2011年8月19日金曜日

11' Draft Results

ちょっと忙しくて少し遅れましたが、今季のドラフトのまとめです。ドラ1の2人には大興奮もその後はやや尻すぼみな感もあり、PITがWASが札束攻勢をかけるなか、Senquez Golsonあたりとも結局契約できず、少し物足りなさも感じますが、ドラ1とドラ1sで4人の指名ができたこともあり、十分に満足いくドラフトができたと思います。BAからは、WAS、ARIに次ぐ、No.3にランクされるよう。Crawfordと契約せずに、Felipe LopezがMLB契約してくれてればどんなドラフトになったでしょうか。


[11' Draft Signing Information]

1. Matt Barnes, RHP ($1.5M)
1. Blake Swihart, C ($2.5M)
1s. Henry Owens, LHP ($1.55M)
1s. Jackie Bradley, Jr., OF ($1.1M)
2. Williams Jerez, OF ($444K)
3. Jordan Weems, C ($500K)
4. Noe Ramirez, RHP ($625K)
5. Mookie Betts, SS/2B ($750K)
6. Miguel Pena, LHP ($85K)
7. Cody Kukuk, LHP ($800K+$160K)
8. Senquez Golson, CF
9. Travis Shaw, 3B ($110K)
10. Cody Koback, CF
11. Kevin Brahney, LHP
12. Deshorn Lake, RHP
13. Matty Ott, RHP ($80K)
14. Michael McCarthy, RHP
15. Braden Kapteyn, RHP/1B ($125K)
16. Daniel Gossett, RHP
17. Blake Forslund, RHP
18. Andrew Jones, RHP
19. Sikes Orvis, 1B
20. Zach Good, LHP ($140K)
21. Austin Davidson, IF
22. Joseph Holtmeyer, RHP
23. Jarrett Brown, LHP
24. Andrew Turocy, CF
25. Taylor Ard, 1B
26. Cody Dill, RH
27. Alex Massey, RHP
28. Brenden Shepard, RHP
29. Matthew Spalding, RHP ($275K)
30. Nick Moore, 3B
31. Tyler Wells, OF
32. Julius Gaines, SS
33. David Chester, 1B
34. Sean Dartnell, LHP
35. Carlos Coste, C
36. Jace Herrera, RHP
37. Robert Youngdahl, OF
38. Tyler Poole, RHP
39. Corey Vogt, RHP
40. Jordan Gross, LHP
41. Matthew Marquis, LF
42. Derek O'Dell, 3B
43. Brandon Downes, OF
44. Matthew Martin, C
45. Matt Gedman, 2B
46. Johnathan Williamson, OF
47. Samuel Wolff, SS
48. David Sosebee, RHP
49. Jadd Schmeltzer, RHP
50. John Gorman, RHP
UD. Robby Scott, LHP
UD. Tim Roberson, C
UD. Nick Natoli, IF
UD. Bryan Johns, UT


[11' Draft Summary]

今季は53人を指名し、内訳は、RHP-19 (HS-9)、LHP-8 (HS-5)、C-4 (HS-4)、1B-4 (HS-1)、2B/SS-5 (HS-4)、3B-3 (HS-2)、OF-10 (HS-5)。基本的にはバランスよく、というようなカンジでしたが、その中ではCFの指名と上位でのLHPの指名がやや目立つ。逆にM-IFの指名は少なかった。RHPは多いが、HSの多くは下位の指名で、ほとんど契約の予定はなかっただろうし、下層のリリーフと言うような選手もいる。

契約期間が終了し、例年通り上位のほとんどと契約。ドラフト全体でもトップクラスの投手であるBarnesを獲れたし、チェンジアップの良いドラ4のN. Ramirezも普通のドラフトならTop50に入り得る、ローテ下位の可能性を十分に持った選手だ。BOSは近年カレッジの投手の方がうまく育ってるし、今季は投手Prospectが全体に全く良いところがなかったから、即戦力の確保は重要だった。右腕では高卒のSpaldingを唯一下位でスティールした。体格やデリバリーは少し不安だが、うまく育てて欲しい。

またBrittonが期待を裏切っている上に、最近あまり良いのが獲れていなかった左腕でもOwens、Kukukと高卒のHigh Ceilingな投手を獲れた。OwensはDaniel Norris (TOR)が結局$2Mで契約したのを見ると、この選択がどう出るかはわからないけど、こればっかりは先にならないとわからないし、今はBOSのスカウティングを信じるしかありません。またそれ以上に個人的にはKukukの印象が良い。体格に、Lesterと比較されるスムーズなデリバリーと上限はかなり高そう。M. Penaなんかもそれなりにリリーフとして有用かもしれない。

野手にしても、やや下層に良いProspectが減ってきたCにSwihart、Weemsと高卒の選手を2人確保。バランス的には1人はカレッジの選手でもとも思うが、まぁそれほど目立つ候補もなかったのはある。

