2010年4月1日木曜日

09'-10' Offseason Boston Red Sox -Transaction3-

年も変わりましたので、Transactionスレッドも新しくしました。ペイロールが限界ギリギリ(というかオーバー気味)なので、もうそう動けないだろうとは思いますが。STは一応オフシーズンとしてこのスレッドで追っていきます(レギュラーシーズン開幕したらスレッドを新しくします)。前記事はこちら


○ 1/4
Released LHP Matt Goodson and IF Zach Borowiak

2人のMinor Leaguerをリリース。


○ 1/5
NYM signed OF Jason Bay

NYMがJason Bayとサイン。一応4年$66MとBOSのオファーより$6M多いだけですが、簡単な条件で5年目$14Mのオプションが行使されるので、実質は5年$80M。BOSは彼のフィジカルにやや不安を抱いていたようなので、どうしても5年は出せなかったそうです。出塁と長打を持つ彼の離脱は痛いけど、4年でもちょっとリスク高いと思ってたので、まぁ仕方ない。NYMから2巡目指名権(現時点で全体59番目)の譲渡とサンドイッチピック(36番目)を付与されます。今季は調停を申請されたFAが少なめでしたから、2巡目でもまずまずの位置ですが、正直Bayのようなトップクラスの選手に対しては(typeSとかにして)、ドラ1プロテクションをなくして欲しい。Manny Ramirez、Craig Hansenらを出して得たBayが抜けてドラ2というのはちょっと納得しがたいです。


○ 1/4
Signed LHP Brian Shouse to a minor league deal

TBからオプションを破棄されてFAになっていたShouseとMinor契約で合意しました。typeBでしたが、Minor契約なのでTBは補填がないみたいです。STに招待されています。昨季は4.50 ERA/1.36 WHIPとまだそれなりに投げていて、Minor契約で捕まえれたのはとてもいいと思います。キャリアを通じて左殺しで有名で、球威はないけど、低いアームスロットからの速球、スライダーで左を抑える。 STでBOSの6、7番目のリリーフスポットを争うことになります。確定メンバーでは左は岡島だけなので、絶対に必要ではないとは言え、6、7番手のうち1つは左の2枚目というスポットという可能性は高いです。まずはRichardsonやF. Castroとそのスポットで競争することになりそうです。


○ 1/6
SEA signed IF Chris Woodward

終盤にMIFバックアップを勤めたChris WoodwardがSEAに出戻り。正直どうでもいい。


○ 1/7
Signed 3B Adrian Beltre

難しいと思われていましたが、なんと$9Mという格安の単年契約(契約金$2M、10年のサラリーが$7M)でBeltreと契約。typeBで指名権譲渡もないし、BOSにとってはこれ以上ない有利な契約条件で契約できました。11年に格安の$5M(10年に640ABを稼げば$10Mになりますが)のプレイヤーオプションが付いており、これはほぼ破棄される(破棄された場合は$1Mを支払う)でしょうが、これにより、AAV(平均年棒)は$7Mとなり、ペイロールぎりぎりのBOSにとってさらに好都合。OAK(?)などからの3年$24Mとかを蹴っての契約だったそうですが、これは色んな要素がBOSに有利に働きました。

大型契約を目指すBeltre & Scott Borasに対し、不況もあって今季の市場は冷え込んでいますが、逆に来季は経済も少し上向くだろう(と信じたい)し、オプション持ちのAramis Ramirez (CHC)のほかはまともなレギュラークラスの3Bがいないので、1年待って、またFenwayで成績を向上させて、来季再び市場に打って出るというプランでしょう。とにもかくにもBOSとBeltreの利害が一致した形。今季は比較的typeAのラインに近いtypeBだったので、市場に打って出れる成績を残すならtypeB以上になるのは堅いでしょう。こけても$5Mで残るなら我慢できます。

