[Today's Topics]
年の瀬にバタバタと動きが。Giolitoと2年契約で上位先発をあと一枚獲得する前準備を整えたかと思いましたが、その直後に驚きのChris Saleの放出。
Grissomの獲得については下記した通り、非常に良い印象。一方で投手に関しては、再度2枚獲得を考える必要のある形に逆戻り。現時点ではGiolitoとSaleを入れ替えた形になったが、最大出力はSaleが上だろうが、年間を通じた期待値としては上手く行けばトントンか。
年明けすぐには今永昇太のビッドがあり、まずはそこに参加して上位先発候補を狙っていくと思われる。今永、Jordan Montgomery、Blake Snellといずれも左腕であり、またJames Paxtonとの再契約も模索しているという中で、左右のバランスを考えても、Saleを見返りに2Bを埋めたのは賢い動きと思える。
大物FAのビッドに敗れた場合は、今度は余剰気味になってきた若手スウィングマン(Crawford/Houck/Whitlock/Winckowski)や右のブルペンに若手OF (Duran/Rafaela/Wi. Abreu)を付けてトレードでCorbin Burnesなどエース格を狙っていくのかも。
先発はSP1/Bello/Giolito/SP4/Pivetta or Crawford (+ Houck/Whitlock)という形が最終形になりそう。
一方の野手は、C Wong、1B Casas、2B Grissom、3B Devers、SS Story、LF O'Neill、CF Duran、RF Abreu、DH 吉田に、ベンチがMcGuire、右打ち1B、E. Valdez/P. Reyes、Refsnyderが現状。
2BにSSや3BもできるGrissomが入ったので、オフェンス重視ならValdezをIF控えに置ける。先発をトレードで獲得した場合は、OFが一枚必要になるが、Teoscar Hernandezとの契約やRafaelaの開幕からの起用でカバーしていける。
まだもう少し動かないと完成はしないものの、今後の反攻に向けて正しい線路に乗った印象です。来年が少し楽しみになってきたところで、本年も皆様大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。
2023年12月31日日曜日
Prospect Profile: Richard Fitts, RHP
今回は、Alex Verdugoのトレードのセンターピース、Richard Fittsくん。最近のNYYのカレッジライティーの育成成功例の一人。ドラフト時もケガが無ければ上位指名だったポテンシャルがあり、即戦力として期待です。
[Player Data]
Name: Richard Fitts (リチャード・フィッツ)
Full Name: Richard Logan Fitts
Position: RHSP
Born: December 17, 1999
Birthplace: Helensa, Alabama
Height: 6-3
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 6th round, 2021 by New York Yankees
How Acquired: Acquired from the New York Yankees with Greg Weissert and Nicholas Judice for Alex Verdugo (December 2023)
College: Auburn
High School: Helena HS (AL)
MLB Debut: September 8, 2024 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
がっしりとした投手体格。やや堅いモーションだが、速球は常時90 mph前半から最速で96 mph。飛び抜けた球威はないが、制球・コマンドも安定しており、平均以上のボール。スライダーが主なセカンドピッチ。チェンジアップはイマイチ。
[Background]
ドラフト時のランキングはMLB #149。元々はドラ1のポテンシャルがあるといわれていたが、ケガで投げられない時期もあり、下位でNYYへ。22年にLow-Aでプロデビュー。大きく目立った訳ではないが、K/BBの良さが光る。23年はAAでローテを務め安定した投球。評価を上げている。
[Profile]
24' : AAA Worcesterでまずまずの出足の後、夏前にやや安定感が落ちたが、8月以降再び好投。MLBデビューから3連続で5回以上を投げて無失点とMLBデビューも素晴らしかった。
[Comment]
ここまでは特に言うことのないキャリアだが、獲得時にも書いたが、やや球種のバラエティーに欠ける印象で、場合によってはリリーフの可能性も。
Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor
[Player Data]
Name: Richard Fitts (リチャード・フィッツ)
