2023年12月3日日曜日

Former Sox Prospect Review: Justin Riemer, UT

今回は、今季のドラフトで大量に指名したSSの一人、Justin Riemer。指名したトップも既にいない中で、まだケガでデビューできていない選手ですが、ラインキングよりも良い選手と評価する識者も多いので来季が楽しみです。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Justin Riemer (ジャスティン・リーマー)
Full Name: Justin Daniel Riemer
Position: 2B/SS/3B/LF/RF
Born: February 6, 2002
Birthplace: McLean, Virginia
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th Compensation round, 2023
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $500,000
College: Wright State
High School: St. John's HS (VA)
How Left: Traded to Athletics for Ryan Watson (December 2025)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

安定したコンタクトが売りだが、さほど身体能力は高くなく、パワーやSSを務める肩・スピードを欠く。2BかLFが適正だろう。


[Background]

ドラフト時のランキングはPG #138。


[Profile]

24' : 出遅れもケガが癒え、FCLでのプロデビューからHigh-A Greenvilleでの序盤は好印象だったが、その後トーンダウン。選球眼はさすがの洗練度だが、パワーレスが致命的。

25' : High-A/AA Portlandでプレー。非常にボールをよく見て出塁はするのだが、コンタクトもパワーもない。

25' Dec. : Rule 5ドラフトピックの見返りでOAKへ。


[Comment]

指名した上位4人のSSの内、Antonio AndersonとKristian Campbellは既にSSからコンバートされていますが、こちらはどう起用するのかな?

Former Sox Prospect Review: Juan Chacon, OF

今回は、19年シーズンの海外FA契約の中で最も高い評価だった、Juan Chacon。コンタクトスキルに優れた選手ですが、コロナ禍でプロデビューが遅れた中でケガもあり、やや埋もれた形に。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Juan Chacon (ファン・チャコーン)
Full Name: Juan Camilo Chacon
Position: RF/LF/CF
Born: December 4, 2002
Birthplace: Valera, Venezuela
Height: 6-1
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2019)
Signing Bonus: $900,000
How Left: Released (March 2026)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

バランスの取れた体格だが、ややフィジカルツールを欠く。バットスピードは平凡で、ボールは比較的見るものの、パッシブさが目立つ。スピードも平凡で、CFで契約した当初から将来的にはC-OFの方が適正と見られていた。


[Profile]

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : DSLでプロデビュー。安定したコンタクトとBB/SOが示す通り優れたアプローチを示した。一方で線の細さと非力さが目立った。

22' : FCLでUSデビューの後、そちらのシーズン終了後にLow-A Salemへ。打撃で苦戦。CFでの優先度も低めでやや伸び悩みの気配。

23' : Low-Aで出足は悪くなかったが、失速の後ケガでシーズンエンド。パワー不足も懸念。

24' : High-A Greenvilleでプレーも、ケガも多く低空飛行。

25' : AA Portlandでプレーもインパクトのないままロスターフィラーとしても役不足に。

26' Mar. : 開幕前にリリース。


[Comment]

コンタクトの才能はあるだけに、HRパワーはつかなくても、しっかりラインドライブを打てるようになれば、4th OFはこなせると思うが、現状はそこも遠い道のりになりそう。

Prospect Profile: Marvin Alcantara, SS/2B

今回は、今季USデビューした、Marvin Alcantaraくん。BOSの好む小柄ながらコンタクトに優れた選手ですが、今季はやや苦戦。若い選手なので伸びしろに期待です。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Marvin Alcantara (マーヴィン・アルカンタラ)
Full Name: Marvin Antony Manuel Alcantara
Position: SS/2B/3B
Born: November 2, 2004
Birthplace: La Victoria, Venezuela
Height: 5-10
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2022)
Signing Bonus: $30,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

小柄ながら運動能力が高く、エネルギッシュな選手。優れたバットコントロールを見せるが、現状は未成熟なフィジカルもあり、ボールに押されることも。ボールを比較的選ぶポリッシュネスはある。パワーは身体の成長次第だが、平均を下回りそう。スピード、肩といったツールも現状欠けているが、SSをこなすスキルはある。こちらも身体能力の向上が待たれる。


[Profile]

