Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Brandon Workman (ブランドン・ワークマン)
Full Name: Brandon Carlin Workman
Positions: RHRP/RHSP
Born: August 13, 1988
Birthplace: Arlington, Texas
Height: 6-5
Weight: 225
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 2nd round, 2010; 3rd round, 2007 by Philadelphia
How Acquired: (1) Draft; (2) Free Agent
Signing Bonus: $800,000
College: Texas
High School: Bowie HS (TX)
MLB Debut: July 10, 2013 (Boston)
How Left: (1) Traded to Philadelphia with Heath Hembree for Nick Pivetta and Connor Seabold (August 2020); (2) Free agency (August 2021)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
長身で大柄な、完成された投手体型をしている。スリークォーターから、重い90 mph前半の速球を投げ、左打者に食い込むカッター的なムーブをする。自己最速は96 mph程度。ややカクカクした力の入ったフォームだが、試合後半まで球速を維持できるスタミナもある。そのメカにクスからリリーフを予想するスカウトも多いが、本人は先発に自信を見せている。ただやはり先発だと平均球速はリリーフ時より落ちる傾向はある。また80 mph後半のもう少し曲りの大きいカッターを併用し、これは彼のベストピッチと言われている。またパワーカーブは12-to-6の変化をし、13年、14年とBAから傘下最高のカーブに選ばれた優れたスタッフ。チェンジアップはあまり多く投げず、4番目の球種であるのは間違いない。あまり四球を出さず、制球という点では悪くないが、細かなコマンドはもう一歩で、ストライクを積極的に投げるスタイルと、やや沈みの小さめな速球の球質もあり、被弾が多い。闘争心旺盛な選手で、やや冷静さを欠くことも。
[Background]
カレッジの名門Texas大でプレーし、ソフモアの09年はCollege World Seriesの決勝まで進み、Louisiana State大と対戦。2勝2敗で迎えた最後のエース対決で、BOSでチームメイトになることになるAnthony Ranaudoと投げ合い、敗れて準優勝に終わった。10年は一年後輩のTaylor Jungmannにチームのエースの座を奪われた。それでも各誌からドラ1中盤と予想されていたが、ボーナス要求が高いと見られてスリップ。BOSがドラ2でピックし、$800Kと思ったより安いボーナスで契約できた。
[Profile]
11' : Low-A Greenvilleでプロデビュー。K/BBは良かったが、あまり目立たないスタッツ。トップカレッジ出身で、ドラフト時でBA Top 20という期待度からすると、High-Aにすら昇格できなかったのは物足りなかったが、チームの指示でカッターを封印し、プロの登板間隔に慣れることを重視していたそう。
12' : High-A Salemではドミナントというよりはしっかり投げた程度の登板が多かったが、特にK/BBの良さもあり、安定してイニングを稼いだ。AA Portland昇格後も1試合を除いてしっかり投げた。
13' : AA、AAA Pawtucketで安定した成績を残すと、7/10のSEA戦で大量リードの8回に登板し、MLBデビュー。Clay Buchholzの離脱とAllen Websterの適応失敗で手薄になったMLBのローテで3試合に投げていずれもしっかりとした投球。Jake Peavy加入後はブルペンに移り、既にセットアップに近い立場になっている。ややフライボーラー気味なところが気になるものの、比較的安定した制球力にしっかり奪三振も奪えている。POでは8.2 IPを無失点。WS優勝を決めた第6戦では、セットアップとして8回に登板し、最終回の上原浩二へとつないだ。
14' : 開幕はマイナーで迎えるかと思ったが、Craig Breslowの出遅れにより、一時しのぎとしてMLBのブルペンで開幕。一旦AAAに戻った後はずっと先発で投げた。AAA/MLBを通じて、まずまずの奪三振率と被打率でソリッドに投げていたが、特に後半戦は球威が落ちており、被HR率の高さも気に掛かる。
15' : 開幕前に肘を痛め、PRP療法を試したものの、結局はTJを受けることになり全休。
16' : STから投球を開始していたようだが、セットバックが何度もあり、試合でも試合ごとに不安定な投球。