Full Name: Richard Logan Fitts
Position: RHSP
Born: December 17, 1999
Birthplace: Helensa, Alabama
Height: 6-3
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 6th round, 2021 by New York Yankees
How Acquired: Acquired from the New York Yankees with Greg Weissert and Nicholas Judice for Alex Verdugo (December 2023)
College: Auburn
High School: Helena HS (AL)
MLB Debut: September 8, 2024 (Boston)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
がっしりとした投手体格。やや堅いモーションだが、速球は常時90 mph前半から最速で96 mph。飛び抜けた球威はないが、制球・コマンドも安定しており、平均以上のボール。スライダーが主なセカンドピッチ。チェンジアップはイマイチ。
[Background]
ドラフト時のランキングはMLB #149。元々はドラ1のポテンシャルがあるといわれていたが、ケガで投げられない時期もあり、下位でNYYへ。22年にLow-Aでプロデビュー。大きく目立った訳ではないが、K/BBの良さが光る。23年はAAでローテを務め安定した投球。評価を上げている。
[Profile]
24' : AAA Worcesterでまずまずの出足の後、夏前にやや安定感が落ちたが、8月以降再び好投。MLBデビューから3連続で5回以上を投げて無失点とMLBデビューも素晴らしかった。
[Comment]
ここまでは特に言うことのないキャリアだが、獲得時にも書いたが、やや球種のバラエティーに欠ける印象で、場合によってはリリーフの可能性も。
2023年12月25日月曜日
23' Today's Topics - 12/24
[Today's Topics]
Merry X'mas !ですが、日本時間の25日は過ぎようとしているところで、大きなクリスマスプレゼントは届かなそうですね。
更新が間延びしてしまった間に、山本由伸が確定して、多くのコメントをいただいたりもしましたが、待望のエース格の加入の目は薄くなりそう(Blake SnellやJordan Montgomeryはエースよりは2~2.5番手?)ですが、$325Mはなかなか張り合うのが厳しい額でした。(近いオファーはしていたというレポートもありますが。)
そんな中、BOSはしばらくは山本に集中していて、それが決まった後で、ということで交渉するらしいのが、Teoscar Hernandez。一昨年まではTORにいたので、比較的AL東実績があり、右打ちかつFenwayに強いデータがあるよう。
まずまずのアベレージに、パワーは20 HR以上をコンスタントに打てる。守備もRFでOFの中ではやや薄目なのでフィットする。マイナス面としては、フリースウィンガー気味なのに加えて、枚数的には足りているOFであること。
DHで吉田と右打ち選手を併用としても、本来はJustin Turnerなどの1Bや3Bのバックアップを兼ねれる選手が良く、場合によっては1B経験が薄いものの、Hernandezと入れ替わり?でSEA入りが決まったMitch Garverも2年$24Mならアリだった感ですが、Refsnyderはトレード、もしくは低額だし、そこまで期待値が高くないのでカットと考えるとHernandezの入る枠はなくもないかもだが。
ただ2Bや1B控え、投手の穴が残っている中で、Rafaelaや左打ちですが、Anthonyもそんなに遠くないOFをこれ以上優先して強化するのもやや微妙に映りますが。
Merry X'mas !ですが、日本時間の25日は過ぎようとしているところで、大きなクリスマスプレゼントは届かなそうですね。
更新が間延びしてしまった間に、山本由伸が確定して、多くのコメントをいただいたりもしましたが、待望のエース格の加入の目は薄くなりそう(Blake SnellやJordan Montgomeryはエースよりは2~2.5番手?)ですが、$325Mはなかなか張り合うのが厳しい額でした。(近いオファーはしていたというレポートもありますが。)
そんな中、BOSはしばらくは山本に集中していて、それが決まった後で、ということで交渉するらしいのが、Teoscar Hernandez。一昨年まではTORにいたので、比較的AL東実績があり、右打ちかつFenwayに強いデータがあるよう。
まずまずのアベレージに、パワーは20 HR以上をコンスタントに打てる。守備もRFでOFの中ではやや薄目なのでフィットする。マイナス面としては、フリースウィンガー気味なのに加えて、枚数的には足りているOFであること。
