2014年7月30日水曜日

Former Sox Prospect Review: Heath Hembree, RHP

今回は、Jake Peavyのトレードでやってきた豪腕、Heath Hembree。やや薄くなってきた傘下のリリーフのProspectでは、No.1の選手となると思いますが、年齢も高めだし、早く上で力を示して欲しいところです。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Heath Hembree (ヒース・エンブリー)
Full Name: Richard Heath Hembree
Position: RHRP
Born: January 13, 1989
Birthplace: Spartanburg, South Carolina
Height: 6-4
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2010 by San Francisco
How Acquired: Acquired from San Francisco with Edwin Escobar for Jake Peavy (July 2014)
College: Charleston
High School: Broome HS (SC)
MLB Debut: September 3, 2013 (San Francisco)
How Left: Traded to Philadelphia with Brandon Workman for Nick Pivetta and Connor Seabold (August 2020)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

リリーフとしては大柄な体格。典型的なファイヤーボーラーリリーフで、腕をケガする前は、90 mph後半から最速100 mphにも達していた。現在は球威を取り戻している段階で、93~96 mphというところとなっている。セカンドピッチは80 mph中盤のパワースライダー。速球とのコンビネーションで三振を奪えるボールだが、コマンドはややアバウト。チェンジアップは見せ球程度。


[Background]

HS時代もケガもあったのか、あまり多く投げておらず、10年のドラフトでは、アームの強さには評価が高かったものの、ドラ5まで残った。$185KでSFと契約。10年のプロデビュー後、11年は100 mphの速球でHigh-A/AAを圧倒し、SFの将来のクローザーと言われるように。12、13年はケガの影響もあり、やや平凡なシーズンに。13年にはMLBデビューを飾っている。


[Profile]

14' : AAA Pawtucketではマウンド上での存在感が違うと好評価だったが、MLBでは制球難に悩まされている。球速も以前ほどではないよう。

15' : 序盤はイマイチだったが、近年落ちていた球威が、最速99 mphと復活。それに伴い内容も良くなって、MLB昇格したが、その直後にケガ。タイミングが悪かった。復帰直後はやや不安定だったが、最後はまた球速も戻ったよう。

16' : Noe Ramirezとの競争に敗れて、開幕MLBはならなかったが、AAAではほぼ完璧な投球。一時落ちていた球速も再び90 mph後半に戻り、MLBにコールアップされると、しばらくMLBに定着。完全に定着し、セットアップで使っても、というところまで来たが、オールスター 明けから調子を崩し、再びマイナーへ。再昇格後はまずまず。

17' : オプション切れということもあって厳しい立場だったが、Carson SmithやTyler Thornburgといったリリーフの補強組が軒並みケガということもあり、席を確保すると、STでの好投もあり、開幕からセットアップの一員として好投。しかし疲れからか、オールスター以降は被弾が大幅に増え、Matt Barnes同様にPOのロスターから外れる結果に。

18' : 前年同様、前半戦はセットアッパーとして素晴らしい投球を見せたものの、中盤以降息切れ。POもロスターを外れる予定だったが、Steven Wrightのケガもあり、最終的にはWS優勝に立ち会った。

19' : 前半戦は例年通りしっかりしたスタートを切り、クローザーに悩んでいたチーム事情もあり、2試合ほどクローザーで投げ、ソリッドにこなしたことで定着するかと思った矢先にケガで離脱。最終盤には戻ったものの、ケガに泣かされたシーズンとなった。

20 : 不調のチームの中で、開幕からソリッドな投球でブルペンで最も安定したピースだった。

20 Aug. : Brandon Workmanと共にリリーフ補強を必要としていたPHIへトレード。

20 : PHIへ移籍後は被打率が上がり打ち込まれた。ブルペン補強のためのトレードが失敗で批判の的に。

21 : CINとマイナー契約となったが、STで結果を残し開幕ロスター入り。被打率、奪三振率と優秀な数字も、被HRが多く防御率は悪かったが、それに目を付けたNYMがフラッグディールで獲得すると、そちらでも良い投球を見せた。

22 : PITでイマイチなシーズン。リリース後に、LADでも少し投げたが、こちらでもイマイチ。


[Comment]

近年のBOSはリリーフタイプのProspectでもまずは先発で育成することが多く、こういった典型的なリリーフProspectは珍しい。スタッフが最高の状態に戻るなら期待できそうだけど、もう25歳ということもあるし、過度な期待はできないかも。

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