2021年4月15日木曜日

Former Sox Prospect Review: Eduard Bazardo, RHP

今回は、本日MLBデビューほやほやの、Eduard Bazardo。マイナー時代は比較的優れた奪三振能力と制球力を見せていましたが、入団年齢が高く、その上にRkレベルで3年もプレーしていたため有望株とみなされたことはありませんでしたが、昨年球威とカーブの高スピン量が注目されて40人枠入りを勝ち取った。

Photo from SportsOverdose.com

[Player Data]

Name: Eduard Bazardo (エドゥアルド・バザルド)
Full Name: Eduard Felix Bazardo
Position: RHRP/RHSP
Born: September 1, 1995
Birthplace: Maracay, Venezuela
Height: 6-0
Weight: 155
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2014)
Signing Bonus: $8,000
MLB Debut: April 14, 2021 (Boston)
How Left: Minor league free agency, signed with Baltimore (October 2022)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

投手としては小柄な部類。少し力の入ったカクカクした投げ方。速球は以前は平凡だったが、近年リリーフに固定されたことで上昇傾向。20年のFILからは94~98 mphと威力のあるボールを見せている。またカーブのスピン量が非常に多く、自信を持って投げるプラスのボールになっている。一応はスプリッターもレパートリーにあるよう。コマンドは飛び抜けていないが、キャリアを通じて制球面では優れた才能を見せている。


[Profile]

15' : DSLでプロデビュー。19歳と高めの年齢だが、先発で起用され、ソリッドな成績。

16' : DSLでほぼPiggy-Backで過ごしたが、内容的にはチームトップクラス。0点台の防御率で、イニング数を超える三振も奪った。

17' : DSLで開幕もシーズン中にGCLに昇格。スウィングマンの役割。

18' : SS-A Lowellで好投し、その後昇格してきたLow-A Greenvilleでも申し分のない投球。被打率、奪三振率とまずまず良いが、それ以上に制球力が大きく向上。

19' : 開幕からHigh-A Salemでリリーフ転向。難なく適応すると、中盤戦以降はAA Portlandへ。序盤少し打たれたが、最終的にはまずまずのラインにまとめてきた。オフにRule 5ドラフト対象だったが、プロテクとしなかったが、指名は受けず。

20' : マイナーシーズンキャンセルとなったが、FILで向上したスタッフを披露。40人枠入りを掴んだ。

21' : STでも評価を高め、4月にMLBデビューととんとん拍子に出世を重ねて来たが、ケガで三段目のジャンプに躓いた。9月にAAA Worcesterのマウンドに戻ったが、調子を取り戻す前にシーズンを終えている。

22' : 40人枠を外されて迎えたシーズンは、序盤はやや打ち込まれたが、トータルでは支配力には欠けるもののまずまず。終盤戦は再度MLBの機会を得た。

22' Oct. : オフに入り、二度目のDFAを経てMiLFAに。

23' : BALから夏にSEAへトレード。SEAでは限られた機会だが、MLBでもまずまずの投球。


[Comment]

球速、アウトピッチ、制球と揃っており、今のスタッフを維持できるなら、ミドルリリーフ以上に定着できる可能性がある。こういった小さな契約から有用なリリーフが出るのはチームにとって大きい。

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