2017年3月28日火曜日

Prospect Profile: Bryan Mata, RHP

今回は、昨年のDSLで17歳で先発として好投した、Bryan Mataくん。パッケージ契約による有望株との契約無効などもあってゴタゴタしたDSLにおける数少ない希望です。FILでもインプレッシブで、傘下のTop 30級に名前を挙げる識者も。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Bryan Mata (ブライアン・マタ)
Full Name: Bryan Eduardo Mata
Position: RHSP
Born: May 3, 1999
Birthplace: Maracay, Venezuela
Height: 6-3
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2016)
Signing Bonus: $25,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

若いながら非常に上背があり、細身の身体には筋肉の付く余地がある。力の抜けたフォーム。球速は元々90 mph前半だったが、18年に大きく成長し、最速96~97 mphを記録するように。タイトに変化する76~77 mphの11-to-5のカーブがメインのセカンドピッチ。80 mph前半のチェンジアップは磨かれていないが、アームスピードは良い。


[Background]

15年の7月にMILと合意していたが、ケガで破談に。年明け1月に、元々予想されていた額よりも安い、たった$25KでBOSと合意。パッケージ契約のペナルティーとして、16'-17'シーズンの海外FA契約を禁止されたBOSだったが、16年の1月に契約していたため、16年度の海外FAとしては傘下で最も大きなボーナスを受けとった選手になった。


[Profile]

16' : DSL2でプロデビュー。先発として安定した投球でローテを守り切り、イニング数と同数の奪三振、それに被打率や与四球率も良かった。秋はFILでインプレッシブな投球。

17' : 途中合流ではありますが、2クラススキップのLow-A Greenvilleで安定した投球。被打率、奪三振率、与四死球率と飛び抜けてはいないが、十分満足できるスタッツ。ゴロ率も高い。中盤少し打たれる試合が目立ったが、最終盤は再び持ち直して安定した投球を見せた。

18' : 体格の向上と共に球威が大幅アップ。最速96~98 mphと傘下トップクラスに成長。ただ急激な変化に適応できなかったか、High-A Salemでは、制球が大幅に悪化。Futures Gameにも出場し、知名度も向上。

19' : 開幕から昨年は制球難で苦戦したHigh-Aでほぼ完璧な投球。さっさとAAに上がれそうだったが、ケガをしてしまい、結局シーズン半ばまでAAには上がれず。AAでは被打率と制球がやや悪化したが、20歳としては十分か。球速は98~99 mphを記録することも。AFLではもう一歩で、コマンドはまだ改善の余地あり。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : STで肘を痛めTJに。

22' : TJが明け、Low-Aから順番にAAA Worcesterまで順調に戻って来ている。Brayan Belloには追い越された形となったが、100 mphを記録するなど、依然傘下でも上限はトップクラス。

23' : 球威こそそれなりのものを見せ続けているが、あまりにもケガが多く、ディベロップメントできない内に、そろそろ伸びしろが期待できない年齢に。


[Comment]

年齢の割にはまとまった選手で、体格も良いということでスカウト受けしそうな選手なのは間違いない。ただ上のクラスに上がって行くには、現状平凡な速球で向上が必要そう。

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