17' : 長いケガからようやく本格復帰。連投に難のあった前半戦は、ほとんど上に呼ばれなかったが、Matt BarnesやHeath Hembreeに疲れが見えた後半戦は、ブルペンを支えるピースとなった。来季はフルシーズンの貢献に期待。
18' : STから球速低下に悩まされ、オプションがあることもあり、開幕からAAA調整。実績からさすがにMLBに帯同する時間が多く、しっかりとした投球を見せているが、球速が戻り切らないのと、オプションの関係から、人数の都合で中盤以降もAAAに行かされることがあった。
19' : STで好調なスタートだったが、その後デッドアームとなり、そろそろ苦しい立場か、と思ったが開幕から持ち味のカーブを多投することで、被打率が非常に低く、安定した投球を披露。中盤戦以降はクローザーに定着し、最終的に71 IPで29安打と出色のシーズンとなった。
20' : 前年に引き続きクローザーを務めたが、低調なチームでは出番は少なめ。
20' Aug. : Heath Hembreeと共にリリーフ補強を必要としていたPHIへトレード。
20' : PHIでは被打率が跳ね上がり安定感を欠いた。
21' : 就職が難航したが、CHCと1年契約。四球が多くイマイチで5月にリリース。
21' May : マイナー契約でBOSへ出戻り。
21' : Opt Out期限にBOSがアクティブロスターに加え、19試合に投げたが、K/BBが1と悪い時を抜け出せず。
21' Aug. : フラッグディールの枠確保でDFA。FAを選んでいる。
[Comment]
ドラフト時は絶対先発に残れる選手と思ってたけど、速球を含め、本当のアウトピッチがまだないのと、チェンジアップが未完成なこともあって、リリーフと見る人も結構いるみたいです。ただ自分的には、先発としてはしっかりとした球威を持っているし、チェンジアップが多少悪くても、対左をカッターで埋め合わせられる選手だと思っていて、しっかりとした先発になれると思っています。トータルパッケージに優れているし、ドラ2で$800Kというのはスティールだったと思う。プロデビューが楽しみです。
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
長身で大柄な、完成された投手体型をしている。スリークォーターから、重い90 mph前半の速球を投げ、左打者に食い込むカッター的なムーブをする。自己最速は96 mph程度。ややカクカクした力の入ったフォームだが、試合後半まで球速を維持できるスタミナもある。そのメカにクスからリリーフを予想するスカウトも多いが、本人は先発に自信を見せている。ただやはり先発だと平均球速はリリーフ時より落ちる傾向はある。また80 mph後半のもう少し曲りの大きいカッターを併用し、これは彼のベストピッチと言われている。またパワーカーブは12-to-6の変化をし、13年、14年とBAから傘下最高のカーブに選ばれた優れたスタッフ。チェンジアップはあまり多く投げず、4番目の球種であるのは間違いない。あまり四球を出さず、制球という点では悪くないが、細かなコマンドはもう一歩で、ストライクを積極的に投げるスタイルと、やや沈みの小さめな速球の球質もあり、被弾が多い。闘争心旺盛な選手で、やや冷静さを欠くことも。
[Background]
カレッジの名門Texas大でプレーし、ソフモアの09年はCollege World Seriesの決勝まで進み、Louisiana State大と対戦。2勝2敗で迎えた最後のエース対決で、BOSでチームメイトになることになるAnthony Ranaudoと投げ合い、敗れて準優勝に終わった。10年は一年後輩のTaylor Jungmannにチームのエースの座を奪われた。それでも各誌からドラ1中盤と予想されていたが、ボーナス要求が高いと見られてスリップ。BOSがドラ2でピックし、$800Kと思ったより安いボーナスで契約できた。
[Profile]
11' : Low-A Greenvilleでプロデビュー。K/BBは良かったが、あまり目立たないスタッツ。トップカレッジ出身で、ドラフト時でBA Top 20という期待度からすると、High-Aにすら昇格できなかったのは物足りなかったが、チームの指示でカッターを封印し、プロの登板間隔に慣れることを重視していたそう。
12' : High-A Salemではドミナントというよりはしっかり投げた程度の登板が多かったが、特にK/BBの良さもあり、安定してイニングを稼いだ。AA Portland昇格後も1試合を除いてしっかり投げた。
13' : AA、AAA Pawtucketで安定した成績を残すと、7/10のSEA戦で大量リードの8回に登板し、MLBデビュー。Clay Buchholzの離脱とAllen Websterの適応失敗で手薄になったMLBのローテで3試合に投げていずれもしっかりとした投球。Jake Peavy加入後はブルペンに移り、既にセットアップに近い立場になっている。ややフライボーラー気味なところが気になるものの、比較的安定した制球力にしっかり奪三振も奪えている。POでは8.2 IPを無失点。WS優勝を決めた第6戦では、セットアップとして8回に登板し、最終回の上原浩二へとつないだ。
