP程度がこれまでの最高。
19年まではそういった部分がありながらも、SEA、NYYでで先発を務めていましたが、20年の故障離脱に次いで、21年は最初の試合の2 IP目に負傷。キャリア2度目のTJを受けています。
復帰は来年の中盤程度が妥当なところということで、ここ2年ケガに苦しんでおり、来年も半分程度しか働けないにしては$10Mは高いですが、一方でかつての力を取り戻した場合に残り2年は少し割安で使える可能性とそのフレキシビリティーという部分に保険を払った形でしょう。
それを含めて考えても$10Mは少し高い印象は受けるし、2度目のTJからの復活の可能性という部分も含めると、Paxtonの力量にはやや疑問もありますが、上手く復活するなら、守銭奴Scott Borasを相手にお互いにメリットが出る可能性のある面白い契約をまとめたように思います。
Bloomさんの頭の中のストラテジーを勝手に想像すると、Paxtonの復帰する予定の夏には先発、リリーフともにヒエラルキーがある程度できているでしょうから、そこから下位のブルペンをドロップし、先発にPaxtonを入れて、先発から誰かをバルクリリーフに、という算段ではないかと。
昨今のフラッグディールでのリリーフ補強の高くつきようは尋常ではない一方で、ある程度先発として実績のある選手であれば、先発としてはイマイチでもリリーフに移せばパフォーマンスを上げる可能性が高いことはGarrett Richardsも証明してくれた。
夏場からPOに掛けてのバルクリリーフの価値も高くなっているし、極端な話をすれば、ペイロールが許すなら、先発を13人揃えて、良い選手から順番に投げさせてもよい訳で、リリーフ専門の選手の補強に拘る必要はないのかもしれない。
Paxtonが戻ってきたら、Wacha、Houck、Pivetta、あとはこうなるとリリーフスタートかとは思うけど、もし先発で投げているならWhitlockの内の誰かをリリーフで起用、という絵を描いているのではないかと。
2021年12月1日水曜日
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5 件のコメント:
イベントの多いロックアウト直前でした。
記事を書くのが大変そうです笑。
FAが高騰している中、
Bloomさんははここまでうまくまとめましたね。
しかし、昨年$3Mで契約したRenfroeがここまで化けるとは、
当時はネガティブな印象でしたが、本当に驚きです。
今気付きましたが、Hunter RenfroeをMILにトレードし、見返りはなんと!
あのJackie Bradley Jr(笑)、プロスペクトの内野手二人(David Hamilton及びAlex Binelas)だそうで。
Duranも含めて外野をオール左打ちにし、Kikeは二塁手で起用ってことですかね?
大ベテラン左腕Rich Hillとも1年契約したようですね。
これで、ブルペン陣もスターター陣も、いろんなことができる(あり得る)感じのメンツに。
Bloomは地味に面白いな。
レッドさん
お気遣いありがとうございます。仕事が立て込んでいる時だと、更新が遅れたりすることはありますが、好きでやっていることなので、しんどくはないですかね(笑)。
Renfroe-Bradleyの動きを見ると、右の鈴木を真剣に追う気なのかな?もしくはBryant?このどちらかをまとめるなら予算等を考えても上手くやったと見て良いオフになりそうな気がします。
Renfroe自体は中盤戦以降よかったけど、序盤とPOが沈黙気味でオフェンス面で言うと、主軸としてはもう一歩かなとは思いますが、守備の貢献も含めて、出したものよりは得たものが多い契約にはなりましたね。
フェンウェイパークさん
JBJはレギュラーとしてというよりは控え+プラトーンや守備固め要員という立ち位置のような気がします。
多分CFはKike、LFはVerdugo、RFで多分ですが鈴木を狙い、右打ちでMLBデビューとなる彼の控え+プラトーンにJBJというのがメインかと。
ただ2Bにアップグレードがあまりなく、Arroyo、もしくはIglesiasとのりサインがあるなら、対右でKikeを2Bにして、CFにJBJというパターンもあるかと思います。
先発陣+ロングリリーフはSaleさえ先発3番手以上に戻れば夏場以降かなり面白くなりそうです。Eovaldi、Saleを軸に、Paxton、Pivetta、Wacha、Hill、Houck、Whitlockと相手な調子に合わせた臨機応変な投手起用ができそうですし、ケガにもかなり強そうです。
仰る通りフレキシビリティーですよね。思えば昨年も野手はそれを戦略にしたから、今季は想定以上の結果になったのかもしれないですし、仰る通りBloomさんの手腕には期待度が高まっています。
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