2022年12月25日日曜日

23' Draft Watch - Draft Board 7 (M-IF)

2B/SSです。Jacob Gonzalez、Jacob Wilsonはともかく、Arjun NimmalaはMayerがいる中でもかなり魅力的ですが、獲れる可能性は低そう。Matt ShawやColin Houckも可能性はありますが、それなら捕手やOFの方から獲りたい気も。


[23' Draft Board (M-IF)]

Arjun Nimmala, SS, Strawberry Crest HS, FL (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 170
Commitment: Florida State
Ranking: MLB #11
Projection: Likely Top 10

Comments: スラっとした体格だが、優れたパワーポテンシャルを持ち、ディシプリンに優れる点も魅力。平均以上の走力や肩に加えてナチュラルな動きでSSに留まる可能性が高い。個人的には#14で希望する選手のリストのトップだが、恐らく残ることは無さそう。インドの血筋を引いているようで、元々はクリケットをプレーし、よくインドにも遠征していたよう。


Jacob Wilson, SS, Grand Canyon (Jr.)

Photo from gculopes.com

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 175
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #10
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: 父は元オールスターのJack Wilson。父がコーチをするHSでプレー後、COVID-19もあり進学。後から父も同大のコーチへ就任している。飛び抜けたパワーはないが、22年はシーズンでたった7三振とコンタクトが素晴らしい。スピードは平凡だが、SSでプレーできそう。肩は平均以上で、長身なので、コンバートになるなら3Bか。


Jacob Gonzalez, SS, Mississippi (Jr.)

Photo from redcuprebellion.com

B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #18
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: フレッシュマンの時はチームのCWS制覇に貢献し、全米最優秀フレッシュマンに。22年は18 HRとパワー面を重視したためにやや打率を落としたが、基本的にはナチュラルヒッタータイプと見られている。我慢や広角へ素直に打つ意識はプロではより重要になるだろう。スピード、肩と飛び抜けていないが、SSでプレーしていくことは可能だろう。南米系のピュアSSがいるチームでは2Bあたりに移る可能性もありそうだが。


Matt Shaw, SS/2B, Maryland (Jr.)

Comments: BOS関連選手編を参照。


Tommy Troy, SS/2B/3B, Stanford (Jr.)

Photo from theitem.com

B/T: R-R
Height: 5-10
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #17
Projection: Mid 1st round

Comments: HS時代も著名な有望株だったが、COVID-19の影響とStanford大のコミットでスリップ。フレッシュマンからチームのレギュラーを務め、22年はCape Cod Leagueで最優秀選手に選ばれ、評価を上げた。パワーは平均的だが、選球眼がよく、またラインドライブで強い打球を放つ。スピードはプラス。元々2Bだが、23年は3Bで起用されているが、2B向きと見られる。


Colin Houck, SS, Parkview HS, GA (HS)

Photo from maxpreps.com

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 190
Commitment: Mississippi State
Ranking: MLB #12
Projection: Mid 1st round

Comments: アメフトのQBとしても有名な2スポーツアスリート。その恵まれた身体ツールで、パワーはプラスの可能性。この手の選手にはありがちな磨かれていないタイプであり、ハイリスクハイリターン。身体的にまだ成長しそうで、いずれスピードはやや落ちてきそうだが、肩も強肩でSSに留まる可能性はある。


Colt Emerson, SS/3B, Glenn HS, OH (HS)

Photo from whiznews.com

B/T: L-R
Height: 6-0
Weight: 185
Commitment: Auburn
Ranking: MLB #29
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: アメフトのWRとしても有望なアスリート。優れたバットスピードを持ち、現在はラインドライブヒッターだが、将来的には20 HR以上打てるだろう。現在はSSだが、プロでSSで務めるほどの守備ツールではないよう。Team USAでも守った3Bになるだろうと見られる。


Walker Martin, SS, Eaton HS, CO (HS)

Photo from Youtube

B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 190
Commitment: Arkansas
Ranking: MLB #30
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: アメフトのQBでもプレーしており、以前はあまりスカウトがチェックできていなかったが、最近評価を高めている。細身だが、優れたパワーポテンシャル。現時点ではSSでプレーできるが、筋肉の付く可能性が高そうで、そうなると体格的に3Bになりそう。


George Lombard Jr., SS/3B, Gulliver Prep, FL (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 190
Commitment: Vanderbilt
Ranking: MLB #31
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: 父は地元ATLにドラ2でドラフトされ、6年のMLBキャリアを積んだ。三振は多く、未完成だが、既にプロでも通じるフィジカルで、パワーが非常に高い。身長も高く、強肩のため、多くは3B向きと見るが、スピードも非常にあるので、SSをある程度こなしていけると見るスカウトも。


Sammy Stafura, SS/OF, Panas HS, NY (HS)

Photo from Baseball America

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 190
Commitment: Clemson
Ranking: MLB #32
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: 北東部New York州出身。広角に長打を打てるが、ナチュラルなコンタクトより、ハードヒット志向が強く、やや堅いスウィング。優れた運動能力でCFでもプレー経験があるが、強肩でSSとしての評価を高めており、SSに留まる可能性がある。


