2017年3月30日木曜日

17' Today's Topics - 3/29

[Today's Topics]

☆ さらにSTの続報ですが、NRIで好投していた左腕のOlmosが今日マイナーへ。Pomerantzがロスター入りする可能性がかなり高くなってきたようです。また同じく左腕のScottはロスター入りを監督が明言。

よって投手は先発のPorcello、C. Sale、E. Rodriguez、S. Wrightに、一応Pomerantz。ブルペンはKimbrel、J. Kelly, Jr.、Hembree、R. Ross, Jr.、Barnes、Abad、Scottの七人になりそうです。ちょっと無駄に左腕が多い気がしますが。

野手に関してはRutledgeがハムストリングでDLがほぼ確定。M. Hernandezがロスターに入るのがほぼ確定的。ただMorelandがインフルで家に送り返されたそうで、このタイミングだと開幕微妙。恐らくロスターには入れておいて最悪帯同させない手もありますがどうか?

H. Ramirezも守備に就けない状況で、代役はHernandez?とか言われていますが、とりあえずHoltで良いんじゃないの?何度か経験もあるし。っていうか、Sandovalに1Bも練習させとくべきでしたね。レギュラーの守備はなるべく一つに固定したいようですが、Sandovalにそこまでの気遣いはいらないでしょ。来年以降レギュラーかもわからないし、今後控えになるなら色々守れた方が良い。

野手の方は、Leon、C. Vazquez、Ramirez、Moreland、Pedroia、Sandoval、X. Bogaerts、Holt、Hernandez、Benintendi、J. Bradley, Jr.、M. Betts、C. Youngでほぼ確定。もしMorelandがダメならSelskyを呼ぶことになりそう。


☆ ST終盤戦で、いくつかのチームがRule 5ピックを返却していますが、BOSからの二人の指名選手の内、BALに指名されたAneury Tavarezは、STでもなかなかのアピールを見せたものの、OFの厚さもあり、ウェーバーに掛けられています。

手を挙げるチームが無ければリターンされてくるでしょう。OFのデプスになりそうだし、帰ってきて欲しい。一方、LAAに指名された後、トレードでMINへ行っているJustin Haleyは開幕ロスター入りする模様。

2017年3月29日水曜日

17' Today's Topics - 3/28

[Today's Topics]

☆ ちょっと見にくかったので、開幕ロスター候補は太字にしました。斜字はマイナー行き。太字でないのはロスターには残っているけど、開幕DLが濃厚な面子です。今日新たな情報としては、この前腕の筋肉を痛めてスクラッチされたThornburgが肩関節の痛みで開幕DL確定。治りが遅いケガらしく、取りあえず10日はノースロー。普通に行けば1ヶ月程度の離脱になるそうです。

腕も結局は肩の問題からの痛みでしょうし、わざわざトレードで得たリリーフがこんなことになるなんて、不手際としか言えませんね。DDはチームの強化プログラムやメディカルに問題は無い、と言っているものの、そんな訳ないよね...。これを受けて、Farrell監督は開幕8回セットアップをJ. Kelly, Jr.、Hembreeのいずれかを使うとのこと。

DDによれば、Barnes、R. Ross, Jr.も勝ちパターン候補だそうですが、Hembreeの評価の高さに驚いた。確かにこの春は良い状態ではある。あとはRossが球速も出ていないようで、この春イマイチなのと、実績的にはセットアップ筆頭でもおかしくないBarnesは、チームにロングイニング候補がいないことから、8回に固定せずに場合によってはマルチイニング、という使い方を考えているんじゃないかと思います。

もう一つ、Kendrickが今日マイナー行き。ロスター入りの可能性はあるかも、とも思っていましたが、どうやらPomerantzが間に合う可能性があるんじゃないかと。まぁ間に合ったところで、STの投げっぷりでは先発失格でも文句は言えないレベルですがね。

先発が4/9まで4人で回る以上、無理してPomerantzを枠に入れる必要性は感じませんが、まぁ入れるとしてもモップアップや、少し出遅れて球数制限があるかもしれないS. WrightとPiggy-Back気味にブルペンで使う方がベターな気がする。

野手の方では、Rutledgeが今日試合中にハムストリングを痛めたようで、もしDLならM. Hernandezが最後の枠に入りそう。また、H. Ramirezは肩のケガから、シーズン開幕直後は守備に就けない見通し。対左ではRamirezを1Bにして、DHにC. Youngを持って来る布陣も併用する予定でしたが、しばらくは難しそう。

2017年3月28日火曜日

17' Today's Topics - 3/27

[Today's Topics]

☆ 登板予定だったThornburgが上腕の筋肉の故障でスクラッチ。開幕はDLで迎えることが濃厚。勿論野球選手にケガは付き物ですが、昨年から獲得した投手の内、D. Price、C. Smith、Thornburgが開幕DL。Pomerantzも微妙なラインで、AbadはDFAでもおかしくなかった。まともなのはC. Saleのみ。

Abadを除けば、いずれもかなりの対価を払っている訳で、特にセットアッパーとして獲得したSmith、Thornburgと二年連続でこんなことに。どちらもケガの懸念を持たれていた選手だけに、さすがに不運の一言では片付けられないんじゃない?