Beltreの打撃は引っ張り好きでフリースウィンガーと、あまり評判がよろしくないですが、右打者にとって地獄のSEAのSafeco Fieldの影響も大きく、Home/AwayのスプリットではAwayでは悪くない成績を残しています。Fenwayでは今までの成績は良くないですが、サンプルサイズも少し小さいですし、Homeになるわけなので、あまり気にしすぎないでも良いかと。また打撃面よりも史上でもトップクラスと評される守備面でのグレードアップも大きいです。別に好きなタイプの選手でもないですが、とにかく条件面で理想的ですし、守備面も併せて、Lowell/Kotchmanよりも戦力アップしたことは間違いないので、素晴らしい契約だったと思います。Epsteinさんの評価はまた上がりそうですね。ただこれでサラリーキャップに引っかかりそうなので、再びLowellの放出に向けて動く必要が出てきそうです。


Trade 1B Casey Kotchman to SEA for IF/OF Bill Hall, a PTBNL and cash

Beltreの獲得に伴い、余剰になっていた1B/3Bの中からCasey KotchmanがSEAにトレードされることになったようです(1/7に正式に発表になりました)。トレード自体はすでに合意に達しており、Beltreのフィジカルチェックと正式サインを待って、正式に移動するようです。目的は単純で、サラリーダンプ。Beltreの獲得でLuxury Tax(ラグジュアリータックス:贅沢税)のボーダーである$170Mをオーバーしたことが要因です。BOSの財力的にラグジュアリータックスは払えなくはないけど、次にひっかかると2回目なので30%相当額(1回目は17.5%)になるし、それ以降も3回目以降に対応する額(40%)になってしまうので、ギリギリなんだったらなんとか$170M以内に収めたいところ。

Hallは10年の年棒は$8.4Mですが、複数年契約の場合ペイロールにはAAVで換算されて、$6Mとして計算されますが、SEAからはMILがHallをSEAにトレードした際に10年の年棒負担として付けた$7.5Mがそのままcash(現金)としてBOSに譲られるため、Kotchmanの年棒$3.5M(本当はこれにさらに年棒調停による上昇分が加わる)と併せて、このトレードで$5Mほどペイロールの削減になるみたいです。ただこれでもまだ$170Mを少しオーバーしているようなので(さらにPapelbonなどの年棒調停があるし)、今後もLowellの放出を狙っていくでしょう。

Hall自体は、打力大きく落としており、大して価値を持たないし、場合によってはDFAしてもいいくらいですが、一応元々CFやSSの経験も深く、IF/OF全ポジションを守るUTとして使えるので、Lowellが出せない場合はLowrieをAAAスタートにしてMiddle IFのBackupにできますし(C控え:Varitek、1B/3B/DH控え:Lowell、2B/SS控えHall、OF控え:Hermida)、Lowellが出せるなら、1B控えとしてのスロットに嵌るでしょう(1B/3B控え:Hall、2B/SS控え:Lowrie。ただV. Martinezもいるので1Bで出ることはあまりないでしょうが)。対左では少しだけマシな打者なので右打者が少ないOFの控えとしてもわずかに価値があります。

また、PTBNLはここによるとおそらく18歳の捕手Hassiel Jimenezになるんじゃないかということ。リストの中では唯一のまともなProspectの範疇に入る選手で、昨季はRkのAZLで.277/.362/.373という成績。まだどうなるかは全くわからない選手ですが、捕手だし若いので獲っておいて損はないでしょう。彼が来ると期待したいです。最初はHallの名前が明らかになっていなかったので、もしかしたらJoshua Fields(MLBでは、プロ契約から1年はその選手をトレードできない。Fieldsは08年のドラフトでしたが、当時4年生で09年ドラフトの1週間前まで契約可能だったので契約が遅れた)でももらえるのかな、とちょっと期待したんですが、Hallの方がメインだったことが後でわかりました。


