2020年4月25日土曜日

20' Today's Topics - 4/24

[Today's Topics]

外出自粛はいたしかたないですが、フランスで暴動が起きたりしてて、やっぱりストレス溜まりますよね。自粛延長になりそうな気配はありますが、経済事情に加えて、そういったもめ事、争い事も増えるだろうし、持って5月中な気はしますね。

今のところアビガン(ファビピラビル)が効果ありそうだし、治療薬があれば、経済活動は再開できるでしょうから期待したいところですね。

それはそうと、ビデオルーム不正使用問題は最終的に、今季のドラ2の剥奪とビデオルームスタッフの処分に決まったようです。スタッフのJ.T. WatkinsはBOSのスカウトだったかの息子で、捕手としてBOSにドラフトされて入団したものの、結局徴兵でほとんどプレーせずに引退した選手。

ドラ2は痛くない訳はないけど、まぁドラ1じゃなかっただけでもマシかな。処分が軽すぎる、という声が多くて、HOUへのペナルティーとかからするとそう見える。まぁしかし違反行為にあらかじめ罰則を規定していない方がおかしいという気もするけど。選手のプレーを見れない中で、どんなドラフトになるか不明だけど、こうなったらドラ1だけはきっちりモノにしたい。

2020年4月16日木曜日

20' Today's Topics - 4/15

[Today's Topics]

書くネタが何もない状態ですが、ひとまず元気でやっています、ということで。不安ばかりであまり明るいニュースもないですが、皆さまご無事で過ごされていますことをお祈りしております。

自分もこの状況から在宅勤務となっていますが、何だかんだ普段はシンドイと感じることもある通勤だけでも運動と気晴らしになっていて、やっぱり朝晩は楽とはいえ、家にこもりっきりも辛いものがありますね。

ちなみに数少ない話題で言うと、シーズンが全キャンセルになると、今季$208M以内に抑えればリセットされるはずだった贅沢税の税率はリセットされないらしいですね。J. Bradley, Jr.の$11Mが消えるけど、代わりのOFが必要になるし、Workmanが抜けるかもしれないクローザーや現状のローテからすると、今季でリセットしておきたいところですが。

2020年4月5日日曜日

Prospect Profile: Chih-Jung Liu, RHP

今回は、98 mphの速球の鳴り物入りで、久しぶりに台湾からの有望株としてやってきた、Chih-Jung Liuくん。SSとしても有望な二刀流選手で、大谷翔平の存在もあり、そんな話も出ていますが、ひとまずは投手として育てるでしょう。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Chih-Jung Liu (チーユン・リウ)
Full Name: Chih-Jung Liu
Position: RHSP/(SS)
Born: April 7, 1999
Birthplace: Tainan City, Taiwan
Height: 6-0
Weight: 185
Bats: Both
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (October 2019)
Signing Bonus: $750,000
College: Culture (TW)
High School: Chong Xue Guo Xiao HS (TW)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

投手としては小柄。6'0"という登録だが、それよりも低く見える。SSを務めるだけあって、運動能力は抜群で、それもあって、BOSは先発としての資質に自信を持っているそう。元々投手のはずだが、投げ方は少し野手投げっぽい感じがある。オーバーユーズによりデッドアームになり、1年ほど野手のみでプレーしていたが、19年秋にマウンドに戻り、常時93~96 mph、最速97~98 mphを記録して話題となった。球筋はフラット気味なので、コマンド等を磨く必要がありそう。スライダーは手元で鋭く変化するボールで、動画を見る限り、間違いなくプラスになりそう。チェンジアップも投げる。


[Background]

17年に18Uのワールドカップに出場。その後アジア圏のHSにありがちなオーバーユーズでデッドアームとなり、18年はマウンドに上がらず、SSでのみプレーした。マウンドに戻った19年は最速98 mphの速球でナショナルチームをアジアのチャンピオンシップ大会の金メダルに導き、自身もMVPを受賞。そのチームではBOSのTzu-Wei Linとチームメイトであり、BOSの話を多く聞けたことが、BOS入りのポイントの一つとなった。


[Profile]

21' : COVID-19もあり、19年秋の契約から1年以上たってFCLでようやくプロデビュー。FCLで1試合に投げた後すぐにLow-A Salemへ昇格。再び90 mph後半を記録する姿を取り戻し、Low-Aでも問題なく投げた。

22' : 飛躍を期待されたシーズンだったが、High-Aで躓き。出足は悪くなかったが、7月頃は非常に内容が悪かった。9月は本来の姿を取り戻した。

23' : AA Portlandでほぼローテを守り切った。トータルで見ると四球が多いくらいで、まずまずの成績なのだが、中盤戦は捉えられる試合も多かった。最後2試合は、雨でローテ順が変更になったことも影響したかもしれないがリリーフで登板。


[Comment]

アジア圏の投手にありがちな肘のダメージ蓄積が少し心配で、特に小柄なこともあり、耐久性が懸念ではありますが、まだ非常に若いし、場合によっては早めにTJをしておいても良いかもしれない。

