2023年11月27日月曜日

23' Today's Topics - 11/26

[Today's Topics]

年末まで一か月余りとなりましたが、Aaron Nola以降あまり大きな動きは無し。前田健太がDETと契約したくらい。NPBを中心としたポスティングの動向がまずは鍵なのか。

BOSはSDと共に、Yariel Rodriguezがプライベートワークアウトを行ったとか。ちゃんと見たことない選手ですが、4年$36MというMLBTRの評価だと多少高い気はしますが、セットアップ以上もしくは先発の可能性も、ということであれば先発1枚プラスαという部分で投資する価値は一考の余地があるか。

2023年11月23日木曜日

Prospect Profile: Kristian Campbell, 2B/OF

今回は、今季の補償ピックで指名された、Kristian Campbellくん。指名時はSSばかりでどうかと思いましたが、Antonio Andersonは既に3B、Campbellは2B/OFにコンバート済。身体能力が高そうで割と良い印象。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor

[Player Data]

Name: Kristian Campbell (クリスティアン・キャンベル)
Full Name: Kristian Eron Campbell
Position: 2B/LF/RF/(SS)
Born: June 28, 2002
Birthplace: Chattanooga, Tennessee
Height: 6-3
Weight: 190
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th Compensation round, 2023
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $492,700
College: Georgia Tech
High School: Walton HS (GA)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

M-IFとしては長身だが、アスリート体型で、もう少し筋肉が付く可能性がありそう。カレッジレベルでは高いコンタクト能力を見せて来た。ディシプリンも優れており、洗練されたヒッターだ。伸びる余地はありそうだが、コンパクトにラインドライブを打つタイプのヒッターで、パワーは平均レベルに留まりそう。プラスのスピードがあるが、常時盗塁を狙うタイプではなさそう。カレッジではSSでプレーしたが、長身でありスペシャルなディフェンダーではないことから、スピードを生かしてOFでプレーする方が向いているとの評価も。


[Background]

ドラフト時のランキングはBA #255/PG #131。


[Profile]

23' : FCLでプロデビューの後、Low-Aを飛ばしHigh-A Greenvilleに。ボールを待つタイプなのか、三振の多さはやや懸念されるが、パワーと出塁は良い感じ。


[Comment]

ソフモアで指名されたことと、身体ツールからカレッジの選手の中では伸びしろがありそうなのも魅力。フロアーが特徴になりそうな同じ4C-Rd.指名のJustin Riemerとは対照的。

Prospect Profile: Zach Penrod, LHP

今回は、シーズン中盤に独立リーグから加わった後、短いながら印象的な投球を見せ、AFLにも派遣されて活躍した、Zach Penrodくん。既に26歳ですが、少し注目なので取り上げてみます。

Photo from wallawallasweets.com

[Player Data]

Name: Zach Penrod (ザック・ペンロッド)
Full Name: Zach Penrod
Position: LHSP
Born: June 16, 1997
Birthplace: Nampa, Idaho
Height: 6-2
Weight: 210
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Minor league free agent (August 2023)
Signing Bonus: Not Announced
College: Northwest Nazarene
High School: Columbia HS (ID)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

平均的な体格で下半身はどっしりしている。速球は92~96 mph。試合序盤は90 mph中盤を頻繁に計時するが、イニングが進むと90 mph前半がメインに。右打者に多く投げるカッターとチェンジアップ、左打者に投げるスライダーとスィーパーと比較的多くの球種を使い分ける。


[Background]

カレッジ最初の2年はCorban大で2way選手としてプレー。無名大でプレーと言うこともあり、ドラフトで指名されず、UDFAで18年にTEXに入団。その後TJとなり、19年にはリリース。COVID-19禍もあり、独立リーグを転々としたのち、23年の独立リーグでの投球に目を付けたBOSへ入団。


[Profile]

23' : High-A Saleで4試合に先発。1試合は打たれたが、他は好投。シーズン後にAFLに派遣され好投し、AFLのオールスターにあたる試合でもプレー。


[Comment]

Rule 5ドラフト対象なのが少し気にかかるが、指名が無ければ、上手く行けば24年にリリーフで上がって来る可能性もありそう。左腕だけに期待したい。

Prospect Profile: Isaiah Campbell, RHP

間が空きましたが、今回はSEAからLuis Uriasのトレードでやって来た、Isaiah Campbellくん。SEAのファンサイトを覗くと惜しむ声が強く、BOSとしては良いトレードになりそうな感度。

Photo from The Athletic

[Player Data]

Name: Isaiah Campbell (アイザイヤ・キャンベル)
Full Name: Isaiah Lyn Campbell
Position: RHRP
Born: August 15, 1997
Birthplace: Angra de Heroismo, Portugal
Height: 6-4
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 24th round, 2018 by Los Angeles Angels; Competitive Balance round B, 2019 by Seattle
How Acquired: Draft
College: Arkansas
High School: South HS (KS)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