22' : DSLでプロデビュー。パワーには欠けたが優れたコンタクトを見せた。2Bで開幕したが、終盤はFraymi De LeonからSSのポジションを奪った。

23' : FCLの開幕SSを手にし、出足は好調だったが、中盤以降失速。比較的早くLow-A Salemに上げて起用したが、そちらでも苦戦。

24' : フルシーズンクラスのLow-Aで苦戦。それでも中盤以降は少し盛り返して、生来のコンタクトは見せた。パワーレスかつ早打ちは気になる。

25' : High-A Greenvilleではまずまず打って早めのAA Portland昇格となったが、出足こそ悪くなかったものの、最終的には出塁率、長打率ともに3割に届かない数字に。


[Comment]

現状ツールを欠くが、南米の選手だし身体能力が伸びる可能性はあるでしょう。コンタクトのセンスはありそうなので、そうなると一気に化けるんじゃないかと。

2023年11月27日月曜日

23' Today's Topics - 11/26

[Today's Topics]

年末まで一か月余りとなりましたが、Aaron Nola以降あまり大きな動きは無し。前田健太がDETと契約したくらい。NPBを中心としたポスティングの動向がまずは鍵なのか。

BOSはSDと共に、Yariel Rodriguezがプライベートワークアウトを行ったとか。ちゃんと見たことない選手ですが、4年$36MというMLBTRの評価だと多少高い気はしますが、セットアップ以上もしくは先発の可能性も、ということであれば先発1枚プラスαという部分で投資する価値は一考の余地があるか。

2023年11月23日木曜日

Former Sox Prospect Review: Kristian Campbell, UT

今回は、今季の補償ピックで指名された、Kristian Campbell。指名時はSSばかりでどうかと思いましたが、Antonio Andersonは既に3B、Campbellは2B/OFにコンバート済。身体能力が高そうで割と良い印象。

Photo from Athlon Sports

[Player Data]

Name: Kristian Campbell (クリスティアン・キャンベル)
Full Name: Kristian Eron Campbell
Position: 2B/SS/1B/CF/LF/RF/3B
Born: June 28, 2002
Birthplace: Chattanooga, Tennessee
Height: 6-3
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th Compensation round, 2023
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $492,700
College: Georgia Tech
High School: Walton HS (GA)
MLB Debut: March 27, 2025 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

M-IFとしては長身だが、アスリート体型で、もう少し筋肉が付く可能性がありそう。カレッジレベルでは高いコンタクト能力を見せて来た。ディシプリンも優れており、洗練されたヒッターだ。伸びる余地はありそうだが、コンパクトにラインドライブを打つタイプのヒッターで、パワーは平均レベルに留まりそう。プラスのスピードがあるが、常時盗塁を狙うタイプではなさそう。カレッジではSSでプレーしたが、長身でありスペシャルなディフェンダーではないことから、スピードを生かしてOFでプレーする方が向いているとの評価も。


[Background]

ドラフト時のランキングはBA #255/PG #131。


[Profile]

23' : FCLでプロデビューの後、Low-Aを飛ばしHigh-A Greenvilleに。ボールを待つタイプなのか、三振の多さはやや懸念されるが、パワーと出塁は良い感じ。

24' : High-AからAAA Worcesterまで駆け抜け、傘下最大のブレイク株に。今や傘下Top 3~4という評価もゆるぎない。打球データ、ゲームパワー、コンタクト、出塁と隙がなく、守備の評価は飛び抜けてはいないものの、身体能力とUT性は申し分ない。

25' : プロ入り1年強で開幕MLBを勝ち取り、スランプに陥ったとは言え、AAAでは打球データは終盤昨季のレベルに戻り始めており、フルシーズンは2年目でAAAでの成績もまずまず。ただ全体Top 10評価だった開幕前の期待と守備のトラブルがファンにネガティブな印象を与えてしまった。


[Comment]

ソフモアで指名されたことと、身体ツールからカレッジの選手の中では伸びしろがありそうなのも魅力。フロアーが特徴になりそうな同じ4C-Rd.指名のJustin Riemerとは対照的。

Former Sox Prospect Review: Zach Penrod, LHP

今回は、シーズン中盤に独立リーグから加わった後、短いながら印象的な投球を見せ、AFLにも派遣されて活躍した、Zach Penrod。既に26歳ですが、少し注目なので取り上げてみます。

Photo from bvmsports.com

[Player Data]

