2021年4月15日木曜日

Former Sox Prospect Review: Jonathan Arauz, IF

今回は、一昨年のRule 5ドラフトピック、Jonathan Arauz。昨年チームに帯同し続けたことで、HOUへリターンする必要がなくなり、正式にBOS保有選手となっています。昨年はRule 5ドラフトの制度上、MLBでプレーしましたが、年齢的にまだマイナーで鍛える部分もり、今季はまずはマイナーでプレーしそう。でも昨年はマイナーシーズンがキャンセルだったし、逆にタイミングは良かったですね。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Jonathan Arauz (ジョナサン・アラウズ)
Full Name: Jonathan Aldair Arauz
Position: SS/2B/3B
Born: August 3, 1998
Birthplace: Alanje, Panama
Height: 6-0
Weight: 180
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: Selected from Houston in Rule 5 Draft (December 2019)
MLB Debut: July 24, 2020 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Baltimore (June 2022)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

現状まだ細身だが、M-IFとしては小柄という部類ではなく、身体的な成長の余地は残っている。まずまずのバットコントロール、バットスピードがあり、またこの手の選手にしては比較的ゾーンの見極めやディシプリンに優れるが、年齢より高いリーグでプレーして来たため、コンタクトでは苦戦気味。現状ではパワーレスの選手だが、身体的に少し向上して来ており、21年のSTではパワー面での成長を垣間見せた。2桁を打つポテンシャルがある。スピード、肩は飛び抜けていないが、ナチュラルなディフェンダーで、SSを中心にIF全般をしっかり守れる。少なくともキャリア初期はSSを守るのに不自由はしないだろう。


[Background]

元々はPHIの14年の海外FA契約。BAやMLB公式のランキング県外だったが、パナマでは最も有名な選手で、$600Kという比較的高額のボーナスで契約。15年にプロデビューするが、その年にはKen GilesのトレードでHOUへ。海外FA選手の宿命だが、M-IFの選手でかなり早上げ気味ということもあり、打撃成績はイマイチも、比較的選球眼が良いのと、守備面でそこそこの評価を受けていた。


[Profile]

20' : COVID-19の開幕が遅れたため、7月にMLBデビュー。打撃成績は平凡だったが、負けシーズンだったことと、控えということもあり、チームに帯同し続けたことで、正式にBOSに保有権が移動。

21' : STでは筋力アップした姿を見せ、実際HR数自体は順調に増えているものの、オフェンス面では目立つことなくシーズンを終えた。BB/SOは悪くないので、少し運もあるのかと思うが、せっかくの身体能力を転嫁するスキルに欠けているのか。

22' : Trevor Storyの加入により開幕ロスター外に。AAAでも鳴かず飛ばず。

22' Jun. : DFAしたところをBALがクレーム。

22' : 少しBALでプレー後DFA。マイナーではプレーせずTILへ。

23' : NYMへ移り、AAAA選手として時折MLBでプレーも打てず。シーズン後にDFA。

24' : LAD-AAAでプレーもMLBへは呼ばれず。


[Comment]

STで筋力アップの傾向を見せており、何気ブレイク候補なのではないかと思っています。チームがユーティリティーな選手を重用していることもあって、すぐにはチャンスは来ないかもしれないけど、しっかり準備を整えて欲しいところ。

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