Rescinded the contract of RHP Bob McCrory

先日契約したMcCroryですが、フィジカルに落ちたらしく、契約を取り消されています。


○ 1/11
LAD signed IF Nick Green

Nick GreenはLADへ。2Bが確定してませんから、いいところを選んだかと。昨季後半はSSの守備もなかなかよかったんで出来れば残したい選手でしたが。


○ 1/13
STL signed RHP Charlie Zink

STLがCharlie Zinkと契約。投手再生の上手いチームだし、投手有利の本拠を持つから、もしかしたらMLBで投げて上手くいくこともあるのかもしれません。がんばって欲しい。それにしてもSTLはBOSから拾うことが多いですね。


○ 1/14
Signed LHP Hideki Okajima and signed RHP Jorge Sosa to a minor league deal

岡島と調停回避。$2.75Mで55 G以降は5試合毎に$0.05Mのインセンティブが付く。渡米時に結んだ3年契約(2年+オプション)は09年終了後に切れたのですが、そこでFAになるという条項を解雇した前代理人が入れていなかったため、通常のサービスタイム制と同様に6年間は支配下で、3年目終了時(岡島ならスーパー2に相当してたでしょうが)から調停というルールが適応されるようです。

ただ非保証の契約のようで、成績が少しずつ低下しているのでそこを心配しているのか?代理人の手落ちとは言え、球団側がかなり足元を見てる感じがして、岡島側も気分よく契約というわけにはいかないようですけど、なんとなく保有権のある6年間以降は延長する気はなさそうだし、それならこういう感じになるのかなと。またSosaとMinor契約。大して期待できないけど、ロングリリーフ経験を買ってという感じか。


○ 1/15
RHP Manny Delcarmen, RHP Ramon Ramirez, RHP Jonathan Papelbon and OF Jeremy Harmida filed for arbitration

4人の調停資格者がここまでに契約しておらず、調停者として登録されました。PapelbonとHarmidaは調停までもつれるかも。Epsteinさんはここまで調停0ですがどうか。


Signed RHP Chad Paronto, RHP Scott Patterson, RHP Kelvin Pichardo, IF Ray Chang and UT Christian Colonel to minor league deals

またAAAAタイプのMiLFAと契約。ChangはAA以下かもですが、基本的にはAAAの枠を争うことになりそうです。まずまずパワーがあって、色々守れるColonelはAAAの正3Bになるかも。


○ 1/19
Signed RHP Manny Delcarmen, RHP Ramon Ramirez and RHP Jonathan Papelbon to one year deals and exchanged arbitration figures with OF Jeremy Harmida

Delcarmen、R. Ramirezに加えて、Papelbonもあっさりサイン。Papelbonは$9.35Mでわずかにインセンティブが付く模様。Delcarmenは$0.905M、Ramirezは$1.115Mだそうです。Papelbonは調停2年目投手の最高額。インセンティブを入れても希望の$10Mに届いてないですが、もう11年オフにFAでBOSから出て高額契約を得る気満々なのかもしれませんね。またHermidaとは互いの希望額を交換。BOSが$2.95M、Hermidaが$3.85Mだそうです。


○ 1/22
Signed C Gustavo Molina and Resigned RHP Devern Hansack to minor league deals

Hansackと再契約。昨季はケガでほぼ全休でMiLFAでどこかに行くと思ってましたが。リリーフのデプスくらいで期待か。よく知ってるからなのか、BOSは力量的には微妙でも、再契約することが結構ありますね。また捕手のG. Molinaと契約。捕手で、ベネズエラ出身だけど、有名な捕手一家のMolina兄弟とは関係ありません。守備はいいけど、打力は限られるタイプ。AAAにはM. WagnerとD. Brownがいて、AAにはExpositoと再契約したApodacaがいるけど、昨季もJohn OtnessやCarlos MaldonadoとDLなどで遣り繰りしながら使ってましたから、そんな感じになるんでしょう。


○ 1/26
Signed OF Jeremy Hermida to a one year deal

調停権を持っていた最後の1人のHermidaと$3.345Mで合意。お互いの要求額のほぼ中間を取った感じ。個人的な感想はちょっと高いかなというイメージで、FLAがNon-tenderを考えてたのもわかる気がします。そこまで過度の期待はしてませんが、才能自体はあるし、できればLFのレギュラーを奪うくらいになってくれるといい契約になるんですが。