DHで吉田と右打ち選手を併用としても、本来はJustin Turnerなどの1Bや3Bのバックアップを兼ねれる選手が良く、場合によっては1B経験が薄いものの、Hernandezと入れ替わり?でSEA入りが決まったMitch Garverも2年$24Mならアリだった感ですが、Refsnyderはトレード、もしくは低額だし、そこまで期待値が高くないのでカットと考えるとHernandezの入る枠はなくもないかもだが。
ただ2Bや1B控え、投手の穴が残っている中で、Rafaelaや左打ちですが、Anthonyもそんなに遠くないOFをこれ以上優先して強化するのもやや微妙に映りますが。
2023年12月13日水曜日
23' Today's Topics - 12/12
[Today's Topics]
大谷翔平のLAD入りについては、コメント欄で多くの議論をいただきましてありがとうございます。ちょっと乗り遅れた感もありますが、個別に返信するよりも、と思い記事を作ってみました。
日本マスコミの偏向報道というか、ブランドに弓引くような日本語記事があまりない中、拙い英語力で報道を見ている限りで、間違ったことを言っているかもしれませんし、個人を攻撃するような意図ではないつもりです。
さて、既にコメント欄でも話題になっている通り、10年$700M、年平均$70Mの内、大谷は各年$2Mを契約期間の10年中に受け取り、残りの各年$68Mに当たる額はDeferral(後払い)という形になるとのこと。
多少誤解されている方もいるかもしれませんが、Deferがあったとしても、契約が10年$700Mなら、CBTの基準となるAAVは契約期間の10年間は$70Mとなる一方、契約期間終了後は大谷が$68Mを毎年受け取ろうが、それはLADにCBTには影響しないはずです。
ただし、$700Mの一部を契約額ではなく、Interest(利息)や貨幣価値基準の変動と扱った場合に、元々の契約額としては$700Mよりも低い額として契約を結ぶことができるという部分をやや拡大解釈気味に利用したということなのだと私的には理解しています。
例えば、24年に単年$10.5Mの契約を結ぶとして、支払いはDeferすることを契約に盛り込み、例えば利息を5%とした場合、球団側は25年に$10M+利息として$0.5Mを支払う($0.5Mは雇用契約の額面ではない)とすると、選手としては同じ$10.5Mを年度は違うとしても最終的には受け取れる一方、Deferしたことにより、CBTへの参入は$10.5Mではなく、$10Mにできて、$0.5Mが浮くという計算になるはずです。
こういった変動分を含めて10年$700Mが大谷の手元に入りますが、CBT上はAAV $46Mとのことですので、契約上は10年$460M+利息やCBT対象外の費目として支払う合計で$700Mということじゃないかと。
初めから$460M+変動額と言えばこんなに問題にならなかった気もしますが。NYMが怒っていたように、大谷側もある程度LAD入りを最優先に考えていた中で想定外の情報リークなのか。
若干今回の経緯に対してネガティブな感想のコメントが多かった点に対しては個人的にもほぼ同意で、ルール上問題なかったとしても、CBTの目的に明らかに反するのはコンプライアンス的には問題があるかとは思います。
大谷との契約前のLADのCBTは$174M程度だったようなので、$46M加算か$70M加算かでは贅沢税の支払いだけでなく、ドラフトや海外FAの獲得でも有利不利のステータスに影響を与える可能性があり、この点で過去のDeferした契約と同列には語れないとは思います。
まぁでも個人的にはTORに来なかったので正直どうでも良いとは思ってます。レギュラーシーズン成績で負けていたとしても。POに出て、勝ち抜けば一発勝負でLADを沈める可能性もあるでしょう。24年なのか、その先が正念場なのかはわかりませんが、BOSはBOSでしっかりと強化の戦略を立てて補強を実行して欲しいですね。
大谷翔平のLAD入りについては、コメント欄で多くの議論をいただきましてありがとうございます。ちょっと乗り遅れた感もありますが、個別に返信するよりも、と思い記事を作ってみました。
日本マスコミの偏向報道というか、ブランドに弓引くような日本語記事があまりない中、拙い英語力で報道を見ている限りで、間違ったことを言っているかもしれませんし、個人を攻撃するような意図ではないつもりです。
さて、既にコメント欄でも話題になっている通り、10年$700M、年平均$70Mの内、大谷は各年$2Mを契約期間の10年中に受け取り、残りの各年$68Mに当たる額はDeferral(後払い)という形になるとのこと。
多少誤解されている方もいるかもしれませんが、Deferがあったとしても、契約が10年$700Mなら、CBTの基準となるAAVは契約期間の10年間は$70Mとなる一方、契約期間終了後は大谷が$68Mを毎年受け取ろうが、それはLADにCBTには影響しないはずです。
ただし、$700Mの一部を契約額ではなく、Interest(利息)や貨幣価値基準の変動と扱った場合に、元々の契約額としては$700Mよりも低い額として契約を結ぶことができるという部分をやや拡大解釈気味に利用したということなのだと私的には理解しています。
