2013年11月24日日曜日

STL and LAA Trade Analysis; Peter Bourjos, David Freese, and Fernando Salas Trade

STLとLAAの間でトレード。いずれもチームでは同ポジションを務められる、より上位の選手がおり、出しても構わない選手ではあったが、LAAが3Bを明らかに欲していたのに対し、STLは同ポジションにJon Jayがいた。Peter Bourjosの守備を考えれば、アップグレードにはなると思うが、打撃はやや不安定で、アップグレードの幅は読みづらい。Freeseの成績リバウンドにやや不安があるLAAより、豊富な選手層とユーティリティーな選手の多いSTLの方が、守備では確実に計算できるBourjosを加えたという点で、少しリスクは低めかな。STLよりのWin-WinからWin-Evenくらいのトレードに見える。


[Transaction]

STL Acquired : CF Peter Bourjos, OF Randal Grichuk

LAA Acquired : 3B David Freese, RHP Fernando Salas

13' Weekly Topics -11/18~11/24

[11/18]

☆ FA市場に動きが出てきており、今日は特にBOSに影響が大きいのが2件。まずはCarlos RuizがPHIと3年$26Mで再契約。4年目に$4.5Mのオプションが付き、各年に125試合以上出場で$500Kのボーナスが付く。BOSはかなり真剣だったようで、PHIと最後まで争ったようですが、結局は3年目を確定させるのを嫌がったのが決め手になったよう。

恐らく単年ベースではBOSのオファー方が高額だったんじゃないかと思うし、この前出ていた2年$20MというのがBOSだった可能性は高い。今年も単年あたりではオーバーペイだけど、年数は抑えるという昨年のストラテジーを踏襲していますが、やはりプレイヤー側は年数が長い方が魅力的なんでしょうね。

さらにD. Rossの存在もあり、相思相愛とも言われたTim HudsonがSFと2年$23Mでほぼ合意。こちらも既に6人のスターターを抱えて余裕のあるBOSはオファーしなかっただろう額で、BOSはビッドに敗れた形(正式オファーまで行ったかはわかりませんが)。こちらはどうしても埋めないといけない穴があった訳じゃないけど、捕手の方は選択肢が一つ減った。

考えられるのはSaltyと再契約か、ドラフトピックを失うがBrian McCann (前ATL)。それにもう少し短期のつなぎになるだろうが、A. J. Pyerzynski (前TEX)やDioner Navarro (前CHC)。またはトレードでは、Ryan Hanigan (CIN)、Matt Wieters (BAL)が市場に出る可能性があると言われています。

この中では耐久力もあるWietersが獲れれば魅力的だけど、打撃でダウンイヤーとはいえ、見返りは高そう。捕手の後続Prospectはいるにしても、Scott Boras物件で契約延長できる可能性の無い選手にオーバーペイしてトレードはしたくない。HaniganはLD%などの指標から言えばリバウンドする可能性が高いとは言われるが、CINも強気の要求が予想されている。

McCannはやはりドラフトピック喪失と高くて長い契約が厳しいところで、D. Navarroは、13年は好調だったとは言え、打席数は少なめで、一年間正捕手を安定して務められるのか不安が大きい。Pierzynskiは投手と上手くやれるなら、D. Rossとの相性は良いと思うのでありかなとは思うが。

まぁでもこうなるとSaltyとの再契約が第一の選択肢になってきそうだけど、Ruizの契約で市場が釣り上がったのは間違いない。Ruizに3年を出すのを拒んだそうだけど、Saltyは2年では捕まえられないと思うし、もし2年に拘るというなら、$28Mは確実に超えるでしょう。さてさて最優秀GMの腕の見せ所ですな。

2013年11月21日木曜日

TEX and DET Trade Analysis; Price Fielder and Ian Kinsler Trade

このシリーズ書くの久しぶりですね(汗)。この冬最初のブロックバスターが成立です。強豪TEXとDETのそれぞれ主軸選手の交換。TEXは余剰のM-IFを使って、弱点の1Bの強化。DETはペイロールを空けつつ、オフェンス面で大きくは落ちない選手との交換。どちらもチーム状況に非常に即しているし、Win-Winのトレードなのは間違いない。どちらのチームも中軸選手を出しながら、同ポジションをこなせる内部の代替案があるというのが決め手だったと思う。ともかくこれでSTLはTEXからSSを譲ってもらうことは無くなりそう。


[Transaction]

☆ TEX Acquired : 1B Prince Fielder, Cash ($30M)

DET Acquired : 2B Ian Kinsler

2013年11月14日木曜日

13' Weekly Topics -11/11~11/17

[11/12]

