2021年12月29日水曜日

22' Draft Watch - Draft Board 9 (Red Sox Linked Player)

今季のBOS関連の選手です。ニューイングランド出身者やニューイングランドのカレッジでプレーする選手。BOSの過去の指名選手、BOSでプレーした選手との血縁者のまとめ。個人的にBOSのドラ1に欲しいと思っている、Connor Prielipp、Reggie Crawfordの両左腕だけでなく、3年前に入団を熱望していたSebastian Keaneなど、気になる名前が多い。


[22' Draft Board (Red Sox Linked Player)]

Connor Prielipp, LHP, Alabama (Jr.)

Photo from blogspot.com

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 170
Last Drafted: 37th round (19') by BOS
Ranking: MLB #25
Projection: Mid 1st round to Late 1st round
Connection: Former 37th round Pick (19')

Comments: HS時代の19年にBOSが指名。さほど大柄ではなく、球威は平凡だったが、ブレイキングボールのスピン量が非常に高く、才能はあると見られていた。カレッジ初年度は短縮シーズンとなったが、21 IPで失点0、多くの三振を奪うなど出色の内容。21年も素晴らしいスタートで22年の全体1位候補とも言われたが、TJに倒れた。速球は現在最速95 mphだが、定評のあるスライダーはカレッジ全体でもトップクラスのピッチ。最速90 mphと球速もある。チェンジアップは感覚は悪くないが、あまり必要としていない。6月にマウンドへ復帰。ひょっとするとBOSのピックまで残るかも。左腕であることと、上限、即戦力性もあり、ピック数があってリスクを取りやすいBOSのドラ1には最適な選手だと思う。


Henry Williams, RHP, Duke (Jr.)

Photo from Duke University Athletics Official

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #81
Projection: 2nd round to 5th round
Connection: Connecticut Native

Comments: Duke大でプレーするが、生まれはニューイングランドConnecticut州。優れた体格に、常時94~95 mphまで伸びた球威、やや磨かれていないが、球速のあるスライダー、チェンジアップを持ち、上限は比較的高そうなカレッジ右腕だが、カレッジでの最初の2年はアームトラブルなどで、あまり実績がない。健康でしっかり投げれば、ドラ1の可能性も。


Sebastian Keane, RHP, Northeastern (rSo.)

Photo from nuhuskies.com

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 165
Commitment: Northeastern
Ranking: None
Projection: 3rd round to 10th round
Connection: Massachusetts Native, Playing for Northeastern University

Comments: 3年前は地元Massachusetts州で最高の有望株で評価上昇中の選手で、BOSがドラ11で指名。大興奮し、BOSも上位のスロットを削るなどして$1Mのボーナスを捻出し、迎え入れようとガンバったが、NYYの熱烈なファンということも多少影響してか、進学意志を翻すことは無かった。


Reggie Crawford, LHP/1B, Connecticut (Jr.)

Photo from MassLive

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 235
Last Drafted: 37th round (19') by KC
Ranking: MLB #80
Projection: 2nd round to 5th round
Connection: Playing for University of Connecticut

Comments: 生まれは北東部Pennsylvania州で、U-Connでプレーする。1Bとしてもプレーする2way選手で、21年は投手としては7.1 IPのみだが、13 HRを放ったパワーで注目。ただTeam USAとCape Cod Leagueでは、平均97 mph以上、最速100 mphの速球を見せて、一躍投手としてTop 10候補に。しかしその後TJとなっており、やはり22年は全休の見込み。スライダーも成長し、速球とのコンボは素晴らしい。一方で、チェンジアップを試合で見せる機会のないままドラフトに掛かることになり、実績面の少なさから少し難しい立ち位置に。Connor Prielipp同様、個人的にBOSのドラ1に欲しい選手の有力候補ではあるが。


Dominic Keegan, C/1B, Vanderbilt (Sr.)

