2025年7月14日月曜日

25' Draft Results - Day 2

初日は良いドラフトになったのにリアルタイムで見れず残念無念。まぁでも少し携帯でチェックしながらニヤニヤしていましたが(笑)。コメントで盛り上がってくださった皆様ありがとうございました。明日朝4時起きで羽田に移動なので、週末まではコメント欄で少し書き込めるかどうかというところですが、そちらが盛り上がるような二日目の指名に期待ですね!


[25' Draft Day 1 Results (July 14, 2025)]

4. Mason White, SS, Arizona (Jr.)

B/T: L-R
Height: 5-11
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #143/BA #161

Comments: 上背はないが優れたパワーを誇るIF。Michael Chavisとイメージが被る。昨年はカレッジでも打席の3割以上で三振を喫していたが、今季途中で少しセットアップを整えた後は数字が良くなった。過去二年はSSに固定されているが、スピードは平凡で過去には2B/3BやOFの経験もある。UTな選手になりそう。


5. Christian Foutch, RHP, Arkansas (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 240
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #238/BA #258

Comments: 優れた体格から常時98 mph前後、最速100 mphのパワーアームでHS時代から著名な選手だが、ややフラットな球筋で、制球・コマンドもイマイチのため、支配的な投球を示せていない。ジュニアーイヤーもクローザーとして開幕したが、降格になっている。スライダーの感覚も失っているよう。ただスプリッターを交えるようになって内容は改善。素材としては悪くないので、変化球を効果的なものに整えていけばセットアップの可能性。


6. Leighton Finley, RHP, Georgia (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 225
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #357

Comments: Goergia大で過去2年ローテを務める。ショートなら98 mphまで出ているが、基本的には91~95 mphあたりを推移する。ボールを隠すメカニクス。スライダーがセカンドピッチ。チェンジアップは平凡。もう一歩パワーが欲しい感はあるが、先発向きの選手ではありそう。


7. Myles Patton, LHP, Texas A&M (Jr.)

B/T: R-L
Height: 6-3
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #157

Comments: 昨年までは地元Long Beach州立大でプレー。速球は90 mph前後から最速93 mphと平凡。スライダー、チェンジアップもさほど特筆すべきボールではないが、安定した制球と投球術でカレッジでは活躍して来た。


8. Dylan Brown, RHP, Old Dominion (Jr.)

B/T: R-L
Height: 6-5
Weight: 230
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #226

Comments: 優れた体格からクロスファイヤーで投げる速球派90~94 mph。スライダーもパワーを増して80 mph中盤を計時するように。チェンジアップも自信を持って投げている。プロではもう一歩スタッフが欲しい気もするが、制球も優れており、先発下位の可能性はあるかも。


9. Jacob Mayers, RHP, Louisiana State (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #357

Comments: 速球は平均97 mph近く。最速102 mphも記録したが、かなりのノーコン。Nicholls州立大の先発を2年務めて今季LSUに移籍したが、三振と同じくらいの四球を出している。スライダーやチェンジアップも90 mphを超える球速がある。


10. Maximus Martin, SS/OF, Kansas State (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #223/BA #184

Comments: 北東部New Jersey州出身。Rutgers大、Georgia大と、3年とも異なる大学でプレー。プルヒッターで早打ち。三振も多いが、パワーに優れる。生来のスピードはプラスだが、あまりそれをベース上でもフィールドでも生かせていない。SSとCFを務めているが、将来的には2BやC-OFが適正と見られる。ややベースボールIQに問題ありか。


11. Barrett Morgan, RHP, Cowley County College, KS (JC-So.)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 230
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: Texas A&M
Ranking: None

Comments: JCでは奪三振率18近くと圧倒的な内容で来季からTexas A&M大へ進学予定。速球は最速97 mph。カーブがセカンドピッチ。


12. Ethan Walker, LHP, Kentucky (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: 2年間をLongwood大で過ごしてトランスファー。最近のセレクトの中ではさほど大柄ではないが、速球は平均91~92 mph、最速95 mphと左腕としてはまずまずか。スライダーがセカンドピッチ。チェンジアップ、カーブ、カッターなども交える。


13. Jack Winnay, 1B/3B/OF, Wake Forest (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #384

Comments: 地元Massachusetts州出身。3Bとして指名しているが、Wake Forest大では1BとC-OFでの出場が多い。ツールの評価は平凡だが、強豪校で結果を残している。3割を超えるAVGに2年間で35 HRとパワーのアウトプットも。ボールの見極めも良い。


14. Carter Rasmussen, RHP, Wofford (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 235
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: Minnesota州の生まれで、HSはTexas州、カレッジは一旦Rhode Islands州のBrown大へ進学の後、South Carolina州Wofford大へトランスファー。リリーフメインで速球は平均92~93 mph、最速97 mph。カッター、カーブ、スライダー、チェンジアップと投げる。


