2020年2月28日金曜日

20' Today's Topics - 2/27

[Today's Topics]

C. Saleが開幕から2週間ほど出遅れる見込みだそう。昨年の腕のケガからのリハビリが肺炎(?)で少しスケジュールから遅れている影響によるもので、セットバック等ではないとのことですが、今年から投手はILが15日が最短に戻るので、開幕ILなら自動的に2週間アウトということのよう。

まぁ状態次第では、Day-to-Dayで開幕ロスターに入れることもあろうし、今年からロスターが26人になるので、通常ならそれほど影響はないはずでしょうが、なんせ先発五番手が今の状況で、そもそも1人足りてない状態で更にエースの欠くのは開幕ダッシュを掛ける上ではキツイところ。

それもあって、先発を加える可能性は今でも開かれている、なんて記事も出ていましたが、SDとのトレードが破談に近いなら、トレードは難しいし、FAと言っても、Jason VargasやAndrew Cashnerなど、"う~ん"と言いたくなるような面子しか残っていない。まぁでもSaleの出遅れがなかったとしても、さすがに現陣容で1年戦えるとは思えないし、もう1人先発を確保するのは動いて欲しいもんですが。

20' BOS Prospect Ranking by MLB.com

MLB.comから組織別のTop 30が出ました。ランキングはシーズン中に更新されていくので、今季最初のランキングということですが。下の方は目新しい名前もありますが、上位はおおむね違和感のないランキング。Jim Callisさんによると、DSL組の評価は結構高くて、中でもBonaciの評価が非常に高いようです。


[MLB.com: 20' BOS Top 30 Prospects]

1. Jeter Downs, 2B/SS
2. Triston Casas, 1B
3. Bobby Dalbec, 3B/1B
4. Bryan Mata, RHP
5. Gilberto Jimenez, OF
6. Noah Song, RHP
7. Jay Groome, LHP
8. Jarren Duran, OF
9. Thad Ward, RHP
10. Tanner Houck, RHP
11. Matthew Lugo, SS
12. Nick Decker, OF
13. C.J. Chatham, SS
14. Brainer Bonaci, SS
15. Chih-Jung Liu, RHP
16. Connor Wong, C/2B/3B
17. Cameron Cannon, SS/2B
18. Brayan Bello, RHP
19. Antoni Flores, SS
20. Chris Murphy, LHP
21. Marcus Wilson, OF
22. Ryan Zeferjhan, RHP
23. Brandon Howlett, 3B
24. Danny Diaz, 3B
25. Durbin Feltman, RHP
26. Andrew Politi, RHP
27. Aldo Ramirez, RHP
28. Tyler Esplin, OF
29. Yoan Aybar, LHP
30. Jonathan Arauz, IF

20' Top 100 Prospect Ranking by MLB.com

MLB公式から全体のランキングがでました。上位はなんだかんだやはり元から評価の高い選手が多いですが、Nate Pearson (TOR)なんかはセレクトするチャンスはありましたが。BOSからはDownsとCasasがランクイン。Downsは他誌と比べても割と高めの印象。


[MLB.com: 20' Top 100 Prospects]

1. Wander Franco, SS, Rays
2. Gavin Lux, SS/2B, Dodgers
3. Luis Robert, OF, White Sox
4. Adley Rutschman, C, Oriols
5. MacKenzie Gore, LHP Padres
6. Jo Adell, OF, Angels
7. Casey Mize, RHP, Tigers
8. Nate Pearson, RHP, Blue Jays
9. Royce Lewis, SS, Twins
10. Bobby Witt, Jr., SS, Royals

2020年2月27日木曜日

20' Today's Topics - 2/26

[Today's Topics]

グレープフルーツリーグが始まっていますが、ProspectのDuranやOckimey、新加入のWongあたりがHRを含めて、良い打撃を見せているようですね。いずれも今季中にMLBのチャンスがあるポジションだしがんばって欲しい。更にはChavisもドデカイ一発を放ったようで2年目にも期待したいところ。

