2014年7月31日木曜日

14' Weekly Topics -7/28~8/3

[7/28]

☆ Today's Game (Game 106 @TOR)

チームのファイヤーセールの噂を聞けば、選手もやる気を無くすのか、気のない戦いぶりで大敗。特にDoubrontは酷かったですね。リリーフ陣を中心に、最後はショーケース状態。トレード希望出しているDoubrontやCarpなんて、行き先があるならさっさと売って、モチベーションのある若手を登用するべきだと思いますがね。

Result : TOR 14 - 1 BOS (W48-L58)

2014年7月30日水曜日

Former Sox Prospect Review: Edwin Escobar, LHP

今回は、Jake PeavyのトレードでHeath Hembreeと共にやってきた、Edwin Escobar。14年はAAAで少し打たれていますが、BAからはシーズン前にSFの#2、全体でも#56と高く評価されていた大物。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Edwin Escobar (エドウィン・エスコバー)
Full Name: Edwin Jose Escobar
Position: LHSP/LHRP
Born: April 22, 1992
Birthplace: La Sabana, Venezuela
Height: 6-2
Weight: 225
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Acquired from San Francisco with Heath Hembree for Jake Peavy (July 2014)
MLB Debut: August 27, 2014 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Arizona (April 2016)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

平均的な体格。速球は最速95 mph。常時90 mph前半。真の速球派ではなく、オフスピードピッチとのコンビネーションとコマンドを駆使して打ち取る。アームスロットは少し低め。セカンドピッチはチェンジアップが非常に良い。スライダーは左打者相手に効果的なこともあるが、やや鋭さを欠き、平凡なピッチ。対左に非常に強く、最低限左のリリーフにはなれそう。


[Background]

元TOR/LAAのKelvim EscobarやMILのAlcides Escobarとは血縁関係にあるそう。ずっとSFだと思っていたけど、08年のTEXの7/2契約選手で、$350Kを受け取っている。09年をTEXのRkレベルで過ごした後、Ben SnyderとのトレードでSFへ。12年にLow-Aでしっかりと投げて評価を高めた後、13年にHigh-A/AAで好投し、一躍Top Prospectに。


[Profile]

14' : 移籍以降、AAA Pawtucketで1試合炎上した試合を除き、よくやっている。MLBではリリーフとして起用。

15' : 手薄なリリーフ左腕として貢献することを期待されていたが、ケガで出遅れ。オフのウィンターリーグからリリーフに転向しているが、イマイチリリーフの水に合わないのか、リリーフ時の成績が悪い。終盤先発が手薄になり、先発に戻ったが、そちらでは奪三振こそ少ないもののまずまず。

16' : 開幕からAAAのリリーフで投げるが三振があまり取れず。

16' Apr. : William Cuevasのロスター入りに伴ってDFA。ARIがクレーム。

16' : AAAの先発としてまずまず投げてはいるが、K/BB等平凡。

17' : 日本でプレー。北海道日本ハムファイターズではボロボロだったが、リリースされて拾った横浜DeNAベイスターズではリリーフでまずまず投げた。

18'-23' : DeNAベイスターズで中継ぎの柱の一人として結果を残し続けている。


[Comment]

13年は成績の良さでややオーバーレイレッドだったと思うけど、現在AAAで打たれているのも、PCLの環境下というのもあるし、その中間くらいの評価が妥当で、ソリッドな先発下位から最低限左のリリーフというカンジの選手だと思います。

Former Sox Prospect Review: Heath Hembree, RHP

今回は、Jake Peavyのトレードでやってきた豪腕、Heath Hembree。やや薄くなってきた傘下のリリーフのProspectでは、No.1の選手となると思いますが、年齢も高めだし、早く上で力を示して欲しいところです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Heath Hembree (ヒース・エンブリー)
Full Name: Richard Heath Hembree
Position: RHRP
Born: January 13, 1989
Birthplace: Spartanburg, South Carolina
Height: 6-4
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2010 by San Francisco
How Acquired: Acquired from San Francisco with Edwin Escobar for Jake Peavy (July 2014)
College: Charleston
High School: Broome HS (SC)
MLB Debut: September 3, 2013 (San Francisco)
How Left: Traded to Philadelphia with Brandon Workman for Nick Pivetta and Connor Seabold (August 2020)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

リリーフとしては大柄な体格。典型的なファイヤーボーラーリリーフで、腕をケガする前は、90 mph後半から最速100 mphにも達していた。現在は球威を取り戻している段階で、93~96 mphというところとなっている。セカンドピッチは80 mph中盤のパワースライダー。速球とのコンビネーションで三振を奪えるボールだが、コマンドはややアバウト。チェンジアップは見せ球程度。


[Background]

HS時代もケガもあったのか、あまり多く投げておらず、10年のドラフトでは、アームの強さには評価が高かったものの、ドラ5まで残った。$185KでSFと契約。10年のプロデビュー後、11年は100 mphの速球でHigh-A/AAを圧倒し、SFの将来のクローザーと言われるように。12、13年はケガの影響もあり、やや平凡なシーズンに。13年にはMLBデビューを飾っている。


[Profile]

14' : AAA Pawtucketではマウンド上での存在感が違うと好評価だったが、MLBでは制球難に悩まされている。球速も以前ほどではないよう。

15' : 序盤はイマイチだったが、近年落ちていた球威が、最速99 mphと復活。それに伴い内容も良くなって、MLB昇格したが、その直後にケガ。タイミングが悪かった。復帰直後はやや不安定だったが、最後はまた球速も戻ったよう。

16' : Noe Ramirezとの競争に敗れて、開幕MLBはならなかったが、AAAではほぼ完璧な投球。一時落ちていた球速も再び90 mph後半に戻り、MLBにコールアップされると、しばらくMLBに定着。完全に定着し、セットアップで使っても、というところまで来たが、オールスター 明けから調子を崩し、再びマイナーへ。再昇格後はまずまず。

17' : オプション切れということもあって厳しい立場だったが、Carson SmithやTyler Thornburgといったリリーフの補強組が軒並みケガということもあり、席を確保すると、STでの好投もあり、開幕からセットアップの一員として好投。しかし疲れからか、オールスター以降は被弾が大幅に増え、Matt Barnes同様にPOのロスターから外れる結果に。

18' : 前年同様、前半戦はセットアッパーとして素晴らしい投球を見せたものの、中盤以降息切れ。POもロスターを外れる予定だったが、Steven Wrightのケガもあり、最終的にはWS優勝に立ち会った。

19' : 前半戦は例年通りしっかりしたスタートを切り、クローザーに悩んでいたチーム事情もあり、2試合ほどクローザーで投げ、ソリッドにこなしたことで定着するかと思った矢先にケガで離脱。最終盤には戻ったものの、ケガに泣かされたシーズンとなった。

20 : 不調のチームの中で、開幕からソリッドな投球でブルペンで最も安定したピースだった。

20 Aug. : Brandon Workmanと共にリリーフ補強を必要としていたPHIへトレード。

20 : PHIへ移籍後は被打率が上がり打ち込まれた。ブルペン補強のためのトレードが失敗で批判の的に。

21 : CINとマイナー契約となったが、STで結果を残し開幕ロスター入り。被打率、奪三振率と優秀な数字も、被HRが多く防御率は悪かったが、それに目を付けたNYMがフラッグディールで獲得すると、そちらでも良い投球を見せた。

22 : PITでイマイチなシーズン。リリース後に、LADでも少し投げたが、こちらでもイマイチ。


[Comment]

近年のBOSはリリーフタイプのProspectでもまずは先発で育成することが多く、こういった典型的なリリーフProspectは珍しい。スタッフが最高の状態に戻るなら期待できそうだけど、もう25歳ということもあるし、過度な期待はできないかも。

2014年7月29日火曜日

14' Minor League Season Memo -7/28~8/3-

BOSのファイヤーセールが始まり、さっそくJake Peavyがトレードされて、E. Escobar、Hembreeの2人が加入。負けシーズンは良いことではないですけど、新たな収穫がどんなパフォーマンスを見せるかは楽しみです。前週の結果はこちら


○ 7/28

[AAA] : LHP Chris HernandezをInactive Listに登録。

[AAA] - Box
S. Wrightが6.0 IP/9 H/5 ER/1 BB/5 K。Lavarnway、C. Brownが2 H。Shaw (9)、Cecchini (4)にHR。Shawは傘下で最初にシーズン20 HRに到達しました。

[AA] - Box
Auglieraが8.0 IP/2 H/0 ER/0 BB/4 K。Swihartが2 H/1 HR (12)。Chesterに第5号。

[A+] - Offday

[A] - Box
McGrathが3.0 IP/5 H/3 ER/4 BB/3 K。マルチ無し。

[A-] - Box
Drehoffが5.0 IP/3 H/1 ER/0 BB/6 K。Monge、Travisが3 H、Mars、Dubonが2 H。

[GCL (Suspended Game @7/17)] - Box
J. Fernandezが3.0 IP/5 K、Almonteが1.0 IP/2 Kなど、4投手の継投で7.0 IP/10 Kのパーフェクト達成。Deversが2 H。

[GCL] - Box
Cosartが2.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/1 K。T. Kempが2 H/1 2B/1 HR (1)。D. Penaが2 H。T. Hillがラインナップに復帰しています。

[DSL] - Box
Mendozaが1.0 IP/3 H/6 ER/4 BB/1 K。Lamedaが2 H/1 HR (2)。

14' Midseason Prospect Ranking -Outfield-

各ポジションごとのMy Rankingです。下層で何人か面白い選手もいるけど、最近のドラフトや海外FAで大物OFを獲っていないので、大分小粒感が。今季はM. Bettsを筆頭に、IFからOFへのコンバートが目立つけど、その方がやりやすくはあるし、しばらくはIF中心の新人発掘とOFへのコンバートが主流なのかも。


[14' Midseason Outfield Ranking]

Five-Star Prospect

- (-). (Mookie Betts, 2B/CF/RF, MLB (2B))

Four-Star Prospect

1 (5). Manuel Margot, CF, Low-A : ○守備、スピード、バランス/×パワー。

Three-Star Prospect

- (-). (Garin Cecchini, 3B/LF, MLB (3B))

Two-Star Prospect

2 (2). Bryce Brentz, RF/LF, AAA : ○パワー/×コンタクト、メイクアップ、健康。

3 (-). Nick Longhi, LF/RF/1B, SS-A : ○コンタクト、パワーポテンシャル/×守備。

4 (6). Alex Hassan, RF/LF/1B, MLB : ○選球眼/×パワー、スピード。

- (-). (Carlos Asuaje, 3B/2B/LF, High-A (3B))

5 (4). Henry Ramos, RF/CF, AA : ○バランス/×実績、健康。

One-Star Prospect

6 (13). Yoan Aybar, CF/RF, DSL : ○コンタクト、肩/×選球眼、パワー。

7 (New). Danny Mars, CF/RF, SS-A : ○コンタクト、スピード/×選球眼。

8 (New). Trenton Kemp, LF/CF/RF, GCL : ○運動能力、スピード/×コンタクト。

9 (3). Keury De La Cruz, LF, AA : ○コンタクト/×選球眼、守備。

10 (19). Luis Alexander Basabe, CF/RF, GCL : ○スピード、選球眼/×パワー。

14' Midseason Prospect Ranking -Shortstop-

各ポジションごとのMy Rankingです。X. Bogaertsは卒業し、現在は3Bをメインに務めているけど、D. Marreroが今季が打撃での成長を見せており、フルシーズン2年目にして、MLBに上げてもおかしくないレベルまで到達した。守備の完成度は高いし、Bogaertsが3Bでプレーし続けるとしても何とかなりそうだ。


[14' Midseason Shortstop Ranking]

