2020年9月28日月曜日

20'-21' Offseason By Position Outlook - Starter

前トップが勝利最優先で走り続けた結果の負債がある中で、贅沢税リセットを決めた時点で今季の趨勢は大方決まっていましたが、予想通りの負けシーズンに。先発はその最大の要因でしたが、最後は明るい兆しも。そんな中で来季のポジション毎の展望など。まずはSP編から。

黒字は基本的に枠確定しているメンバー。青字は25人枠にはほぼ確定しているけど、ポジション・起用法が決まっていない選手。赤字はトレードやノンテンダー等で、流出の可能性あり。緑字はマイナースタートの可能性もある選手。灰色はFAなど再契約しなければ流出予定の選手。*は40人ロスター外の選手。


[20' Starter's Contract Review]

LHSP Chris Sale (21': $30M, under contract through 24')
LHSP Eduardo Rodriguez (21': arb.3)
RHSP Nathan Eovaldi (21': $17M, 22': $17M)
LHSP Martin Perez (21': $6.25M)

RHSP/RP Nick Pivetta (21': arb.1, MiL option: 0)

RHSP Zack Godley (21': arb.2, MiL option: 0)
RHRP/SP Ryan Weber (21': min., MiL option: 1)

RHSP Tanner Houck (21': min., MiL options: 3)
LHSP Kyle Hart (21': min., MiL options: 2)
RHRP/SP Chris Mazza (21': min., MiL options: 1)
*RHSP Bryan Mata (under MiL contract, Rule 5)
*LHSP Jay Groome (under MiL contract, Rule 5)
*RHSP Connor Seabold (under MiL contract, Rule 5)
*RHSP Denyi Reyes (under MiL contract, Rule 5)
*RHSP Thad Ward (under MiL contract)

RHSP/RP Stephen Gonsalves (MiLFA)
LHSP/RP Daniel McGrath (MiLFA)

20年の主な先発投手の来季の契約状況まとめです。C. Saleが契約延長直後にTJ。痛いですが、今季が短縮シーズンかつ贅沢税リセットで中休みのシーズンだったので、その意味ではタイミングは一番マシだった。来季中盤以降に戻って以前のような投球を見せてくれるなら問題ない。

逆に痛かったのはE. Rodriguez。COVID-19の影響か心臓に後遺症を抱えて結局シーズン丸々休養。新規な感染症ということもあり、何とも言えないが、血栓関係だと来期以降も戻って来れるのか不安はある。

Eovaldiは予想通り。大体が良い面だけを見て大盤振る舞いしたDave Dombrowskiのせいな訳だが、先発に薄い状況で良いトレード話もある訳もなく、ローテ投手として、できるだけ良い部分を多く出してもらうしかない。

M. Perezについては残り1年となるので、良い話があればトレードも、とも思っていたが、最終盤はイマイチな内容で、そこまで大きなトレード話もないだろうし、ローテが余っている訳でもないので、普通に一枠を任せて、本人の調子とチームの調子次第で夏のトレードを狙う形になりそう。

最後二人で5戦5勝と素晴らしい投球を見せたPivettaとHouckはそれぞれリリーフ、マイナーの可能性もあるが、よほど先発に集中してFA契約やトレードをすることが無ければ先発枠に入って来るだろう。Pivettaはシーズンを通しての安定性、Houckはイニング制限もある可能性が高いので、二人が揃って1年ローテを守る計算はしづらいが、Saleの復帰や夏のトレード等も併せて乗り切りたい。

現状だと、Eovaldi、Perez、Houck、Pivettaの4枠が有力。Rodriguezは健康次第だが、開幕は怪しいと個人的には見ている。HouckやPivettaの上記した点もあるし、来季しっかりPOを狙うなら、先発は1枚は獲得が必須だろう。

逆にもしリビルドと両にらみなら、Godleyやオープナーなどでやり繰りして様子を見たり、Saleの復帰までつなぐ可能性もあるがどうか。マイナーからも開幕は無理だろうが、後半戦には起爆剤になりうる選手が待機している。

Mataを筆頭に、Groome、Seaboldなども上げられる可能性はあり。22年には少なくともそれなりの体制になっているのではないかと思える。出ていくのはS. GonsalvesとMcGrathくらいか。通常の年であればチャンスがあったかもしれないが。


[Depth Chart (MLB)]

Starter (Likely) : LHP Eduardo Rodriguez*, RHP Nathan Eovaldi*, LHP Martin Perez*, RHP Garrett Richards*, RHP Tanner Houck* or RHP Nick Pivetta*
Depth : RHP Garrett Whitlock*, RHP Ryan Weber, LHP Kyle Hart, RHP Brian Mata*, LHP Jay Groome*, RHP Connor Seabold*
IL : LHP Chris Sale*

(10/26追記)Zack GodleyがFAに。
(11/1追記)Martin Perezのオプションを行使せず。
(12/10追記)WhitlockをRule 5ドラフトで指名。
(1/16追記)M. Perezと再契約。
(1/23追記)Richardsと契約。