Name: Zach Penrod (ザック・ペンロッド)
Full Name: Zach Penrod
Position: LHSP/LHRP
Born: June 16, 1997
Birthplace: Nampa, Idaho
Height: 6-2
Weight: 210
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Minor league free agent (August 2023)
Signing Bonus: Not Announced
College: Northwest Nazarene
High School: Columbia HS (ID)
MLB Debut: September 14, 2024 (Boston)
How Left: Traded to Los Angeles Dodgers for cash considerations (June 2025)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

平均的な体格で下半身はどっしりしている。速球は92~96 mph。試合序盤は90 mph中盤を頻繁に計時するが、イニングが進むと90 mph前半がメインに。右打者に多く投げるカッターとチェンジアップ、左打者に投げるスライダーとスィーパーと比較的多くの球種を使い分ける。


[Background]

カレッジ最初の2年はCorban大で2way選手としてプレー。無名大でプレーと言うこともあり、ドラフトで指名されず、UDFAで18年にTEXに入団。その後TJとなり、19年にはリリース。COVID-19禍もあり、独立リーグを転々としたのち、23年の独立リーグでの投球に目を付けたBOSへ入団。


[Profile]

23' : High-A Saleで4試合に先発。1試合は打たれたが、他は好投。シーズン後にAFLに派遣され好投し、AFLのオールスターにあたる試合でもプレー。

24' : AA Portlandでは素晴らしいスタートで早々にAAA Worcesterへ昇格。しかしAAAではケガもあってかやや苦戦。オフにMiLFAという事情を恐らく考慮したのだろうと思われるが、ここでリリーフ転向となり、AAAでもルーティンで少し苦労している感はあったが、流出防止で40人枠に囲い込み、迎えたMLBデビューは順調な滑り出しとなった。

25' : 肘の故障で出遅れ、リハブを経て合流したAAAでもイマイチ。

25' Jun. : DFAしたところをLADが金銭トレードで獲得。

25' : トレード後もLAD-AAAで安定感を欠いている。


[Comment]

Rule 5ドラフト対象なのが少し気にかかるが、指名が無ければ、上手く行けば24年にリリーフで上がって来る可能性もありそう。左腕だけに期待したい。

Former Sox Prospect Review: Isaiah Campbell, RHP

間が空きましたが、今回はSEAからLuis Uriasのトレードでやって来た、Isaiah Campbell。SEAのファンサイトを覗くと惜しむ声が強く、BOSとしては良いトレードになりそうな感度。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Isaiah Campbell (アイザイヤ・キャンベル)
Full Name: Isaiah Lyn Campbell
Position: RHRP
Born: August 15, 1997
Birthplace: Angra de Heroismo, Portugal
Height: 6-4
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 24th round, 2018 by Los Angeles Angels; Competitive Balance round B, 2019 by Seattle
How Acquired: Draft
College: Arkansas
High School: South HS (KS)
How Left: Minor league free agency, Signed with Arizona (December 2025)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

速球はカレッジ時代は常時91~95 mph、最速で98 mphだったが、プロではリリーフに移ったこともあり、平均で95 mph程度を投げている。以前はスプリッターも投げていたようだが、リリーフでは得意のスライダーとカッターが主な武器。


[Background]

契約時のランキングはMLB #45/FG #75。出身はポルトガル。16年のサマーリーグで好投したが、17年に肘の痛みで1試合にしか投げられず、Red-Shirtとなった。18年は優れた投球を見せたが、ソフモア扱いなのと健康面の不安からスリップ。LAAに指名されたものの、カレッジへと戻り、rJr.の19年に全体#40でSEAが指名。指名後の19年、COVID-19禍となった20年は試合で投げられず、21年にHigh-Aでキャリアスタートも5試合のみに投げた。カレッジ時代は先発だったが、そこからリリーフで過ごしている。22年はHigh-A/AAで良い投球。23年はAAでスタートの後、飛び級でMLBに昇格し、順調なデビュー。


[Profile]

24' : STでも素晴らしく、Greg Weissertと共に期待のミドルリリーフだったが、開幕直後の腕の痛みを隠して投げて炎上。ケガから一度復帰も状態が戻らずそのままシーズンエンド。

25' : ケガに泣いた昨年からは復活したものの、獲得した当初のような期待感は無くなった。AAAAデプス。

25' Nov. : MiLFAに。


[Comment]

フロアー、上限とも悪くなく、オプション持ちの安価なリリーフは貴重。不安定なブルペンに願ってもない人材を確保できて良かった。