2013年11月24日日曜日

13' Weekly Topics -11/18~11/24

[11/18]

☆ FA市場に動きが出てきており、今日は特にBOSに影響が大きいのが2件。まずはCarlos RuizがPHIと3年$26Mで再契約。4年目に$4.5Mのオプションが付き、各年に125試合以上出場で$500Kのボーナスが付く。BOSはかなり真剣だったようで、PHIと最後まで争ったようですが、結局は3年目を確定させるのを嫌がったのが決め手になったよう。

恐らく単年ベースではBOSのオファー方が高額だったんじゃないかと思うし、この前出ていた2年$20MというのがBOSだった可能性は高い。今年も単年あたりではオーバーペイだけど、年数は抑えるという昨年のストラテジーを踏襲していますが、やはりプレイヤー側は年数が長い方が魅力的なんでしょうね。

さらにD. Rossの存在もあり、相思相愛とも言われたTim HudsonがSFと2年$23Mでほぼ合意。こちらも既に6人のスターターを抱えて余裕のあるBOSはオファーしなかっただろう額で、BOSはビッドに敗れた形(正式オファーまで行ったかはわかりませんが)。こちらはどうしても埋めないといけない穴があった訳じゃないけど、捕手の方は選択肢が一つ減った。

考えられるのはSaltyと再契約か、ドラフトピックを失うがBrian McCann (前ATL)。それにもう少し短期のつなぎになるだろうが、A. J. Pyerzynski (前TEX)やDioner Navarro (前CHC)。またはトレードでは、Ryan Hanigan (CIN)、Matt Wieters (BAL)が市場に出る可能性があると言われています。

この中では耐久力もあるWietersが獲れれば魅力的だけど、打撃でダウンイヤーとはいえ、見返りは高そう。捕手の後続Prospectはいるにしても、Scott Boras物件で契約延長できる可能性の無い選手にオーバーペイしてトレードはしたくない。HaniganはLD%などの指標から言えばリバウンドする可能性が高いとは言われるが、CINも強気の要求が予想されている。

McCannはやはりドラフトピック喪失と高くて長い契約が厳しいところで、D. Navarroは、13年は好調だったとは言え、打席数は少なめで、一年間正捕手を安定して務められるのか不安が大きい。Pierzynskiは投手と上手くやれるなら、D. Rossとの相性は良いと思うのでありかなとは思うが。

まぁでもこうなるとSaltyとの再契約が第一の選択肢になってきそうだけど、Ruizの契約で市場が釣り上がったのは間違いない。Ruizに3年を出すのを拒んだそうだけど、Saltyは2年では捕まえられないと思うし、もし2年に拘るというなら、$28Mは確実に超えるでしょう。さてさて最優秀GMの腕の見せ所ですな。


[11/23]

☆ Brian McCannがNYYへ。5年$85Mに、6年目の条件行使オプションが$15Mで、最大$100Mの契約。NYYはドラ1を喪失。まぁそれはそれとして、Gary Sanchezなど、傘下的には比較的豊富なポジションであることを考慮すれば少し驚き。短期的には明らかにアップグレードであるには間違いないが、贅沢税のボーダーを一度切りたいと考えていたはずだが。

McCannと契約した以上、Robinson Canoとは再契約を諦めるのだろうか?ともかく、BOSはこれで、捕手との契約でドラフトピックを喪失することは無くなった。とは言え、選択肢もまた減った訳で、そろそろどうするか真剣に方針を決めないと。

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