2022年12月31日土曜日

22' Today's Topics - 12/31

[Today's Topics]

早いもので今年も最後の1日ですね。BOSの戦いぶりを含めて、良いことばかりの年ではなかったですが、来年は皆様にとって、より良い年になりますように。

本年も大変お世話になりました。来年も何卒よろしくお願いいたします。それでは皆様、よいお年をお迎えください。

2022年12月29日木曜日

22' Today's Topics - 12/28

[Today's Topics]

ローテ補強にKluberと契約。直前に他チームとの契約が決まった、Nathan EovaldiやRich Hillと比べて、若干コスパは良さそうな印象。Hillよりは上の成績を残す可能性が高く、上限はEovaldiでしょうが、ケガや成績ダウンの可能性も踏まえてローテ下位と見るなら、Eovaldiの2年$34Mはちょっと高い気はする。

先発はこれで、C. Sale、Bello、Pivetta、Kluber、Paxton、Whitlockの6人が5つの席を争い、更にはHouckを先発で試し、Crawford、Winckowski、Seaboldとオプション持ちの若手がデプスとして控える形。

SaleやPaxton、Kluberの健康面やWhitlock、Bello、Houckあたりのイニング制限等を考えると、トータルで5人分のイニングにも届かない気もするけど、6人とも投げられる場合の起用法をどうするか。SP.comのスタッフがつぶやいていましたが、その際は6人ローテを採用するのが良い気がしますね。

最初の6人でローテを組み、マルチイニングでHouckとCrawford。セットアップ、クローザーは新戦力のC. MartinとJansen。更にミドル~セットアップでJ. Rodriguez、Schreiber、Barnesという布陣ならまずまずの13人の体制になったかと。

未確認ですが、贅沢税までは$20M程度のようなので、Elvis AndrusとAAV $10M程度で契約。残りのスペースはOF補強に回すよりもできればDeversとの延長の上積み分に当て、OFはトレードでWinckowski/D. Hernandez/Yorke/E. Paulino/Jordanあたりからパッケージを組んでトレードで、というのができればと思いますが(他チームで誰がアベイラブルかあまりわかっていませんが)。

2022年12月27日火曜日

22' Today's Topics - 12/26

[Today's Topics]

USはもう年末休暇っぽいですかね。ARIとTORがDaulton VarshoとGabriel Moreno + Loudes Gurriel, Jr.をトレード。

Varshoはまだ4年雇えるし、スタッツ的にも伸びしろがあるのは確かですが、Morenoと言えば全体Top 10にも入るくらいの有望株だったし、まだ6年フルで雇えて、MLBデビューも良かっただけにちょっともったいない気もしますが。

ただ、確かに両者のチーム事情的にはマッチしているし、特にTORは3人のレギュラーに近い捕手が居たので、そこを出す代わりに、課題のOF補強ができたのは良いのでしょう。Varsho自体、一応捕手も守れるし、ロスターへのフィットは抜群。

出したものが大きくても、チーム事情にマッチしていて、強化につながる可能性の高い動きなら良いと思うんですけどね。BOSも煮え切らない小幅なトレードばかりで40人枠から有望株があふれる前に上手く動いてもらいたいもんですが。

23' Draft Watch - Draft Board 9 (Red Sox Linked Player)

今季のBOS関連の選手です。ニューイングランド出身者やニューイングランドのカレッジでプレーする選手。BOSの過去の指名選手、BOSでプレーした選手との血縁者のまとめ。Tomas Whiteは上限が魅力ですが、Jay Groome (SD)やTrey Ballは上手くいかなかったので、ちょっと指名はためらわれるか。


[23' Draft Board (Red Sox Linked Player)]

Thomas White, LHP, Phillips Academy, MA (HS)

Photo from baseballjournal.com

B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 210
Commitment: Vanderbilt
Ranking: MLB #24
Projection: Mid 1st round to Late 1st round
Connection: Massachusetts Native