☆ 今更ながら、NRIを含めたSTの状況を下に載せました。斜字になっている選手はマイナー送り済み、もしくは開幕DLがほぼ確定。Selskyがマイナーに送られたことで、投手12人野手13人での開幕が濃厚ですが、PomerantzがDLスタートなら、8人目のリリーフはどうなりますかね?

N. Ramirezがマイナーに送られており、KendrickかOlmosを筆頭としたNRI組しか残ってないので、誰かをロスターに入れる予定ですかね?オプション切れのBrentzが開幕直前にDFAされるのはほぼ確定なので、40人枠は一応空くはずだし、C. Smithも60日DLだと思うので入れれなくはないでしょうが。

Prospect Profile: Bryan Mata, RHP

今回は、昨年のDSLで17歳で先発として好投した、Bryan Mataくん。パッケージ契約による有望株との契約無効などもあってゴタゴタしたDSLにおける数少ない希望です。FILでもインプレッシブで、傘下のTop 30級に名前を挙げる識者も。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Bryan Mata (ブライアン・マタ)
Full Name: Bryan Eduardo Mata
Position: RHSP
Born: May 3, 1999
Birthplace: Maracay, Venezuela
Height: 6-3
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2016)
Signing Bonus: $25,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

若いながら非常に上背があり、細身の身体には筋肉の付く余地がある。力の抜けたフォーム。球速は元々90 mph前半だったが、18年に大きく成長し、最速96~97 mphを記録するように。タイトに変化する76~77 mphの11-to-5のカーブがメインのセカンドピッチ。80 mph前半のチェンジアップは磨かれていないが、アームスピードは良い。


[Background]

15年の7月にMILと合意していたが、ケガで破談に。年明け1月に、元々予想されていた額よりも安い、たった$25KでBOSと合意。パッケージ契約のペナルティーとして、16'-17'シーズンの海外FA契約を禁止されたBOSだったが、16年の1月に契約していたため、16年度の海外FAとしては傘下で最も大きなボーナスを受けとった選手になった。


[Profile]

16' : DSL2でプロデビュー。先発として安定した投球でローテを守り切り、イニング数と同数の奪三振、それに被打率や与四球率も良かった。秋はFILでインプレッシブな投球。

17' : 途中合流ではありますが、2クラススキップのLow-A Greenvilleで安定した投球。被打率、奪三振率、与四死球率と飛び抜けてはいないが、十分満足できるスタッツ。ゴロ率も高い。中盤少し打たれる試合が目立ったが、最終盤は再び持ち直して安定した投球を見せた。

18' : 体格の向上と共に球威が大幅アップ。最速96~98 mphと傘下トップクラスに成長。ただ急激な変化に適応できなかったか、High-A Salemでは、制球が大幅に悪化。Futures Gameにも出場し、知名度も向上。

19' : 開幕から昨年は制球難で苦戦したHigh-Aでほぼ完璧な投球。さっさとAAに上がれそうだったが、ケガをしてしまい、結局シーズン半ばまでAAには上がれず。AAでは被打率と制球がやや悪化したが、20歳としては十分か。球速は98~99 mphを記録することも。AFLではもう一歩で、コマンドはまだ改善の余地あり。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : STで肘を痛めTJに。

22' : TJが明け、Low-Aから順番にAAA Worcesterまで順調に戻って来ている。Brayan Belloには追い越された形となったが、100 mphを記録するなど、依然傘下でも上限はトップクラス。

23' : 球威こそそれなりのものを見せ続けているが、あまりにもケガが多く、ディベロップメントできない内に、そろそろ伸びしろが期待できない年齢に。


[Comment]

