2021年4月16日金曜日

Former Sox Prospect Review: Josh Winckowski, RHP

今回は、この冬にTORからNYM、さらにBOSと2回もチームが変わることになった、Josh Winckowski。昨夏からのトレードで厚くなったマイナー投手陣の中ではまだあまり知名度が高くないですが、威力のある速球を持ち、場合によってはリリーフでも有用そうな選手で存在意義は小さくないと思います。

Photo from MLB Offcial Site

[Player Data]

Name: Josh Winckowski (ジョシュ・ウィンコウスキ)
Full Name:Joshua Winckowski
Position: RHSP/RHRP
Born: June 28, 1998
Birthplace: Toledo, Ohio
Height: 6-4
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 15th round, 2016 by Toronto
How Acquired: Acquired from New York Mets with a PTBNL in a three-team deal along with Franchy Cordero and 2 PTBNLs from Kansas City, for Andrew Benintendi to Kansas City, Kansas City sent Khalil Lee to New York Mets (February 2021)
High School: Estero HS (FL)
MLB Debut: May 28, 2022 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

がっしりした大柄の体格。下半身が幅広でリストよりも重そうに見える。上半身のパワーに頼った少し堅い投げ方に見えるが、先発でもやっていけるレベルだとは思う。速球は常時93~96 mph、最速97 mph。ショートイニングなら90 mph中盤から後半を安定して投げられるだろう。スライダーとチェンジアップを投げるが、どちらも比較的球速があり、速いボール主体で戦う選手。


[Background]

TORの16年のドラ15。Florida Southwestern州立大のコミットがあったが、$125Kでプロ入り。指名ラウンドからしてもロッタリーピックのHS契約だが、19年のHigh-Aまでソリッドに投げてきている。20年オフにはSteven MatzのトレードでNYMへ移籍も、その直後に今度はAndrew Benintendiの三角トレードでBOSへ。NYMのフロントトップにBOSのフロントから移ったメンバーが多く、Khalil Leeを気に入っていることを知っていたBOSがNYMも巻き込む形となった。


[Profile]

21' : AA Portlandで傘下デビュー。序盤は傘下全体でもBrayan Belloに次ぐぐらいの良い投球内容を披露していたが、夏場に調子が下落。速球の球威はあるが、変化球の質に少し欠け、前半戦も奪三振率自体は飛び抜けていないかったが、それが更に低下する形に。しかし終盤調子を取り戻すとAAA Worcester昇格後の2試合も出色の出来。

22' : AAAで順調に投げ、ファーストトライアルとなったMLBもデビューから、奪三振率は少なめながら、威力のある速球とシンカーでまずまず投げている。

23' : リリーフ転向し、STでは100 mph近くを記録。そのままセットアップに定着し、中盤以降やや調子を落としたが、一年を通じてブルペンの重要なピースとなった。

24' : 先発に戻そうとして失敗。少しケガもあったようだが、球種の少なさと三振を取る能力が高くないこともあり、先発では失格気味。


[Comment]

NYMがすぐに出したようにミッドレベルの有望株で他チームから移籍した外様の選手は更にトレードされやすい印象はあるが、近年投手の育成があまりできていないBOSには逆に他チームの投手Prospect加入はありがたい。

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