Comments: BOSのお膝元Massachusetts州出身のローカルボーイ。長身から投げるボールは既に最速96~97 mph。北東部の大柄なHS選手にありがちなプロジェクションだけではなく、プレゼントスタッフも十分。縦に大きく落ちるカーブもプラスの可能性。チェンジアップは平均的。メカニクスの安定が課題。

2022年12月26日月曜日

23' Draft Watch - Draft Board 8 (OF)

OFです。全体#1最有力と言われるDylan Crewを筆頭にMLB公式のTop 5の4人がOFの選手ですが、その後はEnrique Bradfieldを除いて、Top 30、Top 50の層がやや薄い。BOSもOFは欲しいところではありますが。


[23' Draft Board (OF)]

Dylan Crews, OF, Louisiana State (Jr.)

Photo from Baseball America

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #2
Projection: Likely #1 or #2

Comments: 昨年から23年の全体#1の有力候補と言われてきた選手で、22年も申し分ない活躍。プラス以上のヒッティングスキルにプラスのパワーと隙の全くないオフェンスに加え、スピードも悪くなく、CFで問題なくプレーできると見られる。Mike Trout (LAA)のようなタイプで、スピードは同年代で比較すると劣るだろうが、その代わりに少し肩が強いような印象。

2022年12月25日日曜日

23' Draft Watch - Draft Board 7 (M-IF)

2B/SSです。Jacob Gonzalez、Jacob Wilsonはともかく、Arjun NimmalaはMayerがいる中でもかなり魅力的ですが、獲れる可能性は低そう。Matt ShawやColin Houckも可能性はありますが、それなら捕手やOFの方から獲りたい気も。


[23' Draft Board (M-IF)]

Arjun Nimmala, SS, Strawberry Crest HS, FL (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 170
Commitment: Florida State
Ranking: MLB #11
Projection: Likely Top 10

Comments: スラっとした体格だが、優れたパワーポテンシャルを持ち、ディシプリンに優れる点も魅力。平均以上の走力や肩に加えてナチュラルな動きでSSに留まる可能性が高い。個人的には#14で希望する選手のリストのトップだが、恐らく残ることは無さそう。インドの血筋を引いているようで、元々はクリケットをプレーし、よくインドにも遠征していたよう。

2022年12月24日土曜日

Prospect Profile: Luis Guerrero, RHP

今回は、個人的に傘下のリリーフ有望株で一番期待している、Luis Guerreroくん。100 mphの速球でクローザーを目指して成長して欲しい。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Luis Guerrero (ルイス・ゲレーロ)
Full Name: Luis Sadiel Guerrero
Position: RHRP
Birthplace: Bani, Dominican Republic
Height: 6-0
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 17th round, 2021
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $122,500
College: Chipola
High School: Bani HS (DR)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

上背はあまりなく、少しずんぐりで体格的にはかなり完成している。元々球威のある選手だったが、プロ入り後は、常時96~98 mph、最速100 mphと素晴らしい球速を誇る。83~85 mphのスプリッターがセカンドピッチ。スピンが少なく、速球と球速差があるので、NPBのフォークに近いボールと思われる。スライダーはタイトだが、まだ不安定。


[Background]

出身はドミニカ共和国だが、HS時代にUSへ。ドラフト時は、BAの州ごとのランキングでFlorida州の#59。HS時代の20年はPGで#206にランクされていた。


[Profile]

22' : FCL開幕までデビューが遅れたが、一瞬でLow-A Salemに上がり、そこでも素晴らしい投球でHigh-A Greenvilleまで一気に3クラスを駆け上がった。

23' : AA Portlandでは問題なく投げており、順調に見えるが、STでの投球からするともう少し支配的な内容を期待していたのも事実。被安打が少なく、簡単に失点を許さないが、制球はまだまだで自在に三振が取れている感じでもない。


[Comment]