速球はカレッジ時代は常時91~95 mph、最速で98 mphだったが、プロではリリーフに移ったこともあり、平均で95 mph程度を投げている。以前はスプリッターも投げていたようだが、リリーフでは得意のスライダーとカッターが主な武器。


[Background]

契約時のランキングはMLB #45/FG #75。出身はポルトガル。16年のサマーリーグで好投したが、17年に肘の痛みで1試合にしか投げられず、Red-Shirtとなった。18年は優れた投球を見せたが、ソフモア扱いなのと健康面の不安からスリップ。LAAに指名されたものの、カレッジへと戻り、rJr.の19年に全体#40でSEAが指名。指名後の19年、COVID-19禍となった20年は試合で投げられず、21年にHigh-Aでキャリアスタートも5試合のみに投げた。カレッジ時代は先発だったが、そこからリリーフで過ごしている。22年はHigh-A/AAで良い投球。23年はAAでスタートの後、飛び級でMLBに昇格し、順調なデビュー。


[Profile]


[Comment]

フロアー、上限とも悪くなく、オプション持ちの安価なリリーフは貴重。不安定なブルペンに願ってもない人材を確保できて良かった。

2023年11月18日土曜日

23' Today's Topics - 11/17

[Today's Topics]

ノンテンダー期限で、Wyatt Millsをノンテンダーしたのに加えて、ノンテンダーの予想もあったLuis Uriasは、SEAとトレードがまとまり放出。

McGuireも可能性はゼロではなかったが、こちらはテンダーし、Breslowのコメントからは、24年の正捕手はWongでまずは満足しているようなので、WongとMcGuireでスタートし、途中でTeelが上がって来ればMcGuireをカットということになりそう。

Uriasは元Top Prospectで、伸びしろもあり、SEAもその辺を考慮して、ということなのだろうが、調停で$5M近くになるのがネックだった。前政権下での獲得ということもあり、ノンテンダーの可能性もあった中で悪くない見返りを得られる形となったのは好印象。

I. Campbellは元ドラ2。下層では先発だったが、球種が少ないのかリリーフに移り、今季はAAから飛び級でMLBに上がり良い投球。

投手有利のSEAであることも考えると、まだMLBに定着するには少し早く、24年はAAAで少し鍛えてから、という形になりそうだが、95 mph前後の速球にスライダー、カッターとスタッフはしっかりしており、オプション持ちでデプスには申し分ない。

ラインナップ的に右の補強が欲しく、捕手はアップグレード無しとすると、DH/1B控え/OFローテで1枚に加えて、2B/SSでもアップグレードがあればベストなので、そちらにも動きやすくなったのも願ったりかなったり。

2023年11月15日水曜日

23' Today's Topics - 11/14

[Today's Topics]

BOSには関係ないですが、QOの受諾/拒否の期限と合わせて、Rule 5ドラフトのプロテクト期限が。BOSはW. GonzalezとPeralesをプロテクト。

最低限の対応ではあるものの、性加害で制限リスト入りのBonaciが候補から外れた中で、Drohanをプロテクトしなかったのは失策になる可能性が高い。

勿論指名されない可能性や指名されてもリターンされる可能性もあるが、ロスターに残しておく意味のないAAAAアームが複数いる中で、3年以内には使えるかどうかわかるであろうDrohanをプロテクトしない理由があまりない。

確かにAAAでは苦戦したが、春先のAAからはスタッフが落ちていた部分もあり、単純に壁に当たったという訳でもなく、しっかり調整し直せば24年中にはAAAをクリアしてMLBデビューの可能性があった。

その他、Songという気持ちもあるが、それよりもGambrellも個人的にはプロテクトすべきだったかと。投手を強化したい中でリリーフの方になる可能性が高いとしても、プロテクトして損はなかったと思うが。

まだ傘下の若手を多く見ている訳ではないであろうBreslowに対して、育成部門がどのように言った結果なのかは不明だが、投手輩出に力を入れるべき時にこれでは個人的には不満。

2023年11月12日日曜日

23' Today's Topics - 11/11

[Today's Topics]

補強に注目が集まりがちなBOSですが、主力の内出す方面で可能性が比較的高いのがVerdugoで、夏にも噂のあったNYYはGreyber TorresとVerdugoをメインとした交換が両チームにフィットするのではないかとのMLBTRの記事が。

NYYの主力だけにあまり好きな選手という訳でもないですが、チームに欠けている、右でパワーのある選手で2Bはフィットする。残念ながらSS控えは兼ねられませんが。

トレード路線なら、その前にペイロール削減方針が伝えられていたMINのJorge Polancoあたりも良いかなと思っていましたが、MINがそこまでVerdugoに魅力を感じるかは不明なので、Verdugoで獲れるならTorresとの交換は全然アリですね。

ちゃんと調べてないですが、両者残り1年だし、現状トレード価値もほぼ釣り合っているようですが、場合によっては傘下で#15~20くらいの有望株を多少フィルインしても悪くないと思う。(理想はHamilton、場合によってはHickeyとかPaulinoあたり?)