年齢の割にはまとまった選手で、体格も良いということでスカウト受けしそうな選手なのは間違いない。ただ上のクラスに上がって行くには、現状平凡な速球で向上が必要そう。

Former Sox Prospect Review: Ben Taylor, RHP

今回は、この春NRIとしてMLBのキャンプに呼ばれ、Tyler Thornburgの故障もあり、リリーフのデプスとして注目度を上げている、Ben Taylor。ボーナス総額を抑えるためのシニアーサインでしたが、大当たりになりそう。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Ben Taylor (ベン・テイラー)
Full Name: Benjamin Alan Taylor
Position: RHRP/RHSP
Born: November 12, 1992
Birthplace: Montgomery, Alabama
Height: 6-3
Weight: 225
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 7th round, 2015
How Acquired: Draft
College: South Alabama
Signing Bonus: $10,000
High School: Brewbaker Technology Magnet HS (AL)
MLB Debut: April 7, 2017 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Cleveland (February 2018)
Player Link: MLB,com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

優れた投手体格。速球は90 mph前半から最速95 mph。リリーフとしては飛び抜けていないが、非常に回転が良く、手元で浮き上がるように伸びるため、多くの空振りを奪う。セカンドピッチは小さく変化する80 mph前半のスライダー。チェンジアップは平凡。制球・コマンドは平均から少し上。積極的にストライクを投げる選手。


[Background]

優れた体格と、三振を奪えるスタッフを持っていたが、South Alabama大ではクローザーを務めていた。BOSは彼のレパートリーを見て、先発候補として契約。


[Profile]

15' : SS-A LowellのPiggy-Backでデビューすると、10.0 IPで17奪三振と素晴らしい成績を残し、同期ドラフト組の先陣を切って、Low-A Greenvilleへ。そこではフロントの期待通り先発としてしっかり投げた。

16' : High-A SalemでPiggy-Back気味のリリーフとして開幕。イニング数を大きく上回る奪三振に、制球力を見せつけ、プロ入りから一年でAA Portlandへ到達。苦戦するかと思いきや、ここでも34.0 IP/42 Kと素晴らしい投球を見せた。

17' : STで素晴らしい投球を見せて、開幕ロスター入りを勝ち取った。シーズン開幕後も、しばらくはキレの良い速球で、MLBでも通用する能力を持っていることを示したが、徐々にコマンドと変化球の不足で安定感を落とし、シーズン終盤はAA PawtucketとDLを行ったり来たり。

18' Feb. : Eduardo Nunezとの契約に際してDFAしたところをCLEがクレーム。

18' : CLE-AAAでは57.1 IPで9 BB/70 Kと素晴らしい成績。MLBでも6試合に投げて、K/BBはしっかりしている。

19' : AAAで平凡な投球で3年振りにMLBでの登板無し。苦しい立場になってきた。


[Comment]

速球がなかなか印象が良く、変化球かコマンドでもう一歩成長を見せれば、MLBで十分にやれる能力はあると思います。下位指名でこういう選手を見抜くのが大事ですね。

2017年3月26日日曜日

17' Today's Topics - 3/25

[Today's Topics]

☆ D. Priceが筋力テストの結果、前回より向上していたそうで、軽いキャッチボールを始めました。痛み自体もほとんど無いよう。ただまだ探り探りという感じで、本格的にブルペンに入るのもまだ先になりそう。

またThornburgは既に実戦復帰。91~93 mph程度は投げていたようなので、開幕には間に合う可能性が。C. Smithもかなり良くなっているようで、6月復帰を目指しているようですね。最後にラインナップですが、開幕戦の捕手はLeonになるそう。

また当初の構想から、X. Bogaertsを下位に下げて、Pedroia、Benintendi、M. Betts、H. Ramirez、Moreland、Bogaerts、という1~6番になるようです。WBC帰りなのと、左右を考えてでしょうが、本人も上位を外されて若干不満のようですし、開幕から打ちまくって、早く上位打線に復帰してもらいたいですね。

17' Vanderbilt Commodores Game Results -3/24~3/30-

OFとリリーフでプレーしている今季トランスファーのReed Hayes (Jr.-RHP/OF)がガンバっていますね。やや安定感を欠く、Matt Ruppenthal (Jr.-RHP)と併用する形でクローザーに近い役割を任されているし、最近はスタメンラインナップに名前を連ねることも多くなっています。主力での2way選手はVandyを応援するようになってから初めてかも。前週の結果はこちら


[3/24 (vs Texas A&M)] - Box
強豪Texas A&M大とのシリーズ。Kyle Wright (Jr.-RHP)は5.0 IP/6 H/3 ER/4 BB/6 K。う~ん、まだ本調子ではないですね。しかし3点リードの2回裏にJeren Kendall (Jr.-OF)の逆転満塁HR (6)が飛び出し、その後はZach King (Fr.-LHP)の好投もあり、そのまま逃げ切り。Kingはフレッシュマンながら、既に左のリリーフエースですね。