Kevin McGonigle, SS/2B, Monsignor Bonner HS, PA (HS)

Photo from maxpreps.com

B/T: L-R
Height: 5-11
Weight: 185
Commitment: Auburn
Ranking: MLB #33
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: Philadelphia近郊の出身でPHIの熱烈なファン。Chase Utleyに憧れているそう。左打ちである点は共通だが、パワーの伸びしろ的にはUtleyほどにはならないかも。一方でコンタクトは素晴らしい。肩はイマイチで、2B向きとも。


Mitch Jebb, SS, Michigan State (Jr.)

Photo from theonlycolors.com

B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #46
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: ソフモアまでのプレーと昨熱のCape Cod Leagueでの活躍で評価を上げたが、今季は手首のケガを抱えたままプレーしており、少し苦しんでいる。ナチュラルヒッターで、パワーや選球眼よりもとにかく当てていくタイプ。スピードは高いが、肩は平凡で2BやOF向きか。


Maui Ahuna, SS, Tennessee (Jr.)

Photo from vcpbaseball.com

B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 170
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #48
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 昨年はKansas大でプレーし、好結果を残していたが、トランスファーポータルを利用してTennessee大へ転校。アグレッシブなヒッターだが、優れたヒッティングスキルを持つ。生来のHR打者ではないが、スウィングプレーンがアッパーのため、ある程度のHRを打つだろう。プラスのスピードと肩でSSに留まれるだろう。


Adrian Santana, SS, Doral Academy, FL (HS)

Photo from news.scorebooklive.com

B/T: S-R
Height: 5-11
Weight: 155
Commitment: Auburn
Ranking: MLB #38
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: トップクラスのスピードを誇るアスリートで、SSに留まる可能性が最も高い選手の一人。一方で、生来のツールはあるものの、フィジカルが未完成で、打撃についてはまだ発展途上。


Roch Cholowsky, SS, Hamilton HS, AZ (HS)

Photo from palmbeachpost.com

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 185
Commitment: UCLA
Ranking: MLB #44
Projection: Supplemenatal 1st round to 3rd round

Comments: 父のDanはマイナーリーグでプレー後、各チームでスカウトを務めている。クラスの中でも若い選手だが、高いベースボールIQも特徴。優れたコンタクトが持ち味。アメフトのQBも務め、肩は申し分ないが、スピードやナチュラルな守備スキルという点では2Bもしくは3Bへ移る可能性が高い選手。


Cooper Pratt, SS, Magnolia Heights HS, MS (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 195
Commitment: Mississippi
Ranking: MLB #45
Projection: Supplemenatal 1st round to 3rd round

Comments: 長身のSSということで、Gunnar Henderson (BAL)と似ているとも。長身だが、パワーよりもナチュラルなコンタクトを重視したスウィングだが、一方で生来のパワーはあり、オーバースウィングすることなくパワーを見せられる。長身だが、ナチュラルなディフェンダーで、同時期のHendersonよりも守備の安定感は上とも。HendersonのようにSSと3Bでプレーしていくことになるかも。


Luke Keaschall, 2B/OF, Arizona State (Jr.)

Photo from Arizona State University Athletics Official

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #90
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 最初の2年間をSan Francisco大で過ごしてトランスファー。3年間高いレベルで安定したコンタクト。今季レベルが高いリーグでもそれを証明して評価アップ。パワーも付いて来ているが、どちらかというとナチュラルヒッター。スピードは平均的だが、走塁は積極的。守備は過去はSSだったが、肩が弱く。今季は2Bへ。OF経験もあるので、2B/LFというタイプだろう。先輩のRb Refsnyder (BOS)に似ているか。


Max Anderson, 2B, Nebraska (Jr.)

Photo from omaha.com

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 215
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #91
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 元々はTexas A&M大にコミットがあったが、COVID-19でレギュラー格の多くがプロ入りしなかったことから、地元Nebraska大へ進学。カンファレンストーナメントまででD-1をトータルベースでリードしている。生来のパワーはさほどでもないが、逆方向へも強い打球を放てる。安定してラインドライブを放つ能力の高い選手だ。レンジ・クィックネス共にイマイチで肩もあまり強くなく、過去は3Bだったが、現在は2Bへ。Max Muncy (LAD)のようなオフェンシブな2B/1Bタイプになりそう。


Josh Rivera, SS, Florida (Sr.)

Photo from USA Today

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 215
Last Drafted: 22nd round (19') by SD
Ranking: MLB #87
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: IMG AcademyでプレーしたHS時代から著名な選手で高い期待でFlorida大に迎えられたが、最初の3年は打席で貢献できず。ただケガの影響もあったようで今季は好調。評価を高めている。理想的なスウィングではないものの、選球眼が良く、今季は安定したコンタクトを見せ、それに伴い生来のパワーも発揮してきている。さほどスピード、レンジはないが、シュアなディフェンダーで、肩も強く、SSに留まる可能性がある。ややリスクはあるが、シニアーサインとしては上限がある。


Brice Matthews, SS/2B, Nebraska (Jr.)

