11月です。見事WSで今季のMLBシーズンも終了。また長い冬が始まります。重たいペイロールで身動きがとりづらいですが、C. SaleやX. Bogaertsの来オフのFAを考えれば、Craig Kimbrelが抜けるのを何とか穴埋めして、19年は連覇、そしてその後リビルド、というシナリオになりそうです（前記事はこちら）。
[Transaction]
〇 10/30
RHP Joe Kelly, RHP Craig Kimbrel, RHP Nathan Eovaldi, LHP Drew Pomeranz, 1B/OF Steve Pearce, 2B Brandon Phillips, and 2B/3B Ian Kinsler elected
free agency.
Exercised the 2019 player option on Chris Sale.
7人の選手がFAに。Craig Kimbrelは勿論、途中加入で大きな仕事をした、Nathan Eovaldi、Steve PearceなどもFAになります。C. Saleのオプションは勿論行使。
○ 11/1
Reinstated RHP Austin Maddox, RHP Carson Smith, 2B Dustin Pedroia, and IF Marco Hernandez, from the 60-day DL.
Outrighted RHP Carson Smith to AAA Pawtucket, and he elected free agency. Outrighted RHP Justin Haley and Tony Renda to AAA Pawtucket.
MLBのシーズンが終了し、60日DLから4人の選手が復帰。その内、Carson SmithはDFAし、FAとなっています。トレード時は良さそうに見えたんですが、大失敗でした。またロスター枠の整理で、RendaとHaleyをDFA。
〇 11/2
Extended a qualifying offer to RHP Craig Kimbrel.
Craig Kimbrelには当然QO。Joe Kelly, Jr.も拒否しそうだったので、QOしてみても良かった気もしますが。
RHP Yankory Pimentel, RHP Fernando Rodriguez, Jr., RHP Justin Haley, LHP Josh Smith, C Dan Butler, C Mike Ohlman, 1B/3B Mike Olt, IF Ivan De Jesus, Jr., IF Mike Miller, OF Kyle Wren, OF Aneury Tavarez, and UT Tony Renda elected free agency.
上記の選手がMiLFAへ。
〇 11/13
Signed C Juan Centeno to a minor league deal.
昨年TEXで10試合に出場した、Centenoと契約。パワーレスで守備型か。今年は、Dan Butlerとは再契約しないのかも。
〇 11/16
Re-Signed 1B/OF Steve Pearce.
WS MVPのPearceと1年$6.5Mで再契約。例にもよってそこから？というところから埋めています。プラトーンの選手としては本質的には高いとは思うけど、19年は贅沢税のリミットを再び超えることが確実なBOSとしては、多少高くても、20年以降にフレキシブルに動けるようにしておいた方が望ましいとは言える。
Morelandの健康度に不安がある点を含めれば、基本的には良い契約だとは思います。ただ、連覇を目指す上で、多少の新鮮味はあって良いと思うし、動く余地を考えると、先発1枚か、この1Bくらいしか無い気もするので、他の選手を連れて来ても、とは考えていましたが。
本人も、単年ベースではもう少し低くても、総額でもっと良い複数年の契約が来る可能性はあると思っていたでしょうが、連覇の可能性やチームの雰囲気を気に入ってか、さっさと再契約に踏み切った。クラブハウスでも良い影響があるらしいし、その点でも良いとは思いますけどね。
立場的に苦しくなったのはSwihart。Pedroiaの状況もまだ不透明なので、積極的に売りに出すかは不明ですが、それなりのオファーが届けば乗って行くことになるでしょう。
Signed an international free agent Railin Perez.
ドミニカの17歳の右腕と契約。
〇 11/20
Acquired RHP Colten Brewer from San Diego for 2B Esteban Quiroz.