Four-Star Prospect

1 (2). Deven Marrero, SS, AAA : ○守備全般、コンタクト/×パワー。

Three-Star Prospect

2 (New). Michael Chavis, SS, GCL : ○打撃全般/×守備、実績。

Two-Star Prospect

3 (6). Javier Guerra, SS, GCL : ○守備、コンタクト/×選球眼。

One-Star Prospect

4 (3). Tzu-Wei Lin, SS, Low-A : ○守備、選球眼/×コンタクト、パワー。

5 (NR). Mauricio Dubon, SS, SS-A : ○守備、コンタクト/×選球眼。

2014年7月28日月曜日

14' Midseason Prospect Ranking -Thirdbase-

各ポジションごとのMy Rankingです。一時期は、Middlebrooks、Kolbrin Vitek、Cecchini、David Renfroeといて、数年は安泰と思っていましたが、VitekとRenfroeは引退。Middlebrooks、Cecchiniもパッとしない。MLBではX. BogaertsはSSで使って欲しいと思ってたけど、現状だと3B Bogaerts、SS D. Marreroも仕方ないのかも。


[14' Midseason Thirdbase Ranking]

Four-Star Prospect

1 (3). Rafael Devers, 3B, GCL : ○打撃全般、成熟度/×守備。

Three-Star Prospect

2 (1). Garin Cecchini, 3B/LF, MLB : ○選球眼/×パワー、守備。

- (-). (Sean Coyle, 2B/3B, AA (2B))

- (-). (Travis Shaw, 1B/3B, AAA (1B))

Two-Star Prospect

3 (6). Carlos Asuaje, 3B/2B/LF, High-A : ○コンタクト、選球眼、UT性/×上層実績。

4 (2). Michael Almanzar, 3B/1B, AA : ○パワー/×オフスピードピッチの対応、守備。

One-Star Prospect

5 (4). Victor Acosta, 3B/2B, GCL : ○パワー/×コンタクト、選球眼、守備。

2014年7月27日日曜日

14' Midseason Prospect Ranking -Secondbase-

各ポジションごとのMy Rankingです。M. Bettsは今や傘下のNo.1 Prospectに。しばらくはPedroiaにブロックされる訳だけど、Pedroiaの成績も落ちてきているし、どうなるかな?BOSがいよいよ売りに回るようで、さっそくJake Peavyがトレードされました。7月末までに新加入等があれば随時このランキングも修正しています。


[14' Midseason Secondbase Ranking]

Five-Star Prospect

1 (1). Mookie Betts, 2B/CF/RF, MLB : ○全て/×特に無し。

Three-Star Prospect

2 (2). Sean Coyle, 2B/3B, AA : ○打撃全般、UT性/×健康。

3 (3). Wendell Rijo, 2B, Low-A : ○若さ、選球眼/×経験。

Two-Star Prospect

- (-). (Carlos Asuaje, 3B/2B/LF, High-A (3B))

One-Star Prospect

- (-). (Victor Acosta, 3B/2B, GCL (3B))

4 (-). Raymel Flores, 2B/SS, SS-A : ○守備/×三振率、昇格スピード。

5 (NR). Reed Gragnani, 2B/3B/LF, High-A : ○選球眼/×パワー。

14' Midseason Prospect Ranking -Firstbase-

各ポジションごとのMy Rankingです。今季のドラフトではさすがに1Bの薄さを気にしたのか、Travis、Ockimeyを上位で指名。Shawも合わせて、プラトーンクラスは輩出できそうだけど、やはりチームの主砲になれそうな選手はなかなかいないですね。今は1Bじゃないけど、やはりDeversに期待かな?


[14' Midseason Firstbase Ranking]

Three-Star Prospect

1 (1). Travis Shaw, 1B/3B, AAA : ○パワー、選球眼/×対左、Rule 5。

2 (New). Sam Travis, 1B, SS-A : ○パワー/×選球眼、守備。

Two-Star Prospect

- (3). (Nick Longhi, LF/RF/1B, SS-A (OF))

- (-). (Alex Hassan, RF/LF/1B, AAA (OF))

- (-). (Michael Almanzar, 3B/1B, AA (3B))

One-Star Prospect

3 (New). Josh Ockimey, 1B, GCL : ○パワーポテンシャル/×コンタクト、守備。

4 (NR). Jantzen Witte, 1B/3B, High-A : ○長打力/×年齢、上層での実績。

5 (4). Nick Moore, 1B, High-A : ○パワー/×コンタクト、選球眼。

2014年7月25日金曜日

14' Midseason Prospect Ranking -Catcher-

各ポジションごとのMy Rankingです。昨オフからBOSの首脳陣も未来の正捕手と認めていたSwihart、C. Vazquezが引き続き順調に成長。今ドラフトでも捕手を何人か加えており、野手の中では比較的厚いポジションとなっています。


[14' Midseason Catcher Ranking]

Five-Star Prospect

1 (1). Blake Swihart, C, AA : ○打撃全般、送球/×特に無し。

Four-Star Prospect

2 (2). Christian Vazquez, C, MLB : ○守備全般/×パワー。

One-Star Prospect

- (4). (Dan Butler, C, AAA) : ○守備、選球眼/×打撃。

3 (7). Carson Blair, C, High-A : ○パワー/×健康、MiLFA。

4 (3). Jon Denney, C, DNP : ○打撃、パワー/×守備、精神面。

5 (6). Jordan Weems, C, High-A : ○打撃の進歩/×パワー。

2014年7月24日木曜日

14' Midseason Prospect Ranking -Reliever-

各ポジションごとのMy Rankingです。ここ数年は先発として今ひとつな成績の選手をリリーフに移して、そちらで開花するということも多かったが、今季は先発同様こちらもイマイチ。それにBritton、A. Wilsonらのリリーフで期待されていた選手も成績を落としている。


[14' Midseason Reliever Ranking]

Two-Star Prospect

1 (New). Heath Hembree, RHP, AAA : ○球威、奪三振率/×制球、健康。

2 (4). Noe Ramirez, RHP, AA : ○CH、安定感、制球/×球威、奪三振率。

- (New). (Dalier Hinojosa, RHP, AAA) : ○被打率/×RISPでの成績。

3 (1). Drake Britton, LHP, AAA : ○球威/×奪三振率、コマンド。

One-Star Prospect

- (New). (Tommy Layne, LHP, MLB) : ○対左、被打率、GB%/×上限。

- (New). (Ryan Verdugo, LHP, AAA) : ○奪三振率/×FB%、MiLFA。

- (2). (Alex Wilson, RHP, MLB) : ○スライダー/×K/BB、支配力。

4 (11). Aaron Kurcz, RHP, AA : ○奪三振率/×制球、FB%。

5 (9). Miguel Celestino, RHP, AAA : ○球威、GB%/×コマンド、MiLFA。

2014年7月23日水曜日

14' Midseason Prospect Ranking -Starter-

14年シーズン中間時点での各ポジションごとのMy Rankingです。昨年まではシーズン終盤に作っていたのですが、年末には毎年全ポジションを含めたリストを作っているので、差別化のために、今年からはシーズン中間のランキングとして作ることにしました。7月末のデッドラインでトレードがあれば更新します。先発に関しては、卒業ったってWorkmanくらいなのに、近年の投手重視のドラフトや海外FAの割に下層がイマイチなのが気になっています。


[14' Midseason Starter Ranking]

Five-Star Prospect

1 (1). Henry Owens, LHP, AA : ○CH、スタッツ全般/×球威。

Four-Star Prospect

2 (3). Allen Webster, RHP, MLB : ○球威、GB%、CH/×コマンド。

3 (4). Anthony Ranaudo, RHP, AAA : ○CB、被打率/×FB%、奪三振率。

4 (8). Brian Johnson, LHP, AA : ○安定感、3ピッチミックス/×球威、奪三振率。

Three-Star Prospect

5 (2). Matt Barnes, RHP, AAA : ○球威/×K/BB、被打率、CB。

6 (New). Eduardo Rodriguez, LHP, AA : ○投球術、3ピッチミックス/×上限。

7 (6). Trey Ball, LHP, Low-A : ○最近の適応/×スタッツ全般、メカニクス。

8 (New). Edwin Escobar, LHP, AAA : ○フロアー/×上限、球威。

9 (New). Michael Kopech, GCL : ○球威、伸びしろ/×コマンド、実績。

Two-Star Prospect

- (-). (Steven Wright, RHP, AAA) : ○IP/G、ナックル/×奪三振率。

10 (19). Luis Diaz, RHP, AA : ○IP/G、K/BB/×奪三振率。

11 (9). Teddy Stankiewicz, RHP, Low-A : ○体格/×被打率、奪三振率。

12 (7). Cody Kukuk, LHP, High-A : ○球威、奪三振率/×制球、コマンド。

13 (10). Daniel McGrath, LHP, Low-A : ○被打率/×球威、K/BB、FB%。

14 (16). Simon Mercedes, RHP, High-A : ○球威、GB%/×コマンド。

15 (New). Jake Cosart, RHP, GCL : ○球威/×セカンドピッチ、実績。

2014年7月22日火曜日

14' BOS Shadow Draft

今年もShadow Draftやります。BOSのピック時点で残っている選手から、自分がGMになったつもりでピックする選手を選ぶというものです。Ben Cherington GMになってからはかすりもしないですが...。


[14' BOS Shadow Draft]

1 (#26). Michael Chavis, SS/3B/2B (Signed for $1.8705M)

Draft Day My Pick: Spencer Adams, RHP

Comments: 当日はここでChavisとAdamsの2人でかなり頭を悩ませた。#33でDerek Fisher (OF, HOU-Rd. 2)など、野手の選択肢がいくつかあることを期待してAdamsとしたが、結果的にAdamsは#33まで残ったし。あとから再びスカウティングを色々読んで、(贔屓目もあるかもだけど)Chavisへの思い入れも強くなっているし、今となればここはChavisで文句無しかと思う。

Former Sox Prospect Review: Karsten Whitson, RHP

今回は、14年ドラフト組のトリを飾ってもらう、Karsten Whitson。10年のドラフトでは全体9位指名を受けた超大物で、肩のケガでだいぶ評価を落とし、$100Kという安い額で入団しましたが、本来の姿に戻ればフロントラインスターターのポテンシャルがある。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Karsten Whitson (カーステン・ウィットソン)
Full Name: Karsten Ewing Whitson
Position: RHSP
Born: August 25, 1991
Birthplace: Chipley, Florida
Height: 6-3
Weight:195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 11th round, 2014; 37th round, 2013 by Washington; 1st round, 2010 by San Diego
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
College: Florida
High School: Chipley HS (FL)
How Left: Released (March 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

理想的な投手体型。高校生時から最速 95~96 mphを投げていた選手で、加えて85~86 mphの素晴らしいスライダーを投げていた。高校生としては比較的ポリッシュな選手という印象だったが、カレッジ進学後は最速97~98 mphと球威はあるものの、やや制球に苦しんでおり、未完成な選手というカンジになっている。ややストライドが小さく、またテイクバックもコンパクトなクィック気味に見えるフォーム。ややクロスファイヤー気味に投げるのが肩のトラブルにつながったと本人は感じているよう。チェンジアップはあまり磨かれていない。


[Background]

10年のドラフトではJamson Taillon (PIT)に次ぐ、#2の高校生投手と見られていて、SDが全体#9で指名し、$2.1Mまで提示したものの、それを蹴ってFlorida大に進学している。両親が共にFlorida大の卒業生だそう。11年のフレッシュマンでのデビューは良かったし、13年の全体1位有力候補とまで言われたが、ソフモアだった12年はケガにも悩まされた。肩の倦怠感で13年を全休し、ドラフトではWASからドラ37で一応指名を受けるも、当然契約はせず。14年はケガから復帰し、Red-Shirtのジュニアーとして負担の少ない日曜日あたりの先発を任されていたが平凡。ただドラフト直前の登板で、最速96 mphの速球を中心に、素晴らしい投球を見せた。ドラフト時のランキングはBA #290/PG #140/MB #209。