Photo from 247sports.com

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 235
Last Drafted: 37th round (19') by KC
Ranking: MLB #97
Projection: 2nd round to 5th round
Connection: Massachusetts Native

Comments: Massachusetts州出身。Vandy進学後、最初の年は控え捕手で過ごしたが、その後ケガもあり、1Bがメインに。昨年は1Bとしてチームでもトップクラスの成績を残したが、あまり良い評価を受けずシニアーイヤーに戻り、今季は捕手メインに再度移って攻守で貢献している。シニアーで捕手経験が少ないのは確かだが、まだ21歳とクラスの割に若く、ソリッドな動きも見せているため、捕手を務められる可能性がある。


Adonys Guzman, C, Brunswick HS, CT (HS)

Photo from Brunswick HS Athletics Official

B/T: R-R
Height: 5-11
Weight: 190
Commitment: Boston College
Ranking: MLB #132
Projection: 3rd round to 10th round
Connection: Playing for Connecticut HS

Comments: 生まれはNew Yorks州だが、Connecticut州のHSでプレーしている。HSの捕手には珍しい、既に将来的なゴールドグラブの可能性を見込むスカウトがいるほどの高い守備力が売り。70の肩に加え、捕球・ブロッキングもプラスの評価。捕手でのプレーを非常に好んでおり、天性の捕手と言えるだろう。守備型の選手だが、コンタクトや大柄ではないが、バネのあるフィジカルでオフェンス面も向上する可能性がある。


Luke Gold, 2B, Boston College (Jr.)

Photo from Boston College Athletics Official

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 210
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #87
Projection: 2nd round to 5th round
Connection: Playing for Boston College

Comments: 21年のBostonカレッジはSal Frelick (MIL)やCody Morisette (MIA)を輩出した、チーム史上最高レベルのロスターだったが、その中でもソフモアでひときわ輝いた選手。パワーは平均的だが、トップクラスのラインドライブヒッター。スピードは平均的で、チームでは2Bを務めるが、肩は強く、3B向きと見るスカウトも。


Trey Faltine, SS, Texas (Jr.)

Photo from Texas University Athletics Official

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 210
Last Drafted: 39th round (19') by BOS
Ranking: MLB #162
Projection: 3rd round to 10th round
Connection: Former 39th round Pick (19')

Comments: 3年前は2way選手として有望と見られていたが、Texas大へのコミットでスリップ。Sebastian Keaneと共にBOSが下位指名した中で最も有力な選手だった。当時から運動能力の高さで知られる一方、打力にやや疑問を呈されていたが、カレッジでもそれは変わらず。カレッジではレアな、将来も確実にSSでプレーできるツールがあるが、OPS 6割以下の貧打。打撃向上に取り組む必要がある。


Justin Crawford, OF, Bishop Gorman HS, NV (HS)

Photo from BorasClassic.com

B/T: L-R
Height: 6-3
Weight: 175
Commitment: Louisiana State
Ranking: MLB #13
Projection: Mid 1st round
Connection: Carl Crawford's son

Comments: Caerl Crawfordの息子。今季は二世選手の有望株が目白押しだが、その一人。父に似て非常に高い運動能力を誇る、今季のTop OFの1人。パワーはまだまだだが、体格と血筋からはある程度付いてくると見られる。比較的上背もあるが、CFの守備はプラス。


Jordan Beck, OF, Tennessee (Jr.)

Photo from fanrunradio.com

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 215
Last Drafted: 14th round (19') by BOS
Ranking: MLB #23
Projection: Mid 1st round to Late 1st round
Connection: Former 14th round Pick (19')

Comments: HS時代からパワーが特徴の選手で、19年のHS時はBOSが1Bとして指名。過去にBOSが指名し、昨年はBOSでプレーしたHunter Renfroe (MIL)に似ているとも。肩の強いRFである点も共通。アグレッシブな打者でCape Cod Leagueの木のバットで苦戦しているのはやや懸念。


Jud Fabian, OF, Florida (Jr.)

Photo from USA Today

B/T: R-L
Height: 6-1
Weight: 180
Last Drafted: 2nd round (21') by BOS
Ranking: MLB #52
Projection: 2nd round to 5th round
Connection: Former 2nd round Pick (21')

Comments: 21年はアップダウンの末、BOSが契約失敗のリスク承知で、予算内であれば契約したいという感じで指名したが、後ろのチームと$3M以上の話があったこともあり、へそを曲げる形で物別れ。クラスとしては22年に4年目ながらまだジュニアーのようだが、リスクと年齢を考えると高い評価を得るにはコンタクト面で21年から大きな成長を見せる必要があるだろう。上限は非常に高い、5ツールタイプの選手で、Mookie Betts (LAD)とも比較されるバットスピードの持ち主。パワーもゲームで発揮できるようになって来ており、20 HR以上を期待できるだろう。三振が多く、上のレベルで十分にコンタクトできるかは不安も。飛び抜けた走力はないが、平均以上のスピード。CFでプレーできる可能性はあるが、ナチュラルなCFではないかも。過去の指名経緯からBOSの再ドラフトは可能性は無いだろう。

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