Photo from nebraska.rivals.com

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #57
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 過去2年は攻守にやや苦戦したが、今季成長を見せている。打球速度はカレッジ全体でも上位。20 HR以上打てる可能性がある。やや引っ張り好きで、確かな成長は見られるがコンタクトにはまだ疑問が。以前はアメフトのQBとしてプレーしており、非常に優れた運動能力とスピードがあるが、肩があまり強くなく、送球面でやや難。以前は2Bだったが、SSへのコンバートはやや苦労した。2B/CFというのも可能性だろう。


Cole Foster, SS, Auburn (Jr.)

Photo from on3.com

B/T: S-R
Height: 6-1
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #95
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 昨年までは出場機会が限られ、2Bでメインにプレーしていたが、今季SSへ転向。ボールをしっかり見るようになり、また広角に打ち分ける技術を身に付けたことで、オフェンスは劇的に向上。左打席の方が良い打者だ。飛び抜けたスピード、身体ツールを持たないがシュアな守備。SSを中心に複数のポジションを守るかも。Jed Lowrieに似ているか?


Nazzan Zanetello, SS, Christian Brothers HS, MO (HS)

Photo from Youtube

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 190
Commitment: Arkansas
Ranking: MLB #52
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 5ツールのバランスが良く、またメイクアップも評価される。美しいスウィングという訳ではないが、優れたバットスピードで、パワーポテンシャルも比較的高い。選球眼も優れている。スピードは70の評価を付けるスカウトもいるが、筋肉が付くと少し落ちて平均から少し上くらいになりそう。SSでプレーできるツールはあるが、CFなどマルチロールでプレーしていく可能性も。


Tai Peete, SS/RHP, Trinity Christian HS, GA (HS)

Photo from lakesportspoint.com

B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 195
Commitment: Georgia Tech
Ranking: MLB #53
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 8月まで18歳にならない若い選手だが、パワー、スピードはクラスでもトップクラス。磨かれていないが、スウィングスピードが非常に速く、プラス以上のパワーの可能性。投手として95 mphを投げる肩もあり、SSに留まるツールは持っているが、身体の成長次第では3BやOFも。


Roman Martin, SS, Servite HS, CA (HS)

Photo from news.scorebooklive.com

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 175
Commitment: UCLA
Ranking: MLB #69
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 攻守に高い才能を持つが、ややスウィングが大きく、ショーケースで良くないプレーを見せることも。守備の方はズバ抜けたスピードは無いものの、SSとしての動きやグラブ捌きに優れ、プラスの守備者になれるかも。Teams USAなどでも活躍しており、レベルの高い地域でプレーしていることから、他地域の選手より成績が落ちても仕方ない部分も。とは言え、UCLAコミットもあり、やや指名の難しい選手になっている。→ドラフト対象から外れることを申請したよう。


Antonio Anderson, SS/RHP, North Atlanta HS, GA (HS)

Photo from macksmets.blogspot.com

B/T: S-R
Height: 6-3
Weight: 205
Commitment: Georgia Tech
Ranking: MLB #77
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 両打だが、シンプルなスウィングの左打席の評価が高い。体格もあり、オフェンスの上限は非常に高い。少なくとも20 HRを打てそうなパワーに加えて、ブレイキングボールの対応やディシプリンも高い才能を持つ。HSではSSを務め、投手としても91 mphを投げる肩も申し分ないが、長身に加え、運動能力も平凡で、恐らく3B/1Bがメインになるだろう。

2 件のコメント:

フェンウェイパーク さんのコメント...


一時期のエプスタイン体制のCHCみたいに、たくさん同じポジションの有望株を集めれば、トレードに出す余裕も出るという戦略もアリかと(苦笑)。

ところで、LADはBauerの復帰が早まることに変わったため、大物には手を出さず、かつ、今オフも色々抜けたのに、贅沢税ラインぎりぎりらしいですね。
FA大谷の獲得競争で優位なチームは益々絞られてきそう....やはり来年のBOSが狙う気がしてきました。
野手の大物が少ない来オフの中でも一番若いDeversはFAで確実に出ていくと思うので、中心打者の左打ち被りもないし。


ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

それもそうですが、そもそもSSとかでプレータイムが得られないとなると評価も上がらないですからね~。

ただ確かにM. Romeroなんかは今の調子で来季Low-Aで良いスタートを切れば、夏にはかなりのトレードチップになるのでタイミングが合いそうなら戦略としてはありえなくはないですね。

Bauerを$10Mくらい負担して獲って、有望株を付けてもらうような交渉もしても良いかなと一瞬思いました。

なんかMassachusetts州はミリオネアの税金が上がったらしいので、有力代理人が付いている選手は交渉しづらいのかも。。。