[Profile]

14' : 契約後2試合に先発した後、しばらく休み、シーズン終了間際に、2番手で2回投げた。少ないサンプルでは、まだ本来のポテンシャルの片鱗も見せてはいない。ただFILでは最速96 mphの速球を投げ、強い印象を与えていた。

15' : ケガなのか全休。

16' Mar. : 結局真価を見せることなくリリース。


[Comment]

思ったよりも肩のケガは重たいし、以前の姿を完全に取り戻すのは難しいのかもしれないけど、それでも速球は最速96 mphとかなり戻っているし、セカンドピッチ以降が磨かれれば十分平均以上の先発になる余地があると思います。このオフはしっかり肩の補強に取り組んで、来春から人々を驚かせてもらいたいですね。

Former Sox Prospect Review: Josh Pennington, RHP

今回は、今季のドラフトで最後に契約した、Josh Pennington。TJを受けたこともあり、しばらくはリハビリ生活でしょうが、北東部New Jersey州出身で、伸びしろの大きい右腕です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Josh Pennington (ジョシュ・ペニントン)
Full Name: Josh Steven Pennington
Position: RHSP
Born: July 6, 1995
Birthplace: Cape May, New Jersey
Height: 6-0
Weight: 175
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 29th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $90,000
High School: Lower Cape May Regional HS (NJ)
How Left: Traded to Milwaukee with Mauricio Dubon and Travis Shaw for Tyler Thornberg (December 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

身長は高くないが、バランスの良いフォームから最速94 mphの速球を投げる。14年7月にTJを受けた。TJ後は速球の球速が大幅に向上。最速100 mphをたたき出すようになった。12-to-6のカーブもタイトで決め球になりうる。チェンジアップは発展途上。制球が粗く、また体格の小ささと、力の入ったフォームからリリーフ向きとも。


[Background]

北東部New Jersey州出身。ドラフト時のランキングはBA #401/MB #195。St. John's大にコミットがあった。ドラフト直前の4月にUCLを痛めて、TJを受けることになっていたのが影響したのか、プロのキャリアを始めることを強く希望しており、下位指名ながら入団することになった。BAの14年のドラフトレポートカードで、レイトラウンドのグッドピックとされた。


[Profile]

15' : TJから復帰し、GCLでプロデビュー。開幕から良いゲームを続けた後、やや四球が増えた感じでそのまま8月上旬にシャットダウン。ゴロ率も高い。

16' : SS-A Lowellで印象的な投球。TJ後球速が飛躍的に伸び、最速100 mph、常時94~96 mphと大幅なパワーアップ。BAから100 mphクラブに名前を挙げられた。

16' Dec. : Tyler Thornbergの見返りにMILへ。

17' : ケガだったのか出遅れ。Rkでリハブ後、Low-Aでイニング数を抑えて9試合に投げた。

18' : ケガが完全に治らなかったのか、2試合に投げた後で引退。


[Comment]

今はTJの成功率も高いし、若い内にTJを受けて肘へのダメージをリセットするという感覚もある。体格もまだ成長するだろうし、先は長いけど、安めで契約できたし、化ければ大きいですね。

14' Minor League Season Memo -7/21~7/27-

各クラスのAll-Starゲーム終了。先週末にAsuajeがHigh-Aに昇格し、ひとまず昇格ラッシュも落ち着きそう。昇格した選手たちは、上のクラスに挑戦することになるわけで、同様の成績を残すのは簡単ではないですが、できるだけそうなるようにガンバって欲しいですね。前週の結果はこちら


○ 7/21

[AA] : C/1B Ryan LavarnwayがGCL (Rk)から移動。
[GCL] : C Jon DenneyがRestricted List入り。
[GCL] : SS Jeremy Riveraがロスター入り。

[AAA] - Box
Websterが7.0 IP/6 H/3 ER/1 BB/3 K。M. Betts、J. Herrera、C. Brownが2 H。Rivero (4)、Brown (14)にHR。

[AA] - Box
Boscanが5.0 IP/6 H/1 ER/1 BB/3 K。Gibsonが4 H、Coyleが2 H。

[A+] - Box
Littrellが5.1 IP/7 H/1 ER/1 BB/3 K。M. Johnson、Witte、D. Guerreroが2 H。

[A] - Box
Callahanが5.0 IP/3 H/0 ER/3 BB/7 K。Lorenzanaが2 H。

[A-] - Box
Quevedoが5.0 IP/5 H/2 ER/3 BB/6 K。Tellez、Dubonが2 H。Mars、Dubonに第2号。

[GCL (Game1)] - Box
D. Jimenezが4.0 IP/4 H/3 ER/1 BB/3 K。Oliverasが4 H、V. Acostaが3 H、T. Kempが2 H。

[GCL (Game2)] - Box
G. Speierが2.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/0 K。Austinが2 H。Chavisはまた3打席安打無し...。一方ドラ20のD. Fisherはかなり四球も選んでいて、良いスタート。2試合ともDeversがDHでV. Acostaが3Bだけどどうしたんだろう?

[DSL] - Box
E. De Jesusが5.0 IP/3 H/0 ER/3 BB/3 K。Tovar、Baldwin、Lamedaが2 H。

2014年7月21日月曜日

14' Weekly Topics -7/21~7/27

[7/22]

☆ Today's Game (Game 100 @TOR)

今日でちょうど100試合目。序盤接戦だったものの、何故か今季は援護に恵まれないPeavyの試合で今日も点が取れず。ヒットは出てたんですがね。5連勝でストップ。今日の試合前の時点で地区首位のBALと6.5ゲーム差、WCまで6ゲーム差だった。

フラッグディールのデッドラインが近づいていますが、この5連勝はただでさえ腰の重い某GMの決断を更に難しくしているのでしょう。特に7/30までTOR-TB-TORと同地区との対戦が続くため、ここで大きく勝ち越せば再びPOも視界の片隅に入って来なくはないかも。

とは言え自分のスタンスはファイヤーセールで変わっていませんがね。Huston Street (SD to LAA)であれだけの見返りがあるのだから、上原やA. Millerを出せばかなりのProspectを手に入れられる可能性もある。Peavyなども席を空けて若手を使いたい。

それに来季のドラ1をTop 10ピック以内に持てば、それを喪失することなく、大物FAを手に入れられる。Max Scherzer (DET)とまでは行かなくても、Lesterを引き止め、James Shields (KC)なんかと契約し、今季は弱さが目立った打線にもテコ入れする。良いFAが多い今オフは、来季のドラ1がプロテクトされているメリットが非常に大きいと思う。

Result : TOR 7 - 3 BOS (W47-L53)

2014年7月20日日曜日

14' Draft Results

14年のドラフトの最終契約結果です。太字が契約者。( )内は契約額で、+/-は-がスロットより浮いた分、+がオーバースロット分の額です。Penningtonのみ正式にはまだ発表されていないけど、ドラ10まではもちろん、ドラ20までの全員と契約したし、特に指名したカレッジ選手とは全て契約。いくつかドラ11以降でHS選手でも良い契約があり、昨年と違い、ボーナスも来年のピックを失わないギリギリまで攻めることができ、契約状況に関しては満足度は高いドラフトとなりました。


[14' Draft Signing Information]

1 (#26). Michael Chavis, SS ($1.8705M (+$0K))
1s (#33). Michael Kopech, RHP ($1.5M (-$178K))
2 (#67). Sam Travis, 1B ($846.8K (+$0K))
3 (#103). Jake Cosart, RHP ($450K (-$59.4K))
4. Kevin McAvoy, RHP ($300K (-$77.6K))
5. Josh Ockimey, 1B ($450K (+167.2K))
6. Danny Mars, CF ($211.8K (+0K))
7. Reed Reilly, RHP ($107.5K (-56K))
8. Ben Moore, C ($152.7K (+0K))
9. Kevin Steen, RHP ($255K (+$112.4K))
10. Cole Sturgeon, OF ($10K (-$127.6K))
11. Karsten Whitson, RHP ($100K)
12. Jalen Beeks, LHP
13. Chandler Shepherd, RHP (Below $100K)
14. Jordan Procyshen, C ($50K)
15. Trenton Kemps, CF ($250K (+$150K))
16. Michael Gunn, LHP
17. Jeremy Rivera, SS
18. Jordan Betts, 3B (Below $100K)
19. Tyler Hill, CF ($100K)
20. Devon Fisher, C ($300K (+$200K))
21. Ian Rice, C
22. J. J. Matijevic, SS
23. Derek Miller, CF
24. Cisco Tellez, 1B
25. Gabe Klobosits, RHP
26. Ryan Harris, RHP
27. Taylor Nunez, RHP
28. David Peterson, LHP
29. Josh Pennington, RHP ($90K)
30. Jeren Kendall, CF
31. Alex McKeon, C
32. Case Rolen, RHP
33. Luis Alvarado, RF
34. Kuehl McEachern, RHP
35. Ross Puskarich, 3B
36. Bradley Wilpon, RHP
37. Hector Lorenzana, SS
38. Brandon Show, RHP
39. Mile Gretler, SS
40. Joe Winterburn, C


Total Bonus Spending - $6,504,300 ($131K over budget)
Total Bonus Pool - $6,373,300
Pool +5% Overage - $6,691,965

15' Draft Watch - Draft Prospect Ranking

14年ドラフト期間も終了したので、15年のドラフトのProspect Rankingのリンク集を作っておきます。各ポジション別の選手紹介も更新中。


[15' Draft Prospect Ranking]

Baseball America: Top 50 Prospect, ver. October 20, 2014 (Subscriber Only)

Baseball America: Top 50 Prospect by Class, ver. February 25, 2015

Baseball America: Top 500 Prospect, ver. June 2, 2015

2014年7月17日木曜日

Former Sox Prospect Review: Kevin Steen, RHP

今回は、Mookie Bettsと同じくTennessee州出身の小柄なアスリート、Kevin Steen。やや交渉が長引く可能性もありましたが、少しオーバースロットで無事入団してくれました。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Kevin Steen (ケヴィン・スティーン)
Full Name: Kevin DeVarious Steen
Position: RHSP
Born: July 24, 1996
Birthplace: Oak Ridge, Tennessee
Height: 6-1
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 9th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $255,000
High School: Oak Ridge HS (TN)
How Left: Minor league free agency (November 2020)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, Baseball Cube, SP.com


[Scouting Report]

体格は大きくないが、運動能力が高い。イージーで安定したフォームから、速球の最速は91 mph程度。腕は長く、投げる際によくしなる。10-to-5のカーブも投げる。


[Background]

HS時代は、Bettsと同じく、バスケットボールもプレーする2スポーツアスリート。ドラフト時のランキングはPG #467。Tennessee大にコミットがあった。


[Profile]

14' : 契約が遅かったのもあり、GCLでプロデビューし、3試合に投げたのみ。

15' : GCLで開幕したが、素晴らしい投球を見せて、早々とSS-A Lowell昇格を勝ち取った。K/BBはさすがに悪化したものの、こちらでもしっかり適応して投げた。

16' : 入団三年目だが、Low-Aに上がれず。SS-Aですら被打率、K/BBが悪く十分なパフォーマンスを見せられていない。

17' : ST中に大事故に遭い、一命は取り留めたものの、恐らく再起不能に。通常の生活ができるまで回復することを祈るのみです。

20' Nov. : 一時期の生命の危機からは脱したようですが、まだ後遺症はあるようです。契約も切れましたが、できるだけ通常に生活が送れるように回復してくれるといいですが。


[Comment]

