2020年5月22日金曜日

20' Draft Watch - Draft Board 3 (College-LHP)

カレッジのLHPです。ローテ上位になれる可能性のある選手はケガが多かったり、制球難気味だったり。指名するには、スカウトの眼力が大事になりそうな選手が多い。


[20' Draft Board (College-LHP)]

Asa Lacy, LHP, Texas A&M (Jr.)

Photo from The Battalion.com

B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 215
Last Drafted: 31st round (17') by CLE
Ranking: MLB #3
Projection: Top 5

Comments: HS時代からそこそこ有望と見られていたが、ボーナス要求でスリップ。昨年はソフモアながら、D-I全体でもトップクラスの成績を残し、Top 5の有力候補になった。速球は92~97 mph。投げ下ろす角度も良い。スライダー、カーブの両方を投げるが、スライダーの方が良く、プラスのボール。チェンジアップも平均以上。少しハードに投げすぎているきらいがあり、制球、コマンドはやや不安要素。昨年から実績を残している点は今季のドラフトでは非常に有利に働きそうだが、自然は範囲で出る球速で言うと、エース格には少し足りないか。


Reid Detmers, LHP, Louisville (Jr.)

Photo from The State Journal-Register

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 210
Last Drafted: 32nd round (17') by ATL
Ranking: MLB #8
Projection: Top 10

Comments: 昨年カレッジワールドシリーズまで進出したことで、多くの露出があり、Team USAなどの実績も豊富。この春も短い期間ながら、IPあたり2コ以上の三振を奪うなど、トップクラスのスタートだった。速球は90~94 mphと球速的には飛び抜けていないが、優れたコマンドを持ち、球速以上の性能。カーブとチェンジアップも平均以上。エースタイプではないが、今クラスでも指折りのセーフティーベット。


Garrett Crochet, LHP, Tennessee (Jr.)

Photo from 247 Sports

B/T: L-L
Height: 6-6
Weight: 220
Last Drafted: 34th round (17') by MIL
Ranking: MLB #18
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: 優れた体格から咋秋は最速100 mph、今季も97 mphと、左腕としては圧巻の球速で株を上げた。一方で、Tennessee大というトップクラスの強豪ではないカレッジで最初の2年はローテとブルペンを行ったり来たり。ケガも多く、実績面では今一つ。速球はスピンも多く、球速以上に威力がある。80 mph中盤のスライダーもやはりスピンが多く、安定すれば素晴らしいボールになるだろう。チェンジアップも安定感を欠くが悪くない。大柄ながら、メカニクスも評判が良く、上手く磨けばエースにもなり得る。ハイリスクだが、ポテンシャルは非常に高い。


Logan Allen, LHP/1B, Florida International (Jr.)

Photo from FiusSports.com

B/T: R-L
Height: 6-0
Weight: 180
Last Drafted: 16th round (17') by BAL
Ranking: MLB #46
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: Craig KimbrelのトレードでSDへ行った左腕と同じ名前。カレッジでもトップクラスの2way選手で、昨年までは野手としても多く出場していたが、投手になると見られている。さほど体格には恵まれておらず、速球は最速で93 mph程度。プラスのチェンジアップが最大の武器で、ややルーピーだが、カーブもまずまず。三球種の使い分けとコマンドで戦うタイプ。


Seth Lonsway, LHP, Ohio State (rSo.)

Photo from The Lantern

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 200
Last Drafted: 19th round (17') by CIN
Ranking: MLB #50
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 優れた体格から最速96 mphの速球を誇る、カレッジの左腕有数の本格派。またBarry Zitoと比較されるカーブも今クラスで最高のカーブとも言われている。カレッジのプラグラムの問題で、Redshirtとなっている。今季から開幕から21 K/9 IPとD-Iでトップの奪三振率を記録し、ドラ1候補と見られていたが、直近の試合で、制球が大崩壊して印象を悪くしている。投げ方の評判もあまり良くない。素質はあるだろうが、リスクが高い。

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