Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Will Middlebrooks (ウィル・ミドルブルックス)
Name: William Scott Middlebrooks
Positions: 3B/1B/SS/2B/(RHSP)
Born: September 9, 1988
Birthplace: Texarkana, Texas
Height: 6-3
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2007
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $925,000
High School: Liberty-Eylau HS (TX)
MLB Debut: May 2, 2012 (Boston)
How Left: Traded to San Diego for Ryan Hanigan (December 2014)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
5ツールタイプのバランス型3B。高校時代はSSでしたが、6'4"と非常に大柄で、BOSもSSで起用するか悩んだみたいだが、将来的には3Bになると見られており、最終的には3Bとして育てることにした。 選手としての特徴は、打力そのものよりも、傘下のIFで最高といわれるキャノンアームと、元々SSだったことを伺わせる守備力などを併せた総合力と言える。体格の割には信じられないほどスピードがあると言われ、走りまくる選手ではないにしろ、3Bとしては平均以上。MLBでも3Bとして十分な守備者になれると見られている。コンタクト能力はすごく高いわけではないですが、スウィングスピードは早く、プラスのパワーの持ち主。ディシプリンには未だ難を抱えるが、この部分が磨かれてこれば、3Bとしても平均以上のパワーを示すだろう。また年々引っ張りだけでなく、広角へのパワーを発揮できるようになっている。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #36。07年にBOSが指名した中では最高の選手と言われていた。HS時代は投手やフットボールもプレーするアスリート。Texas A&M大との2スポーツのコミットがあった。08年のSTではSSとしてプレーするが、ここでBOSは3B転向を決断。XSTで3Bにコンバート。
[Profile]
08' : 満を持して向かえた08年のデビューではSS-A Lowellで、コンタクトに苦しみ、209 ABで73 K。期待していたファンを大きく失望させたが、最後の1月ほどは適応を見せた。
09' : Low-A Greenvilleで、フルシーズンクラスデビューを飾り、ここでも前半戦はやはり苦しんだものの選球眼ではやや改善を見せ、後半戦はOPS .800以上をキープ。まだまだ三振は多いものの、期待されたパワーも少し見せ始めています。
10' : High-A Salemで、過去2年とは異なり開幕から絶好調。OPSが1.000を超え、また守備力でもスカウトを驚かせた。すぐにAAに昇格して、Top Prospectに名乗りを挙げると思ったんだけど、All-Starの辺りから調子が下降。前半改善が見られた選球眼も後退した。最終的には、前年より成績を引き上げたし、12 HRと期待のパワーも見せ始めたが、AVG、OBPなどは平凡。またK/BBが落ちていることを懸念する声も。
11' : 序盤からAA Portlandで絶好調。MLB全体にも名前が知られるようになり、Futures Gameにも出場。終盤AAA Pawtucketに昇格後はやや苦しんだものの、トータルで23 HR(+AFLで4 HR)。広角に長打を放てる能力も見せ始めた。ただやはりK/BBはイマイチで、スタッツ重視のファンからは育って平均レベルのレギュラーとも言われはしたが、BAなどから傘下でNo.1のProspectとされるように。
12' : 開幕からAAAで猛烈なスタートダッシュ。たったの24 G/93 ABで9発を放ち、絶好調で4月を終えると、5/2にKevin Youkilisの離脱したMLBにコールアップ。デビュー戦で二塁打を放つと、2試合目には早くもMLB初HR。次の日にはRF、LFに2本のHRを打ち分けるなど、瞬く間にチームの主軸打者と言えるほどに。
13' : 前年の手首のケガの影響に、STで肋骨を痛めた影響もあったのか、春先から調子が上がらず、見事なほど二年目のジンクスに嵌った。一旦DL入りして復帰も、Jose Iglesiasの台頭もあり、とうとう再びマイナー行きを告げられた。これには本人もショックを受けたようですが、IglesiasがDETにトレードされたこともあり、再昇格すると打撃爆発。前年の成績がフロックでないことを証明している。また一時期は2B控えがいなかったこともあり、HS以来の2B守備に就いた。
14' : Stephen Drewと再契約せず、SS Xander Bogaerts、3B Middlebrooksでスタートし、飛躍を期待されたものの、またもケガも少しあり、伸び悩むシーズンに。
14' Dec. : Pablo Sandovalとの契約により、3Bのポジションを失い、Ryan Haniganとの交換でSDへトレード。
15' : 開幕時レギュラーを務め、しばらく打っていたが、徐々に成績を落とした。控えに降格し、プロで初めてSSを守ったりもしたが、最終的にはマイナーに降格。マイナーでもイマイチ打てていない。
16' : MILへ移り、リビルドチームでの再起を喫したが、開幕から全く打てず、マイナーに降格。PCLの環境もあり、AAAでは打っているが。
17' : TEX傘下のAAAでまずまず打ってアピールし、終盤戦に機会を得て、しばらく打っていたが、結局は数字を落とし、アピールできず。
[Comment]
10年は、開幕ダッシュでいよいよ本格開花、と期待したけど、結果的には期待通りには行かなかった。ただ攻守で、着実に成長の気配を見せており、来季こそは。攻守に優れた素晴らしい3Bになれると思っているし、来季を楽しみにしたい。
(12年追記)マイナー下層では苦しんでいた選手で、決してトントン拍子で上がってきたわけではないですが、BOSらしく、じっくり磨きあげて、攻守ともに隙のない、素晴らしい選手になってきていると思います。自分的には平均以上のレギュラーどころか、十分に何度もAll-Starに選ばれるだけのポテンシャルがあると思います。今後何年もBOSの3Bは任せました!
(14年追記)ハムストリングを中心にケガも多かったし、本人にも原因はあったと思うけど、Ben Cherington GMの一貫しないチーム作りにも多大な被害を蒙ったと思う。マイナーに落とすなら落とすで、中途半端にすぐに上に上げたりしないで、何が問題でブレイクし切れないのか追求すべきだったと思う。まだ若いし、パワーは疑いがない。新天地でブレイクし、MLBのスター3Bになっていくことを願っています。
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