安めで契約できるHSアームかと思っていたけど、オーバースロットで契約するくらいだからかなり気に入っているのでしょう。個人的にも割と好きなピックです。

2014年7月15日火曜日

Former Sox Prospect Review: Jalen Beeks, LHP

今回は、先ほど紹介したMichael Gunnと同じArkansas大出身の左腕、Jalen Beeks。ドラ11以降にスリップしましたが、ケガがあってなおTop 100を少し出たくらいで評価しているランキングもあったくらいの実力者です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jalen Beeks (ジェイレン・ビークス)
Full Name: Jalen Christopher Beeks
Position: LHSP
Born: July 10, 1993
Birthplace: Prairie Grove, Arkansas
Height: 5-11
Weight: 195
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 12th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: Arkansas
High School: Prairie Grove HS (AR)
MLB Debut: June 7, 2018 (Boston)
How Left: Traded to Tampa Bay for Nathan Eovaldi (July 2018)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

体格は小さめで、アームスロットが低い。90 mph前半の速球、スライダー、チェンジアップのいずれもしっかりしており、平均レベルのピッチになるかもしれない。アームスロットのおかげもあって、相手打者に対して効果的に投げられる。速球はTJを経て、22年には90 mph後半を投げるように。


[Background]

14年は肘の痛みで終盤戦で何度か登板をスキップしており、スリップした。ただカレッジシーズンの最終週では復帰してしっかり投げていたそう。ドラフト時のランキングはBA #125/PG #364/MLB #174/MB #304。


[Profile]

14' : 契約後一旦SS-A Lowellにアサインされたが、投げることなくGCLへ。プロデビューし、2試合に投げただけだが、さすがにここでは圧倒的。

15' : 前年カレッジでややケガに悩まされたが、Low-A Greenvilleで、フルシーズンローテを守り、チームトップの145.2 IPを投げ抜いた。ビッグプログラム出身の選手にしては、奪三振率・被打率がイマイチで支配力に欠けるが、制球は非常に良い。

16' : High-A Salemでまずまずの投球を見せ、後半戦からAA Portlandへ。内容的にはK/BBがイマイチで、もう一歩感を受けるが、昇格ペースはかなり速め。オフのAFLではリリーフで投げた。

17' : AA/AAA Pawtucketで、奪三振率が向上。やや四球は多めだが、他のスタッツも悪くない。体格が少し小さいこともあり、ずっとリリーフ候補と見られてきたが、傘下上層では数少ない先発として成功しているProspectへ成長した。

18' : レパートリーを少し調整し、開幕からAAAで圧倒的な奪三振率を見せ続けた。期待度が上がって来たところで、6月に満を持して先発でMLBデビューを果たしたが、次戦のリリーフ登板も合わせて、MLBでは打たれた。

18' July : Nathan Eovaldiの半年のレンタルの見返りで放出。

18' : TBでは、リリーフを先発で投げさせるシステムもあり、二番手などで投げることが多かったが、BOS相手の2勝を含む5勝負け無しとソリッドな投球。

19' : オープナーを多用するチームにおいて、その後を投げる二番手としてソリッドな投球を披露した。

20' : リリーフでの登板メインだが、K/BBが素晴らしく、良い内容だったが、8月に靭帯を痛めてTJに。

21' : TJで全休。

22' : TJ後、平均球速が2 mphほど伸び、オープナーもしくは勝ちパターンで多くの三振を奪った。

23' : オープナーを含め30登板もやや不振。


[Comment]

将来的には左腕リリーフになるかもだけど、それでもこの位置なら十分なボーナスです。BA #125のカレッジ左腕と言えば、かなりの大物ですし、ケガの不安を払拭して、ポテンシャルを発揮して欲しいですね。

Former Sox Prospect Review: Michael Gunn, LHP

今回は、今日同時に紹介する予定のドラ12のJalen Beeksと同じArkansas大の同期左腕、Michael Gunn。かつては1Bで期待されたProspectでしたが、取り合えず左のリリーフを目指して入団しました。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Michael Gunn (マイケル・ガン)
Full Name: Michael Reid Gunn
Position: LHRP/(1B)
Born: January 25, 1993
Birthplace: Wilson, Arkansas
Height: 6-0
Weight: 205
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 16th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: Arkansas
High School: Christian Brothers HS (AR)
How Left: Released (December 2015)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

平均的な体格。ボールの出所が見づらいフォーム。速球は最速で90 mph前半。運動能力は低めだが、がっしりした体格で、HS時代はパワーを期待された打者だった。


[Background]

11年はPGで一時は#125と割と評価の高い選手だった(ただし1BのProspectとして)。進学後もそれなりに打席を得ていたが、年々機会も減らしており、投手への比重が高くなっていた。14年はクローザーとして投げた。


[Profile]

14' : カレッジの同僚のBeeks同様、ケガ明けなのか、GCLで試運転程度のプロデビュー。

15' : シーズン途中からLow-A Greenvilleで投げ、1試合だけHigh-A Salemでも投げたものの、終盤戦はSS-A Lowellへ移動。ある程度三振は奪っているが、制球もイマイチ。

15' Dec. : リリース。


[Comment]

今の段階では大きな期待ができる選手では無さそうだけど、ビッグプログラムの左腕クローザーだし、ひょっとしたらという感じで紹介しておきます。

14' Minor League Season Memo -7/14~7/20-

いよいよAAA/AAもMLB同様All-Starゲームが開催。折り返し地点ですね。ずっと言ってますが、投手がもう一歩パッとしないし、後半戦は向上を見せて欲しいですね。前週の結果はこちら


○ 7/14

[GCL] : C Jon DenneyがRestrictive Listから復帰。

[AAA] - All-Star Break

[AA] - Box
Auglieraが7.2 IP/6 H/2 ER/1 BB/4 K。Swihart、Almanzar、Roof、Meneses、Dentが2 H。Menesesに第1号。Swihartは打撃もさることながら、前半戦はPBが0、27/50 CSという守備でも素晴らしい進歩を見せています。

[A+] - Postponed (Rain)

[A] - Offday

[A-] - Box
Buttreyが4.0 IP/0 H/0 ER/2 BB/4 K。まだ半分ある。次からはLow-Aでこれだけ投げてください。LFで出場したN. Mooreが2 H/2 HR (2,3)。Mars、D. Lopezが3 H、R. Flores、Travis、Dubonが2 H。

[GCL] - Postponed (Rain)

[DSL] - Box
E. De Jesusが4.0 IP/5 H/1 ER/1 BB/1 K。Lucena、Baldwin、Y. Aybarが2 H。

2014年7月14日月曜日

Former Sox Prospect Review: Reed Reilly, RHP

今回は、カレッジのトップリリーバーだった、Reed Reilly。圧倒的なスタッフがある訳ではないけど、完成度の高さもあり、各誌のTop 200にランクされていた大物。リリーフとして早く戦力になる可能性もあるけど、BOSは彼を先発として育成するようです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Reed Reilly (リード・レイリー)
Full Name: Reed Anthony Reilly
Position: RHSP/RHRP
Born: January 5, 1992
Birthplace: Dana Point, California
Height: 6-4
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 7th round, 2014; 18th round, 2013 by Baltimore
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $107,500
College: Cal Poly-San Luis Obispo
High School: JSerra Catholic HS (CA)
How Left: Released (March 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

速球は89~92 mphでよく沈み、最速では94~95 mphまで出る。非常に優れたコマンドの持ち主で、速球で相手を打ち取る。スライダー、カーブとチェンジアップを投げ、チェンジアップが最も優れたセカンドピッチだそう。カーブは平均以下だが、平均レベルになるかも。スライダーは高く評価するスカウトもいるが、あまり投げていない。リリーフとしては大柄で、多くの球種投げられることから先発の可能性もありそう。一般的なファイヤーボーラーのリリーフではなく、クローザーのような上限はないだろう。


[Background]

13年からCal Polyのクローザーとして、カレッジのセーブタイ記録を挙げなど文句無しの投球を続けているが、13年はBALのドラ18までスリップして、契約せずにカレッジに戻っている。14年は年齢的にはシニアーの選手だが、Red-Shirtでジュニアーとなっていた。ドラフト時のランキングはBA #181/PG #229/MLB #156。13年もドラ7あたりでBOSに呼ばれると思っていたが、カレッジに戻る可能性を通告していたことにより、実際は指名されなかった。


[Profile]

14' : SS-A Lowellでプロデビュー。先発として投げ、制球の良さは見えるけど、支配力歯余り無かった。

15' : Low-A Greenvilleで、先発/Piggy-Backで投げたが、制球は良いものの、奪三振率が悪く、支配力に欠けた。8月以降登板無し。

16' Mar. : リリース。最初からリリーフで使っておけば。


[Comment]

まずは先発としてどれくらい投げられるか見てみるのは良いと思うけど、将来的にはリリーフでしょうね。伸びしろは大きくないと思うけど、コマンドやセカンドピッチを磨くことに集中して欲しい。

Former Sox Prospect Review: Taylor Nunez, RHP

今回は、ドラフト組の紹介に戻って、Taylor Nunez。現時点では大物ではないけど、HS時代は評価の高かった選手だし、体格も良く、本来のポテンシャルを発揮できるなら面白い。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Taylor Nunez (タイラー・ヌニェス)
Full Name: Taylor Brett Nunez
Position: RHRP
Born: July 28, 1992
Birthplace: Slidell, Louisiana
Height: 6-4
Weight: 185
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 27th round, 2014; 19th round, 2011 by Pittsburgh
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: Southern Mississippi
High School: Salmen HS (LA)
How Left: Released (December 2015)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

優れた体格から90 mph前半の速球を投げる。カレッジのフレッシュマンの時は制球難に悩まされた。


[Background]

11年のドラフトでは、91 mph程度を投げれるということで、PGで#300とまずまず評価の高いHS選手だった。13年に腕のケガでシーズンの大半を休み、Red-Shirtとなった。復帰途上なのか、14年も6試合にしか投げていない。


[Profile]

14' : 4年制のカレッジ出身だが、ケガもあったため、GCLでプロデビュー。やや四球が多いが、さすがにしっかり投げた。

15' : SS-A Lowellで、ミドルリリーフとしてまずまず投げたが、奪三振率が低かった。

15' Dec. : リリース。


[Comment]

こういう下位ピックから上手くリリーフを輩出できないか、いつも期待しているんですけどね。

2014年7月11日金曜日

14' Weekly Topics -7/7~7/13

[7/7]

☆ Today's Game (Game 89 @CWS)

BuchholzはHRを2本浴びたけど、カッター、カーブ、チェンジアップ、スプリッターのいずれもで空振りを奪えていたようだし、111球で7.0 IP/5 H/4 ER/1 BB/7 Kは悪くない投球に思える。あと数試合投げれば試合感も戻って、再びエースの投球を見せてくれそうな期待感を抱かせる。

Doubrontも2回を6人できっちり。打線はもうね...。AAAの成績がERA 5点近いAAAAタイプ先発のScott Carroll相手に6.2 IP/1 H/0 R/2 BB/5 Kとか、いい加減にしてくれ。これひょっとしたら、来季の全体1位指名行けるんじゃね?