一方の投手は、Eovaldiが既に100 mphを投げるなど、順調に仕上がって来ている様子。数少ない実績のある投手だけに今季はフルシーズンしっかりローテを務めてもらいたい。M. Perezも94~95 mphを投げているそうなので、そこそこ先発四番手としては投げてくれる可能性はありそう。

ただ気になる先発五番手については、SDとの話がまとまらなそうで、SDからCal Quantrillを得るという選択肢は無くなりそう。オープナーを含めた、インターナルオプションを今のところ有力と考えているようですが、とは言え、何で40人枠に今でも残しているのか疑問だったWeberやH. Velazquez、Mazzaなどが候補と言われると苦しいですね。

個人的には前も書きましたが、経験の浅いD. Hernandezをオープナーで短い1~2 IPを全力で投げさせて、その後で勝っていればWaldenもしくは、負け試合ならShawarynや、それこそWeber、Velazquezあたりを投げさせるのが良いんじゃないかと思っているんですがね。先発Weberはちょっとどうよ...。

2020年2月24日月曜日

19' Minor League Stats - Ex-Sox Prospects

凄く今更ですが、トレードなどでBOSから離れたEx-Prospectの昨年の成績のまとめです。Yoan Moncadaのブレークなどがありましたが、Michael KopechのTJなどもあり、Prospectのステータスに近い選手に限って言うと、BOSの卒業生が目立つシーンは少なかったですね。Logan Allen (SD/CLE)とMauricio Dubon (MIL/SF)はそこそこ期待できそうですが、あとはリリーフ投手が何人かMLBデビューした程度。


[Pitchers]

Logan Allen (SD to CEL), LHSP/RP (15'-8th)

19' Stats (AAA (SD)) : W4-L3/5.15 ERA/13 G/13 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/57.2 IP/61 H/39 R/33 ER/8 HR/6 HB/22 BB/63 K/1.44 WHIP/1.12 GO/AO
19' Stats (MLB (SD)) : W2-L3/6.75 ERA/8 G/4 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/2 GF/0 SV/25.1 IP/33 H/20 R/19 ER/4 HR/2 HB/13 BB/14 K/1.82 WHIP/2.29 GO/AO
19' Stats (AAA (CLE)) : W1-L1/7.66 ERA/5 G/5 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/22.1 IP/31 H/20 R/19 ER/6 HR/2 HB/12 BB/18 K/1.93 WHIP/0.52 GO/AO
19' Stats (MLB (CLE)) : W0-L0/0.00 ERA/1 G/0 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/1 GF/0 SV/2.1 IP/3 H/0 R/0 ER/0 HR/0 HB/0 BB/3 K/1.29 WHIP/0.50 GO/AO

PCLの環境も考慮すればまずまずという内容で6月にMLBデビュー。その後フラッグディール期限にYasiel PuigやTrevor Bauerの絡んだ三角トレードでCLEへ。移籍後は少し調子を崩してシーズンを終えた。

2020年2月23日日曜日

20' Vanderbilt Commodores Game Results -2/21~2/27-

いきなり開幕三連戦を負け越しで焦りましたが、ミッドウィークは連勝。投手ではクローザーTyler Brown (Jr.-RHP)と先発三番手のJake Eder (Jr.-LHP)の乱調が気になりますが、投手層は豊富なので、そこはどうにでもなりそう。一方野手は捕手のC.J. Rodriguez (Jr.-C)を除いたセンターラインの選手が打ててないので、Austin Martin (Jr.-UT)のCF起用など、少しラインナップをいじっています。前週の結果はこちら


[2/21 (vs Illinois-Chicago)] - Box
初戦で勝てなかったMason Hickman (Jr.-RHP)ですが、二回目の先発は7.0 IP/3 H/0 ER/1 BB/12 Kと彼らしい盤石の投球。Chris McElvain (Fr.-RHP)を挟み、三番手は今季初登板のErik Kaiser (Jr.-RHP)。潜在能力は高いもののケガもあり、これまであまり投げていないですが、1.0 IP/1 BB/2 Kとソリッドなデビュー。

2020年2月21日金曜日

20' Today's Topics - 2/20

[Today's Topics]

