Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Roman Mendez (ローマーン・メンデス)
Full Name: Roman Junior Perez Mendez
Positions: RHRP/RHSP
Born: July 25, 1990
Birthplace: San Pedro de Macoris, Dominican Republic
Height: 6-3
Weight: 235
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: (1) International free agent (July 2007); (2) Claimed off waivers from Texas (September 2015)
Signing Bonus: $125,000
MLB Debut: July 8, 2014 (Texas)
How Left: (1) Trade to Texas with Chris McGuiness and Michael Thomas for Jarrod Saltalamacchia (July 2010); (2) Minor league free agency (November 2016)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
90 mph後半に達する速球を持つ、傘下有数のパワーピッチャー。09年のSTでは常時94~97 mphで最速98 mphの速球を投げていた。ただこの時は同時にやや制球難な部分を見せていたことから、メカニクスを少し変更。メカニクスはとてもよくなりましたが、これで球威は少し落ちて、93~95 mph程度。しかし、制球力は飛躍的にアップ。10年は、ハードに投げ過ぎてると言われましたが、94~96 mphを計時し、最速で99~100 mphを出したと言われた。左右へのムーブはあまりないが、ホップする球筋。コマンドはまだ改善を要する。セカンドピッチは82~85 mphのスライダーでプラスのポテンシャルを持つ。83~86 mphのスプリッターも投げ、こちらもポテンシャルはある。スライダー、スプリッターともに素質は悪くないとされますが、セカンドピッチ・サードピッチの安定性とコマンドを高めることがこれからの課題になりそうです。
[Profile]
08' : 08年はDSLのスターターとして素晴らしい成績を残した。
09' : GCLでUSデビュー。49.2 IP/8 BB/47 Kと、パワーだけではなく、制球の良さも見せる。球威があり、傘下でもトップクラスの才能を持つ投手と認識されるようになる。
10' : Low-A Greenvilleで開幕するも、コマンドが定まらず、BBと被安打の多さに苦しむ。6 GSするも改善が見られず、しばらくXSTで調整したのち、SS-A Lowellへ。 ここでは100 mphを記録したとも言われていますが、傾向的にはやはりコマンドに苦しんだ。速球のスピードを出そうと、ハードに投げ過ぎていると言われ、それが制球を乱していたらしい。
10' July : Jarrod Saltalamacchiaの見返りにTEXへトレード。若干ラフなアウティングではあったけど、傘下でもNo.1を争う球威を持っていただけに、あっさり出してしまったのは非常に残念。
10' : TEX傘下で3試合に登板。
11' : Low-Aにアジャストし、イニング数以上の三振を奪った。
12' : High-Aで制球に苦しみ、途中でリリーフに一時移動。
13' : フルのリリーフに転向し、パワースタッフを生かせるようになったのか、TEX-AAで素晴らしい被打率の良い投球を見せていたが、5月末にケガで離脱。その後のシーズンを全休した。
14' : TEX-AAAでリリーフでまずまず投げ、POを諦める形となった7月にMLBデビュー。まだ荒削りなものの、平均で95 mph近い速球を武器に、被打率を低く抑えている。
15' : MLBでは制球難で定着できず。AAAではしっかり投げているが、終盤にDFAされた。
15' Sep. : BOSがウェーバーでクレームして出戻り。
16' : AAA Pawtucketのブルペンで投げ、4月の出足は最悪だったが、6月以降は見違える投球。特に7、8月はかなりドミナントだった。
16' : MiLFAに。引き留めて欲しかったが。
17' : 日本に渡り、阪神タイガースで投げるも、適応できず。8試合でリリース。
18' : USに戻り、WAS傘下AAAで投げた。まずまずの成績だが、アピールにはならず。
[Comment]
100 mphを出したとも言われる、パワーアームだけに凄くもったいない気はする。一方で、Daniel Bardのように安定して出せるわけじゃなく、ガンバって投げてやっと届くか、というくらいで、本質的にはそこまでのレベルではないとは思うけど、まだ若いしさらに化ける可能性はある。正直、有望株として賞味期限が切れかかっているSaltalamacchiaの見返りに、というのは怒りすら覚えた。TEXだけにうまく育ててきそう。