2014年7月15日火曜日

Former Sox Prospect Review: Jalen Beeks, LHP

今回は、先ほど紹介したMichael Gunnと同じArkansas大出身の左腕、Jalen Beeks。ドラ11以降にスリップしましたが、ケガがあってなおTop 100を少し出たくらいで評価しているランキングもあったくらいの実力者です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jalen Beeks (ジェイレン・ビークス)
Full Name: Jalen Christopher Beeks
Position: LHSP
Born: July 10, 1993
Birthplace: Prairie Grove, Arkansas
Height: 5-11
Weight: 195
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 12th round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: Arkansas
High School: Prairie Grove HS (AR)
MLB Debut: June 7, 2018 (Boston)
How Left: Traded to Tampa Bay for Nathan Eovaldi (July 2018)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

体格は小さめで、アームスロットが低い。90 mph前半の速球、スライダー、チェンジアップのいずれもしっかりしており、平均レベルのピッチになるかもしれない。アームスロットのおかげもあって、相手打者に対して効果的に投げられる。速球はTJを経て、22年には90 mph後半を投げるように。


[Background]

14年は肘の痛みで終盤戦で何度か登板をスキップしており、スリップした。ただカレッジシーズンの最終週では復帰してしっかり投げていたそう。ドラフト時のランキングはBA #125/PG #364/MLB #174/MB #304。


[Profile]

14' : 契約後一旦SS-A Lowellにアサインされたが、投げることなくGCLへ。プロデビューし、2試合に投げただけだが、さすがにここでは圧倒的。

15' : 前年カレッジでややケガに悩まされたが、Low-A Greenvilleで、フルシーズンローテを守り、チームトップの145.2 IPを投げ抜いた。ビッグプログラム出身の選手にしては、奪三振率・被打率がイマイチで支配力に欠けるが、制球は非常に良い。

16' : High-A Salemでまずまずの投球を見せ、後半戦からAA Portlandへ。内容的にはK/BBがイマイチで、もう一歩感を受けるが、昇格ペースはかなり速め。オフのAFLではリリーフで投げた。

17' : AA/AAA Pawtucketで、奪三振率が向上。やや四球は多めだが、他のスタッツも悪くない。体格が少し小さいこともあり、ずっとリリーフ候補と見られてきたが、傘下上層では数少ない先発として成功しているProspectへ成長した。

18' : レパートリーを少し調整し、開幕からAAAで圧倒的な奪三振率を見せ続けた。期待度が上がって来たところで、6月に満を持して先発でMLBデビューを果たしたが、次戦のリリーフ登板も合わせて、MLBでは打たれた。

18' July : Nathan Eovaldiの半年のレンタルの見返りで放出。

18' : TBでは、リリーフを先発で投げさせるシステムもあり、二番手などで投げることが多かったが、BOS相手の2勝を含む5勝負け無しとソリッドな投球。

19' : オープナーを多用するチームにおいて、その後を投げる二番手としてソリッドな投球を披露した。

20' : リリーフでの登板メインだが、K/BBが素晴らしく、良い内容だったが、8月に靭帯を痛めてTJに。

21' : TJで全休。

22' : TJ後、平均球速が2 mphほど伸び、オープナーもしくは勝ちパターンで多くの三振を奪った。

23' : オープナーを含め30登板もやや不振。

24' : COLからPITへ夏にトレード。年間を通じてリリーフで投げまずまず。


[Comment]

将来的には左腕リリーフになるかもだけど、それでもこの位置なら十分なボーナスです。BA #125のカレッジ左腕と言えば、かなりの大物ですし、ケガの不安を払拭して、ポテンシャルを発揮して欲しいですね。

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