Former Sox Prospect Review: Thaddeus Ward, RHP

今回は、昨年の活躍で評価うなぎ登りの、Thaddeus Ward。今だと傘下のTop 10に入りそう。これは良いピックでした。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Thaddeus Ward (タデウス・ウォード)
Full Name: Thaddeus J. Ward
Position: RHSP/(RHRP)
Born: January 16, 1997
Birthplace: Fort Myers, Florida
Height: 6-3
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2018
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $275,000
College: Central Florida
High School: Bishop Verot Catholic HS (FL)
MLB Debut: April 1, 2023 (Washington)
How Left: Selected by Washington in the Rule 5 Draft (December 2022)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

少し細身だが、運動能力が高く、バランスの良い身体。速球は入団以降少し伸びて、常時91~95 mph、最速96 mph。深いイニングまで球速を保てる能力があり、先発投手としては平均以上。19年には80 mph後半のカッターをレパートリーに加え、非常に効果的に使えている。また80 mph前半のスライダーも平均以上からプラスのボールでカッターとはしっかり投げ分けられている。カーブ、スプリッター気味のチェンジアップも投げるが、チェンジアップは19年はほどんど投げなかったよう。


[Background]

Fort Myersの出身で、子供の頃は、BOSのボールボーイもしていたそう。カレッジではあまり先発しておらず、リリーフ投手として使われていたが、BOSは先発として指名。


[Profile]

18' : SS-A Lowellでプロデビュー。カレッジシーズン後のデビューで先発移行もあったためか、まずまずというくらいの内容。

19' : 前半戦はLow-A Greevilleの相手打者を軽く捻り、一躍注目の存在に。後半戦はHigh-A Salemへ。投球回制限なのか少しイニングが少なくなったのと、やや制球は悪化したが相変わらず三振は取れていて、被打率も低い。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : MLB昇格も期待された年だったが、AA Portlandで2試合に投げてTJへ。

22' : 終盤戦Low-A~AAでスタッフの部分も含め、TJから順調な復帰を見せた。

22' Dec. : Rule 5ドラフトの全体1位でWASが指名。

23' : さすがにいきなりジャンプした幅が大きすぎて苦しんだ。ILに入ってシーズンエンド。


[Comment]

一時は投手に関しては荒野のような状況だった傘下マイナーも、少しずつ楽しみな選手が出て来ており、こういったミッドレベルの投手が成長してMLBに貢献してくれると凄く大きい。楽しみな選手の一人です。

Former Sox Prospect Review: Kyle Hart, LHP

今回は、咋秋にRule 5ドラフト対策で40人枠入りした、Kyle Hart。カレッジから5年目のシニアーの年にドラ19で入団。ボーナスもたった$5Kでしたが、マイナーで結果を残してここまで来ました。BOSの現況からすると、AAAで結果を残していればチャンスは確実に来るでしょう。

Photo from MassLive

[Player Data]

Name: Kyle Hart (カイル・ハート)
Full Name: Kyle Patrick Hart
Position: LHSP
Born: November 23, 1992
Birthplace: Cincinnati, Ohio
Height: 6-5
Weight: 170
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 19th round, 2016
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $5,000
College: Indiana
High School: Sycamore HS (OH)
MLB Debut: August 13, 2020 (Boston)
How Left: Minor league free agency, signed with Philadelphia (November, 2022)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

長身で腕が長く、投手体型。少し細身だが、元々フィジカルなタイプではなく、大きく成長することは無さそう。速球は80 mph後半、最速92 mphとあまり球威がないが、長身からの角度とボールを隠すフォームでまずまず戦えている。チェンジアップがセカンドピッチで、彼のレパートリーの中では最も優れたボール。カッターとカーブも見せ球程度だが投げる。


[Background]

カレッジでのジュニアーイヤーにTJを受けてRed-Shirtに。5年目のRed-Shirtシニアーの年にドラフトされて入団。


[Profile]

16' : GCLでプロデビュー。年齢が高いこともあり、11.2 IP/19 Kと良い結果を残した。

17' : Low-A Greenville/High-A Salemの先発として好投。軟投派だが、しっかり三振を奪えている。

18' : AA Portlandで先発として投げた。中盤戦調子を崩したが、序盤と終盤は安定した投球。奪三振率が低下。また四球もやや多い。

19' : AA/AAA Pawtucketまで到達。AAでもイニング数以上の奪三振率を残したことで、Prospectとして認知されてきた。被打率も優秀。AAAではさすがに少し奪三振率が落ちたが。

20' : オフに40人枠に入っていたこともあり、勝負の決まった8月にコールアップも前年からスタッフがやや落ちていたこともあり大きく打ち込まれた。

21' : 40人ロスター枠からも外れたが、スタッフは少し上向きだったよう。似たようなタイプでもう少し三振の取れるStephen Gonsalvesがいたこともあり、MLBからは声は掛からず。

22' : AAAで出遅れて開幕し、AAから多くの先発有望株が上がって来た際には穴埋めでAAへ。最終盤にAAAに戻っている。まずまず投げてはいるが、再びMLBから声が掛かることは無さそう。

22' Nov. : MiLFAに。

23' : PHI傘下では育成リストで過ごすなど出番が与えられなかったが、リリースされてSEA入り後はAAAでまずまずの投球。


[Comment]

タイプ的にはリリーフに嵌まればなんとか、という感じだけど、BOSの状況からすると平均を少し下回ってでもいいから先発で使えると嬉しい、という期待でプロテクトしたのだろう。BALへ行ったChandler Schepherdくらいの立ち位置かと。