Result : CWS 4 - 0 BOS (W39-L50)

2014年7月10日木曜日

Former Sox Prospect Review: Rafael Devers, 3B

今回は、現在Rkリーグで圧巻の打撃を見せている、Rafael Devers。傘下でも稀少な、本物の中軸打者になれる選手で、ここまではその期待を上回るインパクトを残しています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Rafael Devers (ラファエル・デバース)
Full Name: Rafael Calcano Devers
Position: 3B/SS
Born: October 24, 1996
Birthplace: Sanchez, Dominican Republic
Height: 6-0
Weight: 195
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2013)
Signing Bonus: $1,500,000
MLB Debut: July 25, 2017 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

C-IFとしてはさほど上背はないが、既にしっかりした下半身でAdrian Beltre (TEX)を思わせるとも。素晴らしいバットスピードを持ち、将来的には平均以上からプラスのパワーを示すだろう。コンタクトも十分で、アプローチは年齢の割に非常に進歩している。パワー、アベレージ、出塁を兼ね備えた中軸打者に成長する可能性がある。スピードは平均以下。3B守備はそこそこ守るし、肩もしっかりしているが、飛び抜けた守備者にはならないだろう。3Bに留まる可能性は持っているが、体格の成長次第ではLFや1Bに移るかも。そちらでも十分な打力は持ちうる。


[Background]

7/2のProspect RankingではBA #3/MLB #6。そのクラスでLuis Encarnacion (PHI)と共に最高の打者と言われていた。契約前の冬にFort Myersで行われた、PG主催のショーケースや1月中旬に行われたMLB機構のショーケースで活躍。1月に5'11"/190 lbsだった体格は、契約時には6'1"/215 lbsまで成長したそう。


[Profile]

14' : 打席をできるだけ稼がせるためか、予想外にDSLでプロデビューとなったが、いきなり3 H/1 2B/1 HRのど派手なプロデビュー。1ヶ月ほどDSLに居た後、ようやくGCLへ。そこでもデビュー戦で4 H/1 2B/1 3Bという成績。若いにも関わらず、既にパワー・選球眼も示しているのは素晴らしい。

15' : 18歳にして、開幕からLow-A Greenvilleでプレーしたが、そこを十分を打ちこなし、高い期待を全く裏切らなかった。若干好不調の波があり、特に8月は初めてのフルシーズンで疲れも出ているのかと思ったが、最後は再び点火してシーズンを終えた。HRも7月に量産体制に入ったように思えたが、8月の不調で伸び切らなかったのがわずかに残念な点。Low-AのオールスターゲームとFutures Gameに出場。

16' : High-A Salemで、開幕からしばらくAVGが.200前後を彷徨い、心配したが、月を追うごとに数字を伸ばし、最終的には19歳でHigh-Aとしては文句なしの成績。11 HRも少ないように見えるが、かなりパワーナンバーを削られる環境の影響もあった。

17' : AA Portland開幕で貫録の打撃。オールスターやFutures Gameにも当然のように選ばれ、夏の時点で全体でもトップを争うProspectになった。Pablo Sandovalの予想通りの不振もあり、コールアップが取りざたされるが、フロントは守備を懸念してそれを否定し、取りあえずAAA Pawtucketへ昇格させるが、結局10ゲーム足らずで辛抱できず、コールアップへ踏み切った。SFの3Bだった、Eduardo Nunez獲得もほぼ同時だったが、昇格後数試合で8 HRと凄まじい打撃を見せ、瞬く間にレギュラー定着。NunezはDustin Pedroiaの故障した2Bへ回った。あっさりProspectを卒業し、POでも不振のチームで一人2 HRと気を吐いた。

18' : 攻守共に2年目のジンクスに嵌まって苦戦。ただ、パワーは継続的に見せているし、良い時期もあるので、遠からずブレイクすると思います。

19' : 飛ぶボールの影響もあっただろうが、ついに才能が開花。Xander Bogaertsと共に、3割50二塁打30発をクリア。守備面でも中盤以降長足の進歩を見せ、名実共にチーム、MLBを代表する選手へ成長。MVP投票12位。

20' : COVID-19の影響で出足のコンディション調整に苦戦。チームの不振と足並みを揃えてしまった。パワーはさすがも、コンタクト、出塁が落ち込み。

21' : 開幕少ししてから調子を上げ、夏場まではMVP候補でオールスター出場。38 HRを放ち、シルバースラッガーも獲得。ただ終盤からポストシーズンに掛けて、オーバースウィングで痛めた手首の影響が少し見え、また守備面でも苦戦した。

22' : STで契約延長でチームと開きがあり、チームも不振とモチベーションにあまり良いシーズンではなかったが、打席では前年同様の活躍。オールスター出場。

23' : 長期契約1年目はチームの不振にも飲み込まれ、2割半ばをうろうろだったが、最終的には.270超えに33 HRとまとめて来た。


[Comment]

現在の傘下は左打ちも少ないし、その中でも中軸打者になれるパワーの可能性を持った選手はほとんどいない。鳴り物入りで入団した彼が本物っぽいのは非常に大きい。既にRkクラスでは相手を圧倒しており、来季にはフルシーズンクラスで見られるでしょう。2、3年後には全マイナーでNo.1 Prospectを狙える器だと思う。

Former Sox Prospect Review: Dedgar Jimenez, LHP

今回は、昨年のDSLのチームでエースを務め、今季USデビューを果たした、Dedgar Jimenez。既にしっかりとした体格で、伸びしろよりも、完成度で相手を抑えるタイプの先発ですが、国際経験も豊富な左腕。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Dedgar Jimenez (デドガー・ヒメネス)
Full Name: Dedgar Alfonzo Gallardo Jimenez
Position: LHSP/LHRP
Born: March 6, 1996
Birthplace: Acarigua, Venezuela
Height: 6-3
Weight: 230
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2012)
Signing Bonus: $175,000
How Left: Minor league free agency
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

契約時に16歳ながらDavid Wellsタイプと言われていた身体の持ち主。最速89 mphの速球に、カーブ、チェンジアップを投げる。身体的にも伸びしろは小さめと思われる。


[Background]

体重の重さがやや懸念されていたが、契約前の冬は254 lbsだったのを少し落としたそう。10歳の頃からベネズエラのナショナルチームの常連。


[Profile]

13' : DSLでプロデビュー。開幕投手を務め、そのままチームのエースとしてフル稼働した。年齢の割にズバ抜けてK/BBが良く、完成度の高さを示した。傘下のラテンプログラム最優秀投手に選出。

14' : GCLでのUS 1年目は、先発ローテの軸としてまずまずの投球を見せたが、やや支配力には欠ける印象。被打率が高めで、奪三振率も平凡。一方、制球はやはり年齢の割にはかなり進歩しているし、ゴロ率も高い。

15' : 開幕からしばらくXSTだったが、その後Low-A Greenvilleに合流。一時的なものかと思っていたが、結局そのままSS-Aをスキップして最後までLow-Aでローテを務めた。奪三振率は低く、被打率も高いが、制球の良さでダメージを最小限に抑えている。ゴロ率が高いのが長所。

16' : 20歳でHigh-A Salem開幕となったが、ボロボロに打ち込まれ、Low-Aへと降格。

17' : 大きく開眼。High-Aで非常に安定した投球を続け、AA Portlandへの昇格後も、奪三振率がかなり落ちたものの、安定して投げた。

18' : AAで今季も被打率が良く、悪くない成績。ただ上に上がるにはアピールが弱い。

19' : AAで序盤は先発を務めたが、Daniel McGrathと入れ替わりでブルペンへ。先発では奪三振率の低さが目立っていたが、ブルペンではそこそこ三振が取れている。

19' : MiLFAに。


[Comment]

こういう選手は若い内にどんどん上のクラスで投げさせて評価を上げて欲しいですね。

2014年7月9日水曜日

Former Sox Prospect Review: Javy Guerra, RHP/SS

今回は、近年BOSが力を入れているパナマからの海外FA契約選手、Javier Guerra。しっかりした守備力を持つSSで、加えて左打ちというのも魅力的。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Javy Guerra (ハビー・ゲラ)
Full Name: Javier Alexis Gomez Guerra
Position: SS/3B/2B/RHRP
Born: September 25, 1995
Birthplace: David, Panama
Height: 5-11
Weight: 155
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2012)
Signing Bonus: $250,000
MLB Debut: May 4, 2018 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego with Logan Allen, Carlos Asuaje, and Manuel Margot for Craig Kimbrel (November 2015)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まだ細く、筋肉の付く余地がある。打席ではややクラウチング気味に構える。バットコントロールは高いレベルにある。パワーは体格的にもMLBで多くHRを打つとは見られていないが、マイナーではSSとしてはかなり多くHRを放っている。早打ち気味だが、四球数も増えている。スピードは平凡だが、クィックネスに優れ、SSとして十分なレンジを持つ。加えてかなりの強肩であり、難しい体勢からでも一塁で刺せる。以前はスピード的にも2Bか、と言われていたが、守備の評価はうなぎのぼりで、今やプラスからプラスプラスとまで言われるようになった。


[Background]

左打ちながら、ワークアウトで左投手をよく打っていた点をBOSは気に入ったそう。


[Profile]

13' : DSLでプロデビュー。さほどパワーを見せられず、シーズン中はあまり目立たなかったが、後半戦は好調。さらに秋にUSで行われたFILでインプレッシブなプレーを見せ、BAから傘下のTop 30に選ばれた。

14' : GCLでUSデビュー。最後やや成績を落としたが、守備の高評価に加え、前年のFILから引き続き、打撃でも良いところを見せている。選球眼の悪さは難だが、しっかりしたコンタクトに加え、下層のSSとしてはよくパワーを見せている。

15' : Low-A Greenvilleでプレー。SSながら、前半戦傘下のHR王レースでトップを走るなど、パワー面で強い印象を残した。若干8月で息切れした印象だが、フルシーズン1年目で傘下2位の15 HRは賞賛に値する。

15' Nov. : Craig KimbrelのトレードでSDへ。

16' : 打者有利のCALでプレーしながら、打撃が急落。9 HRとそこそこHR数は見せているが、非常に三振が多い。

17' : いくら守備が良いとは言え、打撃の急落が激しい。ここ2年は全く打てていない。体格やポジションの割にパワーはあるが、振り回し過ぎなんじゃないかな。選球眼も絶望的。

18' : パワー面で一時期の良かった頃を取り戻したが、やはりコンタクトに難。選球眼も絶望的。チームがチームだけに、MLBデビューを果たした。

19' : なんと投手転向。元々肩の強さには定評があった。40人枠内にいたこともあり、投手としてもMLBの舞台に立った。

20' : 14試合に登板もボコボコに打ち込まれた。

21' : ケガ明けだったが、AAAで3試合投げた後でMLBへ。

22' : シーズン途中でTBへ。球威はあるが、K/BBの悪さはなかなか改善しない。

23' : リリーフを開花させるのが得意なTBでも芽が出ず、途中でMILへ放出。


[Comment]

2年目もコンタクトは見せている。SSに残れるかどうかと、パワー・選球眼の進歩がキーになりそう。左打ちなので、しっかりSSを守れて、それなりに当てれるなら、最低限UTとしての道もある。

(15年追記)Sell Highになる可能性もあるけど、守備もプラスプラスと言われ、打撃面でもまだ不確定要素は大きいけど、ポテンシャルは高かった。Xander Bogaertsが居るとは言え、このところまともなSSのProspectが減っているし、放出は残念。さほど契約ボーナスも大きくないところから伸びてきたし、気に入っていたのですが。

Former Sox Prospect Review: Jose Almonte, RHP

今回は、BOSの12年の7/2契約の中でも最も高額のボーナスを受け取った、Jose Almonte。まだまだポテンシャルを発揮するには至ってないけど、伸びしろの大きな選手です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jose Almonte (ホセ・アルモンテ)
Full Name: Jose Ramon Sanchez Almonte
Position: RHSP
Born: September 8, 1995
Birthplace: Santo Domingo, Dominican Republic
Height: 6-2
Weight: 175
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2012)
Signing Bonus: $610,000
How Left: Traded to Arizona with Luis Alejandro Basabe for Brad Ziegler (July 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まだ細く、筋肉の付く余地が大きい。腕を引いた時にやや手首を捻るのが気になるが、腕の振りはルーズでクリーンなメカニクス。速球は常時88~90 mphで最速91 mph。手首を捻ってから投げる影響か、ナチュラルにカット系のムーブをする。