Brock HoltのMIL行き、Lucroyとの契約等ありましたが、その辺はトランザクションのところを見ていただくとして、少し乗り遅れましたが、ホットな話題としては、Mookie Bettsの交換相手としてSDと話していた、Wil Myersの話が再燃しているとかいないとか。

Myersは残り3年で$60M強という不良債権ですが、その内の$30M程度をBOSが負担し、その見返りとしてCal Quantrill、Luis Campsano、Gabriel Ariasらを(全員かはわかりませんが)BOSへ送る、という話です。

SDは贅沢税には余裕があるものの、ペイロールがあまり大きなチームではないのでMyersの年俸が削れるのは大きいし、さらにNick Senzel (CIN)やFrancisco Lindor (CLE)のトレードを狙っているようで、三角トレードの形も検討しているよう。

BOSは逆にサラリー自体は払えるものの贅沢税までは余裕があまり無い状況で、更に先発五番手を欠いているのが、$30Mを払って、Myersを獲得してもサラリーの傾斜の関係で、贅沢税へは$3.8M程度の加算で済み、尚且つ先発五番手候補としてQuantrillを獲得できる、というメリットがある。

まぁ詐欺師の目論見通りに進めたくないのはあるし、Prospectをどれだけだし、どれだけもらえるかにもよるが、話としては悪くない気はする。Myersは1B/OFで使え、1BとしてはMorelandと補完性が良く(Chavisをどうするかは置いといて)、Verdugoが開幕から離脱するなら人数合わせにもなる。バウンスバックする可能性もなくはないし、そうなればトレードもできる。

まだ5年は雇える先発五番手を$30Mで得られたと思えば悪くない。Quantrilは元MLB選手のPaul Quantrillの息子で、ピュアスタッフよりも完成度や血筋で評価の高い選手なので、伸びしろはやや疑問だし、Petco Parkを離れて満足なレベルで投げられるかは不明だが、まだ若く、元々の評価からすれば試す価値はあるだろう。Campusanoまで付くなら乗って良い話かと思う。

2020年2月16日日曜日

Former Sox Prospect Review: Jeter Downs, SS/2B

今回は、Mookie Bettsの見返りでLADから獲得した、Jeter Downs。マイナー全体でも有数のM-IFで上手く育てば将来のSSになるかも。兄が元々BOSのマイナーでプレーしており、縁も浅くないし、トレードが決まる前にかなり噂が出ており、BOSが熱望していたようなので楽しみにしたいですね。

Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Jeter Downs (ジーター・ダウンズ)
Full Name: Jeter D. Downs
Position: SS/2B/3B/CF
Born: July 27, 1998
Birthplace: San Andres, Colombia
Height: 5-11
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Competitive Balance-A round, 2017 by Cincinnati
How Acquired: Acquired from Los Angeles Dodgers with Alex Verdugo and Connor Wong for Mookie Betts, David Price, and cash considerations (February 2020) High School: Edward Pace (FL)
MLB Debut: June 22, 2022 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Washington (December 2022)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

上背はないが、筋肉質で下半身を中心に比較的完成された身体。M-IFながら、非常に鋭いスウィングで引っ張れば十分なパワーがある。また比較的ボールを見るし、コンタクトもしっかりとしている。オフェンスで総合力の高い選手だ。また生来のスピードはトップクラスではないが、積極的に盗塁を狙うし、これ以上はあまり身体が重くならなそうなので、20代中盤まではある程度の盗塁を決まられるだろう。守備はグラブ捌き、肩、フットワークとソリッドだが、トップクラスのSSと比べると見劣りがする。肩が平均的なので、資質的には2BかCF向きだろうが、オフェンス型としてある程度SSで使っていく分には問題無さそう。


[Background]

ファーストネームはDerek Jeterにあやかって付けられた。兄はBOSにドラフトされ、マイナーの控え1BとしてプレーしているJerry Downs。兄はMiami出身となっているが、弟はコロンビア生まれなのかな?両親はコロンビア系なんだろうと思うが。兄と違ってHS時代から5ツールで有名な有望株だった。CINにドラフトされた後、Yasiel PuigなどとのトレードでLADへ。18年は2Bが多かったが、19年はSSに戻り、High-Aでトップクラスのパワーを見せて評価を上げた。