例えば、24年に単年$10.5Mの契約を結ぶとして、支払いはDeferすることを契約に盛り込み、例えば利息を5%とした場合、球団側は25年に$10M+利息として$0.5Mを支払う($0.5Mは雇用契約の額面ではない)とすると、選手としては同じ$10.5Mを年度は違うとしても最終的には受け取れる一方、Deferしたことにより、CBTへの参入は$10.5Mではなく、$10Mにできて、$0.5Mが浮くという計算になるはずです。
こういった変動分を含めて10年$700Mが大谷の手元に入りますが、CBT上はAAV $46Mとのことですので、契約上は10年$460M+利息やCBT対象外の費目として支払う合計で$700Mということじゃないかと。
初めから$460M+変動額と言えばこんなに問題にならなかった気もしますが。NYMが怒っていたように、大谷側もある程度LAD入りを最優先に考えていた中で想定外の情報リークなのか。
若干今回の経緯に対してネガティブな感想のコメントが多かった点に対しては個人的にもほぼ同意で、ルール上問題なかったとしても、CBTの目的に明らかに反するのはコンプライアンス的には問題があるかとは思います。
大谷との契約前のLADのCBTは$174M程度だったようなので、$46M加算か$70M加算かでは贅沢税の支払いだけでなく、ドラフトや海外FAの獲得でも有利不利のステータスに影響を与える可能性があり、この点で過去のDeferした契約と同列には語れないとは思います。
まぁでも個人的にはTORに来なかったので正直どうでも良いとは思ってます。レギュラーシーズン成績で負けていたとしても。POに出て、勝ち抜けば一発勝負でLADを沈める可能性もあるでしょう。24年なのか、その先が正念場なのかはわかりませんが、BOSはBOSでしっかりと強化の戦略を立てて補強を実行して欲しいですね。
2023年12月9日土曜日
23' Today's Topics - 12/8
[Today's Topics]
トランザクションにも書いていますが、STLから右打ちのOFのO'Neillを獲得。Alex Verdugoが抜けた穴を即座に埋めました。
これで、吉田、Duran、O'Neill、RefsnyderがOFの確定カード。マイナーオプションがあるとは言え、Wi. AbreuもRFの第一候補になるでしょう。それにRafaelaが控える形。
RFがメインがAbreu、プラトーン気味にRefsnyder。CFはDuranをメインに、O'Neillがサポートか。
LFはDHでなければ吉田が出場。あとはO'Neill、Refsynderに、Rafaelaが定着すればDuranがLFにシフトして出場することも増えてきそう。
現状居るメンバーだけで組むとなると吉田はDHほぼ専属になりそうだが、1B控えがどのみち必要なので、Justin Turnerとの再契約等が上手く行けば、吉田をLFで1/3~半分弱は起用していく形になりそう。
捕手2枚(Wong、McGuire)、Casas、右打ちDH兼1B、新2B、Devers、Story、吉田、Duran、O'Neill、Abreu、Refsnyderで12枚。
残り1枚をIF控えができる、P. Reyes、E. Valdez、Rafaelaの3人が開幕ベンチ枠を争う形が最終形か。
新2BがWhit Merrifieldなど、SSをプレーできない選手の場合は、Valdezは自動的に脱落。オフェンスは現状で一番先を行っているし、M-IFのプラトーン面では加えたい選手ではあるが。
ReyesとRafaelaなら将来的には勿論Rafaelaだが、デプスの維持や保有年数のことも含めればReyes開幕というのが可能性は高そう。十分に準備が整えば、Reyesだけでなく、ストップギャップになるO'NeillやRefsynderとの入れ替えも問題ないのでもう少しマイナーで調整してで問題は無さそう。
勿論ケガ人無しならという前提なので、上の選手が欠けるようなことがあれば、Valdez、Rafaela、Dalbecあたりは開幕ロスターの可能性は十分あるが。
トランザクションにも書いていますが、STLから右打ちのOFのO'Neillを獲得。Alex Verdugoが抜けた穴を即座に埋めました。
これで、吉田、Duran、O'Neill、RefsnyderがOFの確定カード。マイナーオプションがあるとは言え、Wi. AbreuもRFの第一候補になるでしょう。それにRafaelaが控える形。
RFがメインがAbreu、プラトーン気味にRefsnyder。CFはDuranをメインに、O'Neillがサポートか。
LFはDHでなければ吉田が出場。あとはO'Neill、Refsynderに、Rafaelaが定着すればDuranがLFにシフトして出場することも増えてきそう。
現状居るメンバーだけで組むとなると吉田はDHほぼ専属になりそうだが、1B控えがどのみち必要なので、Justin Turnerとの再契約等が上手く行けば、吉田をLFで1/3~半分弱は起用していく形になりそう。
捕手2枚(Wong、McGuire)、Casas、右打ちDH兼1B、新2B、Devers、Story、吉田、Duran、O'Neill、Abreu、Refsnyderで12枚。