[Background]

7/2のProspect RankingではBA #17。ルーズな腕の振りが魅力だが、直前で球威が落ち、評価も少し下がっていたそう。


[Profile]

13' : DSLでプロデビュー。同期のDedgar Jimenezほどの安定感は無かったが、被打率が低く、いずれもスタッツもまずまずで、才能の片鱗は見せた。

14' : GCLでのUSデビューは、悪くはないが、K/BBが良くなく、荒削りさを感じる。

15' : SS-A Lowellで1年間ローテを務めた。特に被打率が優秀で、まずまずの投球を見せた。制球が非常に悪いが、三振も比較的取れている。

16' : XSTで過ごした後、やや遅れてLow-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。目を見張る支配的な登板は無かったものの、まずまず良い登板を続けた。

16' July : Brad Zieglerの見返りでARIへ。

16' : ARI移籍後も安定感を維持。K/BBも向上傾向。

17' : 昨年から更に成長を見せている。制球はやや粗いが、昨年より奪三振率が更に向上。被打率も低め。

18' : オブリークのケガで全休。

19' : リハブ程度には復帰しているが、制球が荒れておりまだまだ。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : 独立リーグでプレーした後、CHCと契約。K/BBがほぼ1と荒れた内容。

22' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

契約時は評価の高かった選手だけど、その予想通りに伸びていくかどうかはこれから。Felix Doubront以降、Stolmy Pimentel (PIT)、Roman Mendez (TEX)、Raul Alcantara (OAK)、Frank Montas (CWS)といずれも海外FAのトップ投手は他チームに行ってしまっているけど、願わくば彼はBOSで大きく育って欲しいですね。

2014年7月8日火曜日

Former Sox Prospect Review: Victor Acosta, UT

今回は、今季のUSデビュー組の中でも個人的なお気に入り、Victor Acosta。小柄ながらパワーのある打撃が持ち味です。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Victor Acosta (ヴィクター・アコスタ)
Full Name: Victor Jesus Salazar Acosta
Position: LF/3B/RF/2B/CF/1B/(SS)
Born: June 2, 1996
Birthplace: Maturin, Venezuela
Height: 5-11
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2013)
Signing Bonus: $50,000
How Left: Minor league free agency, signed with Los Angeles Angels (December 2019)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

身長は低めで、体格が成長する余地は少ない。打席ではせわしなくバットを動かし、つま先を上げてタイミングを取る。オープンスタンスで構える。しっかりしたバットコントロールを持つ。ディシプリンは向上が必要。パワーに関しては、体格・年齢を考えると既にかなりゲームで発揮できている。守備は元々SSだったが、現在は3Bを中心に、2Bでも併用されている。動きがやや硬く、優れた守備者ではない。


[Profile]

13' : DSLでプロデビュー。SSとして契約したが、Javier Guerraの存在もあり、3B/2Bでプレー。AVG/OBPは平凡だったが、近年のDSLで最多の8 HRを放ち、強打を印象付けた。All-Starゲームに出場。傘下のラテンプログラム最優秀選手に選出。

14' : GCLでUSデビュー。前年ほどのパワーを見せられなかったのは残念だが、8月は非常によく打って終わった。開幕は3Bで迎えたが、Rafael DeversのUS昇格に合わせて、予想通りに2Bでの起用が増えた。

15' : 同世代のIFが豊富だったことも影響しているが、Low-Aに食い込めずにSS-A Lowellへ。出足は絶好調だったが、好不調の波が大きく、シーズン通算ではアンインプレッシブな内容。HRはあまり出なかったが、多くの二塁打を放ち、パワーは問題なさそうだが、早打ちの欠点をなかなか克服できない。守備は2B/3Bに加えて両翼も守った。

16' : 二年目のSS-Aで、開幕戦はベンチだったものの、複数のポジションで多くの出場機会を得、AVG .274とまずまず。ただ14年にDSLで8 HRを放った時のインパクトはなく、Prospectへ成長し損なった。

17' : SS-Aと、Low-Aを飛ばしてのHigh-A Salemでプレー。ここ数年安定したコンタクトを見せているが、フロントは買っていないようで、マイナーのロスターフィラー扱いになっている。

18' : 前半戦はロスターフィラーとして再度Low-Aへ。そこではチームトップクラスのヒッターだった。High-Aに戻って来てしばらく打っていたが、尻すぼみで終了。

19' : High-Aでプレー。過去に示したパワーはここ数年見られず、守備位置もほぼ外野に固定されているが、コンタクトは毎年良いものを見せている。

19' Nov. : MiLFAに。


[Comment]

パワー面の数字だけなら、同時期のXander Bogaers以上。若くて長打を打てる選手はなかなかいないので期待しています。守備は平凡そうなので、アベレージ・選球眼を磨いて、持ち前のパワーを安定して発揮して欲しいですね。

14' Midseason Prospect Ranking by Baseball America

BAからシーズン中間地点でのProspect Rankingが出ました。#1はケガであまりプレーできていないByron Buxton。BOSのXander Bogaertsは卒業ですが、Carlos Correa、Addison Russell、Francisco Lindor、Javier Baezと、SSの大物が上位を占める。Russellをトレードで手に入れたCHCはTop 10に3人を送り込んだ。


[BA: 14' Midseason Top 50 Prospects]

1. Byron Buxton, of, Twins
2. Kris Bryant, 3b, Cubs
3. Carlos Correa, ss, Astros
4. Joey Gallo, 3b, Rangers
5. Addison Russell, ss, Cubs
6. Francisco Lindor, ss, Indians
7. Javier Baez, ss, Cubs
8. Jon Gray, rhp, Rockies
9. Miguel Sano, 3b, Twins
10. Dylan Bundy, rhp, Orioles

14' Minor League Season Memo -7/7~7/13-

ChavisのデビューとDeversの昇格が来ました。GCLがますます楽しみです。そしてドラフト・海外FAでは、本日ドラ9のSteenと契約し、ドラ20までの全員と確定。Int. FAも大物投手2人をゲットし、今季の新人発掘は満足できる結果になりそうです。前週の結果はこちら


○ 7/7

[AAA] : 1B/LF Mike Carpがリハブ終了。
[AAA] : IF Jonathan Herreraをオプション。
[A] : OF Forrestt AlldayがDL入り。
[A] : RHP Jason GarciaがDLから復帰。
[A] : OF Cole SturgeonがLowell (A-)から移動。
[A-] : RHP Mario AlcantaraがGreenville (A)から降格。

[AAA] - Box
Barnesが5.0 IP/5 H/1 ER/5 BB/2 K。雨にも悩まされたけど、リリースポイントが狂っており、セカンドピッチも不安定だったよう。A. Torresが2 H/1 HR (2)。D. Marrero、C. Brownが2 H。Marreroは昇格後も好調です。

[AA] - Box
B. Johnsonが2.1 IP//8 H/7 ER/2 BB/2 K。久しぶりに大炎上。Gibson、Chester、Almanzar、Brenlyが2 H。Gibsonは最近絶好調ですね。二塁打・三塁打も増えてるし、UTとしてMLBの可能性もでてくるかも。

[A+] - Box
Gunkelが5.0 IP/10 H/6 ER/1 BB/3 K。M. Miller、Gragnani、Gedmanが2 H。

[A] - Box
M. Smithが4.2 IP/4 H/2 ER/4 BB/4 K。Asuajeが2 H。

[A-] - Box
R. Perezが5.0 IP/5 H/1 ER/2 BB/4 K。R. Floresが3 H、Longhi、N. Moore、Sopilkaが2 H。Mars (1)、J. Betts (4)にHR。

[GCL] - Postponed (Rain)

[DSL] - Box
J. Diazが3.0 IP/4 H/3 ER/1 BB/3 K。Baldwinが3 H、Y. Aybar、Barrientoが2 H。

2014年7月7日月曜日

14'-15' International FA - By Team Signing Information

今季もチームごとの海外FA契約状況まとめを作っておきます。


[AL-East]

Baltimore Orioles - Miguel Gonzalez (RHP, DR, $400K), Richard Barcendas (OF, VZ, $100K)

Boston Red Sox - Rusney Castillo (OF, CU, $72.5M/7y), Yoan Moncada (IF, CU, $31.5M), Anderson Espinoza (RHP, VZ, $1.8M, BA #4/MLB #10/KM #7), Christopher Acosta (RHP, DR, $1.5M, BA #11/MLB #6/KM #12), Yoilan Cerse, OF/2B, CU, N/A), Junior Espinoza (RHP, VZ, $400K), Elwin Tejada (SS/3B, DR, $300K), Roniel Raudes (RHP, NI, $250K), Luis Rivero (RHP, VZ, $200K), Keibert Petit (C, VZ, $200K), Carlos Pulido (C, VZ, $200K), Angel Hernandez (OF, VZ, $200K), Willis Figueroa (OF/SS, VZ, $150K), Jhosmar Cortez (RHP, NI, $125K), Hemerson Serven (C/1B/LF, VZ, $100K), Marino Campana (OF, VZ, $100K), Lorenzo Cedrola (OF, VZ, $35K), Stanley Espinal (3B, DR, $10K), Nicolo Clemente (RHP, IT, N/A), Denyi Reyes (RHP, DR, N/A), Victor Diaz (RHP, DR, N/A), Eduard Bazardo (RHP, VZ, N/A), Victor Familia (RHP, DR, N/A), Gary Calvo (RHP, DR, N/A), Jeison Medrano (RHP, DR, N/A), Roberto Medina (RHP, DR, N/A), Jose Zacarias (RHP, VZ, N/A), Victor Garcia (RHP, DR, N/A), Jose Gonzalez (RHP, VZ, N/A), William Caraballo (RHP, VZ, N/A), Carlos Cortes (RHP, VZ, N/A), Warlyn Guzman (RHP, DR, N/A), Luis Colmenarez (LHP, VZ, N/A), Angel Padron (LHP, VZ, N/A), Edilson Batista (LHP, BR, N/A), Yorvin Pantoja (LHP, VZ, N/A), Eddy Reynoso (C, DR, N/A), Eduard Conde (2B, VZ, N/A), Ricardo Cubillan (SS, VZ, N/A), Imeldo Diaz (SS, VZ, N/A), Reinaldo Ugueto (SS, VZ, N/A), Freiberg Marin (SS, VZ, N/A), Dawill Aponte (OF, CO, N/A), Ramfis Berroa (OF, DR, N/A)

New York Yankees - Dermis Garcia (SS/3B, DR, $3M, BA #9/MLB #1/KM #3), Nelson Gomez (3B, DR, $2.25M, BA #6/MLB #2/KM #4), Juan De Leon (OF, DR, $2M, BA #2/MLB #5/KM #8), Jonathan Amundaray (OF, VZ, $1.5M, BA #22/MLB #7/KM #9), Wilkerman Garcia (SS, VZ, $1.35M, BA #7/MLB #14/KM #18), Hyo-Joon Park (SS, KR, $1.1M, BA #18/MLB #13/KM #13), Miguel Flames (C, VZ, $1M, BA #16/MLB #25/KM #25), Antonio Arias (OF, VZ, $800K, BA #28/MLB #9/KM #15), Diego Castillo (SS, VZ, $750K, BA #24/MLB #16/KM #24), Raymundo Moreno (OF, VZ, $600K), Lisandro Blanco (OF, DR, N/A), Brayan Emery (OF, CO, $500K, BA #23/MLB #29/KM #6), Pablo Olivares (OF, VZ, N/A), Frederick Cuevas (OF, DR, $300K), Danienger Perez (SS, VZ, N/A), Leobaldo Cabrera (OF, VZ, N/A), Griffin Garrabito (SS, DR, $225K), Servando Hernandez (RHP, VZ, $200K), Erick Mendez (OF, DR, N/A), Jason Lopez (C, VZ, N/A)