[Profile]

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。ATSでプレー。

21' : AAA Worcesterで飛躍のシーズンとなるはずが無惨な成績に。元々多少懸念されていたコンタクト面で結果が残せなった。パワー、スピード、選球眼といったツールはそんな中でも良好だし、終盤戦は向上を見せて終わったが。

22' : 前年に続き、Bettsの見返りのセンターピースにしては悲しい結果に。MLBデビューは果たしたものの、マイナーでも打率1割台に。四球はそれなりに選んでおり、パワーも示しているが、MLBで結果を残し始めて欲しい年にこれでは苦しい。

22' Dec. : DFAしたところをWASがクレーム。

23' : リビルドのWASでもあまり出番なし。マイナーでも3 HRとかつて期待されたパワー、スピードも落ち目。


[Comment]

最大限上手く育てば、少し守備に目をつむりながら、Xander BogaertsがもしOpt. Outで出て行った時の後釜になるかもしれませんね。また現状でも21年以降に2Bの方でまずは定着を目指すことになりそう。マイナーの率はそこまで高くないですが、しっかりと強いコンタクトができる選手だし、楽しみです。

Former Sox Prospect Review: Connor Wong, C/IF

今回は、Mookie Betts/David Priceのトレードでやって来た、Connor Wong。年齢の割には攻守に未完成だけど、傘下の捕手が壊滅的状況だけに期待したい。

Photo from SunJournal.com

[Player Data]

Name: Connor Wong (コナー・ウォン)
Full Name: Connor Sun-Han Wong
Position: C/2B/3B/(SS)
Born: May 9, 1996
Birthplace: Houston, Texas
Height: 6-1
Weight: 180
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2017 by LAD
How Acquired: Acquired from Los Angeles Dodgers with Alex Verdugo and Jeter Downs for Mookie Betts, David Price, and cash considerations (February 2020)
College: Houston
High School: Pearland HS (TX)
MLB Debut: June 22, 2021 (Boston)
Player Link: MLB.com, MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

捕手としては少し小柄だが、その分運動能力が高く、LAD出身の捕手に多い、捕手以外のポジションでもプレーできる選手。打撃は生来のパワーは平均的だが、スウィングがやや大きく、引っ張ればそれなりに飛距離が出る。一方でややアグレッシブなヒッターであり、三振も多く、率とパワーを両立できるかは不明。捕手としては動きは良いが、肩、捕球と特筆すべきレベルではなく未完成。


[Background]

名前からすると韓国系?Houston大ではフレッシュマンの時はSSがメインポジションで、夏のリーグではOFでもプレーしたが、ソフモアからは捕手に。カレッジ、プロを合わせて、投手以外の8ポジションいずれも経験してきた。17年にドラ3でLADに入団後、順調にクラスを上げているが、やや三振の多さは気になる。


[Profile]

21' : MLBのTaxiスカッドで待機の時期もあり、やや出場頻度がまばらになり、前半戦はあまり良くなかったが、Kevin Plaweckiの離脱時にMLBでまずまずのプレーを見せ、自信を深めたか、後半戦はAAA Worcesterでも良い打撃。早打ち傾向は強いが、捕手としてはオフェンスは悪くない。

22' : 出足はスローペースだったが、4月末からは捕手でペアを組む、Ronaldo Hernandezと共に、チームを引っ張る打撃。Christian Vazquezが抜けた終盤戦はようやくまとまったプレータイムをMLBでもらった。

23' : 控えで開幕したが、夏前にReese McGuireが戦列を離れた後は、ファーストチョイスに。オフェンスは穴があるものの、パワーを見せ、守備も悪くない動き。もう少し率が上がれば。リバーススプリットはやや難。


[Comment]

