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[Player Data]
Name: Xander Bogaerts (ザンダー・ボガーツ)
Full Name: Xander Jan Bogaerts
Positions: SS/2B/3B
Born: October 1, 1992
Birthplace: San Nicolaas, Aruba
Height: 6-2
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (August 2009)
Signing Bonus: $410,000
MLB Debut: August 20, 2013 (Boston)
How Left: Free agency, sigend with San Diego (December 2022)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
細身でアスリートタイプの体型をしている。スムーズなスウィングで広角に打球を飛ばし、非常に高いパワーポテンシャルを持つ。選球眼・ディシプリンも飛躍的に向上。どのポジションでも常時オールスターになりうるだけの打力を示す可能性がある。生来のスピードは平均的だが、走塁へのインスティンクトも素晴らしい。肩はプラスの強肩。SSとしては長身のため、キャリア初期は3Bへの転向を強く示唆されたが、持ち前の向上心の高さで、年々評価を上げている。プラスのディフェンダーにはなれないかもしれないが、20歳台半ばまでは、MLBのSSとしてプレーできると言われるようになってきた。並外れたメイクアップの持ち主で、弱点の克服や一段上のレベルで求められる技術の取得に自分から積極的に取り組む。非常にインテリジェントな選手。
[Background]
双子の兄弟Jairと共に、あまりベースボールの盛んでない地域オランダ領アルバから契約した。体格と優れた打力で、元BOS傘下のTop ProspectだったHanley Ramirezと比較される。
[Profile]
10' : 契約した時から、ちょっと楽しみにしていた選手ですが、DSLでのプロデビューは予想以上だった。パワー・選球眼もまずまずだったし、何より月別、左右別、その他のスプリットがほとんどないのが良い。とても安定していた。
11' : XSTでスタートも、中盤戦から、二階級をスキップして、直接Low-A Greenvilleへ。AVGはやや伸び悩んだものの、265 ABで16 HRと凄まじいパワーを見せた。
12' : 前年に引き続き、年齢よりはるか上のリーグを完璧に打ちこなし、傘下No.1 Prospectの座を不動にした。前年ほどのペースではないにしろ、中盤以降数字を伸ばし、20 HRに到達。年齢の割には波が小さく、そこそこ四球も選べていた。High-A Salemだけでなく、AA Portland昇格後も素晴らしく打っており、打力に関してはもはや疑いないレベルに。
13' : WBCオランダ代表のメンバーに選ばれ、Jurickson Profar (TEX)がいる中で出場機会を得るために、STでは3Bの練習を開始。AAで開幕を迎えると、ややHRのペースが上がるのに時間がかかったが、.300/.400/.500というラインを突破し、AAA Pawtukcetへ昇格。AAAで最も若い選手だったが、すぐに適応を示し、AAAでも順調に成績を伸ばした。Futures Gameにフル出場し、インテリジェントな走塁でも話題をさらった。8/21の敵地SF戦で、7番SSとしてMLBデビュー。20歳でのMLBデビューは、BOSではDwight Evans以来。デビュー時点で、Bryce Harper (WAS)、Profarに次ぐMLBで3番目に若い選手だった。デビュー戦は3 AB/0 H/1 K。次の日には3Bとして途中出場。9/7にはMLB初HRを放った。
14' : 開幕から正SSとして大きな期待を受けるが、低調なスタート。その後暖かくになるにつれて、成績が上向きになるが、Will Middlebrooksの故障もあって、BOSは未契約のままだったStephen Drewと契約し、Bogaertsは3Bへ。そこからまた不振に喘いだ。チームがPO戦線から離脱した後半戦は、S. DrewのトレードでSSに戻り、最後は調子を上げてシーズンを終えた。成績は期待されたようなものではなかったが、12 HRはさすが。
15' : 再び正SSとしてシーズンに臨むと、パワー・選球眼で伸び悩むも、アベレージで開花。安打数・アベレージでリーグ上位に食い込み、チームでも三番を任されるように。守備面でも劇的な向上を見せ、むしろ守備の良いSSとなった。オールスターでは最終投票候補まで残るも惜しくも出場を逃した。シルバースラッガー受賞。
16' : 前半戦、前年同様の好打を発揮し、打率リーグトップを独走。オールスターに出場。後半戦はやや打率に伸び悩むも、HRも20本台に乗せ、いよいよSSだけでなく、全ポジションをリーグを代表する若手となっている。2年連続でシルバースラッガーに。
17' : 前半戦はやはり好調で打率はリーグトップを走るも、なかなかHRが出ず。オールスターへは、最後の投票枠に残るも、Mike Mousutakas (KC)に敗れ、出場ならず。オールスター明けに手首に受けた死球の影響で後半戦は絶不調。最後の最後に少し調子を戻したが、停滞気味の一年に。
18' : 開幕から絶好調でチームを引っ張るが、ケガでDLへ。復帰後は開幕直後ほどのインパクトはなかったが、コンスタントな打撃を見せ、チームをWS制覇に導いた。MVP投票でも得票を記録。
19' : 守備指標は落ちて来てはいるが、3割30本50二塁打など、オフェンス面でキャリアハイ。Carlos CorreaやFrancisco Lindorらのライバルにケガがあったこともあり、名実ともにMLBの最強SSに。オールスター出場に、MVP投票5位、シルバースラッガー受賞。
20' : COVID-19での短縮シーズンになり、チームも低迷したが、安定した打撃でMVP投票17位。
21' : Rafael Deversとの三遊間の守備については指標が悪く、守備に関しては懸念の声も強くなってきているが、オフェンスについては後半戦は若干トーンダウン気味も例年通り安定した打撃を披露。オールスター出場。MVP投票12位、シルバースラッガー受賞。
22' : HRは減ったが、終盤まで首位打者を争う打撃で、オールスター出場。守備面もスタッツは比較的良好な年に。
22' Dec. : Opt. Outを行使してFAとなり、11年契約でSDへ移籍。
23' : 巨額で迎えられたSDでの一年目はホームの影響か、少し数字は下がったものの、不振のチームにあって安定した打撃でチームを引っ張った。
24' : チームのコンバート案を受け入れ2Bへ。ケガもあってか、パワー面も含め低調な年に。
[Comment]
現状でもスピードは平均的で、残念ですがSSには残らないだろうと言われています。ほぼ同じ年齢で、守備に高い評価を受けるJose Vinicioがいるので、なおさらコンバートの可能性が高い。できれば2Bに行って欲しいけど。DSLでは素晴らしかったけど、やはりUSはレベルが違うし、最初は苦しむでしょうが、順調に成長して欲しいですね。
(22年追記)生え抜きのスーパースターを後釜もいない状況で引き留められなかったのはフロントの不手際でしょうね。年数とノートレード条項から活躍している間に再度BOSのユニフォームを着る可能性はなくなったのは寂しいですが、良い契約を得てくれたのは嬉しいし、感謝して送り出したい。
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