2024年7月16日火曜日

24' Draft Results - Day 2

2日目はせっかく有休を取ったものの、出かける予定がある上に仮眠もできず、結局起きられませんでした。年ですね。。。


[24' Draft Day 2 Results (July 15, 2024)]

3 (#86). Brandon Neely, RHP, Florida (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 210
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #193/BA #212/PG #206

Comments: カレッジでの実績はリリーフでのものにほとんど限定されるが、優れた体格とレパートリーを持ち、先発でも投げられると見るスカウトも。速球の最速は96~97 mphだが、平均球速93 mphの割に非常に浮き上がるムーブが長所。タイトなスライダーがセカンドピッチ。チェンジアップ、カーブも投げる。


4. Zach Ehrhard, OF, Oklahoma State (Jr.)

B/T: R-R
Height: 5-11
Weight: 190
Last Drafted: 13th round (21') by BOS
Ranking: MLB #221/BA #399/PG #133

Comments: HS時代はあまり多くの情報の無い選手だったが、BOSがドラ13で指名。契約できれば良いと思ったが、最終的には進学。一方昨年、有望株としては劣るが兄のDrewがUDFAでBOSへ入団することに。以前はあまりパワーを見せられなかったが、やや改善。コンタクトのうまさはカレッジでも上位。CFを守るツールはあるが、パワーの向上がなければ4th OFか。


5. Brandon Clarke, LHP, State College of Florida-Manatee (JC-rSo.)

B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: South Carolina
Ranking: MLB #177/BA #289

Comments: 21年のHSクラスの選手なので、ジュニアーの選手と同じだが、初年度Alabama大でプレーできず、JuCoへ転校したためクラスはソフモアになるかと。South Carolina大へのコミットがある。速球は常時94 mph、最速96~97 mph。もう少し出たという話も。カーブはアウトピッチになれる。チェンジアップは未熟。コントロールに不安を抱えており、リリーフと見るスカウトが多い。


6. Blake Aita, RHP, Kennesaw State (So.)

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 215
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: PG #496

Comments: こちらも大柄なソフモアの右腕。速球は90 mph前半が主体もスピン量が多く浮き上がる。スライダーもタイトで変化が大きい。カーブも投げる。バイオレントなメカニクスでリリーフの可能性が高いが、まだ少し体格的にも成長の余地があるので球威の向上の可能性はありそう。


7. Will Turner, OF, South Carolina (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 210
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #177/PG #121

Comments: 現在はMLB公式のTop 250圏外だが、プレシーズンはTop 100に入る期待株だった。ジュニアーの今季、パワーを発揮しようとしたことで三振が増え、アベレージは2割前半と苦戦。5ツールのバランスを含め、上限の可能性を持った選手だが、攻守いずれも評価を落とした状態。


8. Conrad Cason, RHP/SS, Greater Atlanta Christian HS, GA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 190
Commitment: Mississippi State
Ranking: BA #102/BA #124/PG #168

Comments: 速球は93~95 mph最速98 mphに達しており、伸びるボールと沈むボールを使い分ける。スプリットチェンジも優れたアウトピッチ。タイトなスライダーも可能性を持つ。非常に若い選手で、投手として有望視される一方、肩、パワーポテンシャル共に優れており、SSとしても十分な有望株。チームも今のところ2way選手として指名。契約できるなら非常に楽しみ。


9. Hudson White, C, Arkansas (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #318/PG #327

Comments: Texas工科大で2年プレーの後、Arkansas大へ。コンタクトが売りの捕手。パワーも2年前に11 HRとソリッド。守備の評価は平凡、特に肩が捕手としては強い方ではないため、捕手に留まれるかは微妙なライン。


10. Devin Futrell, LHP, Vanderbilt (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #210/PG #280

Comments: 応援するVandyからのピック。HS時代もドラフトの有望株で同期左腕のCarter Holton (Jr.-LHP)と共に進学して来て最初の年からローテで投げたことからダブルエースとして期待が高まったが、残り2年はローテ3番手以降の平凡な内容に。元々長身で伸びしろがあるというので評価が高かったが、速球は90 mph前後、最速94 mphとあまり伸びていない。チェンジアップがセカンドピッチ。


[Summary of Day 2]

Chaim Bloom時代との違いはシニアーサイン中心の明確なボーナス浮かせのピックをしなかったことだろう。Braden Montgomery (OF, Rd.1)、Payton Tolle (LHP, Rd.2)、Conrad Cason (RHP/SS, Rd.8)以外の7人は、場合によってはマイナーのロスターフィラーで終わる可能性があると考えつつも、いずれの選手も上手く伸びれば、という期待を込めてのピックに思える。

Brandon Neely (RHP, Rd.3)は変化球や先発実績、Zach Ehrhard (OF, Rd.4)はパワー、Brandon Clarke (LHP, Rd.5)、Blake Aita (RHP, Rd.6)は変化球、制球、Will Turner (OF, Rd.7)はコンタクト、Hudson White (C, Rd.9)は肩、Devin Futrell (LHP, Rd.10)は球威と明確な弱点を抱える一方、それらを上手くカバーして強みでプレーすれば、いずれもどこかの誌でランクされているに相応しい可能性を持っているように見える。

恐らくはチームは現在の育成システムにそれなりの手ごたえを感じており、特に打者では選球眼が良いMeidrothのようなタイプの選手を上手く育てている自信が指名した選手を選んだ背景にあるのではないかと推測される。

投手も明らかに大柄な選手を重視しており、昨年のWehuntなどの指名に手ごたえを感じているのではないかと思える。二匹目のドジョウが当たるのかどうかにもよるが、上の三人としっかり契約して伸ばした上で、残りの選手から1人でも2人でもMLBに貢献(トレードバイトということも含めて)してくれるならストラテジーは正解になるだろう。

やや懸念はCasonをドラ8で指名した上で全員と問題なく契約できるのかという点。凄く厳しいとも思わないが、Montgomery、Clarke、Casonはランキングやクラスから考えるとオーバースロットがあり得るし、他の選手もシニアーではないので絶対に削れるとも言い難いが。

3日目は恐らくカレッジのジュニアー、シニアーでロスターフィラー中心の指名になるだろうが、Casonと契約できる前提で75~80/100という印象。

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