まずは打撃を伸ばしていけば、スーパーユーティリティーとしてロスターに入れやすいタイプ。個人的には割と面白いピックだなとは思っている。

20' Vanderbilt Commodores Game Results -2/14~2/20-

カレッジベースボールシーズンが今年もスタートします。Vandyは今季は連覇を狙うのが至上命題。強力な投手陣を中心に今季も楽しみなチームです。


[2/14 (vs Michigan)] - Box
開幕は安定感抜群のMason Hickman (Jr.-RHP)。5.0 IP/3 H/0 ER/2 BB/3 Kとさすがにまとめて来ましたが、Ethan Smith (So.-RHP)を挟んでのクローザーTyler Brown (Jr.-RHPがまさかの2失点で逆転負け。幸先悪い...。

ラインナップは当初の予想といくつか変更があり、捕手に新人のC.J. Rodriguez (Fr.-C)。また1BはSpencer Jones (Fr.-1B)で、OFはIsaiah Tomas (So.-OF)がRFでTate Kolwyck (So.-UT)がCFという布陣。まぁ野手は経験の浅い選手が多く、しばらくは良い布陣を見つけるための試行錯誤になりそうです。

20' Today's Topics - 2/15

[Today's Topics]

Pedroiaが予定通り(?)セットバックで開幕アウト。前にも書いたけど、残り給料分は受け取ってしかるべきですが、引退してくれた方が今のチームにはありがたい。また、C. Saleが肺炎で少し出遅れ。コロナじゃないよね?契約延長した途端、色々健康面に難のある選手になってきましたね。

また期待の新加入のVerdugoも昨年のPOを欠場した背中のケガが、疲労骨折だったようで、開幕に間に合わないのではないかと。その辺りを含めてPillarを加える、という選択肢になったようですね。まぁでも見返りがVerdugoとBrusdar Graterolだと、二人ともケガ持ち、ということになったかもしれないので、交渉し直しは仕方なかったかな。

2020年2月12日水曜日

20' Today's Topics - 2/11

[Today's Topics]

Mookie Bettsを放出して手薄になったOFに、Kevin Pillarを加えることになりそうという話。19年はSFでプレーしたが、$10M近くなる調定額を嫌われてノンテンダー。TORのCFとしてしばらく活躍していた選手で、パワーは平凡だが、三振が少ないコンタクトヒッターで、スピードとそれを生かしたCF守備も評価が高い。

 選球眼がイマイチで、攻守ともに少し劣化の気配が見られるが、昨年はボールの影響もあり、21 HRはキャリアハイ。もう少し成績を戻せるならソリッドなレギュラーだし、19年の成績でも出塁は物足りないものの、4th OFとしてはまずまず。$5M以下なら悪くないだろう、というのが大半の感覚のよう。

Mookie BettsとDavid Priceのトレードでようやく贅沢税のボーダーから$10M弱浮いたようだが、先発投手が一枚足りない状況で、J.D. Martinezを含めて4枚いるOFに更にコストを掛けるべきなのかは若干疑問はあるが、DHを含めた4枠をOF陣中心で回し、またMartinezの年齢とケガの可能性を考えれば、OFはいても良かったし、特にレギュラー3枚がいずれも左打ちなので、右打ちの控えは フィットしている。

ロスターの控え候補がOFでも試されるであろう、Chavis、Arauz、T. Linらがいるとは言え、ピュアな控えOFを欠いていたし。個人的にはレギュラーOFの3人が守備の不安があまりないので、守備・走力もあるバランスタイプよりも、左キラーで打撃に特化し、経験の浅いVerdugoが主に務めるRF中心のタイプの方がフィットはしたと思うが、いざとなればJ. Bradley, Jr.の方をRFに持って行って、PillarをCFで使うのもありえなくはないか。

まぁしかし$10Mくらいペイロールが空いていればシーズン中の補強もやりやすくなるが、$5Mくらいとなると選手を選ぶか、見返りを多くするかを選ばざるを得なくなるし、POを目指して戦う気なら、投手の今後のプランも考えて動いて欲しかった感はあるが。

2020年2月11日火曜日

20' Today's Topics - 2/10

[Today's Topics]

Mookie Bettsのトレードがやっと確定し、最終的には投手のBrusdar Graterolは来ず、野手のDownsとWongで確定(詳細はトランザクションの欄の追記分以降)。Verdugoは少しメイクアップの不安があるようですが、何度か書いているけど、現状の選手価値的には破格だと思うし、昨年のPaul Goldschmidtのトレードなどよりも良い評価をされているようです。