○ 2/1
Signed RHP Joe Nelson to a minor league deal

Shouseに続いて、TBからFAになっていたリリーフのNelsonとマイナー契約です。下積みの長い選手で、これもShouseと共通しますが、BOS傘下にいたこともあります。08年にFLAで開花した選手ですが、そのオフにNon-tender。08年は素晴らしかっただけに、これはちょっと驚きでした。速球は90 mph前後で、これとチェンジアップで攻める。ブレイキングボールも一応は持ちますが、基本的にはツーピッチの選手です。

制球もややアバウトで、基本的には08年は投手有利の本拠でのフロックだったという印象ですが、去年のTBでもケガなどもあってDFAされたとは言え、成績的にはボチボチというくらいには投げています。多少下り坂でしょうが、まだ35歳でリリーフとしてはそこそこ働き盛りといえる年齢でもあります。まぁ取り合えずは獲っておいても損はないと言うしかないです。


TB signed IF Angel Chavez

昨季AAAで3Bを守っていたAngel ChavezがTBへ。


○ 2/10
Claimed RHP Gaby Hernandez off waivers from SEA
Designated RHP Robert Manuel for assignement

WaiverでSEAからG. Hernandezを獲得。元々は非常に評価の高かったProspectで、04年のNYMのドラ3。05年のオフにはPaul LoDucaとのトレードで、FLA行き。08年の夏にはArthur Rhodesとのトレードで今度はSEAへ。 05~07年は組織のNo.3、08年はNo.5、09年はNo.15と、最近まで評価が高かったですが、08年は投手の墓場のFLAのAAAでボロボロ。09年もSEAのAAAでイマイチで評価が落ちていました。

速球への評価が高かったProspectでしたが、昨年はケガもあってプラスと言われていた評価は少し低減。今でも87-93 mphですから、先発としては悪くないけれど、球威自体も思ったほど伸びなかったとは言われています。カーブは多少リファインされ切ってはいないですが、まずまず平均から平均以上のピッチ。ただチェンジアップが平均以下で先発としては弱いか。

典型的な伸び悩みProspectですが、まだ23歳とまずまず若く、球威がそれなりにあるという点ではWaiverで獲っとくには悪くないと言えます。しばらくはAAAの先発を務めそうですが、チェンジアップが弱いからリリーフに移す可能性もあり。40人ロスターがすでに埋まっていましたから、同じく今オフSEAからWaiverで獲っていたManuelをDFA。リプレースとしてはいい方向だと思います。


○ 2/11
Purchased the contract of LHP D. Tyler Wilson from Pensacola (Ind. League) and signed him to a minor league deal

独立リーグから左腕のD. T. Wilsonを獲得。08年のドラフトでも同じ名前のTyler Wilsonという選手を獲っているので注意です。04年のドラフトでATLに入団しましたが、08年後にリリース。92 mphまで出る速球に良いチェンジアップと平凡なカーブを持ち三振を奪えますが、制球力には欠けています。対左の方が良くないので、イマイチ使いづらいような印象。


○ 2/12
Outrighted RHP Robert Manuel to AAA

ManuelがWaiverを通過。AAA行きです。


○ 2/22
Signed 1B Brett Harper to a minor league deal

昨季はAAAレベルで19発とまずまずパワーのあるB. Harperと契約。昨季のAAAの打力はホントに酷く、本来SSでそれとしても打てないレベル選手が1Bに入ったりしてましたから、それよりはマシかな。Batesは昨季はLarsと同時起用のためLFを守ってましたけど、今季もそういう機会があるのかな?そうでなければ、HarperはDHで使うしかないですが。


Released LHP Jose Capellan and RHP Edwin Moreno

Edwin Morenoは今冬に獲ったばかりですが、よりいい選手とリプレースしたという感じ。Jose Capellanは元々は期待された左腕で、08年前にはRule5で指名されたりもしてましたけど、ここ1、2年は制球難が酷く、この冬のウィンターリーグでも全く改善の気配なしだったので仕方ないか。