2017年3月25日土曜日

17' Today's Topics - 3/24

[Today's Topics]

☆ 今日はPIT戦。出遅れたS. Wrightですが、ここまで無失点となかなか良い感じ。彼が昨年前半の投球をしてくれるなら、D. Priceの穴も響かないかも。野手では、X. BogaertsがWBCから帰って来ました。WBCでは3Bを守っていたので、守備の勘を取り戻して欲しいですね。


☆ 海外FA契約情報を更新しました。今季は$11MのAdrian Morejonを始め、盗人詐欺師のA.J. PrellerのSDが大盤振る舞いをしています。WASとかも派手に使っているんですが、他のチームはある程度気に入った選手に、という感じだけど、SDのは取りあえず名前の知れた選手を片っ端から文字通り札束で叩いて行ってる感じ。

まぁ下劣な人間のやることは下劣なんでしょう。どのみちそれらの選手がトレードバイトや戦力として有用になる頃にはPrellerはクビになっていることと思いますがね。ウチのDDさんなら気前よくトレードチップにしてくれますよ。Prellerはさっさとクビにして、PomerantzにDDを付けてあげるから、Anderson EspinozaとManuel Margotを返せ。


☆ BAからドラフトのProspect Rankingが出ています(こちら)。Austin Beck (HS-OF)やMacKenzie Gore (HS-LHP)なんかが上昇してきています。あとは自分のお気に入りのNick Pratto (HS-1B/LHP)も。株を下げたのは不振のJ.J. Schwarz (Jr.-1B/C)を筆頭に、ケガのTristan Beck (So.-RHP)、Blayne Enlow (HS-RHP)、Brady McConnell (HS-SS)とかかな。Schwarzとかドラ3くらいで獲れるなら面白そう。

2017年3月23日木曜日

17' Today's Topics - 3/22

[Today's Topics]

☆ D. Priceですが、再検査の結果、腕の筋肉強度がキャンプ開始時よりも落ちており、まだ投球開始は未定。先伸ばした結果、結局TJの線が濃くなってきましたね。これが投手の大型FAの怖さ。今でもKimbrelやPomerantzに出したProspectでしっかりした先発を獲っておけば、と思う。


☆ WBCが終わりましたね。USAが初優勝。日本はそのアメリカに準決勝で苦杯。とにかくアメリカの方々はおめでとうございます。まぁほとんど見ていないので、的外れかもですが、ちょっとだけ。前にも書いたけど、多種目を一気に見れるオリンピックなどはともかく、あまり国別対抗戦に興味が持てない。サッカーもW杯などはちょこちょこ見るんだけど、別に日本やどこかのチームを特別に応援するでもなく。とくにアメリカ一強のベースボールに関しては、競技国が少ないのもあって猶更。

まぁそんな中、日本の敗因に関しては、早速メディアが色々書いていますが、個人的には守備のミスでの失点も含めて、投手・守備は十二分に力を発揮したと思う。8番にGiancarlo Stanton (MIA)とかいうふざけたアメリカ打線をその守備ミスでの失点を含めて、2失点に抑えた菅野智之(巨人、なのと入団の経緯から選手としては嫌いですが)を始めとしたディフェンスは勝ってしかるべきレベルにあったんじゃないかと。

寧ろ各球団が投手のリスクを考えて、超一線級を出し渋った(勿論Marcu Stroman (TOR)やTanner Roark (WAS)はMLBでも主力投手ではありますが)アメリカ投手陣を打ち崩せない打撃に問題があったんじゃないかと。Roarkは昨年16勝を挙げた選手で、簡単に打てる選手ではないのは確かですが、圧倒的なボールがあるタイプではなく、90 mph程度のシンカー・ツーシームをとにかくまともに捉えられなかった。

以前の大会から、日本の打者は常に動くボールに苦しんできましたが、それに対し、この四年間で何をしてきたのか?勿論代表チームでの練習はわずかでしょうが、これだけ動くボールに弱いのが明白なのだから、なぜもっとNPBの球団は傘下の投手に動くボールを習得させる努力をさせ、それを野手が捉えられるように練習しないのか?