まぁここまで話が進んでしまったら、無理に残ってもモチベーション等に不安だし、破談という選択肢は無かったでしょうから、それなりの形でまとまって、ひとまずは良かった。あとは見返りの三人が予定通り打ってくれることは祈るだけですね。まぁその部分は過去の成績推移等見ていると、少し不安ではありますが。

2020年2月9日日曜日

20' Today's Topics - 2/8

[Today's Topics]

BOSとLADは成立させるつもりで動いてるようですが、状況は遅々として進まず。MINは追加での要求に応えるよりも破談を選ぶやら選ばないやら、色々と噂は出ていますが。しかし今一つBOSがどの程度の要求をしているかが見えてこない。

BOSのフロントは進めるつもりで動いているものの、オーナーのJohn HenryがM. Bettsを放出することに対する、想定以上のファンサイトの非難にしり込みし、Brusdar Graterolのメディカルの問題が出たのを口実に、要求を大きく吊り上げ、不成立、もしくは大きな見返りを得て、非難の矛先を自分に向けないように考えているのかもなんて想像も出ているようです。

ところで、サインスティーリングの話の方ですが、大方の見込みでは、HOUのペナルティーと同等以上になると思われていますが、思ったようには証拠が出て来ていないようで、場合によってはそんなに重くならないかもなんて話も。これが情報筋なのか、単なる希望的観測なのかは不明ですが、2年間ドラ1、2剥奪は、個人的な楽しみを大きく削られるので、無いに越したことはないですがね。

2020年2月8日土曜日

20' Today's Topics - 2/7

[Today's Topics]

一旦は合意し、発表を待つだけだったM. Bettsのトレードですが、Brusdar Graterolのメディカルを見たBOSが正式発表に待ったを掛け、見返りについて再調整となっております。筋としてはMINがその分、もう一人のProspectを上乗せし、BOSに渡すことになるでしょうが、メディカルの結果の見方も食い違いがあるだろうし、少し混迷な状況に。

Graterolは16年にTJ、昨年も肩を痛めており、特に肩は長引きやすいので、BOS側からするとリスキーではある。一時は、完全に破談になる可能性も出てきたと言われていましたが、直近では成立自体はするだろうという見込み。まぁLADもそれを見越して、LAAへJoc Pederson、Ross Striplingを送る話をほとんどまとめてしまっており、不成立にはしたくないでしょうし。

LADは余剰気味になる前田健太も出したいでしょうし、MINを外して2チーム間で、というのも難しいので、MINがどこまで折れて追加で出すかの交渉になりそうですね。MINがLADの方にGraterol + αを出して、LADが上位の投手を出すことも考えられなくはないけど、LADは自前の投手はあまり出したくないようだし。

まぁそれはそうと、メディカルの結果によってはこういう話になるのが当たり前なのに、メディカルを隠してトレードを成立させたSDの詐欺師はやはり最低ですね。Bettsも獲れずに、このままシーズンインし、いつも通りの負けシーズンでクビになることを期待しています。

2020年2月5日水曜日

19'-20' Fall-Winter League Season Memo -2/3~2/10-

今週のWillisをレポートするコーナーになっておりますが、オーストラリアのリーグは平日の試合が少なく内容の薄い投稿になっちゃっています。前週の結果はこちら


〇 2/7

[ABL (Melbourne)] - Box
Willisが3番RFで先発し、0 H。

20' Today's Topics - 2/4

[Today's Topics]

昨日書いた通り、Mookie BettsとDavid PriceをLADへ放出。BOSの現状からすると妥当な動き方ではありますが、昨日までの噂からすると、少し見返りが少ない気もしますし、LADがその直後に、Joc Pedersonのトレードをさっさとまとめたのを見ると、Bloomでは少しまだ交渉の駆け引きで後れを取りがちなのかな、とも思ってしまう。

それより何より、ドラフトから育てた生え抜きMVPを契約延長できずに放出する状況に追い込まれたのは球団の在り方としてダメなんじゃないかな~と。Theo Epstein政権最後のドラフト選手の一人が大きく成長したのに、若手を守りはしたものの、さっさと契約延長を済ませなかったBen Cherington。

