2013年11月14日木曜日

13' Weekly Topics -11/11~11/17

[11/12]

☆ Ben Cherington GMがExecutive of the Yearに選ばれました。良いことですが、個人的にはノーコメントで(苦笑)。そしてJohn FarrellさんはManager of the Yearのファイナリストに残りましたが、元BOS監督のTerry Francona (CLE)がALの同賞を受賞しています。継投に不満を覚えることはあったけど、全体的にはフレキシブルなラインナップを組み、Buchholz、Lester、Lackeyを復活させたFarrellさんの方が受賞してもらいたかったけど。



☆ BOSに関係しそうなFA絡みでは、やはり捕手の話題が多いです。Saltyの連れ戻しにも興味を示しているそうですが、同時にCarlos Ruiz (前PHI)、A. J. Pierzynski (前TEX)も追っているよう。PierzynskiをD. Rossと左右のプラトーン気味に、というプランもある程度気に入っているようですが、ここまで見る限り、本命はC. Ruizのよう。

既にCOLが2年$15Mをオファーしたそうですが、代理人によると、2年$20Mのオファーが届いているとか。高い...。これがBOSで、その額で決まるのなら、今季もまた中途半端なレベルのFAを短期ながらオーバーペイで獲るという昨季のストラテジーを今季も踏襲することになりますが、個人的にはこの戦略でそうそう毎年勝てるとは思えないんですがね...。

Brian McCann (前ATL)の方は、$100Mを超えるかもなんて噂も出ていて、BOSはそれだと少しトーンダウンか?まぁでもこの市場を見ると、SaltyにQOを仕掛けなかったのは、完全にミスだと思いますね。個人的にはJason Castro (HOU)がトレードで欲しいけど、見返りが法外になりそう。ちなみにCastroは05年にBOSがピックしたけど契約できなかった選手。


[11/13]

☆ Ellsburyのマーケットも、PHIがMarlon Byrdと契約し、SEAやNYMはもっと安価な選手を追っているようで、少し狭まった感はありますが、一応まだ他チームに行くと仮定して、来季の布陣を考えると、どうしてもまだMLBでは実績の無いJ. Bradley, Jr.にRHH-OFのプラトーン要員が必要なのでは?と考えてしまいますが、タイムリーにSP.comでもその話題が(こちら)。スレッド中で挙がっている名前で、Grady Sizemore (13'-DNP)は左打ちだし候補と呼べないと思いますが、Rajai Davis (前TOR)、Chris Young (前OAK)、Franklin Gutierrez (前SEA)あたりは個人的にも妥当な候補と考えていた選手。

この中では、Gutierrezは安く契約できるでしょうが、キャリア最高のOBPが7 ABの05年を除けば最高でも.339と低く、売りは守備ということで、Bradley, Jr.、Victorinoと補完性はイマイチ。その守備にしても、ケガの影響からか13年は数字を落としており、やや魅力に欠ける。R. DavisはConnecticut州出身のローカルボーイで、13年はTORでまずまず働いたし、Ellsburyが抜けるのであれば、13年にEllsburyに次ぐAL第2位の盗塁を決めたそのスピードは魅力ですが、打撃自体はキャリアハイに近い13年でも平凡。加えて本人はこのタイミングでレギュラーとして迎えてくれるチームを希望しており、年数・金額共にやや高くなりそう。

C. Youngは守備の指標では多少振れていますが、基本的にはCF/RFとして守備の評価は高めな選手ですが、パワーはあるものの、コンタクトが許容範囲以下に落ちてきている。CFやRFを守れるJ. Gomesと考えれば無くはないですが、Gomesのようなチームケミストリー的な貢献は無いかと思います。

そもそも現状の控え枠の4人の内、捕手が1人、IF控え1人は確定。OF控えの席も、基本的にはNava、Gomesがプラトーン気味にLFを埋めていて、Gomesとの契約が切れる14年まではそれを続けると見られます。最後の1人は1B控えのCarpが占めており、契約をテンダーするのは確実。Navaが1Bも務められる(最悪Papiも)ことから、個人的にはCarpを売るべきだと思ってはいますが、チームに欠け気味の(特にSaltyが抜けるなら)、左のパワーバットなので、Cherington GMは残す方向で考えていると思う。

そうなれば5人目のOFを入れる余地は無く、Bradley, Jr.は4月から独り立ちすることが望まれそうです。この場合は唯一のCFとなるVictorinoですが、彼にしても体調に不安もあるし、連動してNavaをRFを使わざるを得なくなる。Gomesはキャラクターは良いのかもしれませんが、ポジションの融通の利かなさはロスター構成上完全にネックになっており、個人的にあまり良くは思っていません。


[11/17]

☆ 今日のMLBTRにNick Cafardoさんのコラムで、TORが先発を欲しがっており、場合によってはJose Bautistaをトレードに絡めてそれを埋めてくるのではないかと書いています。そしてBOSのJohn FarrellさんはTORでBautistaに主砲として全幅の信頼を寄せていたことから、BOSがトレード相手としてフィットするのではないかとも。

少しケガも出てきて、アベレージも落とし気味ですが、選球眼、パワーはまだまだ素晴らしく、Papiのプロテクトとしてうってつけの人材。1Bで使えば、多少ケガのリスクは下がるでしょうし、RFも本職としているため、VictorinoをCFに回した時に、NavaではなくBautistaをRFに回して、Navaを1Bに、という布陣が取れるのもメリット。ポジションの融通の利かないJ. Gomesがいるのをカバーできる。

TORは先発が二枚欲しいということで、個人的にはBautistaの見返りであれば、Lackeyを出しても十分戦力強化になると思うし、場合によっては、Tim Hudson (前ATL)などと契約した上で、より若いDoubrontも付けてもいい。Bautistaの契約は割高ではないし、実績のある先発二枚に、Prospectを1枚ずつ交換して調整できればと思うのですが。ただ同記事の中で、TORは同地区にBautistaを出すことはないと書いており、それはBOSも同様でしょうからトレードに至る可能性は限りなく低そう。

2 件のコメント:

赤とんぼ さんのコメント...

こんばんは。
Bautistaいいですね~!
何時かBOSTONに来ないかな~?なんて以前から(笑)
でもちょっと無理が有る様な?

ララ さんのコメント...

赤とんぼさん

まぁ難しいでしょうね。TORも強化したいだろうけど、それがBOSの強化にもなってしまったら元も子もないですし...。