ボールの違いや手の大きさ、といった部分もあるだろうし、勿論ツーシームやシンカーを武器にする選手もいるのでしょうが、そもそも球威の面で劣る選手の多い日本こそ動くボールのマスターに力を入れるべきだと思うのですが。そしてそれが外国の投手を打てる打者の育成にもつながるんじゃないかと。

知った風な口をきくな、と言われそうですが、NPBのコーチはほとんどがそれなりの名選手上がりで、指導に関して特別に多くの訓練を受けている訳でもない。そういった(コーチとしては)素人に近い方々が、過去の栄光論や根性論で選手を指導している部分があまりにも多いのが今回の敗戦につながったような印象を受けています。

2017年3月21日火曜日

17' Today's Topics - 3/20

[Today's Topics]

☆ D. Priceが再びドクターを訪れて状況を確認しているようですが、どうやら今の感触だと4月中には戻れないだろうとも。そして更に前回登板でPomerantzが内容が悪かった上に、上腕筋を痛めて降板。本人はスケジュールを遅らせるつもりはない、と言っていますが、周りの厳しい視線を気にしての発言でしょうかね。

すでに色んなところで、先発が4人しかいない、とアラームがなっています。5人目の先発が必要になるのは最速で4/9だそうで、ちょうど開幕DLで4/9にアクティベイトできるようになるそうなので、開幕は先発4人で迎えそうですね。それにしてもこんな実績のない投手をわざわざ獲ってきた挙句、Clay Buchholzを二束三文でトレード。結果先発が足りないとかもうね...。


☆ 上記のような状況で、開幕ロスター枠争いに目を向けると、先発はまずPorcello、C. Sale、E. Rodriguez、S. Wrightで確定。Wrightはもう完全に痛みはないようです。リリーフが8人とすると、Kimbrel、R. Ross, Jr.、Barnes、J. Kelly, Jr.、Hembreeの5人はまず当確でしょう。Thornburgはまだ実践復帰できておらず、五分五分かそれ以下。

大穴でC. Smithもいますが、まずはマイナーで少しリハブさせるでしょう。あとは契約的にはAbadのはずですが、自分の立場も考えず、WBCに出場中。まぁ国の為に戦いたいという気持ちを止めることはできませんが、そもそも契約をテンダーすべきじゃなかった。正直いて役に立つかは微妙なところですが、残り三枠ならデプス的にも一応残すかな?

STの内容的には、R. Scottも枠が余るくらいなら当確でしょう。マイナーオプションがあるだけに、本来はAbadを残したいならマイナースタートかも、と思ってましたが。また、NRIの左腕E. Olmosも優れたカーブで好投を見せており、少し名前が挙がっている。ただRoss、Abad、Scottと既に三人も有力候補の左がいるだけに、わざわざロスター枠に入れてまで開幕ロスターに入れるかは微妙かも。

K. Martinがマイナーに既に送られていることもあり、Abad、Scott、もう一人は消去法で言うならN. Ramirezかな?STでは少し四球が多いもののまずまず。まぁPomerantz、Thornburgの状況次第だし、場合によっては野手を更に一人増やすこともあり得るかも。

野手は特にケガ人もおらず、Leon、C. Vazquezの捕手、H. Ramirez、Moreland、Pedroia、Sandoval、X. Bogaerts、Holtの内野陣、Benintendi、J. Bradley, Jr.、M. Betts、C. Youngの外野陣の12人までは確定しており、最後の枠をRutledge、M. Hernandezで争う形。一応D. MarreroもSTでは頑張っていますが、まずはマイナーできっちり結果を残さないとダメでしょう。

Rutledgeも悪くないですが、STでの内容的にはHernandezが素晴らしい。ただRutledgeはRule 5ドラフトピックなので、ロスターに入れないならリターンとなること、それに内野控えを組むことになるHoltが左打ちなので、右打ちである点もRutledgeが有利と言われています。SSの守備という点では、HoltやRutledgeよりもHernandezですが、Bogaertsがいる限りは出番は限られる。

一応このどちらかで基本的にはロスターは決まるのですが、前述した通り、先発投手が4人でスタートするなら、その分の枠が野手に回ることもあり得る。その場合はRutledgeとHernandezだと役割が完全に被るので、SelskyをMLBスタートにするかと。1B/C-OFが本職ではありますが、巧打を買われて、この春はCFも含めて多くの機会を得ており、更に最近3Bにもトライしている。枠があるなら少しMLBで試したいと思っているかも。

2017年3月18日土曜日

17' Vanderbilt Commodores Game Results -3/17~3/23-

Kyle Wright (Jr.-RHP)ですが、どうやら球速は出ているものの、コマンドが乱れていて思うように投げれていないようですね。フィジカルの強化等で少しフォームのバランスとかが崩れているのかな?とにかくケガ等ではないようなので一安心。チーム共々調子を上げてくれれば。前週の結果はこちら


[3/17 (@Mississippi)] - Box
SECゲームがスタート。アウェーで強豪Ole Miss戦ではありますが、0-1で苦杯。Kyle Wrightは7.0 IP/6 H/1 ER/2 BB/4 Kと粘り強く投げましたが、どうにも打線が援護できず、またも白星無し。ランナーが出ても返せない得点力不足は深刻ですね。