☆ Ben Cherington GMがExecutive of the Yearに選ばれました。良いことですが、個人的にはノーコメントで(苦笑)。そしてJohn FarrellさんはManager of the Yearのファイナリストに残りましたが、元BOS監督のTerry Francona (CLE)がALの同賞を受賞しています。継投に不満を覚えることはあったけど、全体的にはフレキシブルなラインナップを組み、Buchholz、Lester、Lackeyを復活させたFarrellさんの方が受賞してもらいたかったけど。


2013年11月5日火曜日

14' Draft Watch - Boston's Strategy ver.1

13年のMLBシーズンが終了しました。ドラフトまでまだ時間はありますが、既に待ち切れないということで、個人的なドラフト展開の希望などを。BOSはJacoby Ellsbury、Mike Napoli、Stephen Drewに調停を仕掛けており、1つか2つは補償ピックがあるんじゃないかと。11年以来の豊作なドラフトになりそうだし、ロッタリーピックのトレード獲得なども含めて、できる限り良い選手を、できるだけ多く指名できるようにしておきたいですね。


[14' Boston's Strategy ver.1]

1st round
Ideally - Tyler Beede (Jr.-RHP)
Other Favorite - Aaron Nola (Jr.-RHP), Michael Cederoth (Jr.-RHP), Sean Newcomb (Jr.-LHP), Derek Fisher (Jr.-OF), Braxton Davidson (HS-OF/1B)
Realistically - Karsten Whitson (rJr.-RHP), Luke Weaver (Jr.-RHP), Nick Burdi (Jr.-RHP), Cobi Johnson (HS-RHP), Keaton McKinney (HS-RHP/1B), Brady Aiken (HS-LHP), Justus Sheffield (HS-LHP), Kyle Schwarber (Jr.-C/1B), Jack Flaherty (HS-3B/SS/RHP)

今のところオリジナルのドラ1は#30。もちろん指名順上位のチームがQOを受けたFAと契約すれば繰り上がるし、逆にそういうFAと契約すれば、このピックは失う。ただ今オフに関しては先発もしっかりしているし、補強ポイントである1BもFA市場では守備の悪いKendrys Morales (SEA)かNapoliと再契約するくらいしかなく、可能性は低め。最もありそうなのはSaltyが他球団へ行き、Brian McCann (ATL)と契約することになった場合だが、McCannの方が高額になる割には、ケガのリスクはより高く、それくらいならBOSでのキャリアを積んだSaltyと再契約する気がする。

13'-14' Offseason Boston Red Sox -Oct.~Nov.-

BOSのWS制覇で、13年のMLBシーズンは終了。オフシーズンのストーブリーグがスタートです。BOSはまずはEllsburyを筆頭とした、FA選手に調停をオファーするのか、再契約するか、といったことを決定しないといけません(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 10/31
RHP Joel Hanrahan, C Jarrod Saltalamacchia, 1B Mike Napoli, SS Stephen Drew, IF John McDonald, and CF Jacoby Ellsbury filed for free agency.

Salty、Napoli、S. Drew、そしてEllsburyの4人を中心に、6人の選手がMLBのFAになりました。Cherington GMのリリーフ失敗トレードの1人HanrahanもひっそりとFAになっています。Ellsburyら4人に関しては、引き留めも考慮しているようで、特にNapoliは調停を仕掛けて受諾して残る可能性が高い。

2013年11月4日月曜日

13' Weekly Topics -11/4~11/10

[11/4]

☆ FAに対しての調停オファーをするかどうかの期限が来ており、BOSからの3人を含めて、下記の13人の選手が調停オファーを受けました。BOSが契約するとすれば、最も可能性の高いのはBrian McCannでしょうね。Carlos BeltranやShin-Soo Choo、Nelson Cruzあたりもポジション的にはありそうですが。

可能性が無さそうなのは、Robinson Cano、Ubaldo Jimenez、黒田博樹、Ervin Santana。Cruz、Granderson、Jimenez、黒田、Napoliあたりは受諾の可能性もあります。まずは一週間以内に、調停を仕掛けられた選手が受諾するかどうかを決めます。

Carlos Beltran, OF, STL
Robinson Cano, 2B, NYY
Shin-Soo Choo, OF, CIN
Nelson Cruz, OF, TEX
Stephen Drew, SS, BOS
Jacoby Ellsbury, OF, BOS
Curtis Granderson, OF, NYY
Ubaldo Jimenez, RHP, CLE
Hiroki Kuroda, RHP, NYY
Brian McCann, C, ATL
Kendrys Morales, DH/1B, SEA
Mike Napoli, 1B, BOS
Ervin Santana, RHP, KC