○ 3/1
Claimed RHP Casey Fien off waivers from DET
Designated RHP Gaby Hernandez for assignement

DETからDFAされていたリリーフのFienをClaim。40人ロスター枠確保のためにこの前獲得していたG. HernandezがDFAされています。元々期待されていたから、どこかが獲るかも。Fienは26歳で、昨季はDETのAAAでクローザーを勤めていました。MiLBでの成績は優秀ですが、昨季はMLBデビューで打ち込まれています。

最速93 mphの速球に、スライダーの典型的な2ピッチリリーバー。Minorの成績では奪三振力の高さとともに、制球力もいい部類に入っていますが、MLBでやっていくには、支配的な球種がなく、もう少しコマンドの改善が必要か。個人的にはHernandezにもそこまでの期待はしてませんでしたけど、このレベルのリリーフにわざわざロスター枠を割くのもどうかという気がしますが。


○ 3/3
KC Claimed RHP Gaby Hernandez off waivers from BOS

WaiverにかけていたGaby HernandezがKCにClaimされました。KCなら使うこともあるかも。でも1回パスしてるんですけどね...


○ 3/4
TOR Claimed RHP Casey Fien off waivers from BOS

Waiverで獲ったばかりのCasey FienをさらにWaiverにかけたようで、TORがClaim。こちらも前回はパスしてるんですが、一応STが開始したため60-day DLが活用できるようになったというのがあるみたいです。まぁ惜しいというほどでもないか。ロスターが1つ空きましたけどどうするかな?


○ 3/8
Reassigned OF Zach Daeges to minor league camp

Daegesがまたケガのようです。正念場なんですけどね。


Signed OF Jacoby Ellsbury, IF Jed Lowrie, RHP Clay Buchholz, RHP Daniel Bard, IF Tug Hulett, RHP Ramon A. Ramirez, OF Josh Reddick, C Dusty Brown, RHP Michael Bowden, 1B/OF Aaron Bates, LHP Dustin Richardson, LHP Felix Doubront and C Mark Wagner to one-year deals

調停資格なしの選手たちと契約。


○ 3/10
Signed IF Nomar Garciaparra to a minor league deal and Garciaparra then retired

Nomarと1日だけ契約。引退しました。まぎれもないBOSの生え抜きスターで、アメリカのこういうところはいいなぁと思います。個人的には04年のPOくらいからBOSを応援してるので、彼がBOSでプレーしているのは実はあまり見たことがないんですが、本当にお疲れ様でしたと言いたいですね。


○ 3/14
Optioned SS Jose Iglesias to AA
Reassigned RHP Casey Kelly, RHP Adam Mills, RHP Kyle Weiland, RHP Randor Bierd, LHP Kris Johnson, RHP Robert Manuel, 1B Lars Anderson, C Luis Exposito, SS Yamaico Navarro, OF Ryan Kalish and OF Che-Hsuan Lin to minor league camp

J. IglesiasがAAにオプション。まだ実際にAAかHi-Aのどちらで開幕するかはわからないですが。あとは今回は顔見せに近かったProspectがマイナーキャンプに送り返されています。


○ 3/15
Received LHP Armando Zerpa back from LAD pursuant to rule5

TB経由でLADに行っていたZerpaが帰ってきました。まぁ25人に残ると思ってなかったので順当か。


○ 3/17
Optioned LHP Dustin Richardson to AAA

Richardsonがoption。ケガもあったし、しょうがない。特にコマンドとセカンドピッチを磨いて欲しいですね。


RHP Richie Lentz retired

こちらはショッキングなニュース。リリーフProspectのRichie Lentzが引退です。昨季は肩のケガもあって苦しんだけど、AFLではまずまず投げていました。ただそのAFLの最終登板で、春先に痛めた肩を再び痛めたのが引退の原因となってしまったよう。とにかく凄まじい奪三振率を誇り、最大限成長すればクローザーすら可能と言われていただけにとても残念です。お疲れさまでした。


○ 3/18
Aquired RHP Miguel Celestino as a PTBNL from SEA for the trade of Casey Kotchman

捕手Prospectが来るなんて噂もあったPTBNLでしたが、結局20歳の右腕Celestinoに。Rkクラスで3年かかっており、正直印象はよくないですが、6' 6"の長身から、90 mph前半の沈む速球を投げるというところがBOSの好みかなと思います。カーブとチェンジアップも持つ。XSTのあと、SS-AかGCLか?