何年も言ってますが、リリーフを傘下からしっかり輩出したいですし、とても期待しています。

Prospect Profile: Miguel Ugueto, LF/RF

今回は、今季前半戦Low-Aで良い打撃を見せていた、Migueto Uguetoくん。$10Kで契約した選手ですが、同期と比べても最も早く昇格しており、そこで結果も残しており、来季は更に飛躍を期待したい。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Bryan Green

[Player Data]

Name: Miguel Ugueto (ミゲル・ウグエト)
Full Name: Migel Angel Ugueto
Position: LF/RF/CF
Born: September 3, 2002
Birthplace: La Guaira, Venezuela
Height: 6-2
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (Aug. 2019) Signing Bonus: $10,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

平均的な体格。フィジカルモンスターというタイプではない。フリースウィンガーだが、優れたバットコントロール。生来のパワーは平凡だが、アッパーカット気味である程度の飛距離を稼ぐ。運動能力とスピードもイマイチでLFが最適。


[Profile]

21' : 19'-20'クラスの野手で唯一DSLをスキップして、FCLでUSデビュー。更に開幕から素晴らしい打撃を見せた。少し早打ち気味。満点のプロデビュー。

22' : Low-A Salemで、前年に引き続き、非常に若いながら優れたバットコントロールを見せつけた。早打ち傾向は強いが、安定したコンタクトは魅力。ただケガでシーズンの半分以上を棒に振り、最後にFCLで1試合リハブしたものの、Low-Aに戻らず終了。

23' : High-Aで出足からブレーキの上、2/3以上をケガで欠場。


[Comment]

現状はヒットツールのみと言う感じですが、とにかく打てるので、いずれパワーが少し伸びれば面白いかと。

Prospect Profile: Tyler Uberstine, RHP

今回は、下位指名ながら今季Low-A/High-Aで先発として好投を見せた、Tyler Uberstineくん。なかなか爽やかな風貌で、もしMLBに上がって来たら人気が出そうな気も。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Bryan Green

[Player Data]

Name: Tyler Uberstine (タイラー・ウーバースタイン)
Full Name: Tyler James Uberstine
Position: RHSP/RHRP
Born: June 1, 1999
Birthplace: Santa Monica, California
Height: 6-1
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 19th round, 2021
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $97,500
College: Northwestern
High School: Chaminade Prep (CA)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

速球は常時92~94 mph、最速で95 mph前後と飛び抜けていないが、スピンが多く、高めに投げて空振りを奪える。スライダーとチェンジアップを投げ、どちらも平均的。


[Background]

ドラフト時は、BAの州ごとのランキングでIllinois州の#16。最初は地元に近いSouthern Califonia大でプレーしていたが、機会がもらえなかったのか、Northwestern大へ転校。


[Profile]

21' : FCLでプロデビュー。少ない機会だが、リリーフで申し分のない投球。

22' : Low-A SalemのPiggy-Backからスタートし、先発転向。更にHigh-A Greenville昇格でも好投を続けるなど良いシーズンに。残念ながら後半戦ケガとなったが。球威も伸びて来ているよう。

23' : オフのTJから全休。


[Comment]

まだ動画等を見ていないのでよくわからないですが、Kutter Crawfordのように評価を上げていく可能性があるんじゃないかと。

23' Draft Watch - Draft Board 6 (C-IF)

1B/3Bです。Aidan Millerは気になるけど、IFの有望株が重なり気味なのでどうかな?最終的にはOFでも使えるでしょうが。


[23' Draft Board (C-IF)]

Aidan Miller, 3B/OF, Mitchell HS, FL (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 210
Commitment: Arkansas
Ranking: MLB #13
Projection: Mid 1st round

Comments: 兄は昨季のドラ2のJackson Miller (CIN)。プラス以上のパワーポテンシャル。ハイレベルな舞台でも優れた打球データを残している。元々SSだっただけに3Bでプレーできるツールはあるが、身体的にもかなり成長しており、これ以上体重が増えてくると、打撃を生かして1B/OFあたりへのコンバートもあり得るかも。

2022年12月23日金曜日

23' Draft Watch - Draft Board 5 (C)

捕手編です。上位3人はいずれも左打ちの捕手でHickeyと被ってしまう部分はあれど、いずれも魅力的で#14の候補として悪くないと思える。


[23' Draft Board (C)]

Kyle Teel, C/OF, Virginia (Jr.)

