2014年7月22日火曜日

Former Sox Prospect Review: Karsten Whitson, RHP

今回は、14年ドラフト組のトリを飾ってもらう、Karsten Whitson。10年のドラフトでは全体9位指名を受けた超大物で、肩のケガでだいぶ評価を落とし、$100Kという安い額で入団しましたが、本来の姿に戻ればフロントラインスターターのポテンシャルがある。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Karsten Whitson (カーステン・ウィットソン)
Full Name: Karsten Ewing Whitson
Position: RHSP
Born: August 25, 1991
Birthplace: Chipley, Florida
Height: 6-3
Weight:195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 11th round, 2014; 37th round, 2013 by Washington; 1st round, 2010 by San Diego
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $100,000
College: Florida
High School: Chipley HS (FL)
How Left: Released (March 2016)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

理想的な投手体型。高校生時から最速 95~96 mphを投げていた選手で、加えて85~86 mphの素晴らしいスライダーを投げていた。高校生としては比較的ポリッシュな選手という印象だったが、カレッジ進学後は最速97~98 mphと球威はあるものの、やや制球に苦しんでおり、未完成な選手というカンジになっている。ややストライドが小さく、またテイクバックもコンパクトなクィック気味に見えるフォーム。ややクロスファイヤー気味に投げるのが肩のトラブルにつながったと本人は感じているよう。チェンジアップはあまり磨かれていない。


[Background]

10年のドラフトではJamson Taillon (PIT)に次ぐ、#2の高校生投手と見られていて、SDが全体#9で指名し、$2.1Mまで提示したものの、それを蹴ってFlorida大に進学している。両親が共にFlorida大の卒業生だそう。11年のフレッシュマンでのデビューは良かったし、13年の全体1位有力候補とまで言われたが、ソフモアだった12年はケガにも悩まされた。肩の倦怠感で13年を全休し、ドラフトではWASからドラ37で一応指名を受けるも、当然契約はせず。14年はケガから復帰し、Red-Shirtのジュニアーとして負担の少ない日曜日あたりの先発を任されていたが平凡。ただドラフト直前の登板で、最速96 mphの速球を中心に、素晴らしい投球を見せた。ドラフト時のランキングはBA #290/PG #140/MB #209。


[Profile]

14' : 契約後2試合に先発した後、しばらく休み、シーズン終了間際に、2番手で2回投げた。少ないサンプルでは、まだ本来のポテンシャルの片鱗も見せてはいない。ただFILでは最速96 mphの速球を投げ、強い印象を与えていた。

15' : ケガなのか全休。

16' Mar. : 結局真価を見せることなくリリース。


[Comment]

思ったよりも肩のケガは重たいし、以前の姿を完全に取り戻すのは難しいのかもしれないけど、それでも速球は最速96 mphとかなり戻っているし、セカンドピッチ以降が磨かれれば十分平均以上の先発になる余地があると思います。このオフはしっかり肩の補強に取り組んで、来春から人々を驚かせてもらいたいですね。

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