○ 3/20
Signed LHP Alan Embree to a minor league deal

Embreeとマイナー契約。ロスター入りで$0.5Mで、4/15以降はロスター入りできなければFAになれるそうです。懐かしい...もう40歳のベテランだけど、速球にそこそこ威力があって、これとスライダーで左を殺すタイプ。彼を獲ったということは、Shouseの働きに満足していないのか?


Optioned LHP Felix Doubront and C Mark Wagner to AAA
Reassigned IF Gil Velazquez to minor camp

DoubrontとWagnerがoption。共にSTでは好調で評価を上げています。AAAでしっかり結果を残せば、今季中にデビューできるでしょう。またVelazquezはケガ。DLスタート確定か。


○ 3/21
Received 3B/1B Jorge Jimenez back from FLA pursuant to rule5


HOU経由でFLAに行っていたJimenezが帰ってきました。Logan Morrisonが不調だったし、左打ちなので共に右打ちのGaby SanchezとJorge Cantuの控えとして、ロスターに残るかと思っていましたが。FLAは返却ではなく、トレードの可能性も探ってたようですが、BOSにとっても有用だし断ったのかな?順当にAAAのレギュラーを務めるかと思います。


Signed RHP Zach Hammes to a minor league

右腕のHammesと契約。02年のLADのドラ2で期待されていた選手。94 mphに達する球威があり、スライダーとチェンジアップを投げる。制球難で、目立った成績を残せず、昨季は引退していましたが、高卒でドラフトなのでまだ25歳と若い。制球を改善できればリリーフになるくらいのポテンシャルはあるのかも。


○ 3/23
Optioned RHP Michael Bowden, RHP Ramon A. Ramirez and 1B/OF Aaron Bates to AAA
Reassigned RHP Jorge Sosa to minor league camp
Invited 3B/1B Jorge Jimenez to major league camp

JimenezがMLBに呼ばれたほか、何人かがMinor送り。JimenezはRule5で帰ってきたので状態を見たいのでしょう。Batesは打てずで、AAAで修行か。R. A. Ramirezは球威はあったけど、コマンドがぼろぼろだそうで、DFA候補。ちょっと驚いたのはBowdenで、フォーム変更はいい方向みたいですが、まだ完全にはものにできてないみたいで、こちらもAAAで磨くことになります。


○ 3/25
Released LHP Brian Shouse, RHP Josh Papelbon, LHP D. Tyler Wilson, RHP Dustin Mercadante, RHP Wilfi Santana. IF Tom DiBenedetto, 1B Pedro Chourio and OF Reid Engel

Brian ShouseとMinor選手がリリースされています。ShouseはSTでERA0点台だったけど、BOSはEmbreeを獲るなど、あまり評価していなかった模様。他はなんとなくリリースが想像できた選手が多いですが、Reid Engelは残念。05年ドラフトでブレイクした07年以外は低調でしたが、ツールはあったし、高卒だったこともあって、年齢より上のレベルでプレーしていたので。やはりBOSは高卒野手を育てるのが下手ですね。どこかに拾ってもらえるといいですが。あとはPapelbon弟もリリース。成績的には良かったけど、なかなか昇格できずで、モチベーションも下がってたのかも...