Photo from streakingthelawn.com

B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #7
Projection: Early 1st round

Comments: 北東部New Jersey州出身。優れたオフェンスのポテンシャルを持つが、パワーを優先しようとすると少しコンタクトが粗くなる。元々はナチュラルヒッタータイプだった。比較的運動能力があり、捕手には留まれるツールがあるが、カレッジではOFでもプレーすることがあり、SSやCF以外ならどこでも守れる可能性がある。リーダーシップも高い。

22' Today's Topics - 12/22

[Today's Topics]

Thaddeus Wardに続き、Jeter DownsもWASへ無償提供と気前の良いBOS。懸案のM-IFにMIAからJoey Wendleを狙っているという話も。左打ちなので、Arroyoとプラトーン気味に使えば、ある程度底上げになると見ているんでしょうね。

元々2Bメインの選手ですが、SS/3Bも割としっかり守れるタイプ。StoryのSS再転向を試しながらもSTで厳しいようなら、Arroyo/WendleをSSに持って行って、ということなのかも。TBで何年かプレーしており、AL東に慣れている点もあるか。

まぁ個人的にはそれなら、夏以降にさっさとE. Valdezを上で試しておければ、SSは守れないものの、オフェンスでは近い数字を残せるかどうか見極められた気もするんですがね。

Wendleは、残り1年の選手だし、それこそWardとDownsをメインパッケージにして交渉もできた気もしますが。まぁMIAなんでそこそこな要求はありそうですが。

2022年12月22日木曜日

22' Today's Topics - 12/21

[Today's Topics]

今年は年末年始を待たずにFAがほとんど決まった反面、ブロックバスターはSean Murphyくらいであまり動きがなかったですね。年明けからはトレードが出て来るのでしょうかね。

それはそうと、HS時代からVandy、そしてSFへ入団後も気にかけて来た、Tyler Beedeが東京読売ジャイアンツに入団らしいですね。

千葉に住んでいるので見に行こうと思えば行けるのですが、NPBを見ないくせにジャイアンツアンチなので(苦笑)。千葉ロッテマリーンズとの交流戦に投げそうなら誰か教えていただけるとありがたいです。

でも制球に苦しんできた、BeedeにとってはNPBは良い機会かもですね。最近はNPBで活躍すればMLBから引く手数多だし、しっかり活躍して来季BOS入団を夢みたいところです。

23' Draft Watch - Draft Board 4 (HS-LHP)

HSのLHPです。BOS関連選手のところで取り上げますが、Tomas WhiteとAlexander Clemmeyはローカルボーイなので注目。


[23' Draft Board (HS-LHP)]

Cameron Jonson, LHP, IMG Academy, FL (HS)

Photo from Youtube

B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 230
Commitment: Louisiana State
Ranking: MLB #42
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 最初の3年は故郷Maryland州のスクールでプレー後、今季IMGへ転校。非常に優れた体格と、95~96 mphを投げる速球で高い上限。ブレイキングボールはナスティーなアウトピッチ。チェンジアップは未完成。昨夏少し肘を痛めていたようだが、今季は投げられているよう。

2022年12月21日水曜日

23' Draft Watch - Draft Board 3 (College-LHP)

カレッジのLHPです。今年はドラ1候補はいなさそう。Maine州出身のローカルボーイのHunter Owensは投げ方も含めて割と好きですが。


[23' Draft Board (College-LHP)]

Joe Whitman, LHP, Kent State (Jr.)