残り1枚をIF控えができる、P. Reyes、E. Valdez、Rafaelaの3人が開幕ベンチ枠を争う形が最終形か。
新2BがWhit Merrifieldなど、SSをプレーできない選手の場合は、Valdezは自動的に脱落。オフェンスは現状で一番先を行っているし、M-IFのプラトーン面では加えたい選手ではあるが。
ReyesとRafaelaなら将来的には勿論Rafaelaだが、デプスの維持や保有年数のことも含めればReyes開幕というのが可能性は高そう。十分に準備が整えば、Reyesだけでなく、ストップギャップになるO'NeillやRefsynderとの入れ替えも問題ないのでもう少しマイナーで調整してで問題は無さそう。
勿論ケガ人無しならという前提なので、上の選手が欠けるようなことがあれば、Valdez、Rafaela、Dalbecあたりは開幕ロスターの可能性は十分あるが。
2023年12月8日金曜日
23' Today's Topics - 12/7
[Today's Topics]
Rule 5ドラフトが終了(まとめはこちら)。Slatenも悪い選手ではないと思うものの、コンテンダーを目指す上で、自由度に欠けるRule 5ドラフティーを残し続けるのはなかなかにハードルがある。
その一方で傘下に欠け気味の左であるShane Drohanをプロテクトせずにあっさり奪われたのは不満。WeissやLloveraなど置いておく意味があまりなさそうな選手も多い中で返す返す残念。
Breslowのコメントからは、先発が最優先で、右打ちのOFは必須ではないにせよ、CFを守れる選手は物色しそう。
2Bはトレード市場を当たっているようだが、Whit MerrifieldやAmed Rosarioあたりまでは考慮するのかも。
Martin Maldonadoと契約の可能性が高そうですが、現状2人いるので、マイナー契約のつもりなのだろうか?
右打ちの1B/DHはJustin Turnerとの再契約を協議はしているようだが、金銭面で隔たりがあるのかもですね。
Rule 5ドラフトが終了(まとめはこちら)。Slatenも悪い選手ではないと思うものの、コンテンダーを目指す上で、自由度に欠けるRule 5ドラフティーを残し続けるのはなかなかにハードルがある。
その一方で傘下に欠け気味の左であるShane Drohanをプロテクトせずにあっさり奪われたのは不満。WeissやLloveraなど置いておく意味があまりなさそうな選手も多い中で返す返す残念。
Breslowのコメントからは、先発が最優先で、右打ちのOFは必須ではないにせよ、CFを守れる選手は物色しそう。
2Bはトレード市場を当たっているようだが、Whit MerrifieldやAmed Rosarioあたりまでは考慮するのかも。
Martin Maldonadoと契約の可能性が高そうですが、現状2人いるので、マイナー契約のつもりなのだろうか?
右打ちの1B/DHはJustin Turnerとの再契約を協議はしているようだが、金銭面で隔たりがあるのかもですね。
23'-24' Offseason Boston Red Sox -Dec.-
12月です。Luis Urias、Alex Verdugoを整理気味に放出。12月は戦力積み増しに集中することになりそうですが、AL東は更に激戦区に(前記事はこちら)。
[Transaction]
〇 12/5
Acquired RHP Richard Fitts, RHP Nicholas Judice, and RHP Greg Weissert from New York Yankees for RF Alex Verdugo.
Alex Verdugoを前から興味と言われていたNYYへ放出。見返りは先発有望株のFittsに、MLBデビュー済のリリーフ右腕のWeissert、さらに長身のロッタリーアーム(Judice)。
Fittsは最速96~97 mph程度の速球とスライダーに、AAでも指折りの制球。やや球種のバラエティーに欠ける印象はあるが、スタッフとフロアーを備え、しっかりした有望株と言える。
Weissertはリリーフとしては球威は飛び抜けていないがスライダーが良いよう。マイナーに置けるリリーフデプスとしては、この前のI. Campbell、夏のRobertsonと合わせて層が厚くなった。
Judiceはプロデビューもまだの今季のドラフティーで、まだ何とも。オフェンスは、余剰気味だった左を整理して、今後右を強化できるのであれば、W. Abreuを筆頭に、ある程度穴埋めできてもおかしくない程度の計算はしても良いし、ペイロールを削減した効果もある。
ただVerdugoもやや出来過ぎ感はあったが、RF守備は現時点でマイナスになっているだろう。既に右のOFを加えるような雰囲気を見せているがオフェンスの上積みでカバーできるか。
[Transaction]
〇 12/5
Acquired RHP Richard Fitts, RHP Nicholas Judice, and RHP Greg Weissert from New York Yankees for RF Alex Verdugo.