しばらくぶりにSDとディール。個人的にはSDとは取引したくないけど、まぁこのくらいの規模なら詐欺にあっても被害は少ないか。Brewerは26歳の右腕で、11年のPITのドラ4。NYYに移った17年からはリリーフに移り、今季はSDでMLBデビューを飾っている。
マイナーを通じて、上層では被打率が高い傾向にあるが、今季はPCLの環境のSD-AAAで良い投球。カッターを主体とする投手だが、今季はスタッフが向上したようで、92~96 mphと球威のあるカッターを投げる。その他スライダーやカーブなども。
MLBでは打たれているが、BABIPが高く、ゴロ率などは高いので、向上する可能性も。来季はSTで良ければ上で使えるし、開幕から帯同しなくても、オプションが2つあるので困らない。SDは40人枠の問題で出したようだが、健康面の詐欺がなければ、まずまずのトレードだろう。
見返りのEsteban Quirozはコンタクトの高さに魅力があるが、少しケガがちで、その他のツールも平凡。Pedroiaの不安もあり、傘下にいて困る選手ではないが、フロントはあまり買っていなかったのか。
Released RHP William Cuevas.
Outrighted RHP Austin Maddox to AAA Pawtucket.
Selected the contract of RHP Travis Lakins, RHP Denyi Reyes, LHP Darwinzon Hernandez, LHP Josh Taylor, and 3B/1B Michael Chavis.
Rule 5ドラフトを前に、ロスター登録の期限。まずWilliam Cuevasを韓国リーグに行かせるために契約解除。本人にとっても良い機会ではないかと。そしてMaddoxをアウトライト。クレームはされなかったようなので、やはり来年全休になりそうだからということか。
Rule 5ドラフト対象になってしまうと思うが、ウェーバーを通過した以上、問題はないのか。1年使えなくても、まだオプションもあるし、復活すれば戦力になる可能性はあるので、ウェーバーは賭けとしては微妙にも映りましたが、結果オーライなのか。
そして、5人の選手をプロテクト。Lakins、D. Hernandez、Chavisは確実視されていましたが、加えてJ. TayorとD. Reyesと2枚投手をプロテクト。どうですかね～。まだ40人枠に残る、Ro.
ScottやWaldenも含めて、優先してロスターに入れるほどなのかは疑問が拭えませんが。
Taylorは結構驚いた。AFLにも送ったし、左腕で球威もまずまずあるので気に入っているのか。上層に左腕が少ないのもあるのかな、と思いますが、奪三振率はまずまずも、AAAからAFLでも被打率の高さはあまり印象は良くないが。またOckimeyはプロテクト漏れ。AFLでも散々だったし、まぁ指名はないだろうし、指名されても戻って来るでしょう。
Signed RHP Domingo Tapia to a minor league deal.
Tapiaとマイナー契約。NYM傘下で100 mphを投げることで名の知られた選手だったが、15年のTJ以降、以前のレベルを取り戻せていない。以前も四球が非常に多く、腕は良いものの、それに見合った成績は残して来てはいないが。
〇 11/26
C Dan Butler retired.
Dan Butlerが引退。UDFAからMLBまで上り詰めたキャリア。一度Leonとほぼ入れ替わりのような形でWASへ行きましたが、一年で出戻り。ここ数年はAAAにデプスとして待機していました。MiLFAになるオフでしたが、BOSの選手として引退。お疲れ様。
Released RHP Junior Espinoza.
DSLの右腕をリリース。デビューは良くて、少し注目されていましたが、ここ2年ほどは制限リストでプレーできず。素行が悪かったのか？
〇 11/28
Cleveland signed LHP Josh Smith.
左腕の方のJosh SmithがCLEとマイナー契約。
〇 11/30
Signed RHP Tyler Thornburg to a one-year deal.
調停最終年のThornburgと調停回避の$1.75Mで合意。$2.3M程度の予想だったと思うので、少し安め。その代り登板数などでインセンティブが付くようです。
Re-signed UT Tony Renda to a minor league deal.
Rendaと再契約。マイナーではよく打ってたし、悪くないかと。
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