○ 3/26
Signed LHP Scott Schoeneweis to a minor league deal

MILからリリースされていた左腕のSchoeneweisと契約。ロスター入りで$0.5Mだそう。Embreeも打たれてさらに重ねてきた感じですが、何かを期待するのは酷かな。NYMではなかなかの左殺しでしたが、それにしてはやや年棒が高めという印象。90 mph前後の速球とスライダーでレパートリー的にも平凡。36歳とShouseやEmbreeよりは若いですが。そういやTORにいたなぁとか。


Acquired IF Kevin Frandsen from SF for a PTBNL or cash considerations

IFのデプスとしてSFからFrandsenを獲得。見返りはPTBNLか現金で、多分このレベルなら現金を選ぶかと思います。元々はSF傘下のTop Propspectでしたが、今では平凡なAAAAタイプのIF。個人的にはSFのプレイヤーってあんまし好きじゃないんですよね(SFファンの方には失礼ですが)。なんか「帯に・・・」的な選手が多い気がして。一応SSも守りますが評価は低く、HulettのSS守備を懸念しているとしてもこの動きは微妙。Hulettは打つには打ってるし。


Optioned LHP Fabio Castro to AAA

左腕のCastroをオプション。先発もできるけどRichardsonの準備が整うまで、まだちょっとかかりそうだし、左のリリーフのデプスとしてこちらで使うかと思います。STではまずまず投げていた方で、他の選手よりは置いておく価値はあるような気がします。


○ 3/29
Optioned C Dusty Brown and IF Kevin Frandsen to AAA
Reassignment C Gustavo Molina and 3B/1B Jorge Jimenez to minor league camp

4人がMinor送り。FrandsenはMLBのバックアップよりはAAAのデプスということですね。


○ 3/30
Released RHP Austin Bailey, RHP Jorge Sosa, RHP Scott Patterson, RHP Chad Rhodes, IF Christian Colonel and OF Kade Keowen

Austin Baileyがとうとうリリース。素晴らしい才能を持っていたのに残念です。どこかでBaseballを続ける意志はあるのでしょうか。あとはKade Keowenもリリース。ドラフト時はBAでTop200に入る選手だったけど、粗すぎてダメでしたね。昨季は10 HRと少しパワーを見せ始めていたので、あと1年は見るかと思っていましたけど。


Signed OF Jorge Padron as a Int. FA

キューバからの亡命選手のPadronを獲得しました。$0.35Kだそう。23歳で左打ち。コンタクト能力は評価されますが、パワーは限定的。左投手に苦しんでいるみたいだし、ポジションもLFということで、どこかで向上しないとちょっと中途半端な選手になりかねません。ただ$1Mくらいはいくと思われていたので、この額ならありかと思います。High-Aあたりでスタートが予想されますが、まずXSTに残るかも。


○ 3/31
Signed RHP Wilson Matos and C Brian Peterson to minor league deals

Matosは22歳のドミニカン。4年でまだSS-Aまでしか経験がないですが、比較的三振を奪っています。制球がイマイチで、年齢もあり、それほど大きくは期待できませんが、XSTで見てよければという感じか。Bri. Pertersonはキャッチャーのデプス。


Released RHP Felix Ventura

Felix Venturaがリリース。契約時にすでに21歳だったこともあり、年齢がいってましたが、08年はLow-Aで印象的でした。ただ昨季は再びLow-Aでダメ。BOSのドミニカ担当のスカウトになるようです。


○ 4/2
Released RHP Chad Povich, 1B Brett Harper and 2B Jeff Natale

3人のMinor Leaguerをリリース。Jeff Nataleはちょっともったいない。AAAで常にOBP .400付近を残してましたし。守備がダメなので、もう少しパワーがあったら。Brett HarperはJimenezの復帰で追い出された形。


Optioned IF Tug Hulett to AAA
Reassigned RHP Fernando Cabrera to minor league camp

HulettとF. CabreraがAAAへ。HulettLowellが残留したので。


○ 4/3
Optioned OF Josh Reddick to AAA

ReddickがAAAへ。STでは素晴らしく、早く定着して欲しいですね。


○ 4/5
Released C/1B Ty Weeden and 1B Mike Jones

比較的期待されていた選手たちですが、どちらも1Bとしての打力を示せず。Ty Weedenはとにかくケガがキャリアを閉ざした形。やっぱりみんなケガなく育って欲しいです。

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