Alex Verdugoを前から興味と言われていたNYYへ放出。見返りは先発有望株のFittsに、MLBデビュー済のリリーフ右腕のWeissert、さらに長身のロッタリーアーム(Judice)。
Fittsは最速96~97 mph程度の速球とスライダーに、AAでも指折りの制球。やや球種のバラエティーに欠ける印象はあるが、スタッフとフロアーを備え、しっかりした有望株と言える。
Weissertはリリーフとしては球威は飛び抜けていないがスライダーが良いよう。マイナーに置けるリリーフデプスとしては、この前のI. Campbell、夏のRobertsonと合わせて層が厚くなった。
Judiceはプロデビューもまだの今季のドラフティーで、まだ何とも。オフェンスは、余剰気味だった左を整理して、今後右を強化できるのであれば、W. Abreuを筆頭に、ある程度穴埋めできてもおかしくない程度の計算はしても良いし、ペイロールを削減した効果もある。
ただVerdugoもやや出来過ぎ感はあったが、RF守備は現時点でマイナスになっているだろう。既に右のOFを加えるような雰囲気を見せているがオフェンスの上積みでカバーできるか。
2023年12月7日木曜日
23' Today's Topics - 12/5
[Today's Topics]
Alex VerdugoをNYYへトレード。Greyber Torresが来てくれれば2Bの穴も埋まってベストだったけど、ひとまず投手有望株を積み増す形を取り、空いたペイロールやトレードバイトを使って、強化に動くことに。
Luis Uriasと合わせて、戦力を削る動きが先に来ているものの、いずれも調停でやや高く付く可能性が高かった中で、それなりに短期と中長期のバランスを見ながら、傘下の弱点である投手のデプスを強化できたのは個人的には評価している。
先発はトップアームに加え、昨日記事に書いたSeth Lugoや、Lucas Giolitoなどのミッドタイアーと二枚獲りを目指す雰囲気。一方で2Bはトレードを模索しているよう。Greyber Torresは無さそうなので、Jorge PolancoやKyle Farmerなどが候補か。
一方で、右打ち1B/3B控えがDalbecからのアップグレードをしたいところに加え、Verdugoが抜けたOFにも右打ちを加える形になりそう。
Lourdes Gurriel, Jr.やMichael A. Taylorの名前が挙がっていたが、Gurrielは打撃は良いけど、吉田と2人LF/DHはちょっと微妙。Taylorは打撃がやや不安と帯に短し、という感じ。
難しいところですね。Justin TurnerやAdam Duvallとのリユニオンもフィットはしているが、上積みになりづらい感もあるがどうか。
Alex VerdugoをNYYへトレード。Greyber Torresが来てくれれば2Bの穴も埋まってベストだったけど、ひとまず投手有望株を積み増す形を取り、空いたペイロールやトレードバイトを使って、強化に動くことに。
Luis Uriasと合わせて、戦力を削る動きが先に来ているものの、いずれも調停でやや高く付く可能性が高かった中で、それなりに短期と中長期のバランスを見ながら、傘下の弱点である投手のデプスを強化できたのは個人的には評価している。
先発はトップアームに加え、昨日記事に書いたSeth Lugoや、Lucas Giolitoなどのミッドタイアーと二枚獲りを目指す雰囲気。一方で2Bはトレードを模索しているよう。Greyber Torresは無さそうなので、Jorge PolancoやKyle Farmerなどが候補か。
一方で、右打ち1B/3B控えがDalbecからのアップグレードをしたいところに加え、Verdugoが抜けたOFにも右打ちを加える形になりそう。
Lourdes Gurriel, Jr.やMichael A. Taylorの名前が挙がっていたが、Gurrielは打撃は良いけど、吉田と2人LF/DHはちょっと微妙。Taylorは打撃がやや不安と帯に短し、という感じ。
難しいところですね。Justin TurnerやAdam Duvallとのリユニオンもフィットはしているが、上積みになりづらい感もあるがどうか。
2023年12月5日火曜日
23' Today's Topics - 12/4
[Today's Topics]
ウィンターミーティングがスタートも、例年になく初日は大きな動きがあまりなかったですね。まずは各チーム大谷翔平や山本由伸との交渉に力を割いているということなのでしょうかね。
明日はもう少し動きが出てきそうですが、数少ないBOSの話題としては、Seth Lugoに興味とか。上位先発に加えて、もう一枚というところでのターゲットなのか。KBOからの出戻りとなる、Erick Feddeはどうかな~と思っていましたが、CWSかNYMが有力のよう。
ウィンターミーティングがスタートも、例年になく初日は大きな動きがあまりなかったですね。まずは各チーム大谷翔平や山本由伸との交渉に力を割いているということなのでしょうかね。
明日はもう少し動きが出てきそうですが、数少ないBOSの話題としては、Seth Lugoに興味とか。上位先発に加えて、もう一枚というところでのターゲットなのか。KBOからの出戻りとなる、Erick Feddeはどうかな~と思っていましたが、CWSかNYMが有力のよう。
2023年12月3日日曜日
Prospect Profile: Justin Riemer, SS/2B
今回は、今季のドラフトで大量に指名したSSの一人、Justin Riemerくん。指名したトップも既にいない中で、まだケガでデビューできていない選手ですが、ラインキングよりも良い選手と評価する識者も多いので来季が楽しみです。
[Player Data]