Photo from salamandersbaseball.com

B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #37
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: Purdue大での2年間で数えるほどしか投げていなかったが、今季Kent州立大にトランスファーして開花。カレッジレフティーのトップを争う選手に。速球は91~94 mphで最速96 mph。スライダーは速球以上に頼る決め球。チェンジアップはややコンスタントさを欠くがまずまず。過去は制球難が酷かったが投げ方を整えて改善。

2022年12月20日火曜日

22' Today's Topics - 12/19

[Today's Topics]

もうすぐ年の瀬ですね。J. Turnerとの契約はあったものの、X'masプレゼントには少し足りないか?Deversとの延長が最大のそれなんでしょうが、祈っても届かなそうですね。

さて、そのTurnerですが、数日前にEvan Longoriaはどうか、と書きましたが、Turnerなら、Longoriaよりもフィットしているかもですね。最近はほぼ3B専任気味でしたが、一応1Bや2Bの経験もそこそこある。

もう38歳と高齢で、22年は若干の出場機会の減少と成績の低下があったものの、劣化よりは起用方針等もあったかと。数字だけ見ると、LADと入れ替わる形となったJ.D. Martinezの方が上ですが、22年後半の落ち込みと空気の入れ替えを考えると良い方向だとは思います。

ただMartinezが1年$10Mだと、こちらの方が若干高く付いたかな?まぁ守備の貢献がほぼ無いMartinezに比べて、守備面の柔軟性というメリットは少しあるので、ギリギリ許容かな。これ以上劣化が進まないかと、ALの経験があまり無い点は少し気にはなりますが。

3Bメインの選手ですが、BOSはDH/1Bを打診しているようです。現状だとEric Hosmerを切ったので、DHが空いており、そこにハマりますが、Dalbecはこれで完全に余剰なので、基本的にはDalbecをはずし、1BのCasasの対左ヘルプ、3B Deversのバックアップ、それと吉田あたりとDHを絡めてOFのローテをさせるための併用カードというような役割で、ほぼレギュラーとして使うことになるでしょう。

1番吉田、2番Story、3番Devers、4番Turner、5番Casasに、6、7番がVerdugo、E. Hernandez、そして8、9番に捕手とSSならある程度は見れる打線になったし、もう一枚右打ちのOFを入れるなり、2B/SSでElvis Andrusを入れるなりすればかなり良くなるかと。

まぁ選手オプションらしいので計算できるかは別として、Deversの流出まで見越して、ということでないなら良いかと思います。

2022年12月18日日曜日

23' Draft Watch - Draft Board 2 (HS-RHP)

HS-RHPです。上位は大柄かつ球速のある選手が多いですね。Nobel Meyerが少し抜けているか。Charlee Sotoもレポートを見る限りは良さそう。投げている動画の印象だと、個人的にはCole Schoenwetterが良さそうに見えた。


[23' Draft Board (HS-RHP)]

Noble Meyer, RHP, Jesuit HS, OR (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 185
Commitment: Oregon
Ranking: MLB #8
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: 20年ドラフトのHS No.1投手だった、Mick Abel (PHI)と同じHS。体格的な伸びしろはAbelよりも大きいかも。速球はショートイニングなら、既にに97~98 mphに届いている。筋肉が付けば95 mph以上を安定して投げられそう。2シームも投げることができる。スピンの多いスライダーがセカンドピッチ。

2022年12月17日土曜日

23' Draft Watch - Draft Board 1 (College-RHP)

カレッジのRHPから。Chase Dollanderがやや乱調で、Paul Skenesにオーバーテイクされた形。それでもDollanderも十分に魅力ですが。その他Rhett Lowder、Hurston Waldrepはドラ1が堅い。


[23' Draft Board (College-RHP)]

Paul Skenes, RHP/1B, Louisiana State (Jr.)