[Depth Chart (AAA)]

Starter (Likely) : LHP Kyle Hart, RHP Bryan Mata*, RHP Connor Seabold*, LHP Stephen Gonsalves, RHP Daniel Gossett
Starter (Possibly) : RHP Ryan Weber

Hart、Mata、Seaboldは確定かな。Mazzaも切られる可能性もあるが、マイナーオプションが残っているので、40枠が足りない状況でなければ残りそう。

(11/1追記)Gonsalvesと再契約。
(1/4追記)Gossettと契約。
(2/17追記)Chris MazzaをTBへトレード。


[Depth Chart (AA)]

Starter (Likely) : LHP Jay Groome*, RHP Thad Ward, RHP Denyi Reyes, RHP Frank German
Starter (Possibly) : RHP Kutter Crawford, RHP Andrew Politi, RHP Roniel Raudes, LHP Matt Kent

Groomeはこれまでの経歴からHigh-Aの可能性もなくはないけど、AAで通じるパフォーマンスを見せると期待。Ward、D. Reyesあたりまでが確定か。リリーフとどちらかでCrawford、Politi。あとはケガ明けのRaudesが争うか。

(1/25追記)NYYからGerman獲得。


[Depth Chart (High-A)]

Starter (Likely) : RHP Chase Shugart, RHP Bryan Bello, RHP Josh Winchowski
Starter (Possibly) : RHP Ryan Zeferjhan, LHP Chris Murphy, RHP Yusniel Padron-Artiles, RHP Yasel Santana, LHP Enmanuel De Jesus, RHP Alex Scherff

Shugart、Belloが確定で、Scherffも可能性は高い。年齢と実績を考えればリリーフで再起を図る方が良いかもだが。あとは年齢的にはZeferjhanとMurphyもここだろうが、20年シーズンがキャンセルになり、フルシーズンデビューできていないのでどうか。Padron-ArtilesやY. SantanaもLow-A実績は少ない。

(11/17追記)De Jesusと再契約。
(2/10追記)NYMからWinchowskiを獲得。


[Depth Chart (Low-A)]

Starter (Likely) : LHP Aldo Ramirez, RHP Brock Bell, LHP Shane Drohan
Starter (Possibly) : RHP Chih-Jung Liu, RHP Ryan Zeferjhan, LHP Chris Murphy, LHP Jorge Rodriguez, LHP Jeremy Wu-Yelland, RHP Felix Cepeda, RHP Aaron Perry, RHP Bryan Lucas, RHP Brian Van Belle
ML : Noah Song

A. Ramirez、Bell、Drohanに、High-AとどちらかでZeferjhan, Murphy。
さらにJ. Rodriguezや、Wu-Yelland、Cepedaといった選手がひしめき、さらに台湾の有望株Liuの存在もある。通常ならショートシーズン開始だとは思うが、今季が無かったので、直接Low-Aもありうるかも。Songは兵役2年の内、1年はこんな年になってどのみち投げられなかったのは幸い。もう一年我慢だが、22年に期待。


[Depth Chart (XST)]

RHP Bradley Blalock (SS-A), RHP Blake Loubier (SS-A), RHP Wikelman Gonzalez (GCL), RHP Gabriel Jackson (GCL), RHP Juan Daniel Encarnacion (GCL), RHP Luis Perales (GCL/DSL), RHP Nathanael Cruz (DSL), RHP Cesar Ruiz (DSL), RHP Carlos Reyes (DSL), RHP Francis Hernandez (DSL), RHP Alvaro Mejias (DSL), RHP Jedixson Paez (DSL), RHP Christopher Acosta (RL)

2 件のコメント:

フェンウェイパーク さんのコメント...


Bettsが去り、主砲JDがあんなに不調だったのに、チーム打率はアリーグ1位、本塁打数6位、二塁打数1位、三塁打数7位、出塁率3位。
かたやチーム防御率5.58はアリーグ14位、被打率0.281は15位、被本塁打98も15位、与四球252も15位。

オフの補強、海外ドラフト、来年ドラフト.....投手陣再整備に一点集中なのは間違いないですよね。
Houck、Pivetta、Hernandez、Taylor、Tapia、Mata、Groome、Ward、Liu、Feltman、Drohan、Zeferjhan.....一人でも多く、そして早く成長してくれることも祈りたい。

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

Moreland、Pillar、Plawecki、Munozとか伏兵が結構活躍しましたよね。JBJも何気割と良い数字でシーズンを終えたし。JDMなんかも最後は少し持ち直した。

Dalbec、Chavisあたり穴のある選手もいるけど、割と変化に富んで良い打線だったのかもしれないですね。

あとはBenintendiが復活してくれればそれなりの形になると思うのですが。

ひと昔前にくらべて球威のある選手が多くて、期待したいですが、MLB全体的に速い球を投げる選手が増えているし、球威だけじゃなくて、コマンドとか変化球もしっかり指導して欲しいですね。