2017年3月16日木曜日

17' Today's Topics - 3/15

[Today's Topics]

☆ 前回の投稿の次の日に、D. Priceが開幕に間に合わないことが発覚。まだいつボールを投げ始めるのかもわかっておらず、肘の状態次第では結局TJ、という最悪の結末もまだあり得る状況のよう。それに伴い、開幕投手はPorcelloに決定、とFarrell監督がアナウンス。まだC. Saleもいるとは言え、昨年の成績とチーム在籍年数から考えても妥当でしょう。

スターターでは、Pomerantzもようやくマウンドに登ったものの、S. Wrightとは対照的にボロボロの開幕。打球がほぼ痛打されており、2 IP目には80 mph後半まで球威が低下。まぁPOを争っていた時期だっただけに仕方ないのでしょうが、突き返せる時に突き返すべきでしたね。本人の責任でない部分が大きいにしろ、Pomerantzだけは応援する気になれない。

2017年3月14日火曜日

17' Today's Topics - 3/13

[Today's Topics]

☆ そろそろ開幕に照準を絞っている時期ですね。昨日ようやくS. Wrightが復帰。Pomerantzもそろそろのようですが、この二人は今の調整ペースだと、開幕直後は80~90球くらいの制限が掛かりそう。スターターが五人必要になる時期が結構遅いので、D. Priceが開幕に間に合う前提ですが、どちらか、もしくは両方(E. RodriguezをMLBスタートで)をDLに入れてスタートでも良いかも。

リリーフでは、Hembreeの調子が良さそうですね。新セットアップとして獲得したThornburgが、ミスコミュニケーションなのか、肩の強化プログラムを全部やらず、再調整という失態をやらかしてくれていますが、J. Kelly, Jr.、Barnes、Hembreeあたりがしっかり埋めてくれそうな気がします。まぁしかし、昨年のC. Smithと言い、これだからリリーフに大枚を叩くのは嫌いなんですがね。

野手では、まだ打席数は少ないけどやっぱりM. Bettsが凄いですね。未だにSTで三振無し。昨年以上を望むのは酷かな?と思ってたけど、あっさりそれを上回って、今度こそ文句無しにMVPを獲りそうな気配があります。


[Poll Result]

☆ 開幕を控え、投票によるTop 10が決まりました。#10は同率でRaudesとOckimey。まぁBallはあれですが、Longhi、Cosartと、僅差で次点になった選手を加えたあたりが、Top 3から少し離れた第2グループなんじゃないかと思います。


○ 2017年度、BOSの#10 Prospectは誰?(回答22)

1. Roniel Raudes - 5 (22%)
1T. Josh Ockimey - 5 (22%)
3. Nick Longhi - 4 (18%)
3T. Trey Ball - 4 (18%)
3T. Jake Cosart - 4 (18%)

17' This Blog's BOS Prospects by Votes

投票による本ブログのTop 10 Prospectのリストが完成いたしました。皆さま多くのご投票ありがとうございました。昨年の反省も踏まえて今年はTop 10まで減らしたけど、相次ぐトレードのせいでそれでも最後の方はどんぐりの背比べ感があったし、来年に向けてブレイクするProspectが多く出て来て欲しいですね。ちなみに自分が個人的に作ったランキングはこちらです。


[17' This Blog's BOS Top 10 Prospects]

1. Andrew Benintendi
2. Rafael Devers
3. Jason Groome
4. Bobby Dalbec
5. Sam Travis
6. Marco Hernandez
7. Brian Johnson
8. Michael Chavis
9. C.J. Chatham
10. Roniel Raudes
10T. Josh Ockimey

HM : Nick Longhi; Trey Ball; Jake Cosart

16'-17' Offseason Boston Red Sox -Mar.~Apr.-

3月です。D. Priceが肘を痛めてヒヤッとしましたが、一応手術の必要は無しということで(20台前半なら手術してしまう方が良い、という程度は問題があるようですが)、スローイングを始めています。S. Wrightが本日復帰し、Pomerantzもそろそろ。Thornburgが肩の強化プログラムを理解していなかったとかで、再調整にはなっていますが、一応開幕はフルメンバーで迎えられそう(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 3/2
Renewed the contract of RF Mookie Betts.
Agreed to terms on 2017 contracts with RHP Matt Barnes, RHP Heath Hembree, RHP Kyle Martin, RHP Noe Ramirez, RHP Carson Smith, RHP Steven Wright, LHP Roenis Elias, LHP Brian Johnson, LHP Henry Owens, LHP Eduardo Rodriguez, LHP Robby Scott, LHP Luis Ysla, C/LF Blake Swihart, C Christian Vazquez, IF Marco Hernandez, IF Deven Marrero, LF/CF Andrew Benintendi, and RF/LF Bryce Brentz