近年高順位で良いProspectを蓄えていた3Bは今季はShawと下位でMooreを獲った。Shawはそこまで大きく育つとは思えないが、MooreはGCLでかなりボールを良く選んでるし、なかなか面白いかもしれない。MiddlebrooksやCecchiniが素晴らしい上に、Vitek、Renfroeなどもいるが、さらに層は厚くなった。一方、1Bは契約しなかったが、Shawは1Bでも使われているし、元々A-Gonがいて、優先度としては高くなかったか。

M-IFは個人的には少し不満かな。結局下位で指名した守備の良いJulius Gainesとは契約しなかったし、$750Kとかなりの額を投じたBettsは2Bの可能性が高いと言われている。Bettsは確かに打撃は良さそうだが、2BはCoyleなどもいるので、どちらかと言えばしっかりSSを務められる選手が欲しかったのだが。

OFに関しては、BOSは元々CF中心のバランスの取れた5ツールタイプを好んでいるが、今季はBrentz、Jacobsなど両翼タイプのProspectの躍進が目立っており、そろそろCFが欲しいところだったので、守備に優れるBradleyの獲得は良かった。さらにツールのあるJerezやもう少し弱いがKobackなども獲っており、十分に良い指名ができたと思う。下位で獲ったMarquisも今のところ大当たりだ。

逃がした選手では、やはりGolsonが最大。Francona監督に飛行場まで迎えに行かせたり、Crawfordに電話させたり、色々動いていたみたいですがね。まぁ、他に多くCFを獲っていたことから、そこまで逃げられて構想に大きく響くということもないが、リスクは大きいものの、ツール的には非常に魅力的な選手だった。BradleyかJerezの辺りで、もう1人High Ceilingな投手を獲って、Golsonと契約していれば、最高と言えるドラフトになっていたと思いますが。

あとは、やはり何人か逃げられた投手がもう少し獲れていればなと。Deshorn Lakeは雑誌によっては、Top100近い評価を受けていた。体格は小さめだが、非常に力のある速球が持ち味で、BOS傘下には欠けているタイプだったので欲しかった。またDaniel Gossettにはかなりのボーナスを提示したが断られたらしい。個人的に3年後最も高い評価を受ける選手になると思う。

Blake Forslundは98 mphほどまで出る右腕だがSophomoreだったこともあり契約できなかった。夏の成績も良くなかったし、まぁ仕方ないかという感じではあるが。Mac Williamsonも同じくSophomoreで、夏の成績はとんでもないレベル。デッドライン寸前では最もスティールしたい選手の1人だったが、この位置ではやはり契約は困難だった。来季は下手すりゃドラ1クラスになるかも。$1M以上提示すれば契約できたんではないかとも思うが。最後にやはりGaines。Bettsに$750Kもかけるなら正直$1M払っても彼が欲しかったのだが。

全体をまとめると、取りあえず絶対に契約しないといけないところは契約したという印象です。M-IF(特にSS)が弱いものの、近年弱めだったLHP、C、CFといったところに、上位で良いProspectを加えられたし、良いドラフトだったと思う。ただ個人的には、近年の投手Prospectの伸び悩みから考えると、もう少し投手重視の指名があっても良かったんではないかとも。ドラ10以降で、他球団のように$500Kを超える額で無理やりというのもあまりなく、一部では物足りなさもあるものの、昨年あたりからこの傾向はあった。Minorはかなり飽和気味ではあるし、しばらくは上位集中が続くでしょう。来季はSSと投手をもう少し重視して欲しいですね。

2 件のコメント:

よつや さんのコメント...

ちょいちょいのぞかせてもらってます。

自分は、2日目以降あまり積極的でなかったのは、実は資金不足が原因と思って、できない英語力を駆使してドラフトに関する記事を追ってたんですが、そうではないようなので、どうしてなのか考えてたんですが、管理人さんのおっしゃるような見方が正しいかもしれませんね。

一応、昨オフはFAと契約延長で資金使ってるし、リバプール買収もあったし、チケットの方も完売記録こそ続いてはいるけどそろそろ途切れそうみたいだし、とか考えると資金の問題か、と思ったりしたんですけどね。

ララ さんのコメント...

よつやさん

こんにちは、はじめまして(^-^)

資金が不足という話はあんましでていませんけど、どうなんでしょうね?どれだけ多くかかっても、$10Mとかそこらだし、FAとかにかける金額にくらべれば微々たるものかとは思うのですが。

まぁこの記事は自分で適当に考えて、雑多に書いてるだけなので、別の見方はあると思いますし、もし別の情報があるなら、また色々教えていただけると嬉しいです(^-^)

ウチのHenryオーナーは金払い良いですけど、まぁ節約というか、賢いお金の使い方しないと、いつまでもこの状況が続くとは思えませんしね。

ドラフトにお金掛けられなくなったら、有望な若手が獲れずに悪循環になりそうですし、そうならないようにしてもらいたいですね!