14' : 開幕はマイナーで迎えるかと思ったが、Craig Breslowの出遅れにより、一時しのぎとしてMLBのブルペンで開幕。一旦AAAに戻った後はずっと先発で投げた。AAA/MLBを通じて、まずまずの奪三振率と被打率でソリッドに投げていたが、特に後半戦は球威が落ちており、被HR率の高さも気に掛かる。
15' : 開幕前に肘を痛め、PRP療法を試したものの、結局はTJを受けることになり全休。
16' : STから投球を開始していたようだが、セットバックが何度もあり、試合でも試合ごとに不安定な投球。
17' : 長いケガからようやく本格復帰。連投に難のあった前半戦は、ほとんど上に呼ばれなかったが、Matt BarnesやHeath Hembreeに疲れが見えた後半戦は、ブルペンを支えるピースとなった。来季はフルシーズンの貢献に期待。
18' : STから球速低下に悩まされ、オプションがあることもあり、開幕からAAA調整。実績からさすがにMLBに帯同する時間が多く、しっかりとした投球を見せているが、球速が戻り切らないのと、オプションの関係から、人数の都合で中盤以降もAAAに行かされることがあった。
19' : STで好調なスタートだったが、その後デッドアームとなり、そろそろ苦しい立場か、と思ったが開幕から持ち味のカーブを多投することで、被打率が非常に低く、安定した投球を披露。中盤戦以降はクローザーに定着し、最終的に71 IPで29安打と出色のシーズンとなった。
20' : 前年に引き続きクローザーを務めたが、低調なチームでは出番は少なめ。
20' Aug. : Heath Hembreeと共にリリーフ補強を必要としていたPHIへトレード。
20' : PHIでは被打率が跳ね上がり安定感を欠いた。
21' : 就職が難航したが、CHCと1年契約。四球が多くイマイチで5月にリリース。
21' May : マイナー契約でBOSへ出戻り。
21' : Opt Out期限にBOSがアクティブロスターに加え、19試合に投げたが、K/BBが1と悪い時を抜け出せず。
21' Aug. : フラッグディールの枠確保でDFA。FAを選んでいる。
[Comment]
ドラフト時は絶対先発に残れる選手と思ってたけど、速球を含め、本当のアウトピッチがまだないのと、チェンジアップが未完成なこともあって、リリーフと見る人も結構いるみたいです。ただ自分的には、先発としてはしっかりとした球威を持っているし、チェンジアップが多少悪くても、対左をカッターで埋め合わせられる選手だと思っていて、しっかりとした先発になれると思っています。トータルパッケージに優れているし、ドラ2で$800Kというのはスティールだったと思う。プロデビューが楽しみです。
4 件のコメント:
こんばんわ~。
千葉の方もまだ余震が多くて結構揺れるんじゃないですか?
スリ―クウォーターから投げて速球が
ナチュラルにスライドするって珍しい投手ですよね。
そういや以前いたCoelloなんかも速球の動きはそんな感じでした。実際見てみたいですね。
BFさん
こんにちは~!ウチは浜辺の方なのも関係してるのか、なんかずっと揺れてる気がします(--;)普通にちょっと揺れてても寝れるようになっちゃいましたけど(^_^;)BFさんのところはどうでしょうか?放射能とか大丈夫ですか?
カッター系の変化をする投手は珍しいですね。カッター自体も投げるようですけど、使い分けてるんでしょうかね?カッターがいいなら、シンカーも駆使できるといいんじゃないかなとか思いますけど。またシーズン始まったらレポートが楽しみですね(^-^)
最初の頃は怖かった緊急地震速報にもとうとう慣れて来ましたよ。電車に乗ってるとほとんどの携帯が一斉に鳴りだしてすごいことになりますねw
放射線はやっぱり怖いですし長期化しそうですね・・・。水や作物にも影響出始めたけど
政府や東電を見てるとどの程度信頼していいのやら。
すぐに体に影響が出るレベルではないとか言われても、いつかは影響出るってことかと不安になるだけっすね(^_^;)
水の報道があってから埼玉でもコンビニいってもスーパー行っても水だけは売り切れてどこにも売ってません(^_^;)
ちょっとメジャーのSTでは投手がやや不振でしたね。
一番印象に残ったのは投手ではウィルソンかなあ・・・。ウェイランドは今年は登板と放送が合わず見られませんでした。
BFさん
みんな一斉にウィンウィン鳴りますよね(^_^;)放射能も当然人によって影響は違うだろうし、用心するに越したことはないですよね...母親とかは実家に帰って来いとか言ってます(--;)水も放射性ヨウ素とかは煮沸しても取れないだろうし、困ったもんですね。浄水器とか効果ありそうなんですけどどうなんでしょう。
Wilsonは最初の登板酷かったけど、まずまずスタッフはいい感じでした(^-^)?もうちょっとかかるかもしれませんけど、12年には戦力になるかもですね!
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