15. Skylar King, OF, West Virginia (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: スピードとディフェンスに特化した選手。オフェンスは生来のパワーはなくはないようだが、HRよりもラインドライブを意識したスウィング。


16. Jason Gilman, LHP, Kean (Gr.)

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: D-IIIのカレッジで先発。150球以上投げて完投したゲームもあったよう。


17. Patrick Galle, RHP, Mississippi (rSo.)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 215
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: 昨秋には100 mphを連発していたよう。今季は平均で96 mph超、最速99~100 mph。カッター、スライダーも投げるよう。ケガ明けということもあるのか試合ではあまり投げていない。


18. Cade Fisher, LHP, Auburn (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: 2年間Florida大でプレー。トランスファーポータルでは有望視されていた選手。速球は平均で87~88 mphだが、最速94 mph。低めのアームスロット。スライダー、チェンジアップも投げる。


19. Fabian Bonilla, OF, Christian Military Academy, PR (HS)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 200
Commitment: Florida Southwestern State College
Ranking: None

Comments: 今季唯一のHSの指名選手。各誌でランキングされていないが、プエルトリコでは以前から活躍しているよう。優れたスウィングスピード。


20. Garrison Sumner, RHP, Brigham Young (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: 速球は平均90 mph、最速95 mph。スライダーとチェンジアップを投げる。


[Summary of Day 2]

印象の良い初日から、やや好みが分かれるだろう感じの2日目となった。21人の指名選手の内、16人が投手。さらにJuCoの選手1名、HS選手1名以外の19人は全員カレッジ。

昨年もカレッジ投手中心のセレクトではあったが、それはその前のChaim Bloom時代には逆に野手中心の指名をしており、バランスを取る意味合いもあったのかとの理解だった。

更に昨年は、ドラ1でBraden Montgomery (CWS)を抑えたし、HSの2way選手のCasonも指名しており、その上で、ミッドレベルのボーナスは投手に多めに振り分けてローリスクでリターンを狙うという形に見えた。

今季はマイナー層もTop 3の卒業間近で投手の方が厚い状況だし、ここまで投手ばかり指名するメリットがあまり感じられない。以前LAAも同じような指名があったが、あまり成果は出ていないという認識。

フロントからは上位で狙っていた野手が指名時点で消えていたのと、下位では投手の方がスカウティングしやすいということを言っていたが、後ろ半分はただの言い訳に聞こえる。スカウト人数も少し削減されたような背景もあるようだが。

確かに投手はトレードで相手のニーズを満たしやすいところもあるが、DRLもあるし、投手が多すぎて先発として十分期待を与えられないのであればトレード価値も上がらないと思うが。

数少ない野手の指名もHenry Godout (IF, Rd.2)はともかく、Mason White (SS, Rd.4)、Maximus Martin (SS, Rd.10)とも上手く育てば、ある程度打てるUTとして有用な可能性だが、コンタクトにいずれも不安を抱え、あまり好みの選手ではない。

トータルではKyson Witherspoon (RHP, Rd.1)は申し分ないが、75~80/100と少し引き下げたい。

5 件のコメント:

ソウシ さんのコメント...

2日目のドラフトの情報全然探せません・・・
詳しい人いたら教えてくださいませ

匿名 さんのコメント...

ララさんもサイドバーに掲載されてますけど、SOXPROSPECTで詳細が見れますよ。

ララ さんのコメント...

ソウシさん

今日、明日で更新していく予定ですが、下位ラウンドは情報探しづらいので、匿名さんの仰る通り、SoxProspect.comの記事や掲示板が要約に近いところが多くなる予定です。(苦笑)

BOS好き さんのコメント...

僕もララさんと同じくらいの評価ですかね

投手優先のドラフトということで、トーリやクラーク等が伸びてきていてそれらを例にマイナーリーグでの投手育成の力には自信がありそうなので、この中からどんな投手が出てくるのかというロマンは感じられるドラフトでしたが、もう少しうまくスロットを分散して使って欲しかったです。

ララ さんのコメント...

BOS好きさん

Tolleなんか、今トレードで出すなら、他のチームは喉から手が出るだろうし、複数の選手をそれくらいに育てて、自前先発+トレードバイトにできるなら勿論申し分ないんですけどね。

年寄っぽい言い方ですが、昔と比べて、コンスタントにマイナーで先発で投げる選手が少なくて、TJSみたいな長期から、Clarkeの指の豆で数か月休みがちみたいな状況からすると、そこまで潤沢に投手のプレミアムProspectを育てられるのかな?とも思いますが。