2023年11月8日水曜日

23' Today's Topics - 11/7

[Today's Topics]

GMミーティングがスタートしたようですね。BreslowはJordan Montgomeryの代理人と会うなどしたようですが、やはり先発補強に力を入れるよう。

スカウティングと相談はしているが、健康度合いが重要とのことですので、昨日MLBTRで予想が出ていたBlake Snellよりは、MontgomeryやAaron Nola、それに山本由伸なのか。

まぁ昨日も触れた投手はそれはそれとして、ファンサイトを見ていると、TORからFAになるWhit Merrifieldが優先度の高いターゲットになるのでは、と言う予想もあるよう。

確かにM-IFの片方が穴になっており、Uriasをカットすれば、$5M弱浮くので2年$18M程度の予想のMerrifieldは 差額と強化幅からすると悪くない。LFメインだがOFも守れるので、Adam Duvallが抜けたOFのデプスにもなるだろう。

一方で右のM-IFを加えるとして、左のE. Valdezを活用し切るには、2BだけでなくSSを守れる選手が良いには良い。となるとコンタクト面では差があるが、パワーやSS対応で上回る、Amed RosarioやTim Andersonあたりの方が総合的に見ると良さそうな気もするが。

まぁMerrifieldは健康度も高いし、P. Reyesなど、もう一枚IFを置いて、Valdezはマイナーと行ったり来たりということならそれもアリかもだが。

23'-24' Offseason Boston Red Sox -Nov.-

11月です。他人事のWSが終わり、いよいよBreslow新体制のもと最初のオフが始まります(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 11/2
LHP James Paxton, SS/2B Adalberto Mondesi, and OF Adam Duvall declared free agents.

James Paxton、Adalberto Mondesi (BOSでは1試合もプレーせず)、Adam DuvallがFA。

2023年11月7日火曜日

23' Today's Topics - 11/6

[Today's Topics]

恒例のMLBTRのTop 50 FAの契約と行先予想が出ていましたね。大谷翔平は12年$528M ($44M AAV)で3人のライター全員がLAD予想。まぁさすがに妥当な予想に見えます。

BOS行きの予想が出ているのは、Blake Snell (7年$200M)、Eduardo Rodriguez (4年$82M)、Mitch Garver ! (3年$39M)、Mike Clevinger (2年$26M)、Brandon Belt ? (1年$15M)、Liam Hendriks (2年$12M)といったあたり。

なんとなく先発上位と、もう一枚ミッドレベルの先発。それに後ろのリリーフとJustin Turnerの後釜(Beltは左打ちなので微妙ですが)あたりを狙いそうということなのでしょう。M-IFはMayerもいるので大型FA(あまりいないのも事実ですが)よりもストップギャップという印象なのかと。

上位先発はSnellはAL東経験があるし、支配的ではあるのですが、数年投手有利のSDだし、四球も激増していて、元々耐久性もさほどではないのでこの額ならちょっと微妙か。

山本由伸も高いですが、Aaron Nolaも高いには高いので、若い山本を長めの低めAAVで狙えると良いかもですが、競合も激しいのでどうなるかな。

もう一枚はBOSが興味との噂の今永翔太(字合ってる?)、前田健太あたりの日本人選手もフィットしているだろうし、James Paxtonの引き留めも前に書いたようにアリかと。

あとは以前にコメントいただいたTrevor Bauerは今季は戻らないのかな?それにFrankie Montasは気になるところ。Marcus StromanあたりもMLBTRの予想レベルの契約なら悪くない。

リリーフは個人的にはあまり知らないが、NPB逆輸入のYariel Rodriguezはやはり気になる存在ではある。リリーフのFAはなかなか若い選手が少ない中で年齢と伸びしろが魅力。

DHは以前にGarverを推したが、この額だとちょっと長いか。Vesting Option込みでこれならアリかもだが。

2023年11月4日土曜日

23' Today's Topics - 11/3

[Today's Topics]

WSはTEXのほぼ完勝で幕。Nathan EovaldiはBOSからのオファーよりも結局低額でTEXに行ったようですが、チャンピオンリングをもう一つ手に入れて良かった。

さてひとまずオプション関連の動きとRule 5に向けたロスター整理でしょうね。Breslowの初仕事が始まります。楽しみにしましょう。