Photo from 973thedawg.com

B/T: R-R
Height: 6-6
Weight: 235
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #1
Projection: Likely #1 or #2

Comments: 最初の2年は空軍学校でプレー後、有名コーチの就任で他大から有望な選手を引き抜きまくったLSUへ移籍。23年も開幕から圧巻の投球で投手では今季No.1、全体Top 3有力候補の座を不動にしている。長身だが、ややフラットなアングルからの速球は常時93~95 mph、最速99 mph。短いイニングなら90 mph中盤から99 mphを連発できる。80 mph中盤から後半のパワーブレイキングボールもLSUでは更に向上。90 mph前後のチェンジアップはまずまず。非常に大柄だが、メカニクスは安定している。1Bとしてもパワーがあり、上位指名候補ではあるが、投手としての才能の方が遥かに上と見られる。

22' Today's Topics - 12/16

[Today's Topics]

ちょっと驚きのHosmerのDFA。Casasの予定以上の成長があったのは確かだけど、トレード時点からネガティブな印象だったトレードだけに、「やっぱりね」という感情しかない。ノートレード条項が発動することも踏まえて、SDに利用されただけに終わった。

今のだぶつき気味の左打ち1B/DH/C-OFの状況からすると、HosmerのDFA自体はアリだと思うが、順番的にはナンセンス。足元を見られないためにも、まずは右打ちの補強を進めてからDFAすべきだろう。少なくともD. HernandezやOrt、Brasierなど、リリーフ補強を進めて来た現状で明らかに余剰になっているリリーフがいるのだから。

これで課題の2B/SSに加えて、右打ちのOF/DHの補強は必須に。E. Hernandezを2Bで起用するパターンも含めるとOF/DH側の方がむしろ優先になりそう。ただFA市場は最早適正な候補がほとんどない。選択肢が多い中でも動けなかったのに、ここから会心の補強ができるとは思えず、中途半端な選手を出血多目でトレード獲得が関の山かも。

2022年12月13日火曜日

22' Today's Topics - 12/12

[Today's Topics]

C. Martinは発表したものの、合意となっている吉田、Jansenの契約は未だに未発表。なんとなくロスターのやり繰りに苦戦しているのかな~と。例えばメディカルとか理由があるなら良いですが、Dalbecあたりのトレードでも模索して時間がかかっている気もしますね。

残りのFAリストからは、右打ちの野手の補強で、Brandon Drulyが良いのでは?という意見もいただきましたが、あとはEvan Longoriaもちょっと気になりますね。ポジション面が難ではありますが、Dalbecからアップグレードと考えるとハマりはする。

Casasがもう使えると仮定して、1B Casasで、Hosmerは1B控え。DH/3BをDeversとLongoria。その場合は、吉田はLFほぼ専属で起用。ただDrulyなり、SSなりを獲って2B/SSを埋めても、まだ両翼の右打ちヘルプがRefsnyderとArroyoだけになり、ちょっと手薄な気も。

右打ちの補強をするなら、理想的には両翼+DHで起用できる選手の方がフィットはしている気はしますが。C-OF/DH/1Bが左打ちばっかりなのがロスター構成を難しくしているような。やっぱりどう考えてもピンとこない補強の進め方だな~と。

2022年12月10日土曜日

22' Today's Topics - 12/9

[Today's Topics]

個人的には徒労感の多いウィンターミーティング中のムーブが続き、仕事の忙しさもあり、更新が進みませんでした。以下各ムーブについて雑感。

Xander Bogaerts - Trea Turnerでも見合わないと思える11年契約は、後は野となれ山となれという考え方のトップのゴリ押しだと思うし、その資金力があってもBOSがやるべきではなかったと思う。入団から見て来た、Bogaertsが他球団で引退まで過ごすのを見るのは残念な一方、少なくとも一度は少し割安な額で延長に応じてくれて、二度のWS制覇をもたらした彼には感謝しかないし、素晴らしい契約を得たことを祝福したい。

一方で、今オフの対応としては仕方ない面はあれど、その前に動くべきだったとは思うし、フランチャイズ選手の後釜も見つかっていない状況で、SDの半額程度のオファーというのは、状況に対する判断力が欠如しているとしか思えない。こんなオファーならしない方がマシ。この後もどうせノーアイデアだとは思うし、Storyの再コンバートに落ち着くイメージしかわかない。

Jansen - クローザー実績のある選手が欲しかったのは確かだけど、とりあえず高い。既にC. Martinと契約した状況で、そこまでのコストを掛けるべきポイントとは思えない。特にHouckをどうしたいのかが不明。

この額なら2年間基本的にはクローザーとして使わざるを得ない。そうなると先発にトライさせるとは言われているものの、そちらで大成する見込みは今のところ高くないHouckは中途半端にリリーフで使うことになるのか?