調停権のない40人枠内の選手と契約合意。しかし、その中でM. Bettsだけは契約見直しを行い、$950Kと調停前の選手としてはMike Trout (LAA)に次ぐ記録となる額で合意。まぁこれまでのパフォーマンスを考えれば妥当でしょうが、これが今後の調停や契約延長にどういう影響を及ぼしますかね。

若手陣とは今オフの契約延長はもう無さそうですが、X. BogaertsやJ. Bradley, Jr.の額はどうなんでしょうね。Bettsほどではなくとも、特にBogaertsは2年続けて実績を残しているので、$600~700K程度もらっても良いと思いますが。

17' Vanderbilt Commodores Game Results -3/10~3/16-

投手陣はエースKyle Wright (Jr.-RHP)の調子がおかしいのが気がかりですが、ミッドウィークにChandler Day (So.-RHP)が好投し始め、先発に関してはある程度計算できるようになってきた。リリーフはMatt McGarry (So.-RHP)がこのところ投げていないのが気になりますが、Matt Ruppenthal (Jr.-RHP)、Reed Hayes (Jr.-RHP/DH)、Colin Snider (Jr.-RHP)を中心に大崩れはしないない。野手の得点力が安定して来ればもう少し勝率が上がってくると思うんですが。前週の結果はこちら


[3/10 (vs St. Mary's)] - Box
Kyle Wright (Jr.-RHP)が4.0 IP/10 H/5 ER/1 BB/7 K。K/BBは問題ないとは言え、さすがにこの出来はおかしいですね。秋は調子良さそうだったんですが。四連敗こそ逃れたものの、四戦で勝ち星無しはさすがに堪えますね。

2017年3月10日金曜日

17' Today's Topics - 3/9

[Today's Topics]

☆ 今日はWBCに臨むTeam USAとの練習試合。と言っても相手投手もこちらの選手を貸しだし、野手も途中からは数人選手を貸してのゲームでした。StankiewiczやBall、Jerezといった、リバウンドに期待したい選手たちが機会をもらいましたが、イマイチ結果を残せず。今季のマイナーも投手は砂漠地帯かな...。

ラインナップですが、Farrell監督がBenintendiを3番で使う可能性を示唆しています。X. Bogaertsが戻って来れば、Pedroia、Bogaerts、Benintendi、M. Betts、H. Ramirezというオーダーを試したいと。上位を打てる選手の中で左打者がBenintendiだけなのも関係しているでしょうが。J. Bradley, Jr.にもうちょっと波が無くなって来れば彼も候補に入れたいのですがね。

2017年3月7日火曜日

17' Today's Topics - 3/6

[Today's Topics]

☆ WBCが始まりましたね。サッカーでもそうですが、あまり国別対抗に興味が湧かないのですが。昨日、韓国を抑えて開幕戦勝利を飾ったイスラエルには、傘下のOF M. Meyersや、元BOSのRyan Lavarnwayなどが参加しており、X. Bogaertsのオランダ共々、少しマイナー気味の国ということで、ちょっと肩入れしたいチームです。

さて、今日のC. SaleのBOSデビューは2.0 IP/4 H/1 ER/0 BB/2 K。速球は96~97 mph程度を普通に出していたようで、それにしてはイマイチな内容だったものの、コマンド等がまだ少し時間が必要でしょうかね。Owensは1.0 IPで4 BB...。

野手ではProspectで期待の二人、DeversとTravisが対照的。まぁDeversはまだAAも経験していないし、今年は雰囲気を感じてくれれば十分。Travisは昨年のSTもそうでしたが、パワーも見せていて好印象。マイナーではパワー面で今一つですが、MLBの選手の方がボールが荒れている選手が少なくて打ちやすい、という選手もいるようなので、MLBで期待できるかもですね。

三つ巴の捕手は、Swihartが一応数字上は.300なくらいで、正捕手最有力のLeonにC. Vazquezと低調。まぁSwihartは守備面で少し成長が見られているようだし、打撃よりも今は守備なので良いのですがね。お金があったら、WASに決まったけど、ずっと売れ残っていたMatt Wietersでも短期で抑えても良かったですね。