Tampa Bay Rays - Adrian Rondon (SS, DR, $2.95M, BA #1/MLB #3/KM #2), Francisco Sanchez (LHP, VZ, $675K), Jesus Sanchez (OF, DR, $400K, BA #27), Lesly Linares (LHP, DR, N/A), Miguel Lara (RHP, DR, N/A), Ronaldo Hernandez (C/3B, CO, N/A), Angel Rodriguez (RHP, VZ, N/A), Luis Pimentel (SS, DR, N/A), Jairo Caba (RHP, DR, N/A), Enyerbeth Lugo (RHP, VZ, N/A)

Toronto Blue Jays - Juan Meza (RHP, VZ, $1.6M, BA #10/MLB #11/KM #11), Kevin Vicuna (SS, VZ, N/A, BA #30/KM #26), Hansel Rodriguez (RHP, DR, N/A), Jesus Navarro (SS, DR, $200K), Guadalupe Chavez (RHP, MX, N/A)

Former Sox Prospect Review: Mauricio Dubon, UT

今回は、今季のドラフト組を一旦中断して、Mauricio Dubon。本当は海外FA契約が始まっているので、今季からUSでプレーする海外FA契約選手を紹介するつもりだったんですが、今季SS-Aでメキメキ評価を上げている彼を先に取り上げます。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Mauricio Dubon (マウリシオ・デュボン)
Full Name: Mauricio A. Dubon
Position: SS/2B/CF/3B/LF/RF/1B/(RHSP)
Born: July 19, 1994
Birthplace: San Pedro Sula, Honduras
Height: 6-0
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 26th round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $75,000
High School: Capital Christian HS (CA)
MLB Debut: July 7, 2019 (Milwaukee)
How Left: Traded to Milwaukee with Travis Shaw and Josh Pennington for Tyler Thornberg (December 2016)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

細身だが、成長の余地のある身体。運動能力が高く、左右への動きに優れる。グラブ捌きはまだ乱れることも。肩は元々投手も務めていただけに非常に強い。打撃はスウィングスピードは平均以上で、体格以上のパワーを見せる。ディシプリンは発展途上。


[Background]

ホンジュラス出身。09年に交換留学生としてUSにやって来た。サッカー選手としてもプレーしていた。


[Profile]

13' : GCLでプロデビュー。SS/3Bの控えとしてプレー。

14' : SS-A Lowellで、期待度の高い海外FAだったRaymel FloresからSSのポジションを奪い、チームで最多出場。パワー・選球眼はまだまだだが、バットコントロールは見せた。守備も評価されている。リーグのAll-Starゲームに出場。

15' : 前半戦はLow-A Greenvilleで2BをYoan Moncadaと、SSをJavier Guerraと分け合ってプレー。しかし安定したコンタクトを示すと、一足先に折り返し地点でHigh-A Salem昇格。その後はSSを中心に守った。High-A昇格直後はかなり適応に苦しんでいたが、8月以降調子を上げてシーズンを終えた。

16' : High-Aスタートで文句無しの打撃。High-Aのオールスターゲームに選出され、後半戦からAA Portlandへ。そこでも素晴らしい打撃を見せた。選球眼、盗塁といった部分も毎年向上しており、スキル面での評価は高い。High-Aでは0 HRで少し物足りなかったが、AAでは半年で6 HR。AFLではCFにもトライした。

16' Dec. : Tyler Thornbergの見返りでMILへ。

17' : MIL傘下AA/AAAでプレー。特にパワーでやや伸び悩んだし、AAAはPCLということも考えると、大満足とまでは言えないが、ソリッドに成長を続けている。エラーや盗塁死も多かったので、磨きをかけたい。

18' : 左ひざのケガで多くを欠場したが、復帰してからの数字はAVG .343など非常に良かった。PCLの環境と四球の少なさはやや懸念。

19' : MILのAAAで安定した打撃を見せ、MLBデビュー直後にDrew PomeranzのトレードでSFへ。そちらでもAAA/MLBで良い打撃を見せ、Prospectの卒業とMLB定着まであと一歩。

20' : CFで多くの機会を得て、.274と安定したコンタクトで貢献。

21' : 好調でMLBトップの勝率を残したチームの中で控え気味の扱い。AAAでは文句なしの成績。

22' : SFからシーズン中にHOUへ。打席ではあまり貢献できていないが、UT性を買われ、CFを中心にOF 3ポジションとM-IFのバックアップとしてプレーした。

23' : HOUで併用カードとして開花。やや早打ちも、アベレージに10 HR。2B/CFを中心にUTとして活躍。


[Comment]

昨年のドラフト時は紹介に取り上げなかったように、あまり期待していなかったが、今季はボーナスベイビーのRaymel FloresからSSのポジションを奪い、コンタクトはある程度見せている。守備も素質はありそうだし、打撃がしっかり育っていくかですね。

2014年7月6日日曜日

OAK and CHC Trade Analysis; Jeff Samardzija, Jason Hammel, and Dan Straily Trade

まだデッドラインまでは日がありますが、いきなりブロックバスター成立。今市場で最高クラスの大物だったJeff Samardzijaに、さらにJason Hammelまで付いてOAKへ。一方CHCは全マイナーでも最高クラスのSSの大物Addison Russellをゲット。

ベクトルが正反対だけに、単純にWin-Loseで割り切るのも難しいけど、やはり失うもののないCHCは有利には見える。ただ市場でも上位の投手を2枚も出しながら有力投手Prospectを得られなかったのはマイナスだし、Samardzijaはまだ保有期間も残る。OAKは来季以降のSS候補がいなくなったのは気になるけど、今季のWSに向けての意気込みは感じる。


[Transaction]

OAK Acquired : RHP Jeff Samardzija, RHP Jason Hammel

CHC Acquired : RHP Dan Straily, SS Addison Russell, OF Billy McKinney

2014年7月5日土曜日

14'-15' International FA - BOS Signing Information

BOSのInt. FA契約情報です。今年はBOSも大物投手2人と契約しそうで、ペナルティーを食らいそう。ただNYYが大物の半分と契約しそうで、ウチもどっちみちペナルティーを受けるなら、もっと貪欲に買い占めた方がいいんじゃないの?ちなみにBOSのボーナスプールは$1,881,700。


[14'-15' BOS International FA Signing]

Anderson Espinoza, RHP, Venezuela ($1.8M) : BA #4/MLB #10/KM #7。5'10"とやや小柄で、Pedro Martinezにも比較されるパワーアーム。プラスのアスリートで、速球は最速93~94 mph。71~73 mphのタイトなカーブも素晴らしいピッチ。チェンジアップもあまり投げる必要がないにしては感覚は持っており、よく沈む。今市場でNo.1の投手との呼び声も高かった。$200Kのスカラーシップ付きの$1.8MでBOSと合意。(7/2)
8/15に契約が正式発表。(8/15)

14' Season Boston Red Sox -July-

7月です。7/2に始まった海外FA市場では、最高クラスの投手を2人を確保。未来への明るい材料が増えた一方で、MLBチームはCherington政権になってから3年間で2度目の来季の全体Top 10ピックに向けて爆走中です(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 7/1
Released RHP Chris Resop and LHP Chris Capuano.

予想通りDFAしたChris Capuanoをリリースしました。4月の投球が維持できればトレードできていたでしょうね。またAAAの右腕Chris ResopもOpt. Outを行使し、リリースとなりました。

2014年7月4日金曜日

Former Sox Prospect Review: Devon Fisher, RHP/C

今回は、引き続き下位指名の大物、Devon Fisher。各誌でTop 200に入るHSの選手で、UVaのコミットとくれば、例年の感覚だと契約不可能と思っていましたが、今季のドラ11以降ではチーム最大のボーナスで上手くスティールできました。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Devon Fisher (デヴォン・フィッシャー)
Full Name: Devon H. Fisher
Position: RHRP/C
Born: May 1, 1996
Birthplace: Portsmouth, Virginia
Height: 6-0
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 20th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $300,000
High School: Western Branch HS (VA)
How Left: Released (November 2019)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

コンスタントに2Bまでの短いPop Timeを記録し、最速で1.88 sという強肩が売り。捕手に留まれそうな選手ということで評価が高い。捕球その他のスキルもレベルが高く、最低限、守備型のバックアップにはなれる素質がある。打撃はパワーはあるものの、コンタクトを伸ばす必要がある。


[Background]

ドラフト時のランキングはBA #194/PG #177/MLB #197/MB #148。名門UVaにコミットがあり、その年のカレッジワールドシリーズのファイナルまで進出したチームだったが、プロ契約を選んだ。


[Profile]

14' : GCLでプロデビュー。守備型の捕手という触れ込みながら、序盤はボールをよく見るのに加えて、4割近いアベレージをキープ。ブレイクに期待をしたが、以降はボールは選ぶものの、アベレージを落とした。パワーも全く見せられずだが、チームで4番など中軸を打つ機会も多かった。

15' : GCL 2年目も打撃で苦戦。ボールをよく選ぶが、しっかりとは打てていない。

16' : 打撃がさっぱりでGCLで投手転向。そこそこ三振は取っているが、まだ通用していない。

17' : SS-A Lowellで投げた。四球は少し多いがまずまず投げている。

18' : 投手転向して3年。クラスを1つずつ上がり、Low-A Greenvilleへ。スタッツもやや四球が多いもののまずまず。

19' : 前年の実績を買われ、High-A Salemに配属されたものの、制球を含め散々な内容でLow-Aへ戻ってきた。

19' Nov. : リリース。

21' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

イメージとしてはChristian Vazquezが近いかな。Vazquezの方がドラフト時点では評価は低かったけど、彼は打撃もよく成長した。Fisherもそうなってもらいたいですね。

2014年7月3日木曜日

Former Sox Prospect Review: Trenton Kemp, OF

今回は、昨日のTyler Hillに続いて下位指名のOF、Trenton Kemp。名前や見た目は選手の能力には関係ないけど、彼は金髪だし華のありそうな見た目ですね。そういった面で、チームのアイドルになるポテンシャルは十分。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Trenton Kemp (トレントン・ケンプ)
Full Name: Trenton J. Kemp
Position: LF/RF/CF
Born: September 30, 1995
Birthplace: Clovis, California
Height: 6-2
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 15th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $250,000
High School: Buchanan HS (CA)
How Left: Released (May 2020)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

スピードが最大の売りで、CFに留まるだろう。打撃は磨かれていないが、生来のパワーは優れている。


[Background]

トップクラスの2スポーツアスリートでHSではアメフトのWRとしてプレーしていた。ドラフト時のランキングはBA #337/PG #398/MLB #111/MB #105。強豪Fresno State大へコミットがあった。


[Profile]

14' : GCLでプロデビュー。予想通りではあるが、まだまだ磨かれていないというところを露呈。それでも月を追うごとにかなり進歩を見せているのは良い。

15' : GCLで開幕も、さほど打てていなかったが、K/BBがまずまずというところを評価されてか、GCLシーズン終了前に一足先にSS-A Lowellに昇格。しかしそこでは明らかにオーバーマッチだった。安打数の割に長打は多い。

16' : Low-A Greenvilleは少し早いようにも思ったが、ほぼ一年間ロスターに残り、それなりにガンバった。開幕当初は、Luis Alexander Basabe、Tate Matheny、Kyri Washingtonの影に隠れてあまり出番が無かったが、パワー面でアピールして機会を増やした。Washington 同様、三振が多く、早打ち気味だが、311 ABで13 HRのパワーが素晴らしい。