昨年の一時期を見ても、クローザーに育てるのが基本ベストと考えているし、それであれば、David Robertsonくらいの選択肢に留めておき、Houckがクローザーとして独り立ちするのをフォローさせる方が自然だった。

吉田 - 契約自体はチームとして強化になっているとは思うものの、一般論としては高いと思うし、これであれば個人的にはMitch Hanigerの方が適正な候補だったと思う。勿論、NPBをチェックしていないので、実際に彼のプレーぶりを見た方がその価値があるという意見はあると思うし、実際にこの契約が安いと思えるくらいの活躍をする可能性も秘めているとは思うが。

ポジション的にはFenwayのRFは難しいと言われており、LFがまずはホームになるだろう。左打ちだが、スプリットは無く、額的にも基本的にはレギュラーとして使うことになるが、守備が厳しいようなら、Refsnyderか、もしくはもう一段上のRHH-OFをもう一枚入れて、対右ではDH Hosmer、LF 吉田、対左ではDH 吉田、LF or RFに右打ちOFと言う感じの変則プラトーンで対応になるかも。

出塁が良いので、2番に向いているが、その場合Deversを3番としても、4番は適正が少ない。Xander Bogaertsが流出し、SSの選手が4番を務める選手になる可能性は低い。左のCasasは5番か6番になるだろうし、Storyを4番に持ってくるしかないのか。

Rule 5 - Thaddeus Wardはプロテクトすべきだった。少なくともD. Hamiltonよりは。また復帰をずっと待っていたNoah Songも帰ってくるかもしれないが、力が抜ける。まぁW. Gonzalez、E. Paulino、Bonaciといった、伸びしろの大きい選手は取られなかったので、それだけが幸い。ただどうせプロテクトし切れないなら、トレードに使うなり、もう少し計画的に動いてもらいたい。

2022年12月7日水曜日

22' Today's Topics - 12/6

[Today's Topics]

ウィンターミーティングが始まり、いきなり札束が乱れ飛んでいますね。PHI、SD、CHC、TEX、SFあたりは贅沢税完全無視の勢い。PHIとSDのTrea Turnerの取り合いなどは、両陣営のトップの短期重視戦略の現れですが、ファンのためにWSを、ということなのか、自分が少しでも長く座に留まるために、ということなのか、色々考えさせられる。

それはそれとして、その争いに完全に取り残されている我らがBOS。Tommy KahnleにPush Hardという情報が流れたにもかかわらず、宿敵に攫われるとか恥ずかしいから勘弁して欲しいのですが。...まぁ、復帰後の投球内容はインプレッシブなものの、直近の実績に見合った契約ではないとは思うし、NYYのペイロールを圧迫してやったと思えば少しは慰めですが。

それにしてもブルペンはある程度形ができて、他のポジションに集中するのかと思いきや、Kahnleやら、Seth Lugoやら、ミドルリリーフばかり追っかけてイマイチ釈然としないですね。まだクローザー実績があったり、左ならバランスもとれると思うのですが。しかもそれだけリリーフ取る予定なら、J. TaylorやBrasierはNon-tenderしておくべきだったし、OrtやD. Hernandezも今のタイミングでロスターから外してしまうべきのような。

そもそも、過去2年散々リリーフ軽視を指摘されて来たのに、ここに来て180度方向転換というのも、過去の反省と言えばそうかもだし、頑固一徹よりは良いと思いますが、何か明確な戦略なくトップにいるような気がしてモヤモヤするところ。