デプス気味の選手に目を当てると、R. Castilloが最初の試合で怒られたものの、以降はなかなか好調。D. Marrero、M. Hernandezも控えIFの座に向けてアピールを続けている。一方、ロスターに残れなければウェーバー行きのBrentzは厳しい。ちょっと目を引くのが、今日もCFで先発のSelsky。1Bや両翼を多く勤めていた選手ですが、1Bとしてはパワーはイマイチな代わりにコンタクトに優れる。CFを最低限守るなら、OFのデプスとして有用かもですね。


[Poll Result]

☆ #9はChathamとなりました。指名時はちょっと肩透かし気味だったけど、SSとしてはパワーも見せており意外と面白いかもしれない。16年はあまりに打席数が少なかったし、17年はそのパワーとSSに留まれる守備を期待通りに見せてくれるかが見どころ。さてランキングも#9まで来て、次は最後の#10です。よろしくお願いいたします。


○ 2017年度、BOSの#9 Prospectは誰?(回答23)

1. C.J. Chatham - 7 (30%)
2. Nick Longhi - 4 (17%)
2T. Jake Cosart - 4 (17%)
4. Trey Ball - 3 (13%)
5. Roniel Raudes - 2 (8%)
6. Josh Ockimey - 1 (4%)
6T. Mike Shawaryn - 1 (4%)
6T. Luis Ysla - 1 (4%)

2017年3月5日日曜日

17' Today's Topics - 3/3

[Today's Topics]

☆ 今日は、マイナー組織がMLB公式で全体トップと評価されたATLに快勝。また今年も下位に沈んでProspectを蓄えるんですかね。Benintendiが4の4。産みの苦しみを抜けて勢いが出て来たよう。前回、H. RamirezがWBCに出場する、という話題を書きましたが、次の日に正式に出場取りやめに。う~ん、状態良くないのか。

そして同日には、D. Priceが肘を痛めて、Dr. James Andrewsのセカンドオピニオンを聞きに訪れた、という名前を聞くだけでTJ確定にも思える情報が流れましたが、どうやら肘の腱自体には損傷が無かったようで、Farrell監督が言っていたように、プリコーションのためのセカンドオピニオンだったようです。

ベストケースで10日ほどで復帰できるよう。一応先発は現状で6人いて、現段階では全員が健康だった場合はマイナースタートになりそうなE. Rodriguezも前回はピシャっと投げるなど、一人なら抜けてもどうにかなる(+BOSの日程だと、先発五人目が必須になるのは4月半ば)のですが、S. WrightとPomerantzの状態が不透明、かつOwens、B. Johnsonが今年もイマイチなST、とデプスに不安が残るだけに大事に至らなくて良かった。

17' Vanderbilt Commodores Game Results -3/3~3/9-

5番に打順を落として、ようやくJeren Kendall (Jr.-OF)にエンジンが掛かってきました。まぁでも全体上位指名を狙おうとしている選手が、4番までを打っていないのはちょっと情けないし、いずれ3番あたりに戻って来るのを期待したい。前週の結果はこちら


[3/3 (vs Cal State-Northridge)] - Box
エースKyle Wright (Jr.-RHP)がまさかの開幕三連敗。5.0 IP/6 H/5 R/3 ER/2 BB/8 Kと味方の守備に足を引っ張られたのはありますし、相手エースと当たっていることで、やや迫力に欠ける打線が援護し切れていないのは確かですが、それでも三試合続けて先取点を許すのはエースとしてはちょっといただけない。K/BBを見ても内容は上がって来ているし、次回は必ず勝ち星を。

2017年3月2日木曜日

17' Today's Topics - 3/1

[Today's Topics]

☆ 今日は同地区BALとのゲームでしたが完敗。期待しているOwensですが結果が出ないですね。一昨年見たゲームでも打たれた後、イップス気味になってただけに、結果が何よりも欲しいところですが。 あとはBenintendiもやっとこの春初ヒットがHRででましたが、スライス気味の打球を逸らしてしまったり、まだ未熟な部分を垣間見せています。まぁこちらは心配していませんが。

それより気になるのは新セットアップのThornburgが前回に続き、派手に炎上。計1.1 IPで7 H/9 Rという。昨年もSTでは悪かったのがシーズンは素晴らしかったので、気にし過ぎてもいけないとは思いますが、実績の浅い投手だし、フォームもバラバラだったそうなので。

あとはH. Ramirezは依然WBCに出場予定のようですが、肩を痛めているようで、球団側はあまり無理させたくない様子。一昨年の移籍一年目も肩のケガを引きずって低調だっただけに、嫌な感じです。Prospectでは、Travisは好調ですね。何気にD. Marreroがガンバっているのもちょっと嬉しい。