Name: Justin Riemer (ジャスティン・リーマー)
Full Name: Justin Daniel Riemer
Position: SS/2B
Born: February 6, 2002
Birthplace: McLean, Virginia
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th Compensation round, 2023
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $500,000
College: Wright State
High School: St. John's HS (VA)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
安定したコンタクトが売りだが、さほど身体能力は高くなく、パワーやSSを務める肩・スピードを欠く。2BかLFが適正だろう。
[Background]
ドラフト時のランキングはPG #138。
[Profile]
24' : 出遅れもケガが癒え、FCLでのプロデビューからHigh-A Greenvilleでの序盤は好印象だったが、その後トーンダウン。選球眼はさすがの洗練度だが、パワーレスが致命的。
[Comment]
指名した上位4人のSSの内、Antonio AndersonとKristian Campbellは既にSSからコンバートされていますが、こちらはどう起用するのかな?
Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor
[Player Data]
Name: Justin Riemer (ジャスティン・リーマー)
Full Name: Justin Daniel Riemer
Position: SS/2B
Born: February 6, 2002
Birthplace: McLean, Virginia
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th Compensation round, 2023
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $500,000
College: Wright State
High School: St. John's HS (VA)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
安定したコンタクトが売りだが、さほど身体能力は高くなく、パワーやSSを務める肩・スピードを欠く。2BかLFが適正だろう。
[Background]
ドラフト時のランキングはPG #138。
[Profile]
24' : 出遅れもケガが癒え、FCLでのプロデビューからHigh-A Greenvilleでの序盤は好印象だったが、その後トーンダウン。選球眼はさすがの洗練度だが、パワーレスが致命的。
[Comment]
指名した上位4人のSSの内、Antonio AndersonとKristian Campbellは既にSSからコンバートされていますが、こちらはどう起用するのかな?
Prospect Profile: Juan Chacon, OF
今回は、19年シーズンの海外FA契約の中で最も高い評価だった、Juan Chaconくん。コンタクトスキルに優れた選手ですが、コロナ禍でプロデビューが遅れた中でケガもあり、やや埋もれた形に。
[Player Data]
Name: Juan Chacon (ファン・チャコーン)
Full Name: Juan Camilo Chacon
Position: RF/LF/CF
Born: December 4, 2002
Birthplace: Valera, Venezuela
Height: 6-1
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2019)
Signing Bonus: $900,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
バランスの取れた体格だが、ややフィジカルツールを欠く。バットスピードは平凡で、ボールは比較的見るものの、パッシブさが目立つ。スピードも平凡で、CFで契約した当初から将来的にはC-OFの方が適正と見られていた。
[Profile]
20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。
21' : DSLでプロデビュー。安定したコンタクトとBB/SOが示す通り優れたアプローチを示した。一方で線の細さと非力さが目立った。
22' : FCLでUSデビューの後、そちらのシーズン終了後にLow-A Salemへ。打撃で苦戦。CFでの優先度も低めでやや伸び悩みの気配。
23' : Low-Aで出足は悪くなかったが、失速の後ケガでシーズンエンド。パワー不足も懸念。
24' : High-A Greenvilleでプレーも、ケガも多く低空飛行。
[Comment]
コンタクトの才能はあるだけに、HRパワーはつかなくても、しっかりラインドライブを打てるようになれば、4th OFはこなせると思うが、現状はそこも遠い道のりになりそう。
Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor
[Player Data]
Name: Juan Chacon (ファン・チャコーン)
Full Name: Juan Camilo Chacon
Position: RF/LF/CF
Born: December 4, 2002