先発の方でもAndrew Heaneyにフラれたようですが、こちらも2ndや3rd Tierな選手を狙ってはMichael Wacha以外ほぼ不発という現状を反省した方が良い気がしますが。とまぁここまでは不満の溜まる船出ではあるものの、明日以降の巻き返しにガンバってもらうしかない。

22'-23' Offseason Boston Red Sox -Dec.-

12月です。FA市場が激しくインフレしており、動き方が難しいオフですが、一方でオーナー陣の現在のスタイルは不明ですが資金力は元々あるチームで、ペイロールも今のところそんなに高い水準ではないにもかかわらず手をこまねいている状況にはいら立ちも(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 12/2
Outrighted C Ronaldo Hernandez to AAA Worcester.

R. Hernandezが少し驚きですが、DFAされていたようで、またどこのチームもクレームせず、マイナーへアウトライト。賭けの部分はあったんじゃないかと思いますが、Rule 5ドラフトのプロテクトに困っているチームが多いのかも。

2022年12月3日土曜日

22' Today's Topics - 12/2

[Today's Topics]

C. Martinと契約。この前のJ. Rodriguezと合わせて、基本的にはブルペンは固まって来たと言えそう。Martin、Rodriguez、Barnesの3枚は確定カード。Schreiber、Brasierもまずはほぼ確定と考えて良いでしょう。

あとはできれば左の2枚目が欲しいので、J. Taylorが有力ですが、一応今のところはD. Hernandezもまだロスターに残っているので、このあたりも候補。それにSTでは先発でも試される予定のPaxton、Houck、Whitlock、Crawfordの内の2枚はブルペンになると思うので、これで8枚。

懸念は以前の姿ではないBarnes以外にクロージングの実績がなく、一応上記のメンバーでは、昨年離脱まではクローザーをよく務めたHouckが最適だとは思うけど、先発準備の件もありまだ流動的で、それぞれの役割の認識で混乱が生じそうな不安も。先発の可能性を見ていくのは仕方ないにしても、STの後半では役割を固定していく必要がありそうだが。

ブルペンに関しては、ほぼカードが出揃い、先発候補の内の2人が先発に回れば、一応先発も頭数は足りるものの、理想的な形はもう一枚先発が必要になるだろう。Martinとの2年$17.5Mを考えると、23年はリビルドではなくコンテンダーと考えるしかないのだから。

先発以上に、SSとC-OFの補強も必須になるし、間髪を入れず、特にSSのXander Bogaertsとの再契約についてはさっさと決めるつもりで動いてもらいたいところ。

2022年12月2日金曜日

22' Today's Topics - 12/1

[Today's Topics]

Mitch Hanigerへ興味との噂も出ていましたが、ここまで大物には一切絡んでいないBOS。ちなみに同じMLBTRの記事でATLが来年度の贅沢税オーバーも考慮という記事が出ていましたね。

ATLと言えば、しばらくの低迷期に蓄えた生え抜きの多い野手陣を中心としたチームで、FA前の契約延長を積極的に行う反面、大物FAにはあまり手を出さないチームのため、市場価格よりは多少安めの選手が多いようには思います。

そんなチームでも今後のFA戦線で1人か2人(多分トップクラスの先発を狙っているのでしょうが)を加えると贅沢税を超えるということは、今のFA市場を考慮すると、よっぽど調停前のレギュラーがゴロゴロいない限りは、贅沢税以内でWSを目指すチームを作るのは厳しいということを示しているかと。

ただ毎年贅沢税を超え続けるのは厳しいし、今後は贅沢税リセットのタイミングの見極めが重要になるんじゃないかと思います。そう考えると、Xander BogaertsやDeversとの契約延長を今オフ以降考慮しないといけない中で、22年は中途半端な位置にいたにも関わらず贅沢税のボーダー以下に抑える努力をしなかったのは個人的には失策には思います。

メジャーマーケットの常勝チームであっても、育成とFAの当たり外れのタイミング次第では、引く時は引き、攻める時に攻める体制を取れる準備をすることが必要ではないかと。