17' : ケガなのかしばらく出遅れた後、High-A Salemに合流し、絶好調でよく打った。8月上旬に再びケガで離脱すると、そのままシーズンエンド。

18' : High-Aで2年連続でケガでシーズンの多くを棒に振り、AVG 2割ちょっと。四球率や三振率は前年と同じ程度ではあったが。パワー面はよく示している。

19' : ケガの多さは相変わらずで、終盤戦にGCLでリハブし、POでHigh-Aへ合流。

20' May : 新型コロナウィルスの影響で開幕が遅れた後、5月になってリリース。

21' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

上限は高そうだけど、当然荒削り。上手く磨かれて、Jacoby Ellsburyのように、見た目も実力もトップクラスのスターになってもらいたいですね。

2014年7月2日水曜日

Former Sox Prospect Review: Tyler Hill, OF

今回は、高い運動能力を持つ今季のドラ19、Tyler Hill。ノースイーストコネクションの5ツールOFで、まだ磨かれていないものの、Trenton Kempと共に、若くて上限の高い選手として気に入っています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Tyler Hill (タイラー・ヒル)
Full Name: Tyler Phillip Hill
Position: RF/LF/CF
Born: March 4, 1996
Birthplace: Wilmington, Delaware
Height: 6-0
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 19th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
High School: Delaware Military Academy (DE)
How Left: Selected in the minor league phase of the Rule 5 Draft by Detroit (December 2018)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

まだ磨かれていないが、非常に高い運動能力を持つアスリート。5ツール選手で、全てのツールが平均以上だが、特にスピードに優れる。


[Background]

北東部Delaware州出身。フットボール、バスケットボールもプレーしていた3スポーツアスリート。ドラフト時のランキングはPG #491。ドラフト前は、NYY以外の全てのチームがコンタクトしたとか。D-IIのWilmington大にコミットがあった。


[Profile]

14' : GCLでプロデビューも故障なのかほとんど出場できず。

15' : GCL 2年目でまずまずの成績。スピードはありそうだし、意外にボールを選ぶところも見せた。GCLシーズン終了後にSS-A Lowellでプレー。

16' : SS-Aで開花。序盤から4割を超えるAVGを残しオールスターにも出場。そこでHRまで放った。後半戦はさすがにやや落ち着いたものの、打撃、パワー、そして盗塁死は多いがスピードとツールを見せた。

17' : Low-A Greenvilleでのフルシーズンデビューでまずまずの成績。前年のSS-Aでの成績から少しアベレージは下がったが、課題のパワーも9 HRと多少の成長。また40盗塁超えと、スピード面でアピールした。

18' : High-A Salemでプレー。前年度少し成長を見せたパワーが全く。引き続きスピードを見せており、またBB/SOがほぼ1と、ボールの見極めも向上しているが、さすがにこの打撃では。

18' Dec. : マイナーフェーズのRule 5ドラフトでDETが指名。

19' : NYYのHigh-Aで振るわず、独立リーグを経て、KCのHigh-Aに加入すると、そこではよく打った。

21' : 独立リーグでプレー。

22' : COLのAAを中心にAAAでも少しプレー。打席数が少なく、控えとしての起用。


[Comment]

ここ数年、ドラフト、Int. FAを問わず、OFのビッグネームを獲得せずに、こういったポテンシャルはあるけど、ややマイナーな選手を多く獲る、質より量的なストラテジーを取っています。OFへの転向の方が容易だし、実際今季もBrock Holt、Mookie Betts、Garin CecchiniをOFで使い始めるなどしており、しばらくはこういった指名が多くなるかも。今のところそれで大きなスティールだったことを示している選手はいないけど、伸びてきて欲しいですね。

Former Sox Prospect Review: Ryan Harris, RHP

今回は、今季のドラ26の右腕リリーフ、Ryan Harris。ここ数年Florida大からのピックが非常に多く、12年のBrian Johnson、Austin Maddox、Greg Larson(リリース済み)、13年のJeff Driskel (傘下ではまだプレーしていない)、そして今年のKarsten WhitsonとHarrisも。クローザーになるような上限はないけど、下位指名の中では契約して欲しい選手だった。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Ryan Harris (ライアン・ハリス)
Full Name: Ryan James Harris
Position: RHRP
Born: January 25, 1993
Birthplace: Jupiter, Florida
Height: 6-2
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 26th round, 2014; 37th round, 2011 by New York Yankees
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: Florida
High School: Jupiter HS (FL)
How Left: Released (March 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

速球は常時93 mphとしっかりしているし、スライダーもまずまず。チェンジアップ(スプリッター?)も投げる。上限はそこまででもないだろうけど、ビッグプログラムで経験の深いリリーフで、早めにMLBに上がれる可能性を持つ。


[Background]

14年はやや三振が少ないものの、Florida大で最も信頼の厚いブルペン投手で、セーブ数はチームNo.1。ドラフト時のランキングはBA #226/PG #189/MB #200。B. Johsnon、Maddox、Larson、そして今回ドラ11で指名されたWhitsonとカレッジでチームメイトだった。


[Profile]

14' : SS-A Lowellでプロデビューも躓いた。シーズン途中からは投げていない。

15' : やや遅れてLow-A Greenvilleに合流。ビッグプログラム出身にしては、もう少し支配力が欲しかったが、それなりに良く投げている。

16' Mar. : あっさりリリース。


[Comment]

経験豊富なリリーフで、Florida大のブルペンでフル稼働してきた選手だし、上手く行けば早めにヘルプになるかもと期待しています。

2014年7月1日火曜日

14' Weekly Topics -6/30~7/6

[7/1]

☆ Today's Game (Game 84 vs CHC)

唯一Buchholzが復帰後割と良い投球を見せているのだけが収穫。この前見たときも、速球は戻ってきていると思いましたが、今日は初回は常時93~94 mphだったそう。しかし弱すぎる...。打てないにもほどがあるわ。残り78試合を勝率0.666 (2勝1敗ペース)でやっと90勝。POへの道のりは険しいし、普通の感覚なら、もうファイヤーセールを開始すべきだと思いますし、実際BOSと0.5ゲーム差のTEXはファイヤーセールに動くようです。

二束三文にもならないでしょうが、Peavy、Pierzynski、D. Ross、S. Drew、J. Gomesあたりはとっとと売り捌いて、来年以降の戦力のために枠を空けるべきだし、見返り次第では、Lackeyあたりも考慮しても良い。難しいのはLesterとA. Millerで、高い見返りを得られる選手たちですが、延長できるならその方が良いのは確か。某GMの手腕が問われます。

また上原もオフにFAとなることから放出を検討すべきでしょう。今日も上原のせいで負けたとは思いませんが、このところ被弾も増えている。チームがこんな状況なのもピッチングスタイル的に影響しているのかもしれないが。年齢を考えると、再契約するとしても1年以上の契約は出しづらいし、QOすれば間違いなく受けると思います。$14M強の価値は無いとは言えないけど、何らかの見返りを得るなら今かな、という目では見てしまいます。

Result : BOS 1 - 2 CHC (W38-L46)

Former Sox Prospect Review: Josh Ockimey, 1B

今回は、今季のドラ5、Josh Ockimey。今季のドラフトでは唯一とも言える左のパワーヒッター。GCLにアサインされ、MiLBの選手ページを見てて気づいたのですが、ミドルネームがMichaelで、今季ドラフトで3人目のMichaelくんなんですね。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Josh Ockimey (ジョシュ・オキミー)
Full Name: Joshua Michael Ockimey
Position: 1B
Born: October 18, 1995
Birthplace: Philadelphia, Pennsylvania
Height: 6-1
Weight: 240
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $450,000
High School: Neumann-Goretti HS (PA)
How Left: Minor league free agency, signed with Philadelphia (November 2021)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

左打ちの筋肉質な1Bで、見た目はアメフトのRBのよう。圧倒的なリストの強さで、スウィングスピードはあるが、スウィングメカニクスはかなりの改善が必要。パワーポテンシャルは非常に高く、広角に長打を打てる。


[Background]

北東部Pennsylvania州出身。昨秋にFenwayのトライアウトで柵越えを見せ、BOSのスカウトに強い印象を与えたそう。ドラフト時のランキングはMB #223。Indiana大にコミットがあったので、進学していれば、同年にBOSがドラ2で指名したSam Travisの後釜になってたかも。


[Profile]

14' : GCLでプロデビュー。ある程度ボールを見ようという姿勢は見られるものの、コンタクトに難があり、持ち前のパワーもゲームでは発揮できず。

15' : SS-A Lowellでプレー。8月以降まずまずのコンタクトを見せ、悪くない打撃成績を残した。パワーもそれなりに見せている。ただ三振はかなり多い。

16' : Low-A Greenvilleで前半戦、Kyri Washingtonと共にパワーを発揮して、いよいよ本格ブレイクか、と期待させたが、6月以降急降下。最終的にAVGは.226まで落ちた。傘下のProspectではトップの18 HRと、パワーは疑問の余地はないし、88四球を選んでおり、少しボールを見過ぎたのかも。

17' : 前の年は後半戦に大失速を見せたが、今季もHigh-A Salemで若干その傾向は見えたものの、終盤にAA Portlandに昇格して、ほぼHigh-Aの通算成績レベルの数字を残したのは良い印象。少しパワーナンバーが落ちたが、High-Aではこれまでも多くのProspectが同様の傾向。

18' : 出遅れたが、AA合流後は三振は多いものの、出塁、パワーと良いところを見せた。AAA Pawtucketでも少しプレー。

19' : AAAで開幕から好調でMLBデビューの可能性も出て来たかと思ったが、そこから失速。打率が2割がやっとというのはさすがに苦しい。

20' ; COVID-19によりシーズンキャンセル。オフにMiLFAも再契約。

21' : AAA Worcesterで、例年通り低打率も、出塁とパワーでOPSはしっかりしている。ただ例年右投手はそこそこ打てるが、対左は置物状態だったのが、今季は逆のスプリットに。

21' Nov. : MiLFAに。

22' : PHIのAA/AAAでプレーも低打率傾向は変わらず。


[Comment]

世間のランキング的にはそこまで有名な選手でもないけど、$450Kとかなりの額を出したし、BOSは気に入っているよう。左のパワーヒッターは傘下に欲しかったタイプですし、上手く育って欲しいですね。

14' Minor League Season Memo -6/30~7/6-

新加入のドラフト選手ではTravisの調子が上がってきましたね。1週間ほど前に、今夜デビューすると言っていたChavisはまだデビューしていません。それにDSLから昇格と伝えられていたDeversは結局まだDSLにいます。前週の結果はこちら


○ 6/30

[A-] : RHP Ryan Harrisがロスター入り。
[A-] : RHP Simon Mercedesをリハブアサイン。
[A-] : Jordan Procyshenがロスター入り。
[GCL] : C Jhon Nunezがロスター入り。

[AAA] - Box
Ranaudoが7.0 IP/3 H/0 ER/2 BB/5 K。5回までノーヒッターだった。常時92~94 mph、最速95 mph。Butlerが3 H、A. Torres、Hassanが2 H。Torresに第1号。

[AA] - Box
L. Diazが6.0 IP/7 H/2 ER/2 BB/3 K。Swihartが2 H/1 BB。

[A+] - Box
Littrellが7.0 IP/8 H/3 ER/2 BB/5 K。Witte、A. Tavarez、Dentが2 H。Dentに第3号。

[A] - Box
Stankiewiczが4.0 IP/9 H/6 ER/1 BB/4 K。良くなってきたかなと思えば。マルチ無し。

[A-] - Offday

[GCL] - Box
J. Rodriguezが6.0 IP/8 H/2 ER/1 BB/2 K。Lorenzana、J. Guerra、Austinが3 H、D. Millerと今日プロデビューのB. Mooreが2 H。J. Nunezがロスター入りし、ロスター中捕手が7人に。

[DSL] - Box
G. Bautistaが5.0 IP/2 H/0 ER/2 BB/4 K。Barrientoが2 H。Baldwin、Carrizalezに第1号。