Birthplace: Valera, Venezuela
Height: 6-1
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2019)
Signing Bonus: $900,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
バランスの取れた体格だが、ややフィジカルツールを欠く。バットスピードは平凡で、ボールは比較的見るものの、パッシブさが目立つ。スピードも平凡で、CFで契約した当初から将来的にはC-OFの方が適正と見られていた。
[Profile]
20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。
21' : DSLでプロデビュー。安定したコンタクトとBB/SOが示す通り優れたアプローチを示した。一方で線の細さと非力さが目立った。
22' : FCLでUSデビューの後、そちらのシーズン終了後にLow-A Salemへ。打撃で苦戦。CFでの優先度も低めでやや伸び悩みの気配。
23' : Low-Aで出足は悪くなかったが、失速の後ケガでシーズンエンド。パワー不足も懸念。
24' : High-A Greenvilleでプレーも、ケガも多く低空飛行。
[Comment]
コンタクトの才能はあるだけに、HRパワーはつかなくても、しっかりラインドライブを打てるようになれば、4th OFはこなせると思うが、現状はそこも遠い道のりになりそう。
Prospect Profile: Marvin Alcantara, SS/2B
今回は、今季USデビューした、Marvin Alcantaraくん。BOSの好む小柄ながらコンタクトに優れた選手ですが、今季はやや苦戦。若い選手なので伸びしろに期待です。
[Player Data]
Name: Marvin Alcantara (マーヴィン・アルカンタラ)
Full Name: Marvin Antony Manuel Alcantara
Position: SS/2B/3B
Born: November 2, 2004
Birthplace: La Victoria, Venezuela
Height: 5-10
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2022)
Signing Bonus: $30,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
小柄ながら運動能力が高く、エネルギッシュな選手。優れたバットコントロールを見せるが、現状は未成熟なフィジカルもあり、ボールに押されることも。ボールを比較的選ぶポリッシュネスはある。パワーは身体の成長次第だが、平均を下回りそう。スピード、肩といったツールも現状欠けているが、SSをこなすスキルはある。こちらも身体能力の向上が待たれる。
[Profile]
22' : DSLでプロデビュー。パワーには欠けたが優れたコンタクトを見せた。2Bで開幕したが、終盤はFraymi De LeonからSSのポジションを奪った。
23' : FCLの開幕SSを手にし、出足は好調だったが、中盤以降失速。比較的早くLow-A Salemに上げて起用したが、そちらでも苦戦。
24' : フルシーズンクラスのLow-Aで苦戦。それでも中盤以降は少し盛り返して、生来のコンタクトは見せた。パワーレスかつ早打ちは気になる。
[Comment]
現状ツールを欠くが、南米の選手だし身体能力が伸びる可能性はあるでしょう。コンタクトのセンスはありそうなので、そうなると一気に化けるんじゃないかと。
Photo from SoxProspect.com, Credited to Kelly O'Connor
[Player Data]
Name: Marvin Alcantara (マーヴィン・アルカンタラ)
Full Name: Marvin Antony Manuel Alcantara
Position: SS/2B/3B
Born: November 2, 2004
Birthplace: La Victoria, Venezuela
Height: 5-10
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (January 2022)
Signing Bonus: $30,000
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
小柄ながら運動能力が高く、エネルギッシュな選手。優れたバットコントロールを見せるが、現状は未成熟なフィジカルもあり、ボールに押されることも。ボールを比較的選ぶポリッシュネスはある。パワーは身体の成長次第だが、平均を下回りそう。スピード、肩といったツールも現状欠けているが、SSをこなすスキルはある。こちらも身体能力の向上が待たれる。
[Profile]
22' : DSLでプロデビュー。パワーには欠けたが優れたコンタクトを見せた。2Bで開幕したが、終盤はFraymi De LeonからSSのポジションを奪った。
23' : FCLの開幕SSを手にし、出足は好調だったが、中盤以降失速。比較的早くLow-A Salemに上げて起用したが、そちらでも苦戦。
24' : フルシーズンクラスのLow-Aで苦戦。それでも中盤以降は少し盛り返して、生来のコンタクトは見せた。パワーレスかつ早打ちは気になる。
[Comment]
現状ツールを欠くが、南米の選手だし身体能力が伸びる可能性はあるでしょう。コンタクトのセンスはありそうなので、そうなると一気に化けるんじゃないかと。
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