そして若手を次々に出し、契約延長もほとんど進めず、峠に差し掛かった大物に後先考えずに大枚を叩き、ペイロールを圧迫したDave Dombrowski。まぁそれでもWSをその間に2回獲ってますし(サイン盗み云々はともかく)、結果は出たものの、今後も同じやり方で上手く行く保証もないし、今後はやはり生え抜きを早めに延長して割安なコアを作っていくことを重視してもらいたい。

19'-20' Offseason Boston Red Sox -Feb.-

2月です。ピッチャーキャッチャーレポートの前週まで来て、とうとうMookie BettsとDavid Priceを放出。寂しいですし、今年はPOは厳しそうですが、その先に向けて舵を切ることになりました(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 2/3
Outrighted RHP Denyi Reyes to AAA Pawtucket.

D. Reyesがウェーバーを通過してAAAへ。AAAで開幕予定なんですかね?

Former Sox Prospect Review: Josh Taylor, LHP

今回は、昨季大きく成長し、最終的にセットアッパーとして活躍した、Josh Taylor。獲った時は制球が悪くあまりに期待していなかったし、40人枠に入れたのも微妙感を受けていましたが、結果大正解。

Photo from Boston Globe

[Player Data]

Name: Josh Taylor (ジョシュ・テイラー)
Full Name: Josh Earl Taylor
Position: LHRP
Born: March 2, 1993
Birthplace: Phoenix, Arizona
Height: 6-5
Weight: 225
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Acquired from Arizona for Deven Marrero (May 2018)
College: Georgia College & State
High School: Centennial HS (AZ)
MLB Debut: May 29, 2019 (Boston)
How Left: Traded to Kansas City for Adalberto Mondesi (January 2023)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

非常に優れた体格で、速球は常時90 mph半ば。左腕としては球威があるが、ややフラットな球筋で痛打されることも。カッター気味の80 mph後半の高速スライダーとほぼ二球種で戦う。元々は制球難気味だったが、その面では成長を見せている一方、精緻なコマンドを駆使するタイプではない。


[Background]

14年にドラフト外でPHIに入団し、16年にARIへマイナーなトレードで移動。17年までは先発メインだったが、被打率が高く平凡な投球に終始。Deven MarreroとのトレードでBOSへ。


[Profile]

18' : AA Portland/AAA Pawtucketで投げた。比較的球威はあるものの、打たれやすい印象でAAAAタイプに見えたが、その球速を買われてAFLへ派遣。さらにオフにはRule 5ドラフト対策でプロテクト。

19' : AAAでソリッドな投球を見せると、5月末にMLBへ。昇格直後から安定して三振を奪い、また被打率や四死球も悪くないと、意外と洗練された投球を見せ、シーズン中盤からセットアップに定着。オープナーで試された後半は打たれる試合もあったが、予想以上の成長を見せた。

20' : COVID-19への感染で出遅れ。復帰後も球威が戻らず、本調子でない投球が続いた。

21' : 前年に続き、本来の力でない状態で開幕を迎え打ち込まれる試合が続き、このまま消えていくのかと思ったが中盤に掛けて調子を取り戻し、無失点試合を続け、セットアッパーに復帰。ただPOではワンポイントに留まることが多かった。

22' : ケガで出遅れ、何度かリハブを始めるも本来からほど遠い姿で再度離脱を繰り返した。

23' Jan. : Adalberto Mondesiの見返りでKCへ。

23' : 打ち込まれた後ケガでILに入りシーズンエンド。


[Comment]

球威はあるけど、割と素直な球筋で後半戦は打たれた試合もあったので、二年目のジンクスは少し心配だけど、ツールとしては良いものを持っているし、Darwinzon Hernandezと共に、貴重な左のセットアップ以上候補なので、このまま定着して欲しい。

2020年2月4日火曜日

20' Today's Topics - 2/3

[Today's Topics]

M. BettsのLADかSDへのトレードが成立の可能性が高まって来たようです。このまま行くと、今週中にもLADとまとまるのではないか、と。見返りのセンターピースはAlex Verdugo。それに、最新の噂だと、SSの有望株のJeter Downs、それに投手のCaleb FergusonかTony Gonsolin、それに下位の有望株という話。

BOSはLADとはBettsと年俸負担付きでPriceもパッケージという話のよう。ちょっと前はDownsではなく、捕手のKeibert Ruizという話もありましたが、ともかくVerdugoがメインなのは変わらない。3年目ですが、まだ23歳と若く、あと5年雇えるレギュラー格のオファーは破格と映る。

Benintendiに少し似ているかなという印象で、パワー、スピードといった身体ツールではトップクラスとは言えないものの優れたバットコントロールを持ち、少なくとも若い内は、CFを含めてソリッドに守れそう。MLB歴が浅く、多少のリスクは勿論あるが、層の厚いLADでレギュラー格を務めた実績は賭けるに値するだろう。

ラインナップ的な視点で言うと、1番打者らしい選手がいなくなる点は気になるが、Verdugoが上手く適応すれば、来オフ以降にBenintendiが平凡気味なら安く契約延長、良いならトレードという動きを取りやすくなり、ペイロール的にも嬉しい。

BOS的には見返りの投手がもう一歩、ということのようだが、GonsolinもMLBではリリーフのFergusonも先発で実績があり、試してみる余地はある。BOSは投手のところでJosiah Grayを要求しているようだが、今のところLADはそこまでのオファーを渋っている様子。Ross Striplingという話もあり、個人的にはそちらでも良い気もするが。Downsもドラフト時から気になっている選手だし悪くない。

Priceは夏に別個にトレードした方が儲かるのでは?という話もあるが、ケガでダメになるリスクもあるし、この際Dave Dombrowski色を薄めた方が心機一転できると思うので、個人的には出せるなら出してしまって良いと思う。

SDの方は、LADの動きを踏まえて、Luis Patinoを含めるなど、少しパッケージを上げることも検討しているよう。どのみちNL西ではLADの地区優勝が堅いと思うが、そのような地区でWCを確保し、詐欺師が自分のクビをつなぐには、LADにBettsを渡さずに済むという面もメリットとなるだろうし。

Bettsとのお別れは悲しいものがありますが、どのみちここまでの動きからすると、来オフにウルトラCでペイロールを削減し、Bettsと延長するのは難しいだろうし、FA出戻りの可能性もオファー次第ではなくはない。今のところいずれ出ていく可能性が高いことを考えれば、良いオファーならGoすべきだろう。

2020年2月1日土曜日

20' Today's Topics - 1/31

[Today's Topics]

下にも書いていますが、Morelandと再契約。トレード放出が無ければ、野手は一応確定か。Morelandが1Bに入り、Chavisは控えなのか、それともPerazaを控えにして、2Bに回すのか。

個人的にはChavisは1Bよりもできるだけ2Bで使ってもらいたいとも思うが、ロスター構成的には、2Bに対応できる選手が、Peraza、Arauz、T. Linとロスターにいて、一方で1B控えはChavisのみで、またOFもM. Betts、Benintendi、J. Bradley, Jr.の3人とDHメインとJ.D. Martinezを除けば、控えはUTのLinのみ。

ChavisはLFにもチャレンジさせるようで、対左ではBradley, Jr.かBenintendiをベンチに置き、ChavisをOFで先発させるような形も出て来そう。1B/LF/3B/2Bというような感じでレギュラーに近い機会を与えられる控えという扱いになりそうな現状の感度かな。

一方で、BettsはLADとSDの2チームのみが行先の候補として残り、トレードの可能性もまだそれなりにあるよう。条件面で折り合わない可能性もそこそこありそうだが、妥協できる範囲内のパッケージが出てこれば、いよいよ生え抜きフランチャイズプレーヤーに別れを告げるのが現実になりそうですね。

19'-20' Fall-Winter League Season Memo -1/27~2/2-

オーストラリアのリーグもPOに入るようですね。STも目の前なので、出ている選手はほとんど休み無しですね。前週の結果はこちら


〇 1/30

[ABL (Melbourne)] - Box